B-Chironさんが投稿した日本料理 TOBIUME(福岡/本城)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

B-Chironのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、B-Chironさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

日本料理 TOBIUME本城/日本料理

1

  • 昼の点数:4.6

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/09 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

「白眉」の出来_精彩を放つ一皿一皿

平日のランチで利用。

メニューは昼も夜も

白梅(月替わりショート会席) 8,000円
紅梅(少数多皿の会席料理)  15,000円

と分かりやすい2部構成。
夜行かないとベストが出てこないというわけじゃないのもいいです。

15,000円の会席を2名で予約。

店に着くと玄関でお出迎え、席まで案内していただきます。
席に着くと壁一面のセラーに日本酒やワインなどが多種並び興味をそそります。
お酒好きの方は今流行りのペアリングで楽しめる。
残念ながら今回は車&昼なので見なかったことにしました。

店内は運よく?貸し切り状態で会食に「集中」できる環境。
店主も満席よりは料理に集中できるのではないか、という私の勝手な妄想で料理がスタートする。

お品書きには冒頭に「長月~去りゆく夏~」と書かれており、その下に店主の想いを端的に現したコメントが続きます。

一皿一皿出てくるまでどういう食材を使ったどんな料理か分からないので、運ばれてきた料理を口に運んでから店主の「想い」を知る。これはこれで一興かなと。

料理ですが地元北九州の「地場食材」が中心で、「芦屋で鱧取れるんだぁ」とか、若松はトマトやアスパラ有名だけど「オクラ」や「コシヒカリ」、「トウモロコシ」もあるんだぁ、なんて新しい発見もあって地元の魅力を再認識。

さて、食べログ風寸評です。
食材や料理の名前が分からないので覚えてる範囲で失礼します。

①蘇生【野菜たちの雫】 
野菜の旨味を凝縮したスープとのことですが、若松有毛で採れた「ゴールドラッシュ」というスイートコーンの味が前面に出た「コーン茶風スープ」です。車なので食前酒ではなかったのか、ここから料理がスタートします。

②開演【藍より出でて ~両羽船長、極の赤~】
青は藍より出でて藍より青し、好きな諺です。 
新鮮なウニの下にジュレと更に卵豆腐が隠されていて、ワサビをほんのり効かせて食すとウニの風味とコクが際立ちます。

③素潜【秋の気配】
カニ身の上に「梨の刻み」と「栗」を鰹節のように細かく「スライサー」したものがまぶしてあります。
梨のシャキシャキした食感と甘みがアクセントになり、そこに栗の風味が相まって秋の気配を感じさせる面白い一品。
付随している酢橘を軽く絞ることで完成します。

④地の利【"3秒"と"80分"】
関門で取れたタコを「さっと茹でたもの」と、時間をかけて「柔らか煮」にしたもの。茹でダコの上には梅肉。
ベースに若松産の「オクラ」を新鮮なまますったもの、同じく若松産の「コーン」を軽く炙ったものが添えてあります。
タコの「柔らか煮」がかなり美味い。80分かけただけのことはあります。
新鮮なオクラも以前静岡で食べた自然薯なみにトロ~っとしていて美味しい。

⑤遊び心【鮎の塩焼き??】
「長野県松本産」の鮎を一匹丸ごと塩焼き??ではなく、鮎の「旨味全て」を凝縮したスープ(セロリ葉添え)。
鮎の塩焼きを皮ごと食らう、そしてはらわたの程よい苦み、その旨味をギュギュギュっと極限まで凝縮した逸品です。旨し。

⑥海味【筑前海の恵みと漁師の想い】
筑前芦屋で獲れた「クエ」と「アジ」の御造り。
芦屋でクエ獲れるんだぁと感心しつつ単純に美味しい。
新鮮なアジは臭みもなく弾力もあって薬味がいい塩梅。

⑦紡ぐ【北九州の地焼き】
天然鰻の蒲焼きに温泉卵がほんのりまぶしてあります。
皮が想像以上にパリッパリになっており、身はふっくら。
香り豊かな蒲焼きに仕上がっています。
蒲焼きの旨さは知ってるけど、これは更に美味いわー。

⑧滋味【”夏”に実る”冬”】
漆器のお椀かと思いきやガラスで出来ているとのこと。びっくり。
冬瓜(トウガン)とモロヘイヤの椀物。

⑨大地【吊るされた”ザブトン”~鍋しぎの再構築~】
サブトン(ハネシタ)のローストビーフ3段重ね。
間に味噌で和えた薬味がサンドされていて、一番上はそのままお肉自体を味わう。
2段目で薬味を少し肉に包んで味わう。
一番下の3段目、最後はウッと来る肉の脂身を最大限和らげるため、多めの薬味が一番下に引いてあり「心配り」を感じる。
間違いのない一品。

⑩瑞穂【かつ丼】
ご飯の上に海苔を挟んで芦屋の「鱧の竜田揚げ」にウニとワサビが乗っている変わり種の「丼物」。
鱧をカリッと揚げることによって鱧の皮?骨切り?した部分の食感が更にカリカリッとなり(醤油で下味付けてるから?)、鱧のフワッフワの身と相まってとにかく美味しい。
ちなみに米は若松産コシヒカリ。
最高の「かつ丼」です。

⑪異文化【ワインとチーズの美味しい関係】
イチジクのワイン煮にバニラとチーズケーキが載ったデザート。
これも美味しかった。
イチジクのワイン煮がかなり美味で、そこにバニラやチーズケーキが合わさればもう「いう事なし」。

⑫終焉【岡天夫】
わらび餅です。
私的に好きな「洛匠の草わらび餅」とまではいきませんが十分美味しいです。

丼ものの前にほうじ茶、終焉のわらび餅の時に
「COFFEE」
「薄茶(奥八女の抹茶)」
「オーガニックハーブティー(ノンカフェイン)」
「星の紅茶」の4種から1つ選びます。

私は奥八女「星野製茶園」が作る星の紅茶を注文。
嫌な渋みも少なくとても飲みやすい「和紅茶」でした。

総合すると4.6点
ただどこかで全国の美味い食材を自由に使ったトビウメworldを味わってみたいという思いもあります。

ちなみに妻は率直に5.0だと言っていました。
単純にここ10年くらい食べた料理の中で一番美味しいと。

評判通り美味しいかった made in 「TOBIUME」の「日本料理」。

季節を意識したものも多いので春夏秋冬、お財布が許すときは店主の「想い」を酌みに行きたいものです。
ご馳走様でした。

2023/03/11 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