fiveroyalesさんのマイ★ベストレストラン 2016

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fiveroyales (男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

初めての店は多くはなかったものの、2016年の食の出会いは充実していたと思います。
それは店、料理を通して、人との関わりを楽しめました。

この一年を振り返って、感じたことがあります。
接客が優れているお店は、笑顔があったこと。
笑顔があるお店には、和やかな空気がありました。
そんなお店の雰囲気で、料理は間違いなくおいしく口にすることができました。

1位のモルソーはカウンター前はキッチンとなっていて、まさに劇場のステージでした。秋元さくらシェフは作業中の険しい表情とは別に、客に魅せる笑顔に心和みました。
3位のアンジュナはランチ予約の際、高齢の同伴者の好みを電話越しに丁寧に聞いていただけました。
4位に相模原の新店を入れました。滋味深い味わいだけではなく、スタッフの丁寧で自然な接客は、ベテランのラーメン店が束になってもかなわないと感じました。

おいしい料理は優れた「小説」を読み進めるのと同じです。
『起承転結』があり、食事をするものに感動を与えてくれます。
食を通じてこれからも、素晴らしい出会いを続けていきたいを思う次第です。

マイ★ベストレストラン

1位

モルソー (目黒 / ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2016/05訪問 2016/05/28

贅沢な時間、そして最高の空間を味わった♪

キミとは、いつものように改札口で会ったね。
時間潰しで駅ビルの本屋で雑誌に夢中になって、危なく遅刻するところだったよ。

キミと恵比寿方面へ向かう足取りは、キモチ軽やかだったよ。
実はね、ボクは一人下見していたんだけど、目的地に辿りつくまで随分長い気がしたんだ。
今日はキミとだから、道のりはむしろ軽やかなくらいだよ。

…★…☆…★…☆…★…☆…★…☆…★…☆…★…

店を前に外観を眺めていたら、忙しいにも関わらず女性がにこやかに応対してくれた。
後からわかったが、彼女は調理場をしきるシェフだった。
カウンターに通され、本日のエンターテイメントがスタートした。

先ずはレギュラーメニューを、そして本日のメニューがびっしりと書かれた黒板を、カウンター越しに見せくれた。
どれもが魅力ある料理だったので、悩んでいると、メインを一品決め、残りの料理はシェフのお任せのコース料理を提案してくれた。
「骨付き仔羊香草焼きとジャガイモ」をメインにしたコースに決めた。

適当に照明を落とした店内は、入り口左手がオープンキッチンになっていて、それをカウンターがL字型に囲んでいる。
右側半分はテーブル席で、席数は多くはなかった。
こじんまりとして、落ち着いた雰囲気のビストロだった。
カウンターで調理の様子を見ながら、料理と会話を楽しむ。
ここではそんな時間の過ごし方が、良さそうだ。

ボクはシラーをボトルで注文し、キミはアマレットジンジャーにした。
久し振りの再会と、お互いの今日一日を労い、グラスを合わせた。

先ずはマドレーヌのバルサミコ仕立てのひと品で、幕は開いた。
チョットした小菓子だったが、濃厚なバターの風味が、チョコレートのようなバルサミコの味わいが優しい、

○とうもろこしのムース、ウニ添え
ほんのり甘く、まったりしたムースに、ウニのコクがアクセントになった。
舐めるようにムースを口にする度に、トウモロコシのうま味が広がった。

○モルソー畑の彩り有機野菜
瑞々しい野菜の饗宴。シャキシャキ感を自家製ドレッシングで楽しんだ。

○水ナスと野菜のマリネ、甘エビのせて
しんなりとした水ナスとヴェジがサッパリとマリネに仕上がった。
甘エビのプリプリ感が、心地良い。

○天然真鯛炙りのカルパッチョ、セピチーロ風
蛋白な味の真鯛を炙ることで、香ばしく仕上がった。


○白イカとアスパラのフリット、青唐辛子のソース
油をタップリ使っているはずのフリットだが、油クドさはなく、青唐辛子のソースで、あっさりした味わいとなった。

○骨付き仔羊香草パン粉焼きとジャガイモ
噛み締めるごとに、旨味が口いっぱいに広がる。
そしてホンノリと香草の香りが漂う。
粒マスタードの酸味が、味を引き締めた。

○デザート
コースとは別に注文した。
ドライオレンジのパリパリした食感、そして柑橘系のシャーベットで口をリセットした。

調理場を見ると、優しい笑顔でボクらを出迎えてくれたシェフは、凛々しく腕を振るっている。
その顔は険しく、誰もが近寄れない雰囲気を見てとれた。
ボクらが歓談していると、時にはひょうきんな表情でにこやかに接してくれた。
そのギャップが、ボクには新鮮だった。
美味しい料理があって、美味しく食べさせてくれる雰囲気が…そこにあった。

ボクらは他愛ない会話をし、さらに仲を深めている。
心地良い居心地が、日常が非日常になった。

どのタイミングだったか、いつの間にか会計をしていた。
シェフは忙しいにも関わらず、外まで送ってくれた。
その笑顔は、まさに向日葵のように力強く、優しかった。
クッキーをいただいた。 

…★…☆…★…☆…★…☆…★…☆…★…☆…★…

果たしてキミに、愛の言葉を伝わってくれただろうか…

な〜んて、またいつもの妄想の世界に入り込んでしまった。
今日も一人さびしく、満たされた腹を摩(さ)すりながら帰るとしようか。

  • JR目黒駅西口から恵比寿駅方面へ3,4分ほどのところにあった。
  • 入口脇にはワインボトルが。。。
  • カウンターに座ると秋元さくらシェフが笑顔でお出迎え

