-
"しんみち通り"直ぐに、店舗はあった。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134413 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134413","content_type":"ReviewImage","content_id":74134413,"voted_flag":false,"count":49,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134414 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134414","content_type":"ReviewImage","content_id":74134414,"voted_flag":false,"count":47,"user_status":"","blocked":false}
-
入口直ぐの写真入りメニューが賑やかだった!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134416 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134416","content_type":"ReviewImage","content_id":74134416,"voted_flag":false,"count":45,"user_status":"","blocked":false}
-
卓上の調味料セット
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134417 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134417","content_type":"ReviewImage","content_id":74134417,"voted_flag":false,"count":43,"user_status":"","blocked":false}
-
卓上の"つぼ漬け"
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134418 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134418","content_type":"ReviewImage","content_id":74134418,"voted_flag":false,"count":37,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134490 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134490","content_type":"ReviewImage","content_id":74134490,"voted_flag":false,"count":35,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134491 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134491","content_type":"ReviewImage","content_id":74134491,"voted_flag":false,"count":35,"user_status":"","blocked":false}
-
カキフライ(1250円)には、みそ汁、ライスとのセットだった♪
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134419 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134419","content_type":"ReviewImage","content_id":74134419,"voted_flag":false,"count":37,"user_status":"","blocked":false}
-
カキフライは大振りのサイズが6つ皿乗った。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134421 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134421","content_type":"ReviewImage","content_id":74134421,"voted_flag":false,"count":38,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134422 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134422","content_type":"ReviewImage","content_id":74134422,"voted_flag":false,"count":35,"user_status":"","blocked":false}
-
みそ汁の具は、ワカメと長ねぎだ!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134423 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134423","content_type":"ReviewImage","content_id":74134423,"voted_flag":false,"count":37,"user_status":"","blocked":false}
-
店内に入れない待ち客が、外に列を作った!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-74134492 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-74134492","content_type":"ReviewImage","content_id":74134492,"voted_flag":false,"count":35,"user_status":"","blocked":false}
四谷の人気店「洋食エリーゼ」は何度となくメディアに露出し、常に行列を絶やさぬ人気店だった。人気メニューにはオムライス、そしてもうひとつの看板メニューがヒレカツだった。その店は今はない。2011年9月25日"洋食エリーゼ"は閉店し、その16年の歴史に幕を閉じた。翌日揚げ物メニューを中心とした"かつれつ四谷たけだ"へと再生した。
レビューに手を染める以前から気になっていたエリーゼへは、遂に行くことは叶わなかった。
…★…☆…★…☆…★…☆…★…☆…★…☆…★…☆…★…
千駄ヶ谷での用事を済ませた、昼どき前のある日だった。
時計を見ると、あと少しで11時になる。
今なら行列は、出来てはいないだろう。
2駅先の四谷へ、足を伸ばしてみることにした。
四谷口の改札を出て、構内左手に回り込む。外に出たら、直ぐの交差点を渡る。コンビニ前の横断歩道を渡ればいいはずだ。
ボクは慣れない地図ソフトを見ながら、目的地へと距離を縮めていった。
横断歩道を渡り左に歩くと、直ぐに"しんみち通り"がある。その入口直ぐが、今日の目的地だった。
料理の写真が載ったメニューが、入口直ぐ前に賑やかに並んだ。何にしようか料理を絞れずに店内に入ると、カウンター一席しか空いていない。ホールの女性店員に促され、その席へと腰を下ろした。
店内にメニューがあって、色々な種類の"かつれつ"が並んだ。迷ったが、外のメニューの"おすすめ"トップにあった"カキフライ"を思い出し注文していた。
店内は分割された形の6人、3人のカウンター、そして2人用のテーブルがふたつの、小ぢんまりとした店内だった。カウンターからは、男性3人が調理する姿が見える。
入口直ぐの調理場にはマスクをした、端正(であろう)男性がホール女性の注文を受けると、調理場奥の、比較的年嵩(かさ)のいった男性2人に注文を促す。ホールの女性の会計の言葉では、瞬時に調理場を離れ直ぐにレジ打ちへと回った。
そんな芝居を観るような、手際の良いしなやかな動きを眺めた。
調理の様子を見ているうちに、牡蠣の乗った皿、ライス、味噌汁がカウンターの上に乗り、女性店員は料理を次々に目の前へと配膳した。
メインの皿には、大きめの牡蠣が6つ重なり、脇にタルタルソース、キャベツの千切り、そしてちょっとしたポテトサラダが乗っている。
まずはカキフライを何も付けずに、ひと口で食べてみた。衣はサクサクし、噛みしめるたびに牡蠣のエキスが口いっぱいに広がる。
海の恵みとはよく言う表現だが、まさに今日だけの"海からのボクへの贈り物"のようだった。
次にタルタルソースを付けてみよう。
酸味が強くなく、主役を上手に引き立てる名脇役となっている。
サンドイッチの具として口にしてみたい、そんなタルタルソースだった。
口休めのキャベツは瑞々しく、シャキシャキとしている。ちょっとばかりのポテトサラダは原形を残し、食感が楽しめる。もう少し、量を楽しんでみたかった。
ライスはふんわりというより、多少硬めに炊かれていて、カキフライとの組合せにはピッタリだった。もちろん、皿に張り付くようなベタつきはない。
味噌汁はワカメとちょっとした長ねぎが入った、いたってシンプルなものだった。
ひと口啜(すす)ってみると、出汁の加減が絶妙で慈味深い味だった。メインの味を損ねない程度の余韻が、口の中を漂った。
食べ終えると、なんとも言えない満足感を覚えた。
それは何も、料理の味ばかりではない。店の醸し出す雰囲気、食事をする客、今ここにいることができた自分…
会計時、マスクをした男性に話かけた。言葉は少なめだったが、優しそうな目の奥には店を守り続ける逞(たくま)しさが伝わった。
店を出ると"しんみち通り"入口まで、列が延びていた。