ふらわ★さんが投稿した鉄板焼 花（東京/代官山）の口コミ詳細

　代官山から徒歩数分の鉄板焼　花、お店を見上げるように待ち合わせて階段を登ります。
　前回、飲み友と伺って、その料理、そのパフォーマンスに感動して。
　今回、飲み友らを誘って6人で訪問しました。

　17時30分の開店時刻からカウンター貸切の6人、テーブル席にも二組の予約が入っています。
　今夜は特選花コースを中心に「美味しいワインを飲みたい」と、予約しました。
　私達のワガママをきいて下さり、ありがとうございます。

　乾杯は（スパークリングワインではなく）シャンパーニュ、ボトルは撮り忘れました。
　よく見掛けるシャンパングラスではなく、シルエットがスッと切れ上がったグラスで頂くシャンパーニュ。
　1杯目から気分が上がるねぇ、美味しいシャンパーニュを飲むと幸せになれそう。

　先ずは海鮮サラダ。
　サニーレタスにカニ味噌ソース、タップリとズワイガニの身、食感で飛子を合わせています。
　ビールで頂いても美味しかったけど、シャンパーニュと合わせるともっと美味しい。

　「今日のは特別に美味しいんです」と勧められた白穂乃香、無濾過のプレミアム樽生ビール。
　日によってビールサーバーのコンディションが変わるわけではなく、ここはそれ、リップサービスなのかも。
　目の前で調理される鉄板焼き、リップサービスやＭＣが料理の味をこれでもかと持ち上げます。

　次は、焼きうにとホタテ磯辺焼き。
　焼き雲丹はおこげ、醤油漬けした玉子の黄身と共に海苔で挟んでいただきます。
　帆立はレア焼き、バター醤油と共に鉄板焼きされていて、こちらも海苔で包んで一口でパクり。

　本日おすすめの一品。
　玉ねぎとトリュフから作ったソースを掛けたハンバーグ、ハンバーグは和牛100%。
　スイートポテトのマッシュポテト、ハンバーグとの相性は控えめに言って最高。

　今日は日本酒ではなくワイン、まずは白から。
　Vignoble Angst Chablis（ヴィニョーブル・アングスト・シャブリ）　シャルドネ　フランス　ブルゴーニュ　2020　白。
　リストを見たら（高くて）絶対に飲めない白ワイン、目が覚めるほど美味しい。
　シャンパーニュも美味しかったけど、白ワインもこのレベル、もっともっと期待してしまいそう。

　本日魚介の一品。
　強火の鉄板焼きで一気に焼き上げたキハダマグロのガーリック焼き。
　ガーリックは粒を鉄板に乗せ、へらで潰してから焼き上げ、糸唐辛子をあしらってあります。

　一つ目はそのまま、ぐわっとガーリック風味が押し寄せてくる。
　二つ目はおろしを合わせて、さざ波のようにゆっくりガーリックが押し寄せてくる。
　これぞ鉄板焼きならではの焼き方、旨いなぁ。

　活アワビの鉄板焼き。
　北海道産の鮑、水槽から出してきて直ぐに焼き始めます。
　途中で殻を掛けて蒸し焼き、その後、厨房で切り分けて殻に乗せて。

　前回頂いてとても美味しく、今回もとても美味しく、次回もきっととても美味しい。
　付け合わせのワカメは冷たいけど、この冷たいのが良い感じ。

　活イセエビの鉄板焼き（半身）。
　伊勢海老を刺身や焼きで食べたことはあるけど、活な伊勢海老を鉄板焼きで食べるのは二回目。
　海老の頭と味噌を煮詰めたソースを掛け、香ばしさを演出。

　初めはそのままで頂き、途中からレモンを搾って頂きます。
　刺身や焼きは「美味しいけどそれほどでも」と感じていたは昔、活な鉄板焼きは格段の美味しさ。
　半身なので少ないかなと思ったけど、十分は食べ応えです。

　フォアグラの鉄板焼き。
　鉄板焼きしたフォアグラ、お出汁で炊いた大根に乗せて。
　周りにバルサミコソースをあしらい、手前にペッパーソルトを乗せています。

　ひとつはそのまま、残りはペッパーソルトで。
　大根はフォアグラと最高の組み合わせ、ああ、このままずっと食べていたい。
　フォアグラの元になる（？）アヒルが鳥インフルエンザで処分され、フォアグラが入手困難とのこと。
　今夜食べられることに、感謝。

