『水道水の400倍以上! ミネラルウォーターで健康になれますか?』フランキーさんの日記

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フランキーのウマい店にはワケがある

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買った経験の無い人を探す方が困難なくらい
ペットボトルのミネラルウォーターは一般的に普及されている。


私も以前まで、正確には去年までボルヴィックを箱買いして自宅の飲料水として飲んでいた。

でも今は違う。

今は、水道水を木炭入りのペットボトルに入れ冷蔵庫で冷やすか、炭酸水を飲むようになった。外出先でも水を買うこともしなくなった。

ところが、巷では自宅にウォーターサーバーまであるという。

天然水という言葉はいつごろから使われていただろう。
いつから日本人はお茶や水にお金を払うようになったのだろう。
タダと皆が思っていたはずの「水」と「お茶」。

去年末、オーストラリアのニューサウスウェールズ州にあるバンダヌーンでミネラルウォーターの販売が禁止となった。
http://news.jams.tv/jlog/view/id-6062

問題は、ペットボトル自体の環境への影響(二酸化炭素排出量)、それと地下水の水源が枯れてしまうことの危機感だ。確かに20年前まで元気だった川が今では土から水がしみ出す程度しか流れなくなってしまったようだ。

地下水=天然水はいつかは枯れる。

では、誰がその水を守るのか?

国は、企業は、県は、その水から生まれる恩恵=お金が必要です。
水が水となり、日本酒となり、原料の一部となる。

水は、その地に住む人間が守るしかない。

しかし、ミネラルウォーターは儲かる。

例えば
1リットルのミネラルウォーターを100円で買ったとして、
それを水道料金と比較してみる。
1m3=1000リットル=全国平均を250円とし
水道水なら水1リットルが0.25円
ミネラルウォーターはその約400倍以上の価格となる。


日本人の消費量も過去20年で20倍に膨れ上がった。
年間消費量 
一人あたり 
1989年 0.9リットル 
2009年 19.7リットル

炭酸飲料やフルーツ飲料などを飲むために買うのではなく水を買うということは、
インドや中国といった環境整備が遅れた地域でない限り、最も贅沢な行為かもしれない。

水を買うようになったのは、単純に蛇口から出た水がマズイと感じたからだ。
ただ、昔よりは格段と飲みやすくなってもいる。
水道水でお腹をこわすひともいないはず。

水道水を飲もう。上手に飲んでみよう。

いずれにせよ島国日本。

このまま行けば、必ずや日本の水は枯れはじめ、
それと同時に全国の水道料金は劇的に上がるだろう。

そうならないためにも、目の前にある蛇口をひねって、水を飲もう。




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