レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2010/04訪問 2010/04/14
違いがわかる男の為の空間か?
はたまた「本物」を知る者のみに許された聖域か?
いやいや、どなたでも気軽に利用できる喫茶店です。
ここまで徹底的につくりこまれたお店だというのに敷居は高くない。
私事で大変恐縮ですが…
2010年初の「☆☆☆☆☆」です。
さらに…
「喫茶店」初の「☆☆☆☆☆」でもあります。
東急目黒線奥沢駅から徒歩2~3分。
パン屋さんの2階でひっそりと営まれています。
1階でメニューに目を通し…
何の変哲もない階段を上り2階へ…
そこには重厚感のある扉が…
扉を開けるとそこは別世界です。
なんとハイセンスな店内だろう。
とんでもなく上品で落ち着き払った空間。
また、ご主人の物腰が柔らかく上品。
外の大雨を忘れてしまうほど、まったく違う世界に迷い込んだよう。
柔らかく暖かい灯り。
絶妙のボリュームのJAZZ♪
何もかもがパーフェクト。
この時点で「☆4つ」は決まっていた。
店内の印象は「温故知新」。
ハイセンスな内装と「松本民芸家具」が完全に調和している。
よく見てみると…
なんと、各テーブルがそれぞれ少しずつ違っている。
とても高価な家具です。
それをここまで揃えるとは…
装飾品のセンスも素晴らしい。
新しいのにアンティーク、「ニューアンティーク」と表現させていただきたい。
ご主人に尋ねてみたところ…
装飾品に関しては、家具店が軒を並べる目黒通りで見つけてくるとの事。
それにしても素晴らしい「接客」。
これについても尋ねてみたところ、ご主人は「元ホテルマン」との事。
なるほど納得です。
文句のつけどころが見当たらない。
まことに勝手ながら…
私は減点法で評価をさせていただいているのですが…
減点するポイントが見当たらない。
すなわち、満点以外の評価がないワケです。
自家焙煎のコーヒーも素晴らしい。
上品な酸味の「とがしブレンド」、香り高き深煎り「深ふかローストコーヒー」も完璧に近い。
自家製のケーキも上品。
甘さ控えめの「パウンドケーキ」は、甘いものが得意でない方も納得の美味しさでしょう。
「厚切トースト」もちょっと上等。
1階のパン屋さんから仕入れているという「イギリスパン」のトーストです。
1階でメニューに目を通した時の印象は…
正直、「住宅街の喫茶店にしてはちょっと強気の価格設定だなぁ~」と思っていました。
なんのなんの!
この素晴らしい「接客」と「雰囲気」を加味すれば安い安い!
会計時、少しご主人とお話させてもらったのですが…
こちら、月に何度か生ライブも演っているとの事でまたまた驚きです。
JAZZライブから津軽三味線まで…
夜のライブはミュージックチャージが3500円なのですが…
お昼の地域ふれあいライブは気軽に利用できます。
1050円で「コーヒー」と「お菓子」までついてくるそうです。
ほとんどボランティアですネ。
時間さえ合えば、是非とも訪問してみたい。
優雅な時間を過ごす事が出来ました。
本当は秘密にしておきたい、それほど素晴らしい喫茶店です。
2位
1回
2009/12訪問 2009/12/31
2009年の最後を飾るに相応しいお店と出逢えました。
「この街に越してきて良かった」と素直にそう思えました。
実は、この日の前日にも訪問したのですが…
忘年会シーズン真っ只中という事もあってか「予約で満席」との事で断られました。
しかし、その時の対応が実に素晴らしかった。
このような素晴らしい「接客」ができるお店にハズレはないと確信し、2日連続で伺いました。
この日も飛び込み訪問。
一応、お店の下から電話をいれると「現在満席ですが10分程度でテーブルをご用意します」との事。
少し時間を潰し、5~6分後に訪問。
ちょっと早めに訪問したのですが、嫌な顔ひとつなく、とても丁寧に案内していただきました。
窓際の特等席との事でした。
今にして思えば、カウンター席でスタッフさんと話しまくりたかった気もしますが…
お通し三品からはじまる至福の時間。
すべてのお料理に対し、スタッフさんから説明があります。
産地であったり調理法であったり…
とても安心できますし、とても好感が持てます。
山形・平田牧場の「三元豚」がウリのお店ですが…
魚介類も含め、すべての素材に拘ってお料理を提供されています。
お料理はどれも及第点。
いや、それ以上の評価をしても余りある秀逸な出来。
「黒トマトのサラダ」なんて珍しいですよね。
通常のトマトよりリコピンが多く含まれているそうです。
原産はロシアのようですが…
日本ではまだまだ珍しく、栽培農家も数えるほどしかないそうです。
