1回
2024/01 訪問
【池袋で江戸前の『いなせ』と高級感を味わう】池袋 すし 福寿 @池袋
生湯葉の雲丹味噌和え。
帆立の柚子味噌。
里芋の酒盗焼き
スパークリングワイン。
水菜の胡麻和え。
鰤と大根の酒粕仕立て。
鰤。
大根。
アオリイカ。
クエ。
小肌。
中トロ。
車海老天麩羅。
キャビア。
酒蒸し鮑 肝ソース。
キャビアを合わせて。
穴子揚げ出し。
白ワインのシャルドネ。
雲丹食べ比べ。
バフンウニ。
縞鰺。
赤貝。
炙りののどぐろ。
赤身のヅケ。
茶碗蒸し。
富山湾の白海老。
とろたくの手巻き。
玉子。
赤出汁の味噌汁。
甘味と抹茶。
甘味はごまのトリュフチョコレート。
抹茶。
ビルの4階にあります。
2024/01/31 更新
ご縁があって池袋へ遠征を。【池袋 すし 福寿】は、銀座にも店を持ち、鮨と本格的な日本料理が味わえるお店です。
この日はせっかく新潟から来たので、『季節のおまかせコース 最上』(24,980円税込み ※サービス料10%、飲み物代は別途)をお願いしました。
まずは、前菜5種盛から。
生湯葉の雲丹味噌和えは、生湯葉に溶いた雲丹を纏わせて。クリーミーで淡白な生湯葉に、雲丹の濃厚なコクが良く合います。
帆立の柚子味噌は、新鮮でコリコリとした帆立貝柱に、柚子の風味の味噌を合わせてあっさりと。
里芋の酒盗焼きは、里芋に酒盗(熟成させた塩辛の一種)を添えて。ホックリとした里芋が、お酒が進む一品に。
これに合わせたのは、スパークリングワイン。フランスのシモネ・フェブル・クレマン・ド・ブルゴーニュ。爽やかさで肴を迎えます。
そして、水菜のごま和え。さっぱりといただけます。
あと、鰯の梅煮(写真は撮り忘れました)は、鰯を梅干しでさっぱりと煮たものがありました。
次は、椀物。鰤と大根の酒粕仕立て。
鰤は火入れが絶妙。しっとりしつつ、口の中でホロリとほどけます。
汁は白味噌をベースに、酒粕も入っていますが、あくまでも程よいアクセント。
マイルドな味わいです。
大根も味がよく沁みています。
いよいよ握りを。まずはアオリイカを、岩塩にすだちの爽やかさを軽く纏わせて。
コリコリとした歯ごたえと共に、やさしい甘味が広がります。
次はクエ。近畿を代表する、冬の高級魚です。3日間寝かせたのだとか。鮮度だけがおいしさではないというのが解っていらっしゃる。
淡白な白身ながら、脂が乗っていますね。
江戸前のネタといえばこれ、小肌。しっかりと酢〆されて、青身魚のクセを感じさせない。江戸前の仕事が伺い知れます。
そして、本鮪の中トロ。塩釜産だとか。脂の乗りはもちろん、赤身の旨味も感じます。大間産もいいけど、個体差なのか、塩釜産の方が旨い、と大将。むべなるかな。
次は、車海老天麩羅。
鮨店で天ぷらは初めて食べました。
すだちを搾って、塩で。これも揚げ加減が絶妙。プリッとした歯ごたえを残しつつ、中心はミディアムレアで甘味を感じます。
ここで、キャビアが供されます。揚げ物に合わせても、握りに合わせても良し、と大将。さすがに鮨店でキャビアは初めてです。
次は、酒蒸し鮑 肝ソース。
これにキャビアを合わせてみました。高級感がありますね。
柔らかく煮込まれて淡白な身に、コクのある程よい塩気がほんのり苦みのある肝のソースとマリアージュしました。
次は、穴子揚げ出し。
サックリとした歯ごたえと共に感じる、揚げたてのアツアツ感がいいですね。煮詰めを塗った甘い穴子もいいですが、出汁をくぐらせていただくのもおいしいですね。
これに合わせるのは、白ワイン。フランスのルイ・ラトゥール・アルディッシュ・シャルドネ。
キリッとした辛口が白身魚と良く合います。
次は雲丹。敢えて軍艦巻きではなく、レンゲで供されます。
左がバフンウニ、右がムラサキウニ。食べ比べです。
バフンウニの方がこっくりとしていて、ムラサキウニの方はあっさり目に感じました。どちらも口の中でトロけます。
再び握りへ。縞鰺。隠し包丁が入れられ、丁寧な仕事です。
これも青身魚のクセを感じさせないように、しっかり目に酢〆されています。
次は赤貝。コリコリとした歯ごたえが小気味よい。
そして炙りで供されたのは、のどぐろ(アカムツ)。脂身が香ばしさを纏うとともに、あっさりといただけます。
赤身のヅケも。鮪の持つ旨味を存分に堪能できます。これには赤ワインを合わせて。
コースも終盤に差し掛かり、茶碗蒸しを。
海老などが入り、具だくさん。しっかりとした出汁も感じられておいしい。
こちら、日本料理の腕前も良いですね。
再び握りを。富山産白エビ。その貴重性から宝石に例えられるこれ、ねっとりとして甘味が口に広がります。
巻物も。とろたくの手巻きを。香ばしい海苔の風味に、たくあんの小気味よい歯ごたえとトロの旨味が合わさり、満足感がありました。
玉子は、蒸されてなめらかな口当たり。甘さが控えめで好みの味わいでした。
留椀は赤出汁(赤味噌の味噌汁)。赤味噌の力強さが、赤ワインの余韻とマリアージュしました。
甘味と抹茶で〆。
見た目、ごま団子と思いきや、トリュフチョコレート。こちら、〆の甘味にも力が入っていますね。
クレマの立った抹茶の柔らかな苦みと甘味が口に広がります。おいしく締まりました。
こちら、池袋駅近くのビルの4Fにあります。
ちょっと高級感のある鮨と日本料理を味わうならぜひ。
ごちそうさまでした。