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2位

中目黒 Bistro Bolero (祐天寺、中目黒 / ビストロ、バル)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/02訪問 2016/02/14

中目黒駅そばのガード下には、美味しいビストロがある♪

山手通りからTUTAYAを目印に、目黒銀座へと入った。
この辺りは、区役所が移転してから劇的に変わったな。
今でこそ小洒落た飲食店、ショップが並ぶが、当時は街の個人経営の店舗ばかりだった。
それでも少しばかりは、その片鱗だけは残っている。

ボクらは目黒銀座を最後まで歩き、突き当たりを右に曲がって東横線のガードを潜(くぐ)った。
そのすぐ先には、今日のボクを演出してくれるであろう一店が、ほんのりと薄明かりに浮かんでいた。

予約の名前を告げると、来店のお礼を伝えてくれるとともに、2階へと案内された。
1階は一人客用のちょっとしたカウンター席、2階は2人以上のテーブル席だ。
こじんまりとした店内だから、寛いで食事ができそうだ。

7時予約で店内に入ったが、2階席はまだ一組の客しかいない。
道路側の席に座ったが、窓は見えないテーブル席だった。

先ずは手頃なワインを、若いソムリエと話しながらシラーに決めた。
連れはアルコールは飲まないから、炭酸水にした。

料理は40代程の、ベテランと思われる店員と話しながら決めていった。
アラカルトで頼んだ料理のスタートは、スモークサーモンのコンフィからだった。
燻されたサーモンは脂っこく、それが甘いリンゴで旨味を増した。

期待して注文した「NZ産子羊モモ肉のロティ」は期待した通りだった。
ニンニク風味でワインで煮込まれた肉は、大振りで見た目から嬉しい。
実際の味は、その期待を裏切らないものだった。

最後にデザートを頼んで、〆としよう。
ここで、ちょっとしたトラブルがあった。
ボクの頼んだ焼き芋のアイスクリームが、バナナのアイスクリームとして提供された。
こちらが気がついたときに、速やかに対応してくれた。
その接客は、とても自然で素晴らしかった。

40代の件の男性が、実は店主だった。
笑顔とユーモアを交えた接客に、とても惹かれた。
名店になる雰囲気を、充分に感じる新店だと思う。
また来てみたい…久しぶりに、そう思わせてくれる一店だった。

  • 中目黒駅、目黒銀座入り口から、とぼとぼと最後まで歩いた。
  • テーブル席は2階となる。床は木造りで温もり感がある。
  • (説明なし)

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3位

ナングロガル 新大久保店 (大久保、新大久保、西武新宿 / ネパール料理、カレー、居酒屋)

3回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2021/12訪問 2022/04/01

大久保でネパールレストランに迷ったら、まずはここだ♪

たまにダルバートで、ネパールのカレーを楽しみたくなることがある。この日もそんな気分だったので、ランチを楽しみした。問題は、どの店を利用するかだ。それだけ、大久保、新大久保はネパールレストランの質は高かった。

職場からほど近く、この辺りでも特に人気のあるネパールレストランを利用することに決めた。一時期はよく利用したが、久しぶりの利用だった。

大久保駅北口改札を横目に見て、そのまま大久保通りに沿って歩く。大久保駅前に来ると、一気に人が増えた。舗道の幅員が狭いこともあって、特にそう感じる。
建物2階には、中国延辺料理で人気の千里香がある。その建物を、階段で3階へと一気に上がった。

店内に入ると昼どきにも関わらず、先客は誰ひとりといない。レジにひとり女性スタッフが、手持ち無沙汰にしている。ひとり客であることを告げ、大久保通り側の窓際の席へと腰を下ろした。

早速セットメニューからダルバートセットを選び、カレーはマトンて注文した。他にもチキン、ポークからもカレーは選べる。
料理が提供されるまでの間、グランドメニューを見て時間を潰した。その間若い男女一組が入店時し、同様に窓際すぐのテーブルへと座った。残念ながら、それ以降、帰るまで客が入ってくることはなかった。

提供された料理は見るからに、ステンレスのトレーに乗った見事な小宇宙だ。
まずはタルカリ(ネパールのおかず各種)で、ライスを楽しんでみよう。
今日のタルカリは、ジャガイモのようだ。しっかりとした味付けで、インディカ米の水分少なめのライスをしっかりと楽しませてくれる。

マトンカレーにスプーンを移そう。
マグマのような色合いは、見るからに旨味が凝縮されている感じがする。スープをひと口掬(すく)ってみると、見た目通り濃厚でスパイスのパンチが効いている。スプーンをそのままライスに移し楽しんだ。

骨付きマトンはそのまま口に入れると、身がホロホロと骨から離れた。
さらに、ライスは進んだ。

チャツネ(万能スパイスソース)は、ライスに付け食べるのが好きだ。生野菜とか、おかずに合わせても楽しめる万能調味料だ。

ダルバートの楽しみのひとつに、サグ(ほうれん草炒め)がある。もちろん、ライスとの相性は良いのは言うまでもなかった。

ダルバートは完成された料理の小宇宙だ。ダルバートの見た目、味わいこそが、そのレストランの良し悪しの判断材料になると思う。

大久保ではなかなか良い店だが、ここでもコロナ禍で集客に喘(あえ)いでいるようだった。
前日、ベットガットでダルバートを楽しんだ。ボクは食べ比べを兼ね、久しぶりに、ここのダルバートを口にしてみたくなった。よく使う千里香の、上のフロアにある。

舗道からすぐの階段で、3階まで一気に上がる。ドアを開けると、そこはネパールの雰囲気はたっぷりだ。日本語が上手な店員に、まず喫煙の有無を確認された。喫煙者なら、4階フロアへと移動することになる。
窓際の席は既に母国人と思われる客で塞がっていたので、店内中央の壁際のテーブルへと腰を下すことになった。

