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昼の点数:4.1
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.6
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|雰囲気 3.7
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| 酒・ドリンク- ]
清湯ながらも鶏の力強さに折り重なる旨味、そしてスキのない肉具材の数々! クリアー中川
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クリアー中川
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クリアー中川(麺のアップ)
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券売機(2017年7月)
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2017/07/25 更新
淡路にある「This is 中川」へと初訪問してきました!
こちらのお店はずっと行きたいと思っていたのですよね!
さて、こちらのお店は「This is 中川」と主に呼ばれてますが、
実際は「This is 中川 これはなかがわです。」となっています!
率直に言って「なんだこりゃ」と思ってしまうような店名ですが、
店主さんのインタビュー記事を読むと意外と由来は深いのですね!
もともと自分の姓の「中川」を入れたいと思っていたそうですが、
なかなか自分の中でしっくりと来る名前がつかなかったそうです!
そこで相談していた方から「中川を表現したいと考えてるのなら、
『This is 中川』でいいんじゃないの」と提案を受けたそうです!
要するに「これが中川のラーメンなんだ」という強い意思表示ですね!
ただ、そこに「和訳したのも入れたほうが面白い」という提案もあり、
直訳的な和訳が入ったことで一気に脱力系の名前になったそうです!笑
こちらの店主さんは「縁乃助商店」の店主さんでもあるのですが、
こちらのお店が分離してから、両者の評価が数段上がった印象があるのですよね!
というのも、「縁乃助商店」は初期は「とろっと」と「さらっと」の
食べやすい白湯と清湯の2種類のラーメンを提供していたのですが、
清湯ラーメンの分離方針にともない、「縁乃助商店」は濃厚路線に傾倒、
その結果として非常に個性の強い2店舗体制へと移行しましたからね!
なので、こちらのお店は単なるセカンドブランドという位置づけではなく、
中川店主のラーメンの一つのコアな部分を示すお店となっています!
しかもお店は一人で切り盛りされているので非常に大変なのですよね!
「中川のラーメンなのだから、自分一人で」ということなのでしょう!
ユーモア感もありながら、同時にほとばしる熱意も見えてきますね!
到着は開店直前だったので限定10食のチャーシュー麺も残ってましたが、
自分はこのお店の基本のスープをまず味わいたいと思ったことから、
巨大なチャーシューはスルーして普通にオススメの清湯を注文しました!
この清湯は開店当初は「1983 NAKAGAWA 塩」という名前でしたが、
現在ではシンプル化して「クリアー中川」という名前になっています!
また少々変な構成だった券売機も今ではずいぶんシンプルになってます!(*゚ー゚)
というわけで、こちらのデフォである「クリアー中川」が来ました!
ほぉー、見た感じは遊び心にあふれるラーメンという感じですね!
右奥に見える不思議な泡、手前のカラフルなあられが目につきます!
◎スープ
まずはスープですが・・・うわっ、このスープ、何という深さでしょう!(●・ω・)
スープを一口飲んだだけでその旨味、コクの深みに圧倒されましたね!
自分が飲んだときにまず感じたのは鶏のどっしりとした旨味を中心に据えつつ、
複合的な旨味が絡み合い、なおかつ丸みのあるタレが重なるという印象でしたが、
どうもこのスープは素材の種類をあえて極限まで抑えてるようなのですよね!
開店したときのコンセプトが「豚骨使わない、魚介使わない」だったわけで、
なおかつスープの風味がダイレクトに伝わる塩ラーメンというテーマですから、
その制約の中で旨い一杯を作るというのはものすごく難しいはずなのですよね!
どうもこちらのお店は、まずとことん鶏の旨味を引き出すことを考えて、
そこに牛肉(牛すじ?)の旨味を重ねるという形を取っているようです!
さらに香味油で香りとコクに深みを重ね、謎の泡で旨味の幅を持たせる、
おそらくはそのような形によって構成されたスープとなってるのでしょう!
しかし驚くのは、この深く、かつ広がりがあり、塩のとがりは感じさせない、
素材はかなり絞っているのに重層感のある旨味が口の中に広がってくる、
なるほど「This is 中川」なラーメンであることがひしひしと伝わります!
塩のとがりがないのは、塩ダレをしっかり熟成させてるからのようです!
このラーメンですから、そりゃあ評価もどんどんと上がるわけですよね!(*゚◇゚)
◎トッピング
そしてトッピングもこのお店ならではのものがそろっています!
まずは左側のクリスピーな鶏もも肉のローストなのですが、
これがまた秀逸で、旨いというほかないという具材ですね!
表面はカリッと香ばしく、肉質はしっとりとして旨味が詰まっている、
チャーシュー麺にしなかったことで肉系具材が弱くなるかと思いきや、
いやいや巨大なチャーシューなしでも抜群のトッピングではないですか!
そして中央のしっとりとした鶏胸チャーシューは肉質がやわらかで、
なおかつバジルやペッパーでアクセント的な風味が上手くついていて、
よくある鶏胸肉チャーシューとは一線を画す旨さを見せ付けてきます!
右側に見えるじっくりと炊かれた具材は軟骨系のものですかね!
食べるとほどよい感じにコリッとやわらかくほぐれていき、
肉の旨味とじわっとした甘辛い下味が口の中に広がります!
この3種の肉具材のトッピング、いやはや流石だとうなりました!(`・ω・´)
味玉は比較的味が薄めで、醤油系の味わいはついていません!
あくまで塩系の味わいが比較的ほんのりとつけられています!
「塩ラーメンだからこそ塩味玉」、そんな狙いが見えますね!
手前のあられについては、どちらかといえば彩り目的ですね!
カリカリとした食感が小気味よく感じたりもしますが!
そして右奥の謎の泡ですが、これは調理過程で勝手に出るのではなく、
ちゃんとこうした泡状のものをトッピングするという形になってます!
でもって、最近流行りのエスプーマやミキサー系の泡ではないです!
情報が少なくどのような泡なのかははっきりとはわからないのですが、
旨味を凝縮したような、スープと重ねることで旨味が増すような、
そうした素材を泡状にしてトッピングしているのだと思われます!
なので、泡だけを少し食べてもイマイチよくわからなかったりします!
◎麺
麺は塩ラーメンにしてはやや珍しく平打ちの麺が使われています!
こちらのスープは決して味がきついということはないのですが、
旨味が凝縮したような「強い」スープであることはたしかなので、
一般的な細麺よりはこうした麺のほうがピタッとハマりますね!
ちょうどスープと麺との力関係が等価になる感じが出てきます!
かといって、強いもちもち感などで強く主張するわけではなく、
プリッと弾ける感じで個性の強いスープの中でも存在が負けない、
そうした麺というふうにとらえるのがわかりやすいかと思います!
ちなみに麺の大盛は無料で、注文時に店主さんから尋ねられるので、
そこで気軽に「大盛で」と言えば、麺を大盛にしてもらえます!
◎まとめ
とにかく飲んだ瞬間に深みが広がるスープが何より印象的で、
複合的な旨味を感じさせながら素材は絞り込んでいるという、
そうしたギャップからもこのお店の力を強く感じましたね!(*・ω・)
やっぱり旨いお店の塩ラーメンはやめられないですね!
スープの味がダイレクトに出るがゆえの難しさはありますが、
それゆえにそのお店の味の良さもダイレクトに出るのですよね!
塩ラーメン好きなら、ぜひとも一度試してほしいと思う一杯でした!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
http://fairysbible.blog22.fc2.com/blog-entry-3713.html