　Domaine Alain Brumont Chateaux Montus AOC Madiran（ドメーヌ・アラン・ブリュモン　シャトー・モンテュス）マディラン　フランス　2016　赤。
　「前回飲んで頂き、非常に喜んで頂いたので、今夜も用意しました」と案内されました。
　非常に濃厚で力強く、それでいてまろやかに滑る味わい、高いワインは間違いなく美味しい（前回と同じ感想）。

　箸休め。
　ステーキに行く前の一休み、大葉とレモンのシャーベット。
　口がすぼまるほど冷たいシャーベット、さてさて今夜何度目かのメインディッシュへ。

　特選黒毛和牛雌牛A5ランクサーロインステーキ、焼き有機野菜。
　有機野菜はかぼちゃ、ニンジン、レンコン、ナス、ピーマンなど。
　今夜の銘柄は田村牛、調味料は山葵、お塩、ポン酢。

　綺麗な盛り付けに惚れ惚れ、ステーキの並びより野菜の盛り付けが綺麗すぎる。
　田村牛は先月頂きましたが、焼き方が違うと（部位も違うか）こうも味が違うのかと思うほど。
　色々な調味料で楽しめて、こんなに幸せな夜で良いのだろうか。

　焼き飯。
　高菜を合わせて鉄板で焼き上げるガーリックライス、量を訊いて下さいますので、普通でお願いしました。
　仕上げに紫蘇、付け合わせに味噌汁。
　お肉や伊勢海老でお腹がいっぱいでも、このガーリックライスは美味しく食べられてしまう。

　デザート。
　無添加の塩ミルクアイス。
　一気にクールダウンするけど、心の中はほてったままだよ。

　デザートワイン。
　KENZO ESTATE muku（ケンゾー エステート 夢久）2016　白。
　「こちらデザートワインです」って全く聞いてないよ、しかもケンゾーエステートだし。

　前回は二人だったけど、六人でカウンター貸し切って盛り上がるのも、これまた楽しい。
　年に数回は感動する料理に出会えるけど、今年はこちらが第１候補。
　また予約して、また感動に会いたい。
　美味しくいただきご馳走様でした。

　今夜は代官山の鉄板焼　花。
　奇しくも鉄板焼きが二日連続になってしまったけど、流行病のせいで予定が何度も変わってしまったから。
　店舗は外階段を登った2階、酔っ払ったら帰りに気を付けないと。

　アルコール消毒して、検温を済ませてから席に座ります。
　鉄板に面したカウンター席だけが埋まっていて、いや、カウンター席だけに席数を制限されているようです。
　こちらではマスクケースは用意されておらず、膝に敷く紙ナプキンが置かれています。

　色々なコースが用意されていますが、今夜は特選花コース＜全14品＞12,100円（税込）。
　一杯目は白穂乃香980円、無濾過のプレミアム樽生ビール。
　今夜は代官山で2人お疲れ様会、ふう、他のお客さんは全員がカップルですよ。

　海鮮サラダ。
　サニーレタスにカニ味噌ソースを掛け、ズワイガニの身を乗せ、食感で飛子も。

　サラダに蟹って殆ど食べたことがありませんが、サラダに蟹ってとっても心好い。
　蟹づくしとせずに飛子を合わせている辺りが、店主さんのセンスが光るところ。

　和歌山の蔵元である平和酒造が醸す「紀土（きど）」純米吟醸。
　こちらのお店には日本酒が三種類ラインナップされているので、美味しそうな順番にいただきます。
　ちょっとグラスが変わっていて、ブランブラングラスと呼ぶそうです。
　まんまるで落ち着きが無いように見えて、しっかり停まっています。

　「焼きうに」「ホタテ磯辺焼き」
　鉄板焼きなのに海苔で巻いて頂く料理、右側は焼き雲丹、左側が焼き帆立。
　最近の鉄板焼きコースは、二品目でご飯物が出てくるのがスタンダードなんかな。

　焼き雲丹はおこげ、醤油漬けした玉子の黄身と共に海苔で挟んでいただきます。
　雲丹の香りと海苔の香りに黄身の香りが混ざり、さらにおこげの香りも堪りません。
　一口で食べてしまうのは勿体ないけど、一口で食べてしまう。