メニューから"ダルバートセット"を頼み、2種のカレーはマトンにした。ちなみにライス、ダルカレーはお代わりが出来た。

円形のプレートには、料理が円を描くように並んでいる。ダルバートの並びには、店舗ごとでのこだわりを感じた。
美しい盛り付けだと、料理はさらに美味しく感じられるから不思議だ。ネパール民族料理 アーガンは、ボクのネパール経験値が少ない中でも、最高峰のビジュアルだと思う。

ボクは窓の外を遠目に眺めたり、スマートフォンで情報をチェックしていたから、提供までに待たされた気はしなかった。

まずダルカレーにスプーンを立て、掬(すく)って口にした。ベットガットでは円やかだったそれは、スパイシーさはないがガッツんと来る辛味が舌を駆け抜ける。

マトンカレーは、さらに辛味が増し、そしてスパイシーさが加わった。ネパール料理で提供されるマトンはほぼ骨付きだった。これは骨からのエキスをカレースープに浸潤させるために他ならない。実はマトンカレーは好きなのだが、この骨が食べづらく煩(わずら)わしいと思っている。

サイドのほうれん草炒め(サグ)、アチャルなどは、ネパールの定食の定番として楽しめた。

ライスはエスニック系定番の硬く、パサついた食感で、スープ仕立てのカレーにはピッタリの炊き加減だろう。

しっかりとまとまったダルバートは、ネパール初心者にも上級者にも充分満足できるランチだと思う。ダルバートをイロハから知りたければ、まずここからスタートするのも良いかも知れない。
(2016年3月再訪)
最近オープンしたネパール料理専門店でも、特に質の高い料理を提供してくれた。
3階まで階段で上がり、店内に入った。
1時過ぎの時間だったが、店内はほぼ塞がっていた。
お客のほぼ全員は、現地の方たちと思われた。
窓際の4人用テーブルだけが、空いていた。

本日はネパールローカルセット、カレーはチキンにした。
10分程でテーブルに乗ったプレートは、ライスを大盛りにしたので見栄えが良い。
先ずは豆スープを口にすると、辛味は程よく、スパイスの味わいがなんとも旨い。
選んだチキンカレーは、鶏肉の旨味がスープに染み入り豊潤な味だった。
注文の際、辛さを伝えわすれたが、どちらのカレーもほど良い辛さだった。

ライスの炊き上がりは、カレーにはちょうど良い硬さだ。
ネパールのブランド米を、使っているようだ。

他の料理はいつもながら、美味しく楽しめた。
大盛りにしたライスは、直ぐになくなった。

今回ランチに来て、初めて食後のデザートが提供された。
フルーツの入った、ほんのり甘く、ちょっとばかり酸味のある乳製品だった。

ランチに来るたび、満足いくネパール料理を楽しめた。

(2016年2月再々訪)
ランチではヘビーユースになりつつある、大久保エスニックの良店だ。
本日のランチは、「サマエボウジセット」にした。
これは干したライスを主食にして、マトン、ほうれん草、ビーンズなどのスパイスの効いた料理が、ワンプレートに乗った。

干米は細かくなったポテトチップスのような食感で、それ自体味付けされてはいない。
スパイスの効いた料理と、交互に食べ進めていった。
最初少なく思えた干米は、しばらくすると中で水分を吸い、かなり満腹となった。

もうひとつの代表的ネパールを、美味しく楽しませていただいた。
ところで、相変わらず日本人は自分だけで、他はネパールと思われるお客さんばかりだった。

(2016年2月再訪)
初めて使ってから、間をおかずに訪ねてみた。
前回は昼時にも関わらず、客はいなかった。
今日は女性2人組、東南アジア系男性1人、PC端末を操作する男性。
既に3組が、料理を楽しんでいた。

最初に来た時に気になっていた、「ティロセット」を注文した。
料理は大盛りにした。

前回は日本語が堪能な店員が応対したが、今日の店員はもどかしい。
カレーは魚とマトンが選べたので、マトンにした。

10分ほどで、料理がテーブルに乗った。
大盛りにしたから、ティロがオムライスのようにプレートに入る。
この見映えは、圧巻だった。

ちなみに北ネパールの主食のティロは、日本で云う蕎麦だった。
食感、味、風味とほぼかわらなかった。
痩せた土地で生育するディロは、北ネパールには欠かせない農作物のようだ。
なるほど、蕎麦の発展に似ているな。

ディロをまず、ダルに付け一口。
そして、マトンカレーに付け、さらに一口。
スパイシーな風味、蕎麦がきを組み合わせたような味わいが口いっぱいに広がった。
これは、美味しい♪

プレートに乗った料理も美味しく、安心して口にすることが出来た。
客数から、認知度はまだまだのようだが、ここ大久保で名店になることは間違いないと思う。


(2016年1月初訪問)
昼どき千里香に行こうと、大久保駅を横目に見ながら教会を通り過ぎた。
千里香の入る建物の階段を上ると、ネパール系のレストランが新規オープンしていた。
通りを隔ててすぐに、最近人気がうなぎ登りのソルマリがあった。
そのまま階段を3階まで上がり、店内に入ると客は他にはいなかった。
ネパール系と思われる店員にランチの有無を確認して、窓際の席に座った。
日本語で細かいニュアンスは伝わるから、不便さを感じない。
そして、何より店員がにこやかなことが、感じが良い。

テーブルに乗ったメニューから彩り豊かで色々な味を楽しめそうな、「ネパール料理セット」を注文した。
選べるカレーは、ラムと決めていた。
料理はサラダを除き、すべてオールインワンでワンプレートに入っている。

