6回
2017/05 訪問
鮪の繊細に揺れ動くお味を堪能。昆布、お酒、お水不使用の鮑は必食の美味しさ
<2017/05>
あらいでもついに始まった鮑。
当店の鮑は屈指の美味しさで今年も楽しみにしていました。
今回は塩や昆布等調味料を一切入れていないもので、柔かさ、風味本当に素晴らしく進化を感じます。
進化と言えば鮪も同じで部位違いで6貫、炙りと手巻き入れて8貫でより細やかな味わいをいただけるようになってきています。
お味のシフトが楽しめ、最近はいただく方も頑張ってついていかないと思う位です。
そしてメイさんのレアな玉子も堪能。
楽しくて最後まで居てしまいました・・・今回も楽しく美味しいあらい。
次回が今から楽しみが出来でした。
◆京揚げと三つ葉
◆胡麻豆腐
京揚げと三つ葉は温製で柔らかなお味
出汁も濃すぎません
胡麻豆腐は小さくても存在感抜群、こちらも安定の美味しさです
◆鮑
千葉大原の1キロアップ
ぶつ切りとスライスがあり迷っていたら両方出してくれました
なんと昆布も塩も何も使わず鮑のエキスだけで蒸し上げたもの
修行時代~昨年までは昆布やお酒、お水を使用していましたが今年は鮑のポテンシャルのみで表現したそう
柔らかで奥に程よい弾力、甘くて香り良好、旨みが全体に広がります
昆布等の相乗効果で強く引き出したお味と言うより、本来の繊細さが自然に広がっていきます
ここまで思い切ったことが出来るのは、一番良い鮑を仕入れてるから
口当たり良く、風味の広がりが素晴らしい美味な鮑
◆平貝磯辺焼き
芳ばしい焼きで、厚いので平貝の強い弾力がよく伝わり美味
◆鰹
葱の入ったお醤油でいただきます
皮目を藁で燻してあり、薫香とパリッとした食感も楽しめます
◆白海老と赤雲丹
白海老の昆布締めと唐津の赤雲丹
雲丹は小さめですが、お味が濃く美味
◆桜海老と石川小芋、梅餡かけ
桜海老の下にとろとろの甘い石川小芋
◆茶碗蒸し
熱々の茶碗蒸し、柔らかなお味に海苔が塩気として生きています
◆鰈
前回鮃でしたが、季節的に鰈に
この前までは水っぽかったらしいですが、良いシーズンが到来
旨みと弾力があります
◆金目鯛
いつも通り脂のり良好です
◆墨烏賊
<今回の鮪は新潟佐渡定置162.6kgと青森尻労定置113kg>
◆赤身
佐渡
寝かせて5日目ですが、瑞々しい鮪
何より大変柔らか、ふわんとした優しい口当たりで癖はなく美味
◆血合いぎし
青森
濃厚で持ち上がる様な美味しさ
こちらも柔らかで、季節を感じさせない秀逸さ
◆血合いぎし横
青森
血合いぎしの隣の部分
色々な部位がでてくるのがあらいです
こちらも濃厚ですが、先程より後味が少しさっぱりしているかもしれません
繊細な変化が楽しめます
◆背トロ
青森
こちらもお味は濃いですが引きが綺麗です
◆中トロ
佐渡
じわーっと広がる旨みで楽しめるスパンが長いです
◆大トロ
佐渡
濃厚で存在感が強いです
◆大トロ炙り
◆小肌
男性らしいキリッとしたお味です
◆車海老
◆赤貝
◆シャコ
◆鯵
旨みとフレッシュさがあって、鮪以外ももちろん美味です
◆小柱
◆雲丹
◆蛤
甘めのツメが良く合って美味
◆鮪手巻き
◆玉
今回はメイさんが焼かれた期間限定・数量限定レアな玉
通称黒いカステラ
菅谷さんと違ってこんがりした焼き色からこの名称がついたそうですが、もちろん焦げてはいません
メイさんの玉子は珍しいですよ~というご紹介でした
焼きは高温で仕上げているので、香る芳ばしさが特徴
中はしっとり、パサつきはありません
メンバーのそれぞれの特色があっていつも通り楽しい回でした
次回は今月6月です
<全文はこちらです↓>
