1回
2025/09 訪問
料理は進化する
トキシラズ・北海道産西瓜のジュレ・発酵枝豆
トキシラズ・北海道産西瓜のジュレ・発酵枝豆
鱧 淡路産百合根 トムヤンクン
鱧 淡路産百合根 トムヤンクン
ポピアトート(タイの春巻き) 鰻
ポピアトート(タイの春巻き) 鰻
気仙沼産フカヒレ タイ薬膳
気仙沼産フカヒレ タイ薬膳
気仙沼産フカヒレ タイ薬膳
佐渡島より黒鮑 パッタイ そして、鮑の肝ソース
佐渡島より黒鮑 パッタイ そして、鮑の肝ソース
太刀魚 ミアン・プラー(タイの魚のすり身料理) エゴマ
太刀魚 ミアン・プラー(タイの魚のすり身料理) エゴマ
近江牛 神戸牛 ラープ(タイ東北部のひき肉料理)
近江牛 神戸牛 ラープ(タイ東北部のひき肉料理)
2025/10/07 更新
素晴らしいディナー
料理は進化することの証明
和食とタイ料理
最初は実験的な料理なのかとも想像したが、実際には非常に高い完成度のディナー
和食はこうあるべきなどに縛られない自由な発想と素晴らしい味のバランス感
鮑の肝ソースをパッタイに合わせるとこれほどの絶品になるのかと心地よい驚き
ただ、そこにはただ合わせただけでなく、味が完璧に合うようにパッタイも肝ソースも十分に仕掛けが施されており、それによりここまでの高い完成度になる
ディナーは2部構成で、第一部はコース料理、第二部はご飯を中心におかずと合わせていくスタイル
全てが考え抜かれており、そこには美食家ビアさんのセンス、料理人との素晴らしいコンビネーション、チームワークの良さが感じられる
◆第一部
トキシラズ・北海道産西瓜のジュレ・発酵枝豆
西瓜のジュレは出汁も入っており、心地よい存在感
トキシラズに西瓜が合うのかと想像できなかったが、完璧に合っている
鱧 淡路産百合根 トムヤンクン
鱧をトムヤンクンに浸す
トムヤンクンは鱧に合わせて旨み側にかなり振っており、辛味は最低限
鱧に負けない百合根で食感がより強調される
全体として、ここまでバランスが取れていることに驚く
ポピアトート(タイの春巻き) 鰻
湯葉で巻かれた春巻き、中は鰻
そして、鰻丼をすこしイメージして、その下には神酒に餅米を混ぜたペースト
トキシラズから鱧、そして、鰻の春巻きで食感が入りやすい
気仙沼産フカヒレ タイ薬膳
上質なるフカヒレ
しっかりと天日干しされた気仙沼産のフカヒレは味の深みだけでなく広がりが強く、頂くほどに世界観に入っていく
そして、フカヒレの旨みが強調されるようなスープによりとてもわかりやすい美味しさ
佐渡島より黒鮑 パッタイ そして、鮑の肝ソース
絶品
鮑の肝ソースはパッタイに合うように少し酸味も強くなっていると思われる
パッタイは米粉を使う分水の吸収が高くびちゃびちゃになりやすいがこれをドライに仕上げ肝ソースとのバランスを絶妙に保った至極の一品
これだけでももう一度食べに来たいと強く感じる絶品さ
太刀魚 ミアン・プラー(タイの魚のすり身料理) エゴマ
胡麻の風味がグッとくる太刀魚
そこにタイらしいハーブが織り混ざりスッと広がる美味しさ
近江牛 神戸牛 ラープ(タイ東北部のひき肉料理)
第一部の締めはビーフだが、ここにひき肉という食感を持ってきていることのセンスの良さ
さらに、ナンプラーや香草と近江牛、神戸牛という上質な脂っぽさが絶妙に混じる
これは最高に美味い
◆第二部
サムラップ・アーハーン・タイ
トムセープ タイハーブ 季節の魚
ガイヤーン クミン ターメリック
朴葉 黒さつま鶏
パッパクブン・ファイデーン
空心菜
鰻 オースワン
炊き立てジャスミン米
ジャスミン米は土鍋で焼くことで香りが少し強調されているだけでなく、おそらく柔らかさが出ている
これに様々なおかずを合わせていくカジュアルなスタイルと上質な品々
◆DRINK
ペアリング