1回
2016/09 訪問
鶏のチカラ強い、フックある白湯スープに打ちのめされた♪
駅からは5分程のロケーション。店舗前には駐車場は2台ほど止めるスペースがある。
入り口脇の券売機。基本は醤油、塩にトッピングが用意されていた。
本日注文の料理
店内は店主、アシスタントの男性2人、ホールには女性ひとりがいた。
料理のうんちく
卓上セット
ビール(550円)を追加した。
特製塩ラーメン(1000円)比内地鶏の丸鶏、徳島地鶏のガラ、豚骨、牛骨、本枯節、煮干しの他、浅蜊、貝柱の他に昆布出汁も入っているという
チャーシューネギダレご飯(300円)チャーシューには豚の色々な部位、そして鶏チャーシューが入る。これに塩ダレが絡まりかなり完成されたサイド飯となった。
素麺に近いくらいの細麺に白湯スープが絡む。
プルンプルンの味玉
チャーシュー
鶏チャーシュー
穂先メンマ
2016/09/12 更新
店主は麺の坊 砦出身と言う、前情報だけは知っていた。
相模原で人気急上昇の、注目の一店だった。
淵野辺駅の、比較的栄えてない北口改札を出た。
階段を降り、すぐの横断歩道を渡り、さらに次の横断歩道を渡って右へとしばらく歩いた。
久しぶりに晴れた、貴重な平日のある日。
11時半の開店時間前だったが、客が店内へと吸い込まれるのが遠目には分かった。
店内に入ると、にこやかに女性従業員が出迎えてくれた。
まるでモデル雑誌から抜けだした容貌、スタイルだったが、非常に腰が低く接客が丁寧なのが印象的だった。
厨房では男性が2人、調理にあたっている。
一人は主に調理を仕切っている、筋肉質の店主と思われるイケメン男性。
彼は寡黙で、一見クールな印象を受けたが、もくもくと調理だけに専念していた。
一方ハーフっぽい容姿の若い男性が、調理補助にあたっていた。
彼は慣れないのか、店主、ホール女性にアレコレ聞いている。
店内右手には券売機があり、醤油か塩の一杯、そしてそのバリエーションがある。
ボクは、なかなか来れないことを考え、塩ラーメンを一番値が張る「特製」にした。
普段ならライスがあれば、白飯を必ず頼んだ。
白飯にする理由は、料理の味を変えないための自分なりの配慮からだった。
今日はチャーシューネギタレご飯を、料理に合わせてしまった。
店内は4人用テーブルがひとつ。
券売機とテーブルとのスペースには、幼児が遊べる空間があった。
オープンになった調理場前には、L字カウンターがあり10人は座れるだろう。
ボクは先の女性に促されるままに、カウンター奥2つ目に腰を下ろした。
白木のカウンターからは、木の温かみある香りを感じる。
トートバッグを持っていたが、荷物入れとして籠を用意してくれたのは嬉しいサービスだった。
食券をカウンターに置き、料理が提供されるまで、店内、そして調理場の様子を眺めた。
平日だったが、開店10分で満席、そして並びが出来るほどだった。
料理はカウンター越しにではなく、ホールの女性が丁寧にカウンターまで運んで来てくれた。
瓶ビールは料理と同時にお願いしていたので、料理に合わせるようにカウンターに乗った。
スタイリッシュなボディーの丼から、まずはレンゲでスープをひと口…
味を確かめるように、さらにひと口啜った。
アッサリしているが、後からじんわりと来る旨味が口に広がる。
鶏ガラ、豚骨、そして煮干しなどの魚介系で出汁をブレンドしているようだった。
麺は素麺を思わせる細ストレートで、アッサリとしたスープだったが問題なく絡みは良かった。
特製の具は、味玉、3種類のチャーシュー、白髪ねぎ、そして穂先メンマが乗っている。
味玉の黄身は、比較的硬めに茹でられている。
白身は、プルプルとしていた。
味もスープを、邪魔することなくアッサリとして美味しい。
チャーシューは、3種類食べ比べとなった。
豚2種と鶏チャーシューが、この一杯に色を添え、さらに味わい深い料理となった。
穂先メンマは、シャキシャキした食感を楽しめた。
驚いたのは、サイドメニューのチャーシューネギダレご飯だった。
特製の塩ダレが、鶏、豚のチャーシューに絡まり、旨味とコクをシッカリ感じさせてくれる。
この料理だけでも、充分立派な料理として成り立っている。
海塩、岩塩をブレンドし、これに魚介、浅利、貝柱、昆布などで丁寧にタレを作りこんでいた。
久しぶりに、旨い一杯に出会えた。
そして料理同様、丁寧な接客に久しぶりに感動を覚えた。