http://food-garden.net/foodpost/%E9%AE%A8%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%84/
2017/06/28 更新
2017/04 訪問
春本番でも鮪は潤沢。このお店だけ美味な鮪が溢れています
<2017/04>
鮪にとっては厳しいシーズンに突入ですが、それでもあらいは潤沢。
部位によって明確に変わるお味を季節の移ろいと合わせていただきます。
濃厚で力強かったシーズンが過ぎ、爽やかになっていく季節。
もうこのシーズンではお味が薄い鮪が多いですが、あらいの鮪は旨みを残しつつ軽やかな風の様にさらりとした風味が伝わります。
四季折々の経過を一緒に過ごせるのはとても素敵なこと。
春の鮪の味、夏の鮪の味・・・言葉では知っていても実際触れていくのは大きな違いがあります。
今回は禁断の巻物までいく前にお腹いっぱい。
もちろん鮪以外の鰹や金目鯛な他のネタも上質でした。
お値段だけに着目すると厳しいですが、他ではない体験ができます。
そして予約難がついに現実化に・・・長いスパンのスケジュールが必要なお店入りとなりました。(人気が出るというのは嬉しい部分もありますが)
今日もどんな出会いがあるのでしょうか、そんなことを思いながらあらいのステージが始まります。
◆のれそれ
蛤で出汁をとったのれそれ
出汁に浮かんだ三つ葉とあっさりしたのれそれ、輪郭がはっきり分かる蛤の良いお出汁が効いています
◆胡麻豆腐
小さくても濃厚なので存在感抜群です
◆甘海老
◆鰹
鹿児島のもの
脂のりを考えて火は入れないでいただきます
さらりとしていますが、お味自体はしっかりしていて薄くはなく後味も綺麗です
◆平貝磯辺巻き
強い弾力に焼きの芳ばしさが光ります
◆桜海老と石川小芋、梅餡かけ
桜海老の下にとろとろの甘い石川小芋
仄かな梅の香りと一緒にいただきます
〈ここから握りです〉
◆鮃
◆金目鯛
脂がのってとろとろです
◆墨烏賊
◆鱚の昆布締め
〈那智勝浦〉
今回は那智勝浦オンリーでしたが赤身から始まって7貫+巻物
お味の幅が広く、大将も良い鮪とおっしゃるだけありました
◆赤身
ふわふわの口当たりに驚き
この時期にもお味はしっかり、さすがです
◆血合いぎし
最後の一貫とのこと
血合いぎしは濃厚で美味しい箇所、ただ劣化が早いので特にこの時期においが気になってしまうネタでもあります
大将も少し気にされていましたが、濃厚でありながらさらりとしていて美味
においも気にならず良質でした
◆腹身
より濃厚なお味に
◆背なか
ふわふわとろとろな口当たり
ここの部位はそこまで柔らかくはなかった気が……美味しくいただきました
◆霜降り
身質がしっかりしていて、食べ応えがあります
◆大トロ
こちらも間違えない美味しさ
◆大トロ炙り
◆小肌
◆赤貝
終盤になって良くなった閖上のもの
もう終わりかなと思っていましたがギリギリあり今期最後の赤貝を楽しみました
◆トリガイ
こちらもとても柔らか、酢の加減がよく美味
◆蛤
甘いツメが良く合います
◆雲丹
青森のダイセン雲丹、やはり美味です
◆鯵
◆穴子
◆鮪手巻き
次回は5月、楽しみです。
<全文はこちらです↓>
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2017/06/02 更新
2017/04 訪問
鮪の握り、巻物でなんと8品!濃厚な鮪があらいに集まります
<2017/03>
この週は4回お鮨に行き、最後に訪問したのはあらいです。
変更をお願いしたので1年以上通って、初めてのディナータイム。
大将の前に座るとなんと隣にマイレビュアー様、3人でご訪問されていてお2人に再会。