　帆立はレア焼き、バター醤油と共に鉄板焼きしてあります。
　こちらは帆立のみでご飯は無く、海苔で挟んで食べると、とても心好い。

　本日おすすめの一品
　玉ねぎとトリュフから作ったソースを掛けたローストビーフ。
　食べ合わせのマッシュポテトはスイートポテトで作られています。

　コース料理であっても日替わりの料理。
　ソースとの相性が抜群のローストビーフ、程々の温かさが良い感じ。
　もっと食べたいけど、先の料理も食べたいし。

　愛知の蔵元である萬乗醸造が醸す「醸し人九平次（かもしびとくへいじ）」純米大吟醸　山田錦　EAU DU DESIR　2020。
　最近は半合ずつ飲むことが多いので、1合たっぷり飲むと結構飲みでがある。
　次のお酒を頼む回数が半減するので、飲み食いに専念できるのではあるけれど。

　本日魚介の一品
　弱火の鉄板焼きで三時間焼いた、小柴のアナゴ。
　ご飯ではなくクリームチーズに乗せてあり、フレンチ風にたれを掛けています。

　煮アナゴは全体の一体感が素晴らしいけど、焼きアナゴは皮と身のコントラストが素晴らしい。
　どちらの食べ方も楽しめるなんて日本人ってどれだけ贅沢なんでしょうか。

　活アワビの鉄板焼き
　北海道産の鮑を、柔らかく焼き上げています。
　鮑は水槽から出してきて直ぐに焼き始めるので、焼き始めは鮑が生きているわけだな。

　焼いているというより蒸している感じで、全体がふんわりと仕上がるようです。
　柔らかいので大ぶりに切り分けてあり、食べ応えもあって、とても心好い。
　ワカメは付け合わせなので、冷たいのがまたこれ良い感じ。

　活イセエビの鉄板焼き（半身）
　海老の頭と味噌を煮詰めたソースを掛け、レモンを搾って食べるのがオススメ。

　伊勢海老を刺身や焼いて食べたことはあるけど、活な伊勢海老を鉄板焼きで食べるのは初めて。
　刺身や焼きは「美味しいけどそれほどでも」と感じていましたが、活な鉄板焼きは格段の美味しさ。
　半身なので少ないかなと思ったけど、十分は食べ応え、コース料理の一品としてこのくらいがちょうど良い。

　三重の蔵元である宮﨑本店が醸す「宮の雪（みやのゆき）」純米酒。
　これはこれは随分と渋いセレクト、三種類の一本が宮の雪とは。
　飲み疲れすること無いすっきりした味わい、とても心好い。

　フォアグラの鉄板焼き
　鉄板焼きしたフォアグラを、お出汁で炊いた大根に乗せてあります。
　バルサミコソースをあしらい、調味料にペッパーソルトを用意されています。

　ひとつはそのまま、残りはペッパーソルトで。
　フォアグラに大根が合うのを初めて知った代官山の夜、素晴らしい。

　箸休め
　今日の箸休めは、大葉とレモンのシャーベット。
　口がすぼまるほど冷たいシャーベット、ホントに箸が休まります。

　Domaine Alain Brumont Chateaux Montus AOC Madiran（ドメーヌ・アラン・ブリュモン　シャトー・モンテュス）マディラン　フランス　2016　赤
　日本酒を飲み終わったので赤ワインをお任せでお願いしました。
　非常に濃厚で力強く、それでいてまろやかに滑る味わい、高いワインは間違いなく美味しい。

　特選黒毛和牛雌牛A5ランクサーロインステーキ、焼き有機野菜。
　有機野菜はサツマイモ、ナス、ニンジン、レンコン、ピーマンなど。
　調味料は山葵、お塩、ポン酢。

　臭み消しではなく味付けとしての胡椒、そのままで食べ、調味料を順番に付けて楽しみます。
　鉄板焼きの焼肉は、ほんの少し食べる方が満足度が高い気がします。
　まま、肉の質に因るだろうし、肉に質が高ければ値段も同じだけ高いだろうし。

　焼き飯
　もちろんガーリックライス、なんだけど高菜を合わせて焼いています。

　高菜入りのガーリックライスに紫蘇を乗せ、味噌汁と一緒にいただきます。
　お肉や伊勢海老でお腹がいっぱいでも、このガーリックライスは美味しく食べられてしまう。

　デザート
　無添加の塩ミルクアイス。
　白いお皿に白いアイス、コントラストが素晴らしい。

　最後に温かいお茶。
　店内にガスの匂いがしないので、よほど換気に気をつけているのかと訊くと、ＩＨとの事。
　こんな大きな鉄板なのにＩＨなんだ、スゴいなぁ、値段もきっとスゴいんだろうな。
　美味しい鉄板焼き、美味しい料理、美味しい日本酒とワインをご馳走様でした。