レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2013/10訪問 2013/10/19
「そば処 又八庵」は、敦賀市の山間にある、まさに秘境の蕎麦屋さんだ。
国道8号線を、敦賀から滋賀県境方向に走ると、山あいに刀根集落に向かう交差点がある。
そこにぽつんと建っているのがこの看板。
案内どおり奥に進むと、杉箸という集落に「又八庵」さんはある。
川沿いにかなり奥のほうに入るので、最初はちょっと不安になってしまうかもしれない。
まさに秘境といっていいような場所だ。
お店はバスの転回場所に接していて、裏側にはこんな風景が。
杉箸アカカンバという敦賀の伝統野菜だ。
こじんまりとしたお店では、人懐っこいおかあさんと、物静かだが愛想の良いご主人が迎えてくれる。
注文すると、まず出していただけるのが、おつまみの漬物と佃煮。
ほどなく登場、おすすめの「又八」です。
おろしそばなのだが、通常版である「おろしそば」がぶっかけであるのに対し、この「又八」はつけ麺での提供。
実はこの「又八」のつけツユには、先ほどの「アカカンバ」をお好みで加えていただけるのだ。
ぱっと見、紫辛味大根のようにも見えるが、実は赤カブの一種。
カブ独特の甘みと香りが、ここでしか味わえない独特の美味しさを醸し出している。
無論、ぶっかけじゃないので、ツユを浸ける前の蕎麦切りの香りも堪能できる。
十割の蕎麦は細めで、実に繊細。
でありながら、なかなかしっかりとコシを残している。
ご主人、相当の打ちの技術をお持ちのようだ。
しかも「アカカンバ」もご自身で生産されているとのこと。
土日、祝日しか営業されていない、秘境のお店。
実はあまり人に教えたくないのだ…。
詳しくは… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11642559698.html
3位
1回
2013/10訪問 2013/10/06
レトロな、田舎の分校のような外観の「神山菜庵」。
神山地産地消の会が母体となって営まれている農家レストランである。
この「神山菜庵」さん、なんと、営業は土曜日のお昼どきだけという、まさに幻の蕎麦屋さんなのだ。
土日のみのお店というのは、たまにあるが、土曜日、それもわずか3時間だけの営業というのは、まさにレア中のレア。
しかも、ここのそば定食は実にオススメなのだ。
入店したら、まず注文を告げて、靴を脱いでから2階に上がる。
メニューはわずか3種類。ゆえに「お品書き」も存在しないのだ。
2階はがらんとした空間。地区の集会場のような感じだ。
備え付けられたお茶をセルフでいただいていると…。
ほどなく来ました。
この値段で採算大丈夫なのかと思ってしまう、なかなか豪華な内容。
柚子風味の生ハムサラダ、煮物が2点、むかごの胡麻和え。そして、塩麹のお漬けもの。
サラダと香の物には秋キュウリ使用。
なんとも農家らしいという言い方が適切なのかわからないが、どれもがホッとさせてくれる美味しさ。
ご飯の旨みもさすがです♪
天婦羅は、海老1尾と地元産の野菜4種。
実にカラリとした揚げ具合。こちらは、こういった農家レストランにありがちな家庭的な感じでなく、いい意味で期待を裏切らせてくれるもの。
しかも、塩でいただけるというのが嬉しい。
メインのおろしそば。
中細の蕎麦切りは、しっかり歯ごたえを残しつつ柔らかいのど越し。
無論、越前なので「つるん」というタイプではないが、実に、なかなか旨い蕎麦である。
詳しくは… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11628908631.html
4位
2回
2022/12訪問 2022/12/17
「リストランテ パニエ」さんは、越前市で最も老舗の本格派イタリアン。
シックなお店を、シェフおひとり、ホールのほうは奥様がこれまたおひとりで切り盛りされています。
そんなパニエさんは、県内でも、早い時期からカニのパスタを提供されてきたお店。
今シーズンのセイコガニパスタのレポートは、パニエさんからスタートです。
この時期しかいただけない冬の恵みセイコガニと生パスタのコンビネーションには、やはり心が躍ります。
そう、パニエさんでは一昨年くらいから、ほぼすべてのパスタメニューが生麺になっているのです。
はたして、今年のパニエさんのセイコガニパスタは…?
もちろん期間限定、数に限りありの品なので、前日にしっかり予約してお伺いしました。
まずは前菜として「生ハムのサラダ」 ¥1,400 を。
濃厚な豚生ハムですが、ベビーリーフ、スナップエンドウなどと一緒に、バルサミコソースで爽やかにいただけます。
キャロットラペも繊細でいいですね。
そして今日のお目当て「セイコガニのオイルソースリングイネ」 ¥2,600 の登場です!!