お1人初対面で大先輩レビュアー様、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
今回続けてお鮨をいただいたことで、そのお店の特色やネタとの向き合い方がより濃く感じられました。
あらいは、鮪の素晴らしさはもちろんのこと、シャリのほどける感覚、塩梅、相性の良さも際立っていた点。
シャリが良質なネタを更に飛躍させ、他ではないあらいの世界が造られていました。
気付いたらこんなにも世界がくっきり見えていて、その早さに驚かされつつこれからもついて行きたいと思う鮨店です。
そして、祝い月最後のお店でサプライズはあの鮪オール巻き。
とても豪華なプレゼントをいただいてしまいました、いつも貰ってばかりの私です・・・
マイレビュアー様のいつもコースに参加させていただき、鮪祭り+量マックスコースで翌日は何もいただかなくても元気に過ごせるほどでした。
今回の鮪は千葉勝浦釣りと宮城塩釜。
今のシーズンはお味のひきが早いのが普通ですが、味の濃さ、余韻、香り、柔らかさ、全てが素晴らしくどうすればこんなに良い鮪を揃えることができるのか不思議な領域。
仕事をしているネタも美味しいですが、ポテンシャルの違いが際立ったのがここあらいの鮪です。
極上のネタをさらっと提供する今日もあらいの素晴らしい握りが始まります。
◆三つ葉と京煮びたし
◆胡麻豆腐
ポーションは小さくても香りは抜群です
◆真鯛
◆ボタン海老
ねっとりした口当たりレモンでさっぱりと
◆蛸
弾力と力強いお味が特徴
◆蛍烏賊
富山の蛍烏賊
甘く、藁で燻した香りが漂います
◆筍とタラの芽、浅利のジュレがけ
筍は鹿児島、ジュレからは浅利の旨みがでている和食として完成されているおつまみ
◆のどぐろの酒蒸し、菜の花添え
◆白子の茶碗蒸し
トラフグの白子が下層にペースト状に入っていて、小葱と黒胡椒を散らしたもの
熱々とろとろの茶碗蒸し、出汁の良さも光ります
おつまみの茶碗蒸しにトラフグ使い、それを特に強調せず供するのがあらいです
◆鮟肝と奈良漬け
◆ボタン海老の頭
<ここから握りです>
◆鮃
◆金目鯛
◆墨烏賊
今はアオリイカが多いですが、あらいは墨烏賊
墨烏賊特有のサクッとした歯触りと程よい甘み
◆赤身<千葉勝浦>
釣りで背の赤身
柔らか、旨みもあり赤身でも味の濃さに驚きます
◆中トロ<千葉勝浦>
余韻も楽しめ、香りも大変良好
◆血合いぎし<宮城塩釜>
鮮度落ちが早いとされる血合いぎし
フレッシュな旨みが前面に出てきます
◆中トロ<宮城塩釜>
ふんわり滑らか、濃厚です
◆大トロ<宮城塩釜>
見た目通り存在感のあるお味、濃厚さは後まで続きます
◆大トロ炙り
お肉に見える大トロ炙り
蕩ける口当たり、贅沢なお味です
◆小肌
柔かな身質でさっぱりと
◆車海老
◆赤貝
閖上のもの、シーズン後半で質が良くなったという今期の閖上
香り、柔らかさ共に良好です
◆トリガイ
愛知のもの、大きく口に含めば穏やかな口当たりに海の香りが広がります
◆蛤
大きな蛤、素材のお味が生きていて良いお味です
◆鯵
◆小柱
◆雲丹
青森のもの、ピンと立った大将曰く「リーゼント雲丹」
質が良いので崩れず、いただいていても水っぽく垂れてしまうこともありません
私的には密かにうさ耳雲丹と命名した、一貫で濃厚さと質の良さを堪能できる大満足の雲丹
◆鯖
◆鮪手巻き
鮪の美味しさをここで再び
◆鮪オール巻
シャリ(極)小の美味しい箇所を集結した最強の巻き
こちらがなんとサプライズで・・・こんな高級なサプライズいただいて良かったのかしらと思いましたが・・・
ばっちりいただきました
大きくていただくのが大変という更に嬉しいサプライズ
上質でフレッシュな旨みと脂、柔らかでこの上ない巻きで感動です
鮪の質だけでなく、シャリの素晴らしさも再確認。
