恵比寿ライダーさんが投稿した小料理きょうわ(沖縄/宮古島市)の口コミ詳細

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恵比寿ライダー (東京都) 認証済

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閉店小料理きょうわ宮古島市/日本料理

1

  • 夜の点数:4.9

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2013/04 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

あらゆるものを削ぎ落とした先にある究極境地

宮古島に来ています。

目的は2つ「八重干潮」への参加と「小料理きょうわ」さんへ訪問するためです。


昨年の秋くらいだったかなぁ、久しくしている飲食業界の方から「宮古島にとんでもない店がある」という話を聞いていました。
調べてみるとその店は「1日2組限定」の完全予約制。
にもかかわらずランチは1000円~、夜も2000円~と言う、びっくりするような低価格設定。

そんな店大丈夫なんだろうか?!と、やや半信半疑でしたので、八重干潮と被せて行ってみようと思ったのです。

平良中心街からタクシーで3~4メーターほど、時間にすると10分程度でお店に到着します。
するとご主人が店頭でお出迎えしてくださいました。

4月10日の夜、もちろん私1人の貸切でコーススタートです。


あまりにも料金が安いので申し訳ないと思い「アラカルトで何か注文できますか?」とお尋ねしたところ、「いえコースのみでアラカルトはやっておりません」と。
聞けば、予約された人数と時間に合わせて食材の調達を行っているので、そういった別皿注文分の食材を用意していないそうです。
それではと、オリオンビール&さんぴん茶をオーダーしました。


その拘り具合に違わず、こちら小料理きょうわさん、まず使っている食材が素晴らしいです。

なにせ沖縄の3大高級魚として入手困難なアカジンをお造りと〆のお茶漬けに用いたり。
※ちなみに他2種は「マクブとアカマチ」です。アカジンは特に貴重で築地にも出回りません。

さらに「天然のもずく」
通常の料理店で提供されているのは「養殖もずく」です。
この養殖物は太くて色もやや黒いのですが、天然物は細くてやや緑色なのが特徴。
4月の第1週~第3週限定で提供しているという事で、これを黒糖酢で頂きました。


極めつけは入手困難で有名な石嶺豆腐をたっぷり使ったイソフエフキと車麸の汁物。
直径50センチはあろうか?!という巨大なお皿で登場したので「大きいですね」と漏らすと、たとえお客様が1人でも「魚に包丁を入れずに調理する必要がある」ので、これだけ大きな器になってしまうのだとか。

食材へのこだわりだけでなく、調理へのこだわりも並々ならぬものを感じます。


そして今、肉業界で注目の「宮古牛」。
松坂牛は有名ですが、そこへ出荷しているのが幼牛の宮古牛とのこと。
ご主人が使う部位は脚の付け根の部分のみ、なぜかというと、そこだけサシの入り方が違うのだそうです。
表面を軽くあぶって海ぶどうと一緒に頂きました。


普段はあまり飲まない私も、今日ばかりはオリオンビールが進んじゃって・・・。
ぐいぐい飲んでしまいました。


約90分に及ぶ美食の祭典。
どの料理も完成度が高く、宮古島の食材を使った京都の老舗料亭でお食事をしている感覚。

しかし、それら料亭との最大の違いは、1皿1皿に俗人的な「欲」を全く感じない事でしょうか。

通常1日のお客数を限定するこうしたお店の場合、客単価を上げなければ利益になりません。
しかし、ランチで1000円~2000円、夜が2000円~3000円という超低価格。
人間界でいうところの無欲とかのレベルではなくて、本当に料理が好きな仙人しかできない事でしょう。
今回のコースも飲み物入れて3600円です・・・。

魂と愛情を注ぎこんだ各皿は神憑り、これまでに味わったことがないほど感動的で、言葉にすることさえ憚れるものでした。


東京の3つ星レストランを遥か眼下に見下ろす雲上で、天上界の料理を頂いた。
そんな感想です。

  • 天上界の料理。もう死んでもいいと思えるほど美味で、最期の晩餐にふさわしいお店

  • パパイヤのサラダ。ほんのり甘くてゴマの風味が食欲をそそりますな

  • 先付5品。料亭で経験していたご主人らしく、盛りつけはまさに京都。

  • 青菜と果物パパイヤのあえもの

  • 石嶺豆腐ともずくを合わせたもの

  • 島らっきょう。

  • 冬瓜

  • ナーベラー

  • 天然のもずく。養殖は色が黒くて太いのですが、天然ものは細くてより緑色です。

  • 高級魚「アカジン」のお造り

  • わさびはおろさず、包丁で叩いています

  • ご主人がアカジンの図鑑をもってきてくれました

  • こちらが実物のアカジン。翌日のお客様に提供するもの。

  • イソフエフキと車麸、入手困難な石嶺豆腐、アーサーの巨大汁物。なんと贅沢なんだ。

  • こちらが日本一と呼び声高い石嶺豆腐。

  • 宮古牛のたたき。松坂牛の幼牛です。

  • ほどよいサシがあるのは、脚の付け根の部分だけだそうです。

  • そして牛の横にはうみぶどうが。プリプリで朝採れたもの。

  • ぜんまいのような野草の天ぷら

  • こちらも宮古島で採れる野草

  • アーサーの天ぷら。

  • 京都の抹茶塩

  • 京都の庭をイメージし、デザインしてみました・・・

  • アカジンとアーサーの炊き込みご飯

  • 半分ほど頂いたらお茶漬けに

  • いやはや絶品とはこのことか

  • 走りのパッションフルーツ。そのためヨーグルトと寒天を混ぜてマイルドにしているそう。

  • オリオンビールがすすむ!

  • こちらはさんぴん茶。

  • 冷めないようにポットで提供してくれます

  • 1日2組限定。今夜はわたし一人の貸切です。

  • 飲み物のメニュー

  • お店の名刺

  • 宮古島伝統のオトーリは危険なため禁止だそうです

  • ひっそりと目立たぬ看板。

2013/04/14 更新

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