セイコガニの甲羅を生かし、ミソと内子(あかミソ)が中に詰められて、麺の上に盛り付けられています。
なんともソソる姿ですね。
その甲羅の下には、カニ身(脚など)と外子(卵)が、麺とともにオイルソースをまとっているのが見えます。
そう、オイルソースというのも、セイコガニのパスタとして希少ですよね。
宝石箱のような甲羅の中身すべてを、残さないよう麺の上に広げます。
これまた、たまらないルックスですね~。
リングイネなので、カニのうまみが実によく絡みます。
麺のコシと内子の舌触りと濃厚な味わい。そして外子のプチプチ感。
堪能させていただきました。
このオイルの具合がまた絶妙で、けっしてオイリーすぎることなく、すっきりと楽しめますね。
自家焼きのフォカッチャでお皿のソースをしっかり絡めとり、最後のひと口に別れを惜しみます。
食後には「アールグレイと洋なしのタルト」 ¥580 と「コーヒー」 ¥400 を。
いやー、充実したひとときを楽しませていただきました。
セイコガニシーズン、まだまだ続いてほしいってのが本音なんですが、やはり12月末まで…。
皆様も、この期間にパニエさんのセイコパスタをぜひ。ランチタイムにも提供されている模様です。
お急ぎください!!
お気に入りのイタリアンのお店「パニエ」。
道路側からは目立たないが…。
エントランスを入ると、センス良くまとめられた店内の装飾が、席へと誘います。
ダイニングにはラウンドした大きな窓が取られ、庭の木立が。
とても落ち着いたスペースだ。
まずは「オードブル4品盛り」。
どれもハイクオリティです。ワインが進みますねー。
「帆立のシチリア風」はスパイシーでワイルドな味わい。
そして、イチオシの「カニのクリームスパゲティ」がこれ。
極細のアルデンテの麺に…
クリームソースには、紅ズワイガニの足がたっぷり♪
旨みが溶け込んでます。
カニの身が、このボリューム感で迫ってくるのだ!! おおーん!!!!
パスタはセットが可能。フォカッチャ、サラダ、ソフトドリンクが付きます。
そうそう、ボロネーゼもとびきり美味いんです。
カウンター席もオサレ。
実はこのお店、越前市では最も老舗の本格派イタリアンレストラン。
最近、「ピエトロ」が鯖江に再オープンしたが、その「ピエトロ」が武生に店を最初に構えた当時にいたシェフが、「ピエトロ」開店から数年後に独立して開いたお店なのだ。
熟成された美味を、一度試してみてはいかがでしょう?
詳しくは… http://plaza.rakuten.co.jp/donvolga/diary/201204140000/
追記!!「甘エビのリングイネ トマトソース」… http://plaza.rakuten.co.jp/donvolga/diary/201210040000/
追記!!「イワシのスパゲッティ」… http://donvolga.mitelog.jp/curry/2013/12/post-8cd7.html
5位
1回
2013/05訪問 2016/05/21
こだわりツユの「おろしそば」(追記!!「ボルガライス」「パリ丼」「げっぷそば」)
「和伊屋」さんといえば、あの 彦摩呂さんもお召し上がり のオリジナルなボルガライスで有名なお店。
イベント等での 「ボルガボール」 でもお馴染みかもしれない。
その「和伊屋」さんが、新しく店舗を準備中なのがここ「和伊屋 常安楽院」だ。
仮営業中のと情報を得たので、さっそく試してまいりました!!
で、お店のほうはまだ建築中ということだが、食事の場所はこちら。
寺院「常安楽院」の本堂なのだ!!
さすがはお寺の本堂だ。とーっても広い。
しかも床の間付きのお座敷だ!!
仮営業中のため、メニューは「おろしそば」一本。
十割のそばきりは、武生ではやや細めに分類されよう。
のど越しよく、しかも歯ごたえも良く生かされている。
新規メニューとは思えない出来栄え。なかなかの打ち手とお見受けした。
特筆すべきはこだわりのツユ。
生醤油主体が多いこの地域にあって、出汁ベースの旨みタイプなのだ。
お聞きしたところ、コンブだし+椎茸、あとは企業秘密??
「和伊屋 常安楽院」さんの本格始動は、6月初め頃とのこと。
建築中のお店、正確にはキッチンが建築中で、先の本堂へケータリングしての提供というスタイルになるらしい。
なかなか面白いアイデアだ。
パスタはもちろん、「新しいボルガライス」も提供予定とのこと。本当に本格営業が楽しみなお店!!