次回は4月下旬です。
<全文はこちらです↓>
http://food-garden.net/foodpost/%E9%AE%A8%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%84/
2017/04/30 更新
2017/02 訪問
マグロを産地別でいただけます。濃さや口当たり等マグロの深さを堪能です
<2017/02>
いつも月1単位でしたが、今回は予定日が合わず1ヶ月半振りの訪問。
鮪の時期的最盛期は過ぎてしまったはずですが、とても良質であらいの鮪に対する想いが伝わる内容でした。
以前から気になっていた鮪祭り。
こちらからお伝えする前に鮪中心、産地別でいただく内容になっていました。
私はあらいに伺うまでは「鮪」=「大間や三厩のキロ数」というブランド思考。
こちらに来て、初めて産地を超えた美味しさを知りました。
鮪には産地それぞれお味に特色があり、あらいはそれをくっきり表現する鮪を提供してくれます。
よってどの鮪をいただいても有名産地からのグレード落ちにはならず、土地柄の色を強みに変えたお味で打ち出してきて鮪の奥深さを教えてくれます。
天本や初音鮨が驚きをくれるお店なら、あらいは質を教えてくれるお店。
派手さはなくても個々のネタのレベルはとても高く、握りが美味でまだきっと知らない鮪の魅力がある、私の知らない世界を見せてくれるとても素敵なお店です。
人気店なのでなるべくお店に合わせて伺いたかったのですが希望予約日に入れなかったこともあり、あらいさんにお気を使わせてしまったようで・・・
さり気ないお気遣いがとても嬉しくいつもついつい長居をしてしまいます。
正直私は高額なお酒をオーダーするわけでもなくいつも1人。
ですが人気は益々上がっても、変わらぬそれ以上に温かく迎えてくれ通う程に楽しさが増していくお店です。
自分のペースで純粋な鮨屋の楽しみ方ができ、強さと信念を真っすぐに伝えてくる大将。
通り過ぎていくだけでは測れない面白さがあるのがあらいです。
やはりあらいは握りが美味しいので、握りを多めにお願いしました。
◆温製・三つ葉と京煮びたし
ほんのり温かく、シャキシャキした三つ葉と柔らかな出汁で優しいスタートです
◆真鯛
◆ボタン海老
◆つぶ貝
弾力を通り越してコリコリとした食感があるレベルの高いつぶ貝
今季いただいたつぶ貝の中で鮮度はトップかもしれません
派手さはなくてもさり気なく良質なネタを出してくれるのがあらいらしいです
◆ヤリイカ
透明に見えるのが卵、柔らかで美味
甘いタレと良く合います
◆真鯛の梅茶碗蒸し
旨みがある真鯛とほんのり香る梅
酸っぱいとまではいかないさっぱり系、女性が好む味わいです
◆ボタン海老頭
<ここから握りです>
◆ヒラメ
◆金目鯛
◆スミイカ
◆赤身<那智勝浦>
那智勝浦、延縄176キロ
ブランド的には大間や三厩に隠れてしまい質も・・・と思われがちですがとても美味
那智勝浦の鮪は大間等に比べて少しざらつきがあるそうです
いただくと想像していたよりもかなり柔らかで、ふわっと旨みが寄せてきました
◆中トロ
濃厚ですが、時期もあるのか特色なのかひきが綺麗
いつまでも口に残る濃厚さではありません
◆霜降り
脂のり良好、ジューシーと表現したくなる瑞々しさがあります
◆大トロはがし
さくにしないでスジとスジの間の身だけをいただくとても贅沢ないただきかた、通称背トロ
溶ける口当たり、鮪の最高の時期が過ぎたとは思えない美味しさです
◆霜降り<島根>
島根の定置、130キロで最後の一貫とのこと
ここであらいさんの仰っていたざらつきがわかりました
那智勝浦に比べて口当たりは滑らか、広がる品がある旨み
