2回
2021/12 訪問
世田谷とんかつ祖師谷七丁目食堂にてとんかつ定食
とんかつ定食
2021/12/03 更新
2021/07 訪問
世田谷とんかつ祖師谷七丁目食堂にて祖師谷の豚かつ定食
夜は、世田谷とんかつ祖師谷七丁目食堂へ。
完全予約制、金曜夜だけのとんかつ定食。
とんかつを三枚ずつしか揚げず、3名様ずつ三回転（18:00-、18:30-、19:30-）となります。
この程度で敷居が高い、予約が取れないとは言われちゃうのは、なんとも。
先週から始まったので、今夜が第二回。
前回の様子をあちこちで探したけど見つけられず、メニュー構成も全く分からず。
ただまあ、胡麻を擂るすり鉢とすりこぎが新品の様なので、今回から導入っぽい。
ということで、今回のメニューを紹介しておきます。
次回はまた変わっている可能性大なので、それはそれでお楽しみです。
まず、店名は「世田谷とんかつ祖師谷七丁目食堂」です。
ページをめくると見開きで左側が「祖師谷の豚かつ定食」の紹介、右側が「過ごし方」。
『当店の豚かつは１か月間程、熟成を重ねた長期熟成豚になります。
基本は300gのロース肉、お好みの食べ方と分量をお尋ねいたします。
かつを揚げている時間は胸躍る香りを、提供後はお客様の自由時間。
銀シャリとお味噌汁はお代わりになります。
腹八分目が大事で御座います。
ご堪能、下さいませ。
食べ切れない時はカツサンドをお作りいたします。
お申し出くださいませ。』
最後のページは、お食事のお付き合い。
プレミアムモルツ700円、生檸檬サワー600円、森伊蔵（ロック・水割り）700円、菊川２番茶水出汁500円。
お店側との信頼関係に応じて、提示されたメニューから選ぶか、自身の好みを伝えるかは、人それぞれ。
先ずはプレミアムモルツ700円。
くうぅ、小雨の中でのビールは格段に旨い。
日本酒の会以外では、基本、ビールから飲むことにしている私。
理由は幾つかありますが、こういうことでも無い限りビールを飲まないから、ってのが一番かな。
一品目は無花果（いちじく）の白和え。
とんかつのコース料理（こちらでは「豚かつ定食」と称していますが）は、何がどうと確立していません。
料理人の自由な発想からの組み立て、冷たい料理からというのがこちらが伝えたいメッセージ。
あっさりめの出汁に浸けたまるごとの無花果にさっとひとかけ、美味しいですなぁ。
日本酒は、新潟の蔵元である加茂錦酒造が醸す「荷札酒（にふだしゅ）」純米大吟醸 播州愛山 無濾過生原酒 R2BY。
前回の夜会でも驚かされたけど、今回も驚く食中酒、どこで買ったのか訊き忘れた。
店主さんから日本酒に詳しいという話を聞いたことが無いけど、その道に詳しい人は敢えて語らないものなのか。
ご飯の炊き上がりに30分掛かりますので、それに合わせてとんかつを揚げ、それまでの間は飲んでつまむ。
二品目は牛肉と焼き茄子、酢橘掛け。
牛肉はほぼレア、熱々の餡かけでそろりと火入れ、酢橘の香りを纏って美味しくいただきます。
今夜は店主さん以外は誰も知らない会なので、少し黙っていたけど、一時間もすれば既に知り合い。
和気あいあいしながら、とんかつの出来上がりを待ちます。
ご飯が炊き上がって、蒸らしている間にとんかつを盛り付けます。
豚肉の銘柄はTOKYO-X、三ヶ月熟成、300g。
100度の油で10分、温度を120度に上げて5分、その後で揚げ器を変えて高温で1分、揚げています。
祖師谷の豚かつ定食3,600円。
とんかつの付け合わせはキャベツの千切りとパセリ、生レモン。
土鍋炊きご飯に豚汁、調味料は白胡麻、粒マスタード、塩。
味噌仕立てのソースも用意されていましたが撮影忘れ、女性のいるテーブルにはドレッシングもあった様子。
3か月熟成のTOKYO-Xをとんかつとして食べたのは初めて、どのくらい美味しいのか比べようがありませんが。
控えめに言って最高、こんなに美味しいとんかつがこの世にあるんだ。