とてもしっかりした食感がイイ。
赤ほうれん草との相性も抜群でした。
「三元豚ステーキ」は言うまでもなく美味しかったのですが…
レンゲに乗った「柚子胡椒ポン酢」が素晴らしい出来で、最高の脇役となっています。
「関西仕立てのだし巻き玉子」も文句なし。
「だし巻き玉子」で料理人の腕が量れると言いますが、こちらも文句のつけようがありません。
どれもこれも素晴らしいのだが…
特筆すべきは1日12食限定の「蕎麦」だろう。
本気のそば屋も唸る出来です。
とても香り高く、コシも申し分ない優秀な蕎麦です。
〆はこれで決まりでしょう。
ダイニングバーでありながら、蕎麦がなんちゃってじゃないなんて…
つゆは甘めの平均的なものでしたが…
これが、キリっとしまった江戸の辛口つゆならさらに良くなる事間違いなし。
「蕎麦湯」もイイ。
今年いただいた蕎麦の中でも上位にランキングできます。
「デザート」もイイ。
「自家製ミニプリン」が200円って、500円ぐらいとってもいい美味さです。
満席だった客席も、私たちを含めて2組となり…
私がもっとも得意とする「スタッフさんとお話する」というパターンに突入。
カウンター席におられた常連さんらしきお客さんも巻き込み…(汗)
「蕎麦」についてとてもとてもとてもとても熱く熱く熱く熱く語ってしまいました。
ホント、しゃべりまくって申し訳なかったです。
この場を借りてお詫びすると共に、私の話にお付き合いいただけた事に感謝します。
店主さん?はとても勉強熱心な方です。
会話の中で出た蕎麦の店名をメモされていました。
まだまだ良くなるお店である事は間違いなさそうです。
地酒も安価で提供されているのですが、これからさらに良い銘柄も増えて行くでしょう。
会計を済ませた後はお見送り。
最高の時間を提供していただき本当に有難う御座いました。
文句なしに満点を付けさせていただきます。
私個人にとっても、今年の5月に神楽坂松(閉店)に満点を付けて以来の満点評価です。
150軒に1軒程度しか出逢えない…
年間500食も外食する私が1年に2軒程度しか出逢えない素晴らしいお店です。
3位
1回
2012/05訪問 2012/05/12
【2012年5月】
約半年ぶり4度目の訪問です。
先日、テレビ東京の『ソロモン流』に辻口博啓氏が出演していました。
辻口博啓氏がTVに出るのは別段珍しい事ではありません。
ただ、これまたつい先日、辻口博啓氏の故郷である石川県に旅行した偶然もあり…
久しぶりに訪問してみたくなり…
その口実作りに、コチラのすぐ近くにオープンしたカフェを訪れたついでにお邪魔しました。
実は、TV放映の翌日だったんです。
ですので、かなり混雑していると予想の上で訪れたのですが…
意外と空いていて驚きました。
空いていると言っても、カフェスペースは超満員だったんですけどね。(^^;)
レジに並んでいる人数が3~4人と少なめで…
店内もゆっくり見られるぐらいの余裕があったので、土日と比べると半分ぐらいの入りだと思います。
このあと、自由が丘に訪れたいお店があったので…
この日は生菓子を避け、焼き菓子と半生菓子を合計4点購入しました。
相変わらず素晴らしい接客です。
実はちょっとしたイレギュラーがあったのですが…
またまた女性スタッフに助けられました。
例のユニフォームの、おそらくホール専門の女性スタッフに…
今回購入した4点をご紹介しましょう。
「タルトオランジェ」395円、「ポンヌフ」315円、「フレ」230円、「うらら」210円です。
やはり、決して安いお菓子ではありませんが…
どのお菓子もこれまたお値段以上の感動があるんですよねぇ~
そういう事ですので…
初訪問からほぼ丸2年にして、味の評価を「☆4つ半」に上方修正致します。
言うまでもなくオススメです。
いつもながら、季節毎に訪れたいと思わせるスイーツの名店です。
【2011年10月】
1年ぶりの訪問です。
相変わらずのクオリティで言う事なしです。
今回はちょっと特別で…
ある方への手土産を購入する為に訪問しました。
私が「食べログ」を始めた頃から支えてくれたマイレビュアーさんなんですが…
交流を始めた頃から「帰省の際は是非お逢いしましょう」と言いつつ3年が経過してしまいました。(汗)
3年に渡るお付き合いを経て、ようやくお逢い出来る運びとなったので…
やはりここは一番自信をもってお渡し出来る手土産をと思い、迷うことなくコチラに訪問したというワケです。
それにしても凄い人気ですね。
「ハロウィン」と「女神まつり」の影響もあると思いますが…
いつも通りレジは行列で…
自由が丘駅からの距離を考えたら異様な光景と言ってもいいと思いますよ!