鮪にも品格という言葉を使いたくなるお味をしていました
那智勝浦も十分美味しいと感じましたが、どれもこの様なお味ではないそう。
通常はお味が薄いのが多いとのことでした。
◆小肌
身がしっかりしていて、食べ応えがあります
◆車海老
◆ミル貝
◆赤貝
閖上のもの
ソフトな磯の香りと良い食感
◆小柱
さっぱりした小柱と海苔の良い香りと合わさり、リセットするには最高のネタ
◆うに
あらいさんのひらめきでシャリとうにの間に海苔を少しだけ挟んであります
うには青森のもの
うに自体のお味がしっかりしているので、確かに海苔はこれ位でも良いかもしれません
口溶けも海苔が少ない分ダイレクトに感じることができました
◆鯖
◆大トロ炙り
焼いたお肉が乗っているように見える大トロ炙り
芳ばしさが最初にきて、身は蕩けます
◆穴子
初訪よりも更に良くなってきてるように思えます
膨らんだ様なふわふわ感が秀逸、ツメと合って良いお味でした
◆玉
次回は3月です。
<全文はこちらです↓>
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2017/04/02 更新
2016/12 訪問
マグロの質都内最強。蕩ける中トロや18日熟成のカンパチ、西瓜奈良漬あん肝が楽しめます
2016年は色々な鮨店に訪問させて頂きました。
マグロと言うと初音ととかみが素晴らしかったですが、やはり頭一つ抜けて良かったのがここあらい。
産地、キロ数ではなく真の質を見分ける目利きで本番シーズンとなれば他を寄せ付けない力を発揮します。
今回は三厩マグロ、超絶美味で今年No.1マグロと言っていいネタ。
スイーツに使用するような「蕩ける口溶け」と言う表現しかないと思える、良質な脂のりがある中トロ、更なる濃厚さを楽しめる大トロ。
最上の美味しさでマグロ祭りを希望されるお客様を見て私もお願いしたくなってしまうほどでした。
全体の質も通い始めた時よりより良くなっている印象で、まだまだこれからたくさんの可能性があるお店。
堅苦しさは全くなく、色々お気遣いも頂きとても楽しい時間を過ごせました。
来年も毎月の様にご訪問させて頂きたい鮨店です。
【2016/12】
◆温製・三つ葉と京煮びたし
柔かな出汁でどの素材も尖ってない優しいお味
◆胡麻豆腐ピーナッツ塩かけ
甘塩っぱさは適度ですが風味はしっかりしていて粘度がある胡麻豆腐とは想像通りの高相性
◆真鯛
さっぱりしながらも甘く上品、弾力もありスタートには癖が無くていい流れです
◆ボタン海老
軽くレモンのお味がついていて、強い甘みと適度な冷たさ
ねっとりとした口当たりで美味
◆メジ・カツオ
◆牡蠣のみぞれ煮
大根は甘く優しく、柚子胡椒がピリッとしめてくれる出汁が美味のみぞれ煮
産地は仙鳳趾、濃厚でコクがあるお味
◆ボタン海老頭、エビマヨソース
ボタン海老の頭を煮詰めて、卵黄とサラダ油、塩を合わせて作ったソース
命名はエビマヨソースですが、マヨネーズベースでもないので普通のエビマヨのお味ではありません
海老の旨み、コクがありますがスッキリとした味わいでバランスよく前に出過ぎないサポート役
香ばしい頭のお味を引き立てます
◆のどぐろ
下に昆布が敷き芽蕪を添えて
出汁ととろとろの口当たり、定番おつまみ
◆鯛の梅茶碗蒸し
熱々で鯛はさっぱりしたイメージですがお味が濃く旨み有
梅は酸っぱいまでいかず、お洒落な味わい
出汁も柔らか昆布がふわりと香り丸みと品がある茶碗蒸し
<ここから握りです>
◆ヒラメ
◆赤身
今回の鮪は三厩延縄143キロ
甘みがあり濃く赤身でもコク有
◆中トロ
口の中で溶けて無くなる最上の中トロ
脂のりやコクに始まり質だけではなく、提供の温度やシャリとの相性全てが合わさり最高のお味へと昇華します