流行の赤身に寄せず、伝統のしっかり火入れでも無い、ここでしか味わえない火入れの豚肉。
一つ目は何も付けずに食べてしまい、少し温度が下がってから塩、レモン、マスタードで楽しむ。
ご飯はお代わりできますが、美味しいとんかつにはご飯を合わせない私、酒が旨い。
食べ終わったら自家製プリン。
とんかつの後で甘めのプリンは合う合わないとありそう、甘味では無くフルーツ系が良かったかも。
プリン単体としてはとても美味しいので、余計なことを言わずに美味しく食べればいいか。
最後はお茶でクールダウン。
この辺りの歓談が楽しくて、最終組にエントリーすればエンドレスでご歓談になりそう。
まま、それが分かっていて、先発組に予約したんだけど。
美味しくいただき、ご馳走様でした。
※2021/07/12 店舗ページが出来たので、レビューを移動しました。
祖師谷の豚かつ定食3,600円
2021/07/12 更新
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夜は、世田谷とんかつ祖師谷七丁目食堂へ。
毎週木曜日に4名様3回転の完全予約制とんかつ屋、やっと予約が取れて2回目。
なんだけど、今月で終了してしまう、、、なんってこった。
そう言えば、世田谷とんかつ祖師谷七丁目食堂の昼営業である世田谷中華そば祖師谷七丁目食堂が、ミシュラン東京2021のビブグルマンに選出されました。
「ミシュラン、おめでとうございます」ってお祝いしたら、実はさーって、え？
ま、それはそれとして、とんかつを楽しみます。
先ずは一杯、奈良の蔵元である油長酒造が醸す「風の森 ＡＬＰＨＡ８」純米酒 無濾過無加水生酒 R3BY。
玄米で醸した試験的な日本酒、味わいに深みを感じる。
風の森は心好いけど、1杯目は泡系がいいのではないでしょうか（ってもう終わっちゃうし
鯵のアジフライ。
とんかつは低温の油で時間を掛けて揚げるので、それまでの繋ぎにアジフライ。
何の変哲も無いアジフライに思えて、日本酒に合わせていただくアジフライは心好い。
このアジフライも食べられなくなるのか、、って天ぷら屋をやれば良いじゃん。
長野の蔵元である大信州酒造が醸す「大信州（だいしんしゅう）」純米大吟醸酒 金紋錦 R3BY。
日本酒の銘柄はお店指定、全て冷やで提供されます。
ここで飲む大信州は格別ですな。
白子ポン酢。
ポン酢に浸した白子を揚げてあり、全体に程良く火が入った白子の心好いこと一番。
ソースの代わりに掛けたウニが美味しいという話もあり。
とんかつが揚がってくる前に、白胡麻を擂り潰して、自家製ソースを掛けます。
第三部も4人組ですが、第二部の4人組も残って飲んでいるので、それはそれで楽しい。
山形の蔵元である東北銘醸が醸す「初孫 巧実（はつまご たくみ）」純米大吟醸 生酛 雄町 R3BY。
先週も飲んだな初孫、生酛の純大って珍しい気がする。
さてとんかつ定食、先の二品とデザート込みで3,800円。
今夜の豚肉は2週間熟成の素晴らしい味わいの豚、キャベツ、ご飯、味噌汁が付きます。
先ずは味噌汁で箸を濡らし、キャベツを一口食べてから、とんかつを頂きます。
ご飯は「残す人が多いから」との理由で少なめ、足りなければもちろんお代わりできます。
程々の脂身とピンクからホワイトへグラデーションした赤身、心好いなぁ。
一切れ目はそのまま、次はソース、続けてレモン、辛子といろいろと楽しめます。
残りは再び何も付けず、豚肉と衣と油を楽しみます。
群馬の蔵元である永井酒造が醸す「水芭蕉（みずばしょう）」純米吟醸 新酒直汲み 生原酒 R3BY。
もう飲み終わったつもりでいたのに、こちらもどうぞと出されたら、しっかり飲みます。
水芭蕉は心好いけど、最後は貴醸酒の方が（ってもう最後だし
デザートはラフランスのシャーベット、もちろん自家製。
冷たいお茶を飲みながら、今後のお店のことをああだこうだ、と。
美味しいとんかつ、美味しい料理、美味しい日本酒をご馳走様でした。