ネパール料理セット
・サラダ
・ライス
・夏スープカレー
・ラム又はチキンカレー(ラム選択)
・ジャガイモとカリフラワーのドライカレー
・ヴントゥルック(漬物を乾燥させたもの)
・トマトの漬物
・乳脂肪製品
・デザート

以上が、料理の内容だった。

プレートに乗った料理は、どれも辛さはそれ程でもないようだった。
辛さを追加できないか確認したところ、「辛味ペースト」を別に付けてくれた。
10分足らずで、先ずはサラダ、そしてワンプレートで料理が提供された。

インド・ネパールのエスニック系料理は大好きだが、その良さを説明するのは難しい。
料理のバッグラウンドを、知らないからだ。

まず、スープカレーをスプーンで掬(すく)ったところから、店の実力が分かった。
そして、ラムカレーにシフトした。
骨から身を話すように口にして、骨までシャブリ尽くした。
羊肉は日本では仕入れが難しいようで、身はふた切れだった。
それでも、羊の味わい、脂身の旨味を存分に感じた。
ドライカレーは硬めのジャガイモで、ライスが進んだ。
他の料理は、これに勝るものはなかったとしても、楽しめたことは間違いない。

正直、期待しないで使ってみたが、ランチに限ってだが新参にして名店のソルマリ以上だと思う。

こちらは、是非、夜に試したい一店だ。

  • 店鋪は階段を上った3階にある。
  • (説明なし)
  • 店内には、他に客はいなかった。

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4位

アンジュナ (高幡不動、程久保 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2016/03訪問 2016/03/29

日本人が作る、日本人のためのインド料理があった♪

所要で、高幡不動まで行った。
実を言うと高幡不動は、ボクの伴侶の実家なのだった。
高齢でもあり、楽しませるひとつとして、彼女の両親に普段口にしないランチを提案してみた。

京王線高幡不動駅からは、歩いてもすぐの立地だった。
4人で店を探すのも、楽しいイベントのひとつだ。
開店直後に行くつもりだったが、残念ながら予約時間を10分すぎてしまった。
既に3組ほどの客がいたが、名前を告げるとボクらはスムーズに席を案内された。

テーブルにあるメニューを眺め、あれこれと話して料理を決めるのは楽しいものだ。
結局ランチプレートに乗った料理にし、辛いのが苦手な3人は甘口のカレーを2種組み合わせた。
ボクはカレーでは、マトン、チキンが好きだから、直ぐにカレーが決まった。
どちらも、辛口カレーのようだ。

義父に生ビールを勧めると、喜んで頼んだ。
ボクは車だったから、諦めた。
結局小さめのグラスに入ったビールは、飲み切れず残った。

プレートが4人分一気にテーブルに乗ると、さすがに壮観だ。
プレートには、ナン、ライス、サラダ、シークカバブ、チキンティッカ、そして2種のカレーで彩られた。

スプーンで先ずチキンカレーを一口…
辛さが際立つが、スパイスが味を引き締めている。
円やかであり、辛口のカレーだった。
ごろんとした、大きめのチキンがひとつ入っていた。
身は柔らかく、噛み心地が良い。

一方、マトンカレーは、苦味がかったルーだった。
ココアのようなほろ苦さが、マトンと相まって飽きのこない味わいだ。
マトンは3つほど入っていて、噛みしめるたびに旨味が口に広がった。
チキンカレーとは、対照的なカレーを楽しめる。

シークカバブとチキンティッカは、各一本づつ付いた。
シークカバブは、つくねのような食感だが、よくあるようなパサつき感はない。
辛味香辛料をかなり使っているようで、プレートに乗った料理の中で一番辛かった。
そして辛いだけではなく、スパイスが効いていて、なかなか豊かな味に仕上がっている。

チキンティッカは、見た目は辛そうだが、全くそんなことはない料理だ。
むしろ如何にチキンの旨味を、スパイスで引き出すかが良店の条件だろう。タンドリーチキンも、しかりだと思う。
その調理法から、パサついているのは仕方ないとして、かなり美味しく口にできた。

合わせるライスは硬めだが、噛み締めると甘味がでる。
料理には、ピッタリと合っていると感じる、

ナンは甘さのない、シットリと言うよりパリっとしたものだった。
薄めの生地で、口にしても感動はない。
薄手のクラッカーの印象だけが残った。

付け合わせのサラダは、葉ものだが新鮮だった。
実は付け合わせ的な料理で、店の良し悪しを図った。

義父母は量が多いから、ボクらでシェアした。
都心部ではないが、良店として名高いのが分かる実力店だった。
車はスーパーの駐車場に停めたから、何か買って帰らなくちゃっ!
ボクは義父母の家に戻り、食べたくもない和菓子を食べてしまった。

  • (説明なし)
  • 沿線沿いを八王子方面へ3分程の立地
  • ドアを開けて、入店

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5位

カッチャル バッチャル (新大塚、向原、大塚駅前 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2016/11訪問 2016/12/05

日本人が作るカレーに、南インドを模倣した爽やかな風を感じた♪

千登利の雰囲気を楽しみ、6時半には会計を済ませ大塚へと移動した。改札から南口を出て、しばらく真っ直ぐに歩いた。

大塚の目抜き通りを5分くらい歩いていたところに、レストランがあった。その2階が本日のメインとなる、南インド料理レストランカッチャル バッチャルだった。

カレーの名店、八重洲のダバインディアに関わっていたことで、以前より気にはなっていた。
こちらは現地の方ではなく、日本人が日本人のために作っている南インド料理だった。