◆大トロ
こちらは更にお味が濃くなって濃厚
お味的にはこちらの方が凄みがありますが、私的な好みで口溶けが気に入ったのが中トロでした
◆赤貝
香り良く美味しい時期になってきました
◆小柱
◆車海老
◆いくら小丼
そろそろ終盤
いつもより少し塩分が強かったように思えますが、いくらは皮がとても柔らかく美味
◆墨烏賊
◆うに
北海道のもの
ブランド物ではありませんがさらりとしながらも濃厚さがあり美味
お味主体で仕入れするあらいらしさがあります
◆鯖
◆カンパチ
12月初めに仕入れて18日間ねかせたもの
カンパチと言うと濃厚で脂が強めのイメージ
特にねかせたものというと濃厚で脂がのったお味が多いように記憶しています
こちらのは甘みがあり、濃厚さがあってもすっきり
かなり意外で同じネタであっても期間やねかせかたで大きな違いが生まれるものと新しい発見でした
◆あん肝西瓜奈良漬け乗せ
すし匠スタイルの一貫
口の中で溶け行くあん肝に西瓜奈良漬けが綺麗に重くなく仕上げます
◆中トロ
◆大トロ
とても美味しかったので中トロ、大トロをもう一度
◆玉子
1月は希望曜日のお席が満席だったので次回は2月。
少し寂しいですが今から楽しみです。
【2016/11】
◆壬生菜と湯葉
◆真鯛
◆ボタン海老
◆かぶら蒸し
新井さんはおつまみの説明に熱がないので、おそらくですが内容は蕪、下層に白子、昆布出汁と柚子が香り、キクラゲ、穂紫蘇とぶぶあられを散らしたもの
出汁はやさしく下からとろりとした白子に柚子の香りで冬らしさを感じ、細かさがあり美味しい一皿
◆牡蠣のみぞれ煮
◆ボタン海老頭、エビマヨソース
◆のどぐろ
<ここから握りです>
◆ヒラメ
◆シマアジ
◆赤身
大間の109キロ
すっきりしながらも旨みあり
◆中トロ
◆霜降り
◆大トロ
ここまでくるととろとろ
段階を追ってお味の変化が楽しめるのはあらいならでは
◆車海老
◆鯖
◆金目鯛
◆小柱
◆赤貝
◆白トリュフ×雲丹の小丼
まさかあらいで白トリュフがいただけるとは思いませんでした
大胆にたっぷり削り、下層はシャリとたっぷりの雲丹
これだけだとかなり濃厚な仕上がりに見えますがくどさがありません
白トリュフの香りはたまりませんし、そこに雲丹と交わりコクが出て深みは増していきますが過度にならないのはシャリ
酢が効いたキリッとしたシャリで後引きが綺麗で重さがなくバランスがとれていてとても美味
幸せな気分にさせてくれるお味でした
【2016/10】9回目
【2016/09】8回目
【2016/08】7回目
【2016/07】6回目
【2016/06】5回目
【2016/05】4回目
【2016/04】3回目
【2016/02】2回目
【2016/01】初訪
<2016/01~10月までは下記に格納しました↓>
http://food-garden.net/foodpost/%E9%AE%A8%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%84/
2016年12月 カンパチ18日間熟成
2016年12月 あん肝西瓜奈良漬け乗せ
2016年12月 三厩中トロ
白トリュフ×雲丹の小丼
かぶら蒸し
ボタン海老頭、エビマヨソース
松茸
血合いぎし
2016/09鮪オール巻き
2016/09鰤
中トロ(10日)
新イカゲソ
鰹
シンコ
2017/02/22 更新
2015年オープン、中央通りから入った鮨店超激戦区にありながら開店直後から人気店の仲間入りをしたダイナミックな握りで知られる鮨あらい。
オープン当時は「かねさか本店のお隣」ということでも話題にもなりましたが今では人気が定着してそんな形容詞はつかなくなりました。