しかし、そこまでしてでも訪れる価値のあるお店だと思います。
これ以上ないぐらいに過去のレビューでも褒めてきましたが、未だ色褪せることはありません。
【2010年10月】
ケーキ屋さんに再訪問です。
私にとって「食べログ」を始めてから初めての出来事です。
それどころか、少し前までケーキに興味すらなかった私。
「食べログ」を始めてからどころか、生涯初のケーキ屋さん再訪かもしれません。
前回は平日の午後に訪問しました。
ですので、日曜や祝日に遠方から訪問されている方と「接客」について温度差があったかもしれません。
今回は土曜日に訪問。
14時頃だったと思うのですが、店内は行列でした。
フル回転の状態で…
ユニフォームの違うスタッフが右往左往していました。
そこで思ったのですが…
黒いカッターシャツを着ているスタッフが接客担当の本職さんかな?
やはり素晴らしい接客でした。
店内の混み具合などまったく無関係の如く。
前回とは違う女性スタッフでした。
前回は、2名の女性スタッフ(黒いカッターシャツ)が対応してくれたのですが…
今回のスタッフも文句なしです。
なんと気持ちの良い買い物でしょうか。
今回はテイクアウトのみの利用でした。
「リュタン」「デュオ」「タルトシトロン」「モンプリン」の4種類を購入しました。
ちなみに、お値段ですが…
「リュタン」550円、「デュオ」420円、「タルトシトロン」290円、「モンプリン」280円です。
で、梱包してもらっている最中…
周りでお客の対応に追われている黒いカッターシャツ以外のスタッフに注目していました。
中には白衣を着た調理スタッフも居ます。
一番普通のユニフォームっぽいのを着ている女性スタッフを見ていると…
少しおどおどした様子で…
丁寧ではありますが、凛としていて「これぞプロ」って感じの黒いカッターシャツのスタッフとはちょっと違う。
これは評価が分かれても仕方ないかな。
ただ、私はヒキがいいのか、2度の訪問で3名のスタッフと接しましたが…
いずれも黒いカッターシャツのスタッフで…
とにかく丁寧な挨拶かつ満面の笑みで、とても気持ち良く対応してくれました。
えぇ~、ケーキのお味なのですが…
未だ、そばやうどんや中華料理のレビューのように薀蓄をたれるまでに至っていません。
美味しいです!(笑)
やはりケーキですので、見た目が美しいってところが素晴らしいですネ!
