立ち食い蕎麦と赤提灯と純米酒さんが投稿したjiü(東京/門前仲町)の口コミ詳細

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364日飲んでる少食マン

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jiü門前仲町、越中島、木場/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.2
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2025/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.2
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

渡辺料理店プロデュースの薪火フレンチのお店

空間設計・料理構成ともに完成度が高く、開店間もないとは思えないクオリティ。

建物は三階建てで、今回は二階のテーブル席を利用。
無垢の木目を生かした年輪状のプレートが印象的で、料理を引き立てる演出としても機能していた。ナプキンやカトラリーなどのセッティングも統一感があり洗練されている。

コースは全10皿構成。スタートは5種のアミューズから。
桜肉のタルタル、ズワイガニとキャビアのタルト、フォアグラのテリーヌなど、すべてが一口サイズながら技法や香りの変化が感じられる内容。

続くスープは新玉葱のポタージュに春の山菜と雲丹を加えた一皿。
泡による香ばしさがアクセントになり、甘みとのバランスが秀逸。

魚料理は鰆のミキュイ。ロメインレタスやホタルイカと組み合わされ、歯ごたえや温度感にメリハリがある構成。
リゾットにはトリュフがたっぷり削られ、薪焼き野菜の香ばしさが加わることで印象が一段と深まる。

肉料理はメインが選択制。仏産ピゴール豚を選択しました。キャベツのミルフィーユ仕立てです。
薪火で火入れされた豚の旨味にキャベツの甘さが重なり、濃厚な黒胡麻ソースが全体を引き締めていた。

ドリンクはフランス中心のラインナップ。
確認できた範囲では、パスカル・ジョリヴェのサンセールとブラン・フュメ、トリンバックのリースリング、トプノ・メルムのパストゥグラン、ボルドー右岸シャトー・レ・トロワ・クロワ(2019)など。料理との相性もよく、丁寧に設計されていた。

デザートは丸ごと無花果を使った一皿や、黒胡麻のマカロンなど。
木片に盛られて提供される演出が薪火というテーマとリンクしており、最後まで世界観が一貫している。

厨房から伝わる薪の炎と香り、テンポよく供される料理、空間全体の構成力。
料理だけでなく体験そのものがデザインされている印象。予約困難なお店です。

2025/09/15 更新

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