外からすぐの階段を2階へと上がると、地味な外観の入口が広がる。店内に入り予約名を告げると、入口すぐのカウンターへ座るよう促された。
それほど広くない店内は、調理場前の少人数用のカウンター、そして数卓の窓際のカウンター席がある。
ボクらが来た時間には、7人ほどのカウンターは誰ひとりいない。一方テーブル席は、30代程の比較的若い男女の客がそれぞれのテーブルに座り全てが埋まっていた。カウンター席も、直にすぐ埋まった。

料理の前に、まず飲物を頼もうか…
メニューを見ると、エスニック系レストランでは珍しい、ホッピーセットがあったので黒にしよう。キミはチャイにしたようだ。
悩んだ末、チキンマラティッカ、骨なしタンドリーチキンを注文した。ハーフに出来ると提案があったので、それに従った。仔羊のシークカバブが気になったから、2本追いかけるよう注文した。

もうそこそこ飲んでいるから、喉は既に潤っている。それでも店を変えて口にすると、ホッピーは別もののように沁み入る旨さだった。

先ずは仔羊のシークカバブが、提供された。
しっかりと脂が乗っていてジューシー…
何より歯を立てると、ホロッと口の中で見崩れする食感が堪らなかった。
爽やかな苦味のホッピーで流し込むと、なんとも言えない味わいを楽しめた。

チキンマラティッカと骨なしタンドリーチキンとの合盛りが、時間を置かずにカウンターに乗った。
タンドリーチキン独特の、食紅で化粧された夕陽に似た色合いが目を惹く。骨なしなのは珍しいが、日本人向けにアレンジされているから食べやすい。何より身が柔らかなのが料理の特徴だった。
チキンマラティッカは、さらにジューシーだった。これもタンドールで焼かれていた。身は柔らかく歯を立てる度毎にじゅんわりとした肉のエッセンスが、口いっぱいに広がっていった。ヨーグルト、スパイスでマリネされているが、これも日本人好みにアレンジされているようだ。

ホッピーが空になったので、中を追加しよう。

カレーを、最後に持ってきた。
メニューから悩んで、バターチキンカレーにした。
スプーンから一口舐めたカレールーは、ドロんっとしていて、かなり甘めだ。口にしたルーからは、じんわりと野菜、肉のエキスが広がる。肉は噛み締めるほどに、旨味が口いっぱいに広がった。

日本人が、日本人のために作る南インド風料理…
もっと口にして、楽しみたかった。

さて、これでお会計にしよう。
お腹はいっぱいになったが、遠足の〆がまだあった。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

中村麺三郎商店 (淵野辺 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2016/09訪問 2016/09/12

鶏のチカラ強い、フックある白湯スープに打ちのめされた♪

店主は麺の坊 砦出身と言う、前情報だけは知っていた。
相模原で人気急上昇の、注目の一店だった。

淵野辺駅の、比較的栄えてない北口改札を出た。
階段を降り、すぐの横断歩道を渡り、さらに次の横断歩道を渡って右へとしばらく歩いた。
久しぶりに晴れた、貴重な平日のある日。
11時半の開店時間前だったが、客が店内へと吸い込まれるのが遠目には分かった。

店内に入ると、にこやかに女性従業員が出迎えてくれた。
まるでモデル雑誌から抜けだした容貌、スタイルだったが、非常に腰が低く接客が丁寧なのが印象的だった。
厨房では男性が2人、調理にあたっている。
一人は主に調理を仕切っている、筋肉質の店主と思われるイケメン男性。
彼は寡黙で、一見クールな印象を受けたが、もくもくと調理だけに専念していた。
一方ハーフっぽい容姿の若い男性が、調理補助にあたっていた。
彼は慣れないのか、店主、ホール女性にアレコレ聞いている。

店内右手には券売機があり、醤油か塩の一杯、そしてそのバリエーションがある。
ボクは、なかなか来れないことを考え、塩ラーメンを一番値が張る「特製」にした。
普段ならライスがあれば、白飯を必ず頼んだ。
白飯にする理由は、料理の味を変えないための自分なりの配慮からだった。
今日はチャーシューネギタレご飯を、料理に合わせてしまった。

店内は4人用テーブルがひとつ。
券売機とテーブルとのスペースには、幼児が遊べる空間があった。
オープンになった調理場前には、L字カウンターがあり10人は座れるだろう。

ボクは先の女性に促されるままに、カウンター奥2つ目に腰を下ろした。
白木のカウンターからは、木の温かみある香りを感じる。
トートバッグを持っていたが、荷物入れとして籠を用意してくれたのは嬉しいサービスだった。

食券をカウンターに置き、料理が提供されるまで、店内、そして調理場の様子を眺めた。
平日だったが、開店10分で満席、そして並びが出来るほどだった。

料理はカウンター越しにではなく、ホールの女性が丁寧にカウンターまで運んで来てくれた。
瓶ビールは料理と同時にお願いしていたので、料理に合わせるようにカウンターに乗った。

スタイリッシュなボディーの丼から、まずはレンゲでスープをひと口…
味を確かめるように、さらにひと口啜った。
アッサリしているが、後からじんわりと来る旨味が口に広がる。
鶏ガラ、豚骨、そして煮干しなどの魚介系で出汁をブレンドしているようだった。

麺は素麺を思わせる細ストレートで、アッサリとしたスープだったが問題なく絡みは良かった。
特製の具は、味玉、3種類のチャーシュー、白髪ねぎ、そして穂先メンマが乗っている。

味玉の黄身は、比較的硬めに茹でられている。
白身は、プルプルとしていた。
味もスープを、邪魔することなくアッサリとして美味しい。

チャーシューは、3種類食べ比べとなった。
豚2種と鶏チャーシューが、この一杯に色を添え、さらに味わい深い料理となった。

穂先メンマは、シャキシャキした食感を楽しめた。

驚いたのは、サイドメニューのチャーシューネギダレご飯だった。
特製の塩ダレが、鶏、豚のチャーシューに絡まり、旨味とコクをシッカリ感じさせてくれる。
この料理だけでも、充分立派な料理として成り立っている。
海塩、岩塩をブレンドし、これに魚介、浅利、貝柱、昆布などで丁寧にタレを作りこんでいた。