季節ごとに覗いてみたくなる。
自然とそんな風に思わせる、相変わらず「名店だ」と思いました。
【2010年7月】
言わずと知れた洋菓子店。
TV等でもよく紹介される有名店です。
自由が丘のはずれの住宅街にあるパティスリー。
オーナーシェフは世界のトップパティシエ辻口博啓氏です。
かなり前になりますが、TVのドキュメンタリー番組で拝見しました。
あまりスイーツに興味のない私は、「ふぅ~ん、凄い人なんだなぁ~」程度に観流していました。
石川県にある和菓子屋さんの息子さんでしたっけネ。
凄い方だとは思いつつも、やはりスイーツ自体に興味がなかったせいか印象は薄かったんです。
ですが、今回訪問してみて「さすがだ!」としか言いようがないですネ。
この徹底した従業員のサービス、これを教育し、全員に同じ方向を向かせるなんて凄すぎる。
お味に関しては…
正直、まだ正しい評価ができるほどスイーツを知りません。
ならばなぜ、満点を付けたかと言いますと…
やはり質のよいサービスに驚いたからで、「☆☆☆☆☆☆☆」ぐらいはあると考えて下さい。
外食産業は、やはりサービスが一番重要な要素だと思います。
サービスひとつでお味の評価も変わりますし、なによりお店を後にしてからの気分が違います。
もちろん、曜日や時間帯によって、若干のブレはあると思います。
しかし、私が訪問した平日の午後は完璧な接客で、私としてはソレを評価せざるを得ません。
高級ホテルのラウンジレベルか。
いや、それ以上のサービスだったかもしれない。
「高いお店」と言っても客単価1000円少々です。
高級ホテルのラウンジと比べること自体おかしいかもしれない。
私事で申し訳ありませんが…
今年に入って320件ほどのレビューをアップさせてもらってますが、満点を付けたのは2軒目です。
それぐらい感動しました。
こんな凄いお店を主宰する辻口博啓氏が、私と1歳しか違わない事を、私は恥ずかしく思うぐらいです。
まず、レストスペースでイートインしたのですが…
カウンター席は地元のセレブたちの我が儘な使い方で満席。(つめてくれれば2席座れたが…)
そこで、店員さん「お待ちいただけますか?」と…
私は、「お待ちのお客様がおられますので席をつめて頂けますか」と言いにいくのかと思いきや…
なんと、お客の我が儘は出来る限り許してあげる方針らしく…
どうしたかと言うと、テラス席にあった椅子とテーブルをお店の奥に運び始めた。
で、「現在、カウンター席が満席ですので、テーブル席でも宜しいでしょうか」と…
いやいや、もちろんOKですし、私ひとりのためにそこまでして下さるなんて驚きですよ!
そこがまた素晴らしい空間だった。
ショコラ売り場の前で、ちょっとした中庭っぽい風景を見ながらの一服となりました。
たしかに、ドリンクはちょっと高い。
しかし、間違いなく手抜きなしのエスプレッソを使用した「カフェオレ」でしたよ。
私は690円でも文句はありません。
他のドリンクが500円台だった事から想像するに、かなり本気の「カフェオレ」だと思いましたし。
「ジヴァラ」は450円。
合わせて1140円のティータイムです。
自由が丘ってこんなもんでしょ?
いろんな喫茶店やカフェを訪問してきましたが、この接客ならこの価格は当たり前。
あまりに気を良くし…
テイクアウトも利用する事に…
カフェの会計とテイクアウトの会計は別のレジなのですが…
ここでもフレキシブルな対応を見せてくれて、客の我が儘を許す姿勢でして…
「こちらで結構ですよ」と…
お言葉に甘えてテイクアウトを注文しました。
「ガレットマンゴー」450円と「プディングオマンゴー」450円を購入しました。
夏限定品という事で、力の入れようも違ったのか、とんでもなく丁寧な梱包にも驚かされた。
少々振り回してもケーキの形が崩れないようになっていた。
その上、カフェ利用のレシートとテイクアウトのレシートを別々に出してくれた。
こんなもの、別に私は必要としていませんが…
「もしも」の時に備え、完璧な準備をしておく姿勢が見てとれました。
これでも十分なサービスだったのですが…
お店を後にしようとした時、「雨の降りやすい季節ですので、雨カバーをおつけしておきましょうか」と…
梅雨とは言え、外は晴天でした。
しかも、持ち帰りは徒歩で10分と伝えた。
凄すぎる!
「ウザイ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが真のサービスですよネ!?
