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移転クリヤム長谷、由比ケ浜、極楽寺/タイ料理、アジア・エスニック
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夜の点数:4.0
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク 3.6
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昼の点数:-
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料理・味 -
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|サービス -
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|雰囲気 -
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|CP -
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク3.6 ]
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[ 料理・味-
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| サービス-
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| 雰囲気-
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| CP-
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| 酒・ドリンク- ]
雨の降りしきる長谷の街並み…そして窓を通して、見えない海を探した♪
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店舗は建物の2階にあった♪
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店内はタイレストランを思わせないほどに、シックでオシャレだった。
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赤ワインを、せっかくなので、ボトル(3500円)で頼んだ。酸味はほどほど、渋みが少なく飲み口が良い。
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ワインはスペイン産だ。
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カイチョウムーサンプ(豚挽き肉のタイオムレツ(900円))はお好み焼きのように硬く、香草の風味が漂う。
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ガイトムナムプラー(鶏モモ肉のナムプラー煮(950円))は、ナムプラーベースにホロホロになるまで、柔らかく煮込んである。
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サイクロークイサーン(自家製タイ東北地方のソーセージ(600円))は、粗挽きの豚肉にハーブ類を練り込んだ腸詰めソーセージだった。
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2015/12/01 更新
鎌倉から江ノ電に乗って、長谷駅に向かった。
夕方4時の鎌倉駅周辺は、家に帰る観光客でごった返している。
この日はあいにくの天気で、朝から雨が降っていた。
予約した6時までには、まだ時間がある。
傘をさしながら鎌倉駅周辺を散策を楽しむには、荷物があるから不都合だ。
長谷駅を降りる頃になると、さらに雨は強くなった。
歩道の幅員が極めて狭いから、人とすれ違うときは一旦車道に避けなければならない。
傘をさしていたから、尚更歩きづらかった。
ボクはいつの間にか、長谷寺へと歩を進めていた。
辺りは店舗から漏れる明かりと、対向車からの眩(まばゆ)い灯りが、暗い路を仄(ほの)かに照らしている。
この天気にも関わらず、境内では長谷寺を楽しむ客でいっぱいだった。
拝観時間は5時までだったが、今日はリサイタルがあるようで時間は延長されていた。
この後いつ来れるかも知れないので、ノンビリ、ゆっくりと雨の長谷寺を楽しんだ。
さっききた路を戻り、左手に駅を見ながら線路を渡った。
海側に向かって歩いているのだが、雨とモヤで見える筈の海は残念ながら視界には入ってはこない。
変形T字路を右に折れ、直ぐの建物に入った。
階段を上る途中の踊り場にお店の料理があったので、ボクは今日の料理を品定めしていた。
後ろから、ボクの名前を確認する声がした。
振り返ると、30代の明らかにシェフと分かる出で立ちの、優しそうな男性がいた。
時間は、5時半をチョッとばかり廻った頃だった。
料理の支度が出来たからと、彼は入店を促してくれた。
2階にある店内に入ると、店内はビストロ、あるいはトラットリアを想わせた。
泥臭い、ボクの好きなタイレストランの雰囲気は、そこにはない。
直ぐに40代前半の女性が席を促すと同時に、入店に対する感謝のことばで労(ねぎら)ってくれた。
話す口調が穏やかで、その人の育ちがわかる程に上品さを兼ね備えた、まさに美人だった。
ご主人の奥さまと思ったが、その会話のやり取りを聞いていると違うようだった。
窓から外を臨める、海を一望するには申し分のないテーブルに座った。
残念ながら、大きく取られた窓からは、全くと言っていい程に海はみえなかった。
先ずは赤ワインをボトルで、料理は「鶏モモ肉のナムプラー煮」をワインに組み合わせた。
程よく冷えた赤ワインが、テーブルに乗る。
グラスに注ぎ、窓からよく見えない外の景色に目を凝らしてみた。
まだ最初の料理は提供されてはいなかったが、2品目として「豚挽き肉のタイオムレツ」を追加した。
ワインを楽しみ始めてから10分ほどで、最初の料理が提供された。
次の料理が提供されるまでには、さらに10分ほどの時間を要した。
こじんまりとした店内ではあったが、シェフ一人、ホール一人で回しているのだから、時間がかかるのは仕方がないことだろう。
●鶏モモ肉のナムプラー煮
ナムプラーで身がホロホロになるまで、煮込まれていた。
歯を立てなくても、身は柔らかく、そしてほのかに香る香草の匂いが食欲を進めた。
赤ワインとは、相性が良いのは言うまでもない。
●豚挽き肉のタイオムレツ
ふんわりというより、お好み焼きのように丸くて、身は硬めだった。
これに甘めのチリソースを付けて、食べていく。
食べ心地はやはりお好み焼きのようで、チリソースをつけることでアクセントとして、味にメリハリが付いた。
ボトルワインがまだ残っていたので、もうひと品注文しよう。
●自家製タイ東北地方のソーセージ
シェフ自ら作るソーセージは、スパイスと香草とが交互に楽しめた。
アルコールの種類を選ばない、シッカリとした味わいだった。
食べごたえのある、ソーセージだった。
シェフであるご主人と、ホールの女性との会話が心地よい。
お互いを尊敬し、労(いたわ)る気遣いが、聞いている客に安らぎをもたらしてくれた。
この、雨にも関わらず、テーブル数は少ないとはいえ、全ての席が客で埋まった。
シェフと、ホールの女性に礼を告げ、会計を済ませ、雨の降りしきる外へと出た。
傘を開くと、買ったばかりの傘の骨が折れていることに気づいた。
ボクは直ぐに来た江ノ電に乗って、藤沢を目指す。
江ノ電からは、相変わらず海は見えなかった。