久しぶりに、旨い一杯に出会えた。
そして料理同様、丁寧な接客に久しぶりに感動を覚えた。


  • (説明なし)
  • 駅からは5分程のロケーション。店舗前には駐車場は2台ほど止めるスペースがある。
  • 入り口脇の券売機。基本は醤油、塩にトッピングが用意されていた。

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7位

レストラン 間 (恵比寿、代官山 / フレンチ、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2016/10訪問 2016/11/19

美味しい料理で、ボクはお腹も、そして心までも満たされていった♪

えびすの安兵衛を出て、ガーデンプレイス口を目指した。アメリカ橋に差しかかるあたりでは、ちょっとばかりゆっくりと歩いて雰囲気を味わおう。橋から見える街並みの灯りは、眩(まば)いばかりだった。
橋を渡り直ぐを右手に折れて、しばらく真っ直ぐ歩いた。

建物の一階にあるレストランは、カジュアルと言うより、どちらかと言えばフォーマルな堅苦しさを感じた。
店内に入ると接客担当の年配の男性は、ボクらを丁寧に迎え入れてくれた。予約名を告げると、予め用意された奥のテーブルへと案内された。

料理はディナーコースのみとなっていて、安心して料理を任せられる。
まずはリストから、その日に合った適当なワインをボトルで頼み提供を待った。ボクらの会話は二言三言だったが、不思議なくらいキモチが通っていた…そのときボクは、そう勘違いしていたのかも知れない。

形式どおりワインをテースティングして、お互いのグラスを重ねた。グラスの音が今日の楽しい、二人だけの宴の始まりを告げるかのように耳に響いた。

料理は以前ビストロ間で楽しんだ料理に似たスタートだった。
見るからにパフェを思わせる。

ワイン〜ブルゴーニュ種ムーラン

全7種で奏でるシェフのおまかせコース
〜野菜のオーケストラ〜
40種類の野菜の協奏曲

〜第1章〜アミューズ
フォアグラクレープ
ミカン、イチヂク、りんご、ドライバナナ

〜第2章〜1皿目の前菜
AIDAスペシャリテ 季節の野菜パフェ
サツマイモのアイス、10種類の野菜
トマト、ほうれん草をベースに自家製のハム

〜第3章〜2皿目の前菜
富士山麓鱒の軽いフュメと生ハム 旬のフルーツサラダと木苺のアレンジ

〜第4章〜3皿目の前菜
穴子と里芋のテリーヌ バルサミコソースと柚子味噌のアクセントす

〜第5章〜メインディッシュ
真鯛のポワレ 蟹のピュレ キノコソース
又は
黒毛和牛種 山形牛のポワレ ソースペリグー

〜第6章〜くずし
栗の炊き込み御飯 有田鶏の焼き鳥

〜第7章〜デザート
秋の訪れ
モンブランとカシスのアイス 洋梨と青りんごのソースで


美味しい食事を、ひとつひとつ分析する程の舌は、あいにく持ち合わせていない。
ただひとつ言えることがある…
美味しい料理は『芝居』だと思う。
始めで期待を持たせ、メインで観るものの気持を掴(つか)み、そして大団円を迎え、最後に余韻を残す。
レストラン間には、料理にそんな『起承転結』があった。
ひと品ごとに丁寧な料理は、次の料理にさらに期待を繋げてくれた。

会計を済ませ外に出ると、ホールスタッフの方が入店のときと同じように丁寧に送ってくれた。そして以前ビストロ間でそうだったように、お土産を頂いた。

空を見るとハッキリと月が見えた。
ボクらは人生の間の余韻に浸りながら、駅へ向ってゆっくりと歩いた。


  • アメリカ橋を渡って右折、チョッばかり歩いた左手の建物の一階にある、
  • (説明なし)
  • 店外のメニュー

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8位

ラーメン二郎 神田神保町店 (神保町、九段下、竹橋 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/07訪問 2016/07/26

盛りが素晴らしい、ワイルド系二郎だった。

その日は、暑い土曜の昼下がりだった。
家に来るヘルパーとの会話の流れから、無性にその一杯を口にしたくなった。

目黒駅から三田線に乗車し、9駅目の神保町で降車した。
いつもは目的地に辿り着く迄に迷うのだが、この日は迷わなかった。
出口を目指し階段を上り、通り沿いの角を曲がると直ぐが本日の目的地だった。

店までの列は、少なく見積もっても50人!
一瞬呆然としたが、ここまで来たからには後には引けない。
覚悟して、この炎天下に並ぶことにした。
時計を見ると、1時30分だった。

列を見ると、学生らしい男子が多い。
明らかにボクのような50代ほどの男性も数人、列に混じっていた。
女性の並びは、一人としていなかった。
ボクは列の最後尾につくと、そのあとに次から次へと並び、さらに列が伸びた。

店舗前の先頭に着いた。
時計は、3時ジャストだった。
外から店内を覗くと、調理場を囲むようにL字カウンターには10席客が並んでいる。
調理場では店主と思われる男性が調理をし、調理補助にひとり男性が付いた。
そしてさらに若い男性ひとりがが調理場と外を行き来し、列の並びを整えていた。

入替え制を採用しているようで、5人食事が終わったところで、次の5人を入店させていた。
ボクは列の先頭に立って、その10分後に店内に入った。
並んでいる時に、予め店員へは注文する料理を伝えていた。
その通り券売機のボタンを押し、さらに生玉子を追加した。