紛れもなく「名店」です。
こちらに訪問し、スイーツに対する興味が湧いてきました。
これからは、スイーツのレビューが増えると思います。
これほどまでに人の気持ちを揺さぶるお店はそうそうありません。
当然、オススメします。
駅から距離はありますが、遠方からでもわざわざ訪問する価値のあるお店だと思います。
4位
1回
2010/08訪問 2010/08/18
この場所で25年以上営んでいます。
レトロな自由が丘デパートの2階にある『串Bar』です。
カウンターのみの小ぢんまりしたお店なのですが…
違和感なくJAZZのBGMが流れており、とても落ち着ける空間です。
素敵なマスターがひとりで切り盛りされています。
どのような方でも、こちらのマスターには惚れてしまうと思います。
ロマンスグレーのマスター。
焼鳥屋の大将というよりは、Barのバーテンさんって雰囲気です。
常連さんが2組3名居たのですが…
実際、焼鳥を注文したのは私たちだけで、常連さんはBarとして利用している様子。
レビューに添付する写真は、なるべく8枚以内と意識している私なのですが…
ご覧のとおり、今回は20枚も添付してしまったワケですが、それにはれっきとした理由があります。
マスターが出してくれる「お通し?」の品数が半端ないんです!
つまみがなくなると、次から次へと出してくれる感じで、結局9品も出して下さいました!(驚)
いったい何種類の料理を仕込んでいるんだ?
実は先日、味の一番に訪問した際にこちらのマスターと逢ったんです。
同じ店内でランチしていたワケですが…
まだ13時だったのですが、すでに店内で仕込みをやっている合間だった様子。
味の一番のご主人との会話もそんな風でしたし…
マスターが食材を持ってシャッターをあけているところを目撃したので間違いないと思います。
素朴な味付けなのですが…
どれも酒のつまみにピッタリの小鉢ばかりでした。
これだけ出してくれていくらだと思います?
私たちは「お通し2000円ぐらいとられるんとちゃう?」って半分本気で話していたのですが…
なんと!チャージ500円!
2人で1000円のチャージで、18皿出てきたワケです!
商売抜きですか?
でもって、マスターの腰の低さにも驚かされます。
マスター曰く…
「特別なものがないから品数だけもネ!」だって!
そりゃ「串」を頼む客が少ないワケだ!
『串Bar』という看板に偽りなしってところです。
「串」もちゃんとしているのですが…
なにより、Barとしての要素の方が多いです。
カクテルも作ってくれるので…
チビチビやりながら、素敵なマスターとの会話を楽しむお店ですネ!
ちなみに…
「串」の仕込みはやっていません。
何を注文しても「串」1本200円。
作り置きがないので、注文をうけてから串をうちます。
「串」1本200円、最初は「ちょっと高いかな」と思っていたのですが…
まず、どれもこれも大ぶりで、竹串で対応できないものはバーベキュー用の鉄串で出されます。
ちょっと珍しい「マグロホホ」なんてのもあります。
「マグロホホ」1本につき、すだちが半個も付いてきます。
「レンコン」もちょっと珍しいと思うのですが…
これも丁寧な仕事で、レンコンを豚の三枚肉で巻いてじっくり焼いてくれます。
「ぎんなん」も殻付きの状態からで…
注文をうけてから殻を割って串に刺していきます。
「ねぎま」も同様。
注文をうけてからねぎを切り始めます。
とても丁寧でした。
なにもかもが驚きでした。
いやぁ~
「参った」としか言いようがない!
ちなみに、小鉢もすべて自家製で…
帰り際には、これも自家製の「タンカンのジャム」までお土産で持たしてくれました。
マスターのサービス精神に脱帽です。
マスターとの会話と笑顔を思い出しただけで気分が良くなります。
そんな素敵なお店です。
特に、ひとり飲みを得意とする方にオススメです♪
5位
1回
2010/10訪問 2010/11/15
【2010年11月】
いきなり私事ですみません。
いつも読んで下さる皆様のおかげ無事に1500件目のレビューをアップする事が出来ました。
これまでの感謝の気持ちと共に…
どうぞこれからも宜しくお願い申し上げます。
これまた早々の再訪問です。
私にしてはとっても珍しい出来事なのですが…
しかも、最近再訪問したお店はケーキ屋さんばかりで…
つい先日、再訪問したばかりのMont St Clairと並んでお気に入りのケーキ屋さんです。
何がイイって、お味と雰囲気がイイんですが…
でもやっぱり、ケーキおばさんことオーナーパティシエの外山さんが一番イイんですよ!
