2回
2018/11 訪問
完璧過ぎて、それ以外の言葉がありません
「松川」さんへようやく訪れることが出来ました。
言わずと知れた、食べログランキング日本一位。
4.92なんていう、殆どの人が5点満点以外付けていないようなお店の御料理はどんなものか…と常々思っていましたが、凄かったです。
高級食材のオンパレードと思いきや、決してそれだけではなく…。
もう、お出汁が本当に素晴らしいものでした!
甘味、旨み、塩味…と、どう昆布を使えばこんな味わいになるのか分かりようも有りませんが、本当に比喩抜きで今まで食べて来たお出汁の中で一位です。
圧倒的ですね。最後の御飯と一緒に、ずっと飲んでいたい(笑)
連れて来てくれた先輩曰く、松川さんの秋と冬は使われる食材が松茸&蟹と、それ自体が美味しいので反則だそうです。
松川さんの素晴らしさをよりハッキリと味わうなら春と夏の方が良いなんてことを聞きましたが…いつかは、四季折々で味わってみたいものです。
この日は秋から冬に移り変わる季節だったので、松茸か蟹のどちらなのだろうと思っていましたが、解禁されたばかりの蟹。
緑のタグが存在感をアピールしている最高級の間人蟹でした。しかも、まだ生きていて、泡をブクブクしているの!
生きている状態での間人蟹を見たのは初めてで、この日は初めて尽くしでした(笑)
松川さんはレビューしている人も多いし、私ごときが今更詳細を書かなくても小説家のような深く掘り下げたレビューを出している人も多いので、記憶にこびりついたものだけ。
それはお出汁の味と、最後の御飯のお供達。
自家製ジャコ、生カラスミ、イクラ、海苔を御飯にかけて食べることが出来るのですが、これは反則(;´∀`)
2時間ほどかけて食べ続けているのだからお腹も膨れてきているのに、あっと言う間に食べて終わってしまいました。
※実際、御飯もお供4点セットも、お代わりして食べ続ける人がいるそうです。
京味のハラス御飯もそうですが、ずっと食べ続けていたはずなのに、最後に出て来る御飯を幾らでも食べたいと思えるこの不思議。
ジャコはお土産で貰えるので、後日、家でカラスミ以外で作って食べてみましたが、味わいが全然違います。
何が違うって、やはり一番違うのはお米の味。高級食材に隠れてしまいがちですが、お米や使用している水などが別物なのだな…と改めて感じました。
本当に素晴らしいお店です。体験出来て良かった!
2019/01/28 更新
「松川」さんに再訪しました。
松川さんは次回の予約が8~9ヵ月先になるため、少しづつ訪問の季節がずれて行くとは聞いてはいたのですが、今回は松茸が出回る時期の頃の再訪でした。
今年は御存知の通り、松茸の出来が非常に悪いと言われている年です。
このレビューを書いている10月中旬で、ようやく丹波の松茸が出て来るとか、ようやく良し悪しを選べるくらいのが市場に出て来たとか言われているのですから、訪れた9月初旬の出来は推して知るべし…。
それでも、その中では最上級を出して来ているというのは、その後に訪れたお店で食べた松茸の出来を考えると良く分かるのですが…。
前回に訪れた時のイメージが良すぎている為、この松茸の比較も当然ありますが、かなり印象的に「?」が付いてしまったのも、事実ではあります。
特別的な美味しさはもちろん有ります。鯛とウニのお刺身は寿司屋さんで出て来る物以上と思えるし、子持ち鮎の炭火焼はとても美味しい。
鱧のしゃぶしゃぶや、蕎麦、御飯セット、水ようかん…と、どれも素晴らしいと感じるのですが、前回の想い出が良すぎるのか、追いつきません。
全ての季節に行って、その中での平均値はどんな感じになるのかなぁ…とも感じた一食でした。
他店が値上げしているので当然ではあるのですが、お会計が一人酒抜きで約55,000円。今回はお酒を飲んでいますので、6万円ほど。
割高に感じてしまうのは、致し方なし(;´∀`)
・伊勢海老、炭火焼
・ワタリガニ飯蒸し、キャビア乗せ
・マダイとウニの刺身
・松茸、蟹真丈
・スミイカのルイベ刺
・アワビ肝ソース、ばちこ乗せ
・子持ち鮎、炭火焼
・ぐじ、蓮の実
・和牛ヒレ、松茸
・イチジクの甘煮
・鱧しゃぶしゃぶ、リンゴ酢
・冷製蕎麦
・御飯セット(イクラ、生カラスミ、じゃこ、海苔)
・水羊羹