店内は全く空調の効果はなく、店内の熱気は相当なものだった。
手際の良い店主の調理を眺めているうちに、二郎独特の「ニンニク」の有無を聞かれた。
ボクは、「野菜、ニンニク」とトッピングの追加の意思を伝えた。

コールが伝わると、いよいよ料理がカウンターに乗った。
野菜は円錐形にはなってはいないが、かなりのボリュームなのが見て取れる。
麺は野菜で隠れていたが、相当な量なのが丼の盛りから覗えた。
レンゲはないので、野菜はスープに浸すように口にしよう。

先ずは増量した豚から、口にした。
脂がしっかり乗った豚は、かなりジューシーだ。
野菜はシャキシャキして、食感はかなり良い。
麺を引き出し、勢いよく啜ってみた。
麺はモチモチして、かなり弾力があった。
追加した生玉子を麺に絡ませると、玉子のコクが加わった。
麺に絡んだスープは、かなり濃厚で脂が口にまとわりついた。

かなり完成された一杯だった。
味わいながら料理を楽しんだら、5人の最後になってしまった。
慌てて食べて、店を後にした。
帰りの電車の空調の風が汗をかいた体を直撃して、ひどい風邪を引いてしまった。

  • 1時30分到着。並びは40人ほど。
  • 結局店内に入るまでに1時間40分掛かってしまった。
  • 断り書きかま書かれた看板

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9位

米山 (赤羽岩淵、赤羽 / ホルモン、もつ焼き、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2016/08訪問 2016/08/27

カウンターから、ボクらは店主のひとり芝居を観た❢

総武線に飛び乗り、新宿では人をかき分けるようにして、埼京線のホームへと急いだ。
本日の舞台への道のりは、キミに任せよう。
今日は仲間3人での、食の遠足だった。

赤羽のホームを降りると、ムッとした熱気で体がベタついた。
6時15分開店だったが、既に5人ほどの列が出来ている。
店の入口は正面ではなく、どうやら脇の路地からになるようだった。
腕時計を見ると、開店時間までにはまだ時間がある。
暑くて退屈な待ち時間でも、今日は仲間がいるから気にならない。
今日の相棒はボクの年齢の、ちょうど半分くらいの2人だった。
開店間際には、列がさらに伸びていた。

店が開くと、狭い店内には一気に人がなだれ込んだ。
入りきれない客には店の外にちょっとしたテーブル席が用意され、そこに座った。
カウンターだけの店内は開け放たれてはいたが、外気の暑さと焼き台の熱気で体が火照った。
3人並んで座り、先ずは壁に掛かったメニューを眺めた。

どうやら店にはルールがあるようで、店主に聞かれて初めて注文が出来た。
3人であれやこれやと、料理を決めるのは楽しい。
先ずは店主が一人づつ、飲み物の注文を聞いて回った。
ボクらは3人とも、黒ホッピーにした。
飲み物が客の全員に提供されると、次に客ひとりひとりに料理の注文を取った。

カウンター正面で、店主ひとりが料理にあたった。
店主の格好は、短パンに、前掛け…
いかつい顔立ちに反して、なんと滑稽セクシー なんだろう。

串ものはそれぞれの注文票から、同じ串を選んで焼き台に乗せた。
提供は一本づつ、同じ串が皿に並んでいく。
ひとりで串ものを捌(さば)いていくには、かなり効率が良さそうだ。
焼きの間に、単品料理が次々と提供された。

串ものは人数分、全部制覇しよう。
他にマカロニサラダはひとつ、肉豆腐はふたつ頼もうか…
残念ながら、その日、串ではアブラだけがなかった。

先ずはホッピーで…カンパ〜イ♪
火照った体を褐色の液体が、滲み込んでいった。
今日あったことのアレコレを、ボクは多少の脚色を交えて話した。
若い相棒は笑った。
この瞬間は、ボクの年齢はキミたちと同じ…そんな勘違いをした。

今焼き上がった串が、それぞれの皿に並んだ。
レバー以外は、塩にしていた。
ボクは愛(いつく)しむように、大切に一本を楽しんだ。
食べ終わる頃に、次の串がそれぞれの客の皿に並んでいった。
とても美味しく、それぞれに個性のある串を楽しんでいった。

ひと皿のマカロニサラダを、3人で分け合った。
ねっとりとしたマカロニサラダは、この店の味を感じた。
いつの間にか、肉豆腐が提供された。
その間すでに、ボクはホッピーの中を2回お代わりしていた。
肉豆腐には汁がなく、とても個性的なビジュアルだった。
器ではなく、皿にのったその料理は、甘辛くてホッピーが進んだ。

ボクらの会話のキャッチボールは、途切れることなく延々とつながった。
時計を見ると、9時半を回っていた。
名残り惜しいが、勘定を済ませて外に出た。
赤羽の夜は、まだ始まったばかりだった。


  • 通りに面したコチラは入口ではない。
  • ホッピーの中は、シャーベット状だ!
  • 串もの、飲物メニュー

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10位

宇ち多゛ (京成立石、青砥 / もつ焼き、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2016/09訪問 2016/09/24

心が、さまよっていた♪

(2016年 9月再訪)
浅草橋で乗り慣れない、浅草線へと乗り換えた。
まだ9月だというのに台風が来てから、肌に感じる季節は、変わってしまったようだ。

駅とは目と鼻の先の商店街に入り、直線に伸びた列の最後尾に並んだ。
時計を見ると、時間は一時丁度だ。
開店まで一時間半はあるにもかかわらず、並びはすでに20人ほどだった。