仮営業の当面のご予定は、GW期間中とのことだ。
そして、すぐ隣には県指定史跡の「小丸城址」。
戦国の佐々成政の居城だったところだ。
最も古い時期の平城の遺構とも言われている。こちらも一見の価値あり!!
詳しくは… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11241911598.html
6月末からお店が本格オープン!!
ボルガライスや、パスタなどの提供がスタートしました。
追記!!「ボルガライス」… http://plaza.rakuten.co.jp/donvolga/diary/201208170000/
追記!!「パリ丼」… http://donvolga.seesaa.net/article/301011154.html
追記!!「げっぷそば」… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11547899487.html
6位
1回
2013/11訪問 2013/11/05
南越前町、南条の365号線に面しているのに、なぜか秘密のお店。
表からだと「ハウスドクター」って表示が目に入ってきて、どこから入っていいものやら迷いますねぇ。
足を踏み入れると、内部はこんな素敵なギャラリーになっている。
一角にはカウンターがしつらえられ、いくつかテーブルが配されています。
そんな「土の花」では、こんな優しいランチがいただけるのだ。
まず目につくのが、この器。
心が感じられるお惣菜が少しずつ乗せられて、なんともかわいいのだ。
この日の海鮮はお刺身。
そして、ふっくらと焼きあげられたハンバーグ。
山椒味噌の甘味と香りでいただく、白いおむすび。
これらの乗っている器は、ハスの葉のモチーフだろうか。
いずれも、地元で採れた野菜と、旬の食材を使ったものばかり。
特に気に入ったのがこれ。
蕪の蒸しあんかけ。カブ独特の甘味がうまく生かされています。
食後のコーヒーも手抜きなし。
しかも、こんなちっちゃいマシュマロが。
なんとこれ、胡麻風味で、真ん中には小さな胡麻餡入りという手の込みよう。
で、店名からもおわかりかも…。
そう、ここの奥さまは陶芸作家をされているのだ。お食事に使われる食器もすべてその手によるもの。
この日、ハスランチをいただいた、上記のギャラリーから奥に入った部屋では、このように奥さまの素敵な作品を見ることができるのです。
こんな素敵な焼き物に囲まれて、美味しいものを味わうひと時を過ごせるなんて。
なんて幸せ♪
詳しくは… http://plaza.rakuten.co.jp/donvolga/diary/201311040000/
7位
3回
2019/01訪問 2019/01/14
落ち着いた雰囲気の中でお食事ができる穴場的スポット (再訪!! 「天せいろ」「そばバイキング」)
紫式部公園の隣にある「藤波亭」…
観光休憩所のお食事処である。
「おろしそば」に小さい「カツ丼」がセットされたランチメニュー。
小鉢、デザート、食後のコーヒーが付く。
どんぶりは「たまご」も選べるが、やはり「ソースカツ丼」行っとこう。
カツ丼は平均的なウスター系の味。ゴマが振られている。
そして、カツの下にはシャキシャキのキャベツが。
おろしそばはぶっかけタイプ。
つゆは醤油をベースにしたあっさり系。辛さのパンチが少し足りないようにも思うが、無難においしい。
そばはやや柔らかめだが、しっかりとした手打ちである。
いい蕎麦だ。もう少しキャラがはっきりできれば、さらにいいと思う。
藤波亭にはこんな座敷も用意されている。
比較的落ち着いた雰囲気の中でお食事ができる、穴場的スポットだ。
詳しくは… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11052343928.html
再訪!! 「天せいろ」… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11106307498.html
再々訪!! 「そばバイキング」… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11491657000.html
8位
9回
2023/07訪問 2023/07/06
「いせや」さんは、江戸時代後期、文政年間の1820年創業という。
同じく武生の「うるしや」さんと同時期の創業ということになる老舗だ。
文政、19世紀初頭というと、ちょうどヨーロッパ世界が現代世界につながる経済成長をスタートさせる時期。
日本江戸では、この頃からお伊勢おかげ参りがブームになってきたらしい。
異国船打払令が出されたり、シーボルト事件が起こったりと、近代に向けて江戸時代がザワつき始める時期でもあったようだ。
お店の由来書きによると…
越前府中(武生の旧称)に移封された殿様に、呉服商「いせや」が同行して来たらしく、その子にあたる弥助さんが開業したそば店が「いせや」さんとのことだ。
当時トレンディな店名であったこともうかがえる。
そんな、200年もの伝統をつなぐお店を、気軽に普段使いさせていただけることに改めて感謝したい気持ちになる。
いつもいただく、越前市産そば粉を使う手打ちそばは二八とのこと。
そして、ソースカツ丼、ボルガライス等、何を食べても外さないというのがまた、「いせや」さんの嬉しいところだ。
今回は「日替わりランチ(平日限定)」¥950 をいただいた。
店頭のホワイトボードに記されたとおり、今日は、鶏カラアゲ、吉川ナスの田楽、そしてオクラッキョなるオリジナルな一品。
過不足ない分量、すっきりとフラットで確かな味付け。
やはり、今回も決して外すことはありませんでした。ごちそうさまでした。
出前でオムライスを頼んだら、ちょっとびっくり。
こりゃ、まるでコアラのようだ!!
