だるま3世さんが投稿した馬車道十番館 レストラン(神奈川/関内)の口コミ詳細

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だるま3世の濃い口グルメガイド

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馬車道十番館 レストラン馬車道、関内、桜木町/フレンチ、洋食、ステーキ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2025/02 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

特別な日に特別なレストランで特別なコースを

シチュエーションも含めて、全てが特別なディナーになりました。
少し前のレビューですがご了承ください。

ビスカウトで有名な馬車道十番館。馬の水飲み場が表玄関にあるくらい歴史あるレンガ造りの建物です。
その3階はレストランになっていて、チューリップ型のシャンデリアの下で、フレンチをいただくことができます。

普段は夕食の口コミでも、スーパーの半額惣菜やレストラン街のお店がほぼメイン。
そんな自分が今日は「スペシャルコース」なるコースをオーダー。3階の「ポートルーム」なる個室でいただける、名前の通り特別なコースです。
写真は撮り忘れてしまいましたが、ヨーロッパや横浜の古地図が飾られ、ナプキンがお皿にセットされている様は荘厳さも覚えます。
グラスやお皿には、こちらのお店のガス灯のマークが付いています。

お値段は2名で54,450円。2名ほどのスタッフがつきっきりで接客いただけるコースです。
最初にブリュットのグラスシャンパンで乾杯。追加でワインなどをオーダーできましたが、その後のドリンクはお冷のみとしました。
荘厳な雰囲気につき途中からしか写真を撮っていませんが、メニュー名はホームページから参考にしました。


●キャビアフラッペ
氷とガラスの器に盛られたキャビア。その下にパンケーキ風の小さなパン、そして薬味。
このキャビアと薬味を混ぜ合わせ、パンに包んでいただくそうです。しかもキャビアは金属に触れると変質するそうで、その為のスプーンとナイフは全て貝殻で作られています。
キャビアをちゃんとキャビアとしていただいたのは初めてな気がします。同じ魚卵のイクラよりも味や塩気が濃く、たらこよりも香りのクセが少なく感じました。
薬味は4種類(玉ねぎ、ピクルス、クリームチーズ、ミモザ)。個人的にはピクルスの酸味を合わせたくなります。

●十番館自家製パン
小さい器に置かれるパンは、ライ麦パンとシャンピニオン。
ライ麦パンは深いブラウン色で、口に運ぶとハーブの香り。フェンネルシードを練り込んでいるようです。焼き立てのサクサク音が食欲をそそります。
シャンピニオンはバタール風の表面のカリカリと食感。バターも提供されますが、それが不要に思えるほどバターの香りが強いです。

●タラバ蟹・ズワイ蟹のシャルロット
コールスロー風にキャベツと和えて寄せた前菜。2種類のカニの違いは厳密にわかりませんが、カニの旨味と食感が味わえます。
周囲にはトマトとマヨネーズのソース。シャルロットの味を邪魔しません。

●フォワ・グラのソテー コリアンダーソース
10年以上ぶりのフォアグラ。しっかりソテーされているので、表面のカリカリ感と内側のクリーミー感を同時に味わえます。
「コリアンダーソース」と聞いて、グリーンの香りが強いものを想像していましたが、出てきたのはデミグラスに種のコリアンダーをペッパー的に添えたもの。
青臭くない、種の香りがいいアクセントになります。

●鮑の白ワイン蒸し タプナードと彩ソース
柔らかい食感のアワビ。噛めば噛むほど貝の旨味を感じます。
これをパプリカのソースや、オリーブやアンチョビを和えた「タプナード」と合わせていただきます。

●活オマール海老のグリル
こちらはコースを始める際に調理方法を指定できます。お店オススメとしてグリルにしました。
身が詰まり、食感をしっかり感じるオマール海老に合わせるのは、同じく食感を感じるオリーブと茸のソース。淡白な動物系の味にきのこの旨味が加わります。
ハサミの部分はオランデーズ風のソースでいただきます。

そして小さいカップが登場したので、「ここでコーヒーが出てくるの?」と思ったら、中はオマール海老のビスク。
膜も張らないうちにいただくと、エビの旨味香りが濃厚に感じられました。

●黒毛和牛フィレ肉のポワレ トリュフソース
大きいお皿の中心にフィレ肉。さらにその上にスライストリュフ。これで世界三大珍味をコンプリートしました。
ミディアムな焼き具合のフィレ肉を、芳醇な香りのソースと共にいただきます。

●クレープシュゼット
デザートは2種類から選べますが、今回はクレープシュゼットのワゴンサービスをお願いしました。
担当はコックさんではなく、今までサーブいただいたウェイターさん。タキシード姿でワゴンのコンロを使って作っていきます。
カラメルを作ってからバターとフレッシュオレンジジュースを入れて沸かし、部屋の照明を落とします。
そこからは写真タイム。オレンジリキュール(グランマニエ)とコニャック(レミーマルタンVSOP)を着火するまで沸かし、高い位置からフランベ。
完全燃焼した青い炎が昇り龍のよう。フライパンから上がる赤い炎との対比もキレイです。

眼の前に置かれたオレンジのソースの器。そのソースが染みたクレープ生地は柔らかでも弾力があります。
オレンジのフレッシュジュースなので、ツンとした舌触りがあるのかと思いきや、フランベの効果か洋酒のまろやかさか、その感覚はなく、オレンジベースでもまろやかな舌触りを感じます。
そこに添えるのはバニラアイス。温かい生地の後に口に入れて温度差を楽しむのもいいですし、オレンジソースに沈めて、合わせてクリーミーさをプラスするのも乙です。

●コーヒーまたは紅茶
メニュー上は「コーヒー」と書かれていましたが、紅茶も選べるみたいです。
私はコーヒーを選択。口直しにぴったりな深煎りで香りの強いコーヒーでした。


ちなみに私事ですが、このフルコースをいただいた後に、お付き合いしていた女性にプロポーズし、受け入れていただきました。
スタッフの方も慣れているのか、用意した花束の渡し方や、写真の撮影にも慣れた様子でした。
スペシャルコースという名前と共に、個人的にも人生に2度と無いスペシャルな経験になりました。


馬車道の洋館で、本当に特別な、スペシャルなディナーコースでした。
ごちそうさまでした。

  • 活オマール海老のグリル

  • オマール海老のビスク

  • 黒毛和牛フィレ肉のポワレ トリュフソース

  • クレープシュゼット

  • アイスを添えて

  • クレープシュゼットを作っていただく

  • 夜はイルミネーションも綺麗です。

  • ポートルームの室内(イラストやさんからも拝借)

2025/06/08 更新

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