店内から見馴れた店員が出てきて、ボクが一人客と分かると別の列へと回した。
列から離れた客が何人かいたが、どうやら常連のようで、ルールを知らない不慣れな客に、アレコレと指示をしている。

開店時間になる頃には、列は50人ほどに膨らんでいて、一巡目では入れそうにはないだろう。
ボクは先ほどの常連客の指示を受け、入口そばの常連客ばかりの8人用テーブル隅に座った。

先ずは梅酎を頼み、アテに煮込みを注文した。
小さ目のグラスには皿が置かれ、焼酎ストレートを波々と入れる。そしてお義理程度に、梅エキスを垂らした。

煮込みはモツの色々な部位が皿に乗り、甘辛い汁をまとったモツ肉の味、食感を楽しめた。

梅酎は煮込みの濃い味のおかげで、すぐに無くなった。
次に葡萄酎に代え、煮込みが無くなる前に串ものを注文した。
串はシロ、ナンコツ、そしてアブラをすべて塩にした。
串は2本縛りだったが、なんら問題はない。
シロはプリプリ、ナンコツはコリコリ、そしてアブラはジューシーだった。
大好きな串もの3種類だった。

酎ハイはグラスが小さいとは言え、ストレートだから酔いの廻りか早い。
あと一杯梅酎を追加して、お暇(いとま)しようか。
アレだけ指示出ししていた常連は、テーブルでは大人しかった。
どうやら、ここの雰囲気、料理を一人楽しんでいるようだった。

さて、せっかくの立石…
あと一店寄ってみたいな。


(2015年10月再訪)
品川からは山手線に乗って日暮里経由で、京成立石を目指した。
交通手段は、60のイケメンオヤジに任せた。
途中の乗り継ぎを入れ、50分程電車に揺られた。
日暮里からの馴染みの薄い風景に、大はしゃぎの3人だ。

土曜は普段と違い、12時頃開店の情報だった。
まだ、11時半になってはいなかったが、既に店は営業している。
そして店の前には、既に20人程の並びが出来ていた。
最後尾に並び、入店までの待つ時間は楽しい遠足の一つだった。
長兄のオヤジは立石は初めて降りたので、仲見世通りの昭和の空気に喜んでくれた。

30分程の待ちだけで、3人揃って入店する。
暖簾をくぐると、店内は客でびっしりと埋まっている。
肩と肩とがぶつかりながらも皆、思い思いに酒と料理を楽しんでいた。
入り口そばの狭いテーブルスペースが、今日のボクらの特等席だ。

先ずは3人とも梅酎を頼み、串を3種類、軟骨、アブラ、シロを2本づつタレでアテにした。
梅酎は上げ底のグラスに焼酎をストレートで入れ、それに梅シロップを注いだ。
『かんぱ~い♪』
ストレートだから効く~っ❢…
梅酎はストレートだから、酔いの廻りが早い。
串が出来るまで、お新香で梅酎を楽しもう。
浅漬けで塩がピリっと効いていて、さっぱりしている。

しばらくして、タレ3種類の提供された。
軟骨はパリパリ、アブラはジューシー、シロはグニャっとした食感で旨いねぇ~。
これにタレがまとわり付いて、なんとも言えない味わいだ。

せっかく来たからには、東京5大煮込みと評判の煮込みを頼んじゃおう。
お腹が膨れてきたから、一つをみんなでシェアだね。
汁は少な目、モツ肉は串と同じモノを使っている。
なんとも満足度の高い、料理だろう。
肉が柔らかで、箸が進むね。

並びもまだあるから、巨峰酎を、追加してお暇しよう。

お腹いっぱい、酔いも3人かなりだ。
勘定をすると、3人で3千円だ。
なんと満足度の高い店だろう。
さ~て、次行ってみよ~う♪


(2013年5月初訪)
総武線をいつもの駅で降りずに、そのまま乗車していた。
ちょっとばかり、寄り道をしてみたくなった。

いつの間にか、浅草橋駅から京成線に乗り換えていた。
降り立ったのは、生まれて初めての京成立石の駅だった。

宇ち多"…
商店街に入ると…
直ぐにわかった…長蛇の列だったから!
最後尾についたら、常連さんから…
「1時間40分待つよ!」↓

2時開店を1時から待ったが、その通りの時間を待ってしまった。
ひとりの時間は長いが、待つ時間を楽しもう♪

2巡目で入った♪
こちらは立石の観光地なのだと、初めて気がついた!

常連さんは店のルールを知っている。
だが、オレは一見さんだ♪
注文するタイミングが、なかなかつかめないでいた。
やっとのことで、店員に飲みものと料理を頼んだ。

料理は、程なくして提供された。
焼きとんを数種類、モツ煮を頬張るように口に入れ…
琥珀色の飲み物で、喉の奥に流し込んだ。
そして、さらに流し込む!
あ~、うまいなぁ~♪
軟骨のパリパリした食感がなんともいえずウマイ!
脂なまは、その名の通り脂肪たっぷりの串だった。
これは、ビールにうってつけだった。

途中でウメ酎にチェンジ!
雑に入れられたウメのエキスは、ほんのり香ったが…
むしろストレートの焼酎が、喉にガッツんと効いた♪
一杯で酔いは、勢いづいたが、さらに3杯頼んだ。
酒も料理もウマイが…なぜか、よそ者気分を感じた。

短時間に呑んだから、久しぶりにベロンベロンに酔った♪
勘定を済ませ、外に出ると…列は50人程の並びだった。
ベルトコンベア…一瞬、工場が思い浮かんだ。

さてと、この状態で2時間30分の道のりを帰るとしようか!


  • (2016年9月再訪)
  • (2016年9月再訪)2時半開店で待ちは50人ほど❢
  • (2016年9月再訪)梅酎ハイ

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