2回
2023/12 訪問
コロンブスの卵的な衝撃:蔵王あんみつ
何で今までやってなかったのかと思える組み合わせが最高に美味しかったです。
1sara様のレビューで認知したお店。有楽町に来たついでで来店。土曜のお昼過ぎは店前に2重の行列ができています。
レトロな食品サンプルを見ながら、10分ほどで店内へ。奥に長い座席部分は20名ほど入るのが精一杯という広さ。塗り壁に和紙で作ったランプシェードや行灯が、レトロ感を演出しています。
一番奥の長机に相席で案内された私。お茶と引き換えに、お店で一番人気らしい蔵王あんみつ(税込\890)を注文します。
「蔵王あんみつ」を頼んではみたものの、似たルックスの「ソフトあんみつ」や「ソフト白玉ぜんざい」と何が違うのか事後に調べてみる。「蔵王」と「ソフト」のあんみつの違いは、後者が小豆の餡、前者が金時豆の甘煮なんだとか。ソフト白玉ぜんざいは、ソフトあんみつに寒天をout、白玉をinした品らしい。
それを調べ終えたところでうず高いソフトの器が。歴史感じるスプーンと、黒蜜用のミニピッチャーが添えられています。
ソフトが型崩れしないところから、ソフトの濃厚さと、店員さんの技を感じます。
底を混ぜて、ソフトと金時豆と寒天をスプーンに合わせて一口。
甘い。うまい。乳脂肪分の濃厚な甘さと、金時豆のねっとりとした甘みの組み合わせ。そこに寒天の食感が加わります。特に金時豆の舌触りと、豆のでんぷん質な甘さがいいですね。
よく考えれば小豆だって豆を甘く煮たもので、それをクリームと今まで合わせていたのに、なぜ金時豆と今まで組み合わせなかったのだろうと、ひらめきと若干の後悔。レビュータイトルのとおり、コロンブスの卵のような感覚を覚えました。
そこに更なる甘さの黒蜜を一回し。黒糖の香りが更にプラスされ、これで甘さの三重奏。それぞれがケンカせず、寒天の食感とみずみずしさを引き立てているように思えます。
食べていたら寂しくなるほどに器が空になってしまいました。
個人店にしては珍しく、クレジットもお支払いに使えるみたい。キャッシュレスでお会計を済ませてお店を後にします。
金時豆の甘さに、ソフトクリームと黒蜜の甘さが合わさった一杯。久々に感動した甘味物でした。
ごちそうさまでした。
2024/01/08 更新
変わらず美味しい蔵王あんみつをいただきました。
有楽町に来て、久々に行ってみたいと思ったのが、こちらの甘味処。午後3時前の店前には数組の行列ができています。
20分ほど待って案内されました。5つしかないテーブルの1つを一人で占領するのは申し訳ないです…
前回もいただいた蔵王あんみつ(税込\980)をお茶をいただくのと同時にオーダー。すぐに提供していただきました。寒天と金時豆の上に、ソフトクリームの山。
ソフトクリームが濃厚で美味しいのは勿論ですが、金時も豆の舌触りと甘さを両立したもの。舌触りの細かさがクリームと相性がいいんです。
そしてそれが固めの寒天とも良い。お互いの食感を邪魔しない組み合わせです。
そこに新たな甘さとして、黒蜜を投入。黒糖の雑味もまた甘さのいいアクセントになっています。たっぷりかけても甘すぎないのが不思議です。
テーブル占領の申し訳無さもあって、すぐに食べ終えてしまいました。カードでお会計を済ませてお店を後にします。
変わらず美味しい蔵王あんみつ。寒天と金時豆とソフトクリーム、そして黒蜜との相性が抜群です。
ごちそうさまでした。