偶然にしてはありえないのではと、写真に収めました。
お味のほうは、いつもどおり安定の美味しさです。
食べたいと思い立ったらどうにも抑えられない。
雪が降りしきる中、行ってまいりました。
玄関にはこんなんが。「いらっしゃいませ、ぽんぽこりん」
渋い、そば屋らしい店内のお品書き。でも、ほんとメニューは豊富です。
きたきた~~♪ サラダ付いてます。
ここのカツは、いわゆる味かつ。
ウスター系のソースかつ丼にのっているものと同じ。切れ目は入ってません。
というわけで、お箸で(も)いただくボルガです。
かかっているたれはデミソースとケチャップのコラボ。
シンプルなライスもうまいです。
詳しくは … http://plaza.rakuten.co.jp/donvolga/diary/201101300000/
再訪!! 「かつ丼(ソース)」… http://donvolga.seesaa.net/article/227257829.html
再々訪!! 「中華そば」… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11151842390.html
再々々訪 「ソースとんかつカレー」… http://donvolga.mitelog.jp/curry/2012/05/post-f29f.html
さらに記事あります。探してみてね。… http://donvolga.jimdo.com/
9位
1回
2013/03訪問 2013/10/07
玄関を入ると、真正面に立派な座敷。
こっちは落ち着くテーブル席。(ほっ…)
このお店で頼む時は、ソースでなく「たまごのかつ丼」と決めているのである。
カツの肉には切れ目が入っていない。多分ヒレで、とってもやわらかいから、不要なのだ。
とろとろ玉子に、汁のあまくどさがいい。
お蕎麦のほうも、さすがは今立地区。コシがあり大変美味しいです。
来店する人のほとんどが「たまごかつ丼セット」を注文するという、たまごカツ丼の名店である。
詳しくは … http://donvolga.seesaa.net/article/227261482.html
再訪!! 「ソースカツ丼」… http://donvolga.seesaa.net/article/359097566.html
10位
1回
2013/07訪問 2013/07/28
今庄には美味しい蕎麦のお店が点在しているが、この「今庄 そばの里」は土日祝日のみの営業。
ということで、一般にはあまり知られていないようだが、わずかなお値段でなんとも贅沢な時間を味わえる、なかなかの良店なのだ。
店舗は、古い民家を移築したもの。
少し前までは茅葺だったが、さすがにメンテが大変なのか、屋根材を葺き替えたようだ。
店内には囲炉裏がふたつ。
ふすまを挟んだ向いにある座敷に席をとると、まず出されるのが「薬草茶」。
お店で栽培している薬草をベースにした、言ってみれば和風のハーブティー。なんとも優しい風味だ。
次に、アペタイザーとしてこの「水蕎麦」が♪
「水蕎麦」とは、蕎麦切りを水に浮かべて提供されるもの。
最近は、「塩蕎麦」とともにテレビでもたまに紹介されるようになってきた、蕎麦切りそのものの味わい方だ。
蕎麦のもつ甘味、香りが、実によく楽しめる。
そして、いよいよメインと言うか、注文した「おろしそば」が登場。
詳しくは… http://ameblo.jp/donvolga/entry-11572422075.html
「口喜(KOUKI)」という名のおにぎりやさん。
おにぎりcafeというコンセプトのお店だ。
週替わりのランチセット。
この日は、かつ煮鍋、豚しょうが焼き、ハンバーグおろしポン酢の中からひとつをからチョイス。
ハンバーグおろしポン酢にしてみた。
メインのおにぎりは、毎日10種類以上から2個を選べます。
自分のお気に入りは「菜飯」(左側のおにぎり)。
充実した内容でありながら手ごろなお値段。
おにぎりは、1時頃をすぎるとほぼ完売となるようです。お早めに!!
詳しくは … http://plaza.rakuten.co.jp/donvolga/diary/201108010000/