今回はお目当てがありまして…
友人にもコチラの美味しさを広めようと、前回めちゃ美味だった「すだちロール」を購入しようと…
まずは現在も作っているか電話で確認。
すると「今は作ってないですが、2時間後でよければ作りますよ♪」って…
いやぁ~、それはさすがにご迷惑になると思い…
「今日あるものを購入すればいいよね」と出掛けました。
まず、私たちの事を憶えてくれていました。
で、気を良くしてレビューの事も話してしまいました。
すると、ご主人が確認済みだった様子で…
本当に何度も何度もお礼を言われ、逆にこちらが恐縮してしまうほどでした。
今回購入したのは4点。
「紅玉ロールケーキ」「クリームチーズ」「パンプキンフロランタン」「いちじくクッキー」です。
「紅玉ロールケーキ」のクリームをご覧下さい。
このように加熱して赤みが出るのはリンゴの中でも紅玉だけだそうです。
しかも超低農薬栽培の紅玉です。
リンゴに限って無農薬栽培は極めて難しいとの事。
相変わらずの拘りぶりです。
お味は言うまでもなく美味しいです。
とにかく、外山さんと話していると元気になれる。
この方とお話して元気にならないようだったら「きっとどこかが病んでる」と思うぐらいです。(笑)
お店のご迷惑も省みず…(汗)
またまた長話をしてしまったのですが…(大汗)
その会話の中で…
「材料があと少ししか残ってないので[すだちロール]もあと少ししか作れない」という話になり…
私が「明日の朝とりに来たら大丈夫ですか?」と尋ねたら
外山さんも快く「明日の朝一に作っておきます!」と言って下さり…
結局、無理をお願いしてしまいました。
とにかくケーキ作りが大好きな方ですので「問題なし!」って感じでしたが…
お1人で切り盛りされている利点と申しましょうか…
ちゃんと前もって連絡するか訪問するかして、ちゃんと相談すれば臨機応変に対応して下さいます。
ただ、あまり無茶はお願いしないようにネ!(汗)
本当にいい人ですから、無茶と言ってもちょっとぐらいなら頑張っちゃいますからネ!
大人の対応でヨロシク!(笑)
本当に素敵なお店ですので挙っていらっしゃい♪
【2010年10月】
世界名作劇場に出てきそうなお店です♪
いや、スタジオジブリ製作の映画(宮崎駿作品)に出てくるようなお店です♪♪
メルヘンチックなお店です♪♪♪
いや、とっても温かく、とっても心が和むお店です♪♪♪♪
自由が丘駅から徒歩5~6分ってところかな。
奥沢駅と九品仏駅のど真ん中ぐらいで、どちらの駅からも等々力通りを真っ直ぐです!
で、ちょこっと住宅街に入っちゃいます。
ですので、地元の方以外が偶然通りがかるという事はまずないと言っていいでしょう。
私は、今年の7月にその存在を知りました。
すごく気になったんですが、その時点ではレビューの投稿がなく…
新規店舗の開拓が大好きな私が「初投稿を」とも思ったのですが…
マイレビュアーの方々には、ご存知の方も多いかと思いますが、その頃の私は…
スイーツ自体にあまり興味がなく…(汗)
なんとなく「素敵なネーミングだなぁ~」と思いつつもスルーしてしまいました。
しかし、けっこう気になっていたようで…(←他人事かい!?)w
先日、南国飯店を利用した際に下見をしまして「絶対に訪問だ!」と決めていました。
なんとも可愛らしい外観。
シンプルなんですが温もりを感じます。
オーナーパティシエは外山桂子さん。
表参道にあるクレヨンハウスのケーキおばさんとして20年余り勤務されたとの事。
「レモンちゃん」の愛称で親しまれた元文化放送アナウンサー落合恵子さん主宰のお店ですネ。
最近ではスーパーモーニングなどにも出演されていますが、実はこの方、みのもんたさんと同期なんです!
話をもとに戻しましょう。(汗)
またまた脱線してしまってゴメンナサイ。
菓子研究家の加藤千恵さんのもとでケーキを学ばれ…
自宅では洋菓子教室を16年余りにわたって開かれていたとの事。
ホント、洋菓子と共に人生を歩まれた方ですネ。
そんなこんなんで、2009年7月にコチラをオープンさせたとの事。
本気で「旬」に拘っておられます。
黒板に並んだメニューをご覧下さい。
今