どらやきちゃん1133さんが投稿した雅じん(東京/神楽坂)の口コミ詳細

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アラサーグルメちゃん日記

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雅じん神楽坂、江戸川橋、牛込神楽坂/日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

素材と器が語る夜。一皿ごとに季節が立ち上がる心が整う日本料理

神楽坂の路地にひっそりと灯る一軒、「雅じん」。
予約制の扉を開けると、柔らかな灯りと内装。
器はどれも見惚れるようなものばかり。

※食べた中から一部抜粋して記載

たまごの殻で作られたという、
繊細な美しいグラスに、エビスビールを注ぎ乾杯からスタート。

南京まんじゅう
蟹のほぐし身がそっと包まれており、かぼちゃの甘みがまろやかに広がる。
秋の光を掬ったような、穏やかな始まり。

香茸の炊き合わせ
香りにややケミカルな個性がありながら、旨味が深く輪郭がくっきり。
森の湿り気を思わせる、力のある一品。

わたりがに・ひしがにの醤油漬け
うにの濃厚な甘みと、醤油の熟成香が見事に重なる。
舌の上で旨味が層を成し、静かな余韻が続く。

和牛と松茸の焼き合わせ
香ばしい脂の甘みと松茸の香気が溶け合い、まさに“秋の火入れ”。
噛むほどに旨味が染み出す。

すっぽん西京焼き
西京味噌のコクとすっぽんの滋味が見事に調和。
口の中で静かに広がる温かさに、思わずほっとする。

ご飯:特製土鍋炊き
700度に耐える特製土鍋。
炊き上げられたご飯は、10分ほどで完成するという。
一粒一粒が立ち、香り立ちが美しい。
“火と土の味”を感じる、料理の締めくくり。
ここにお漬物と梅のちりめんじゃこなどが加わり、さらに満足度が高くなる。
さんまは梅との相性◎でふっくら美味しい。

甘味:梨と白い羊羹
最後に供されたのは、立派な梨と白い羊羹。
この羊羹は店主の手作りで、時期によって味が変わるとのこと。その時のお楽しみ。
口に含むと、すっと溶けて上品な甘みが広がり、
秋の夜にふさわしい静かな余韻を残してくれる。

日本酒は美味しくて、飲みやすいものをペアリングしていただき、レアな日本酒もお目にかかれました…!
おちょこを選べるところも嬉しいポイント◎

料理はどれも「間」が美しい。
器、火、素材、温度──そのすべてが整えられた世界。
ご主人の所作、語り口、間の取り方にも品があり、
この空間そのものが一つの“作品”のよう。

大切に作られたひとつひとつを、
観て、聞いて、食べて、味わって、大切にいただく静謐で贅沢な夜。
器の物語を味わえるのも嬉しい。
そして、最後の一口の羊羹までが、まるで余白のように美しかったです(美味しかったです)✨

2025/10/20 更新

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