大将の新井祐一さんは、久兵衛、すし匠長年修行されていますが、開店時33歳という若さ。
竜介は久兵衛時代の先輩にあたります。
お店はあらいさんを始め全メンバーがいつも元気に明るくお出迎えして下さり、お話、掛け合いも面白いので楽しくお食事ができて堅苦しさはありません。
控えめな大将やクールな大将など色々なタイプの方がいらっしゃいますが、あらいさんは前に出るタイプの方。
旬に拘り、ごまかすことなくストレートな握りが特徴で奇を衒うことはしない鮮度重視。
何か乗せたり過度に挟んだり流行に流されることなく、昔の鮨屋が当たり前にやっていたことをやるという強い信念を持っています。
<2017/06>
この日は病み上がりでした。
大分良くなっていたのですが、大将が気付かれて何も伝えなくても気遣いのあるネタで迎えて下さいました。
私としても折角大将が握って下さるのですから、万全でいたかったのですが申し訳なかったです。
ただ、そういうハプニングがあったからこそ鮨あらいの良さを感じられた日でもありました。
大将は特別なことは色々仰らなくても当日の流れを振り返れば濃厚なネタは程よく、さっぱりしたネタが並びよっていつも通り美味しくいただけました。
体調によって控えめにしてしまえば、お値段もいきません。
ですが鮨あらいは人気店であっても合わせてくれる細やかなおもてなしがあります。
特別な日のお鮨も素敵です、ですが日々一緒に過ごせるお鮨も素晴らしいもの。(ネタはいつも特別ですが)
粋な色をもつ鮨あらい、男らしい握りながらも心落ち着く日の流れは以下になります。
◆冬瓜
この時期になるとお皿に登場する冬瓜
蛤出汁がふわりと香る温かいおつまみ
冬瓜は柔らかで染み込んだ出汁が良い相性
当店のおつまみは濃すぎないところがいいです
◆胡麻豆腐
◆鰈
飾りないそのままなので派手な見た目ではありませんが、甘くて弾力があります
縁側は味が濃いストレートに美味しいと思える鰈にも質の差がでていました
◆鮑
前回通り柔らかで味がしっかりしていてとても美味
◆鰹
◆のどぐろ
いつも通りふわふわとろとろののどぐろでした
◆浅利とウドの茶碗蒸し
最後に生姜で香りをつけてあります
ウドの食感と優しい甘みのある茶碗蒸し、生のりの塩分でバランスがとれています
◆金目鯛
当店の定番
脂がのっていて質が安定しています
◆シロイカ
◆赤身
今回の鮪は富山氷見、背中の方の赤身
身質は柔らかでお味はしっかりしていますが夏らしく爽やかです
◆背トロ
つるんとした口当たり、濃厚さの中にさらりとした風味が重なります
◆血合いぎし
お腹の部分、深いお味です
◆大トロ
初夏らしさはありますが、濃厚さがあり満足度があります
◆霜降り
京都舞鶴、最後の一貫
お味がしっかりしていて、美味です
◆小肌
◆小柱
病み上がりだったのでさっぱりしたネタが更に美味しく感じます
◆車海老
◆蛤
大きな蛤、甘いツメと相性良く満足度が高いです
◆シャコ
◆鯵
出水の鯵
クリアなお味で大変美味
前説明がなく素晴らしいネタをさらっと握るのがあらいさんです
◆鰯
ふわふわとしていて骨っぽさはありません
においにも控え、美味しさがありました
◆雲丹
今回は3種類あり、唐津、ダイセン、函館から選べ一番お味が濃い唐津にしました
とろっとした口当たりの中に強い濃さがありました
◆大トロ炙り
◆穴子
◆玉
◆鮪の巻物
しっかりした鮪の風味を堪能できました
色々お気遣いいただき恐縮です。
次回は7月に伺います。
<全文はこちらです↓>
http://food-garden.net/foodpost/%E9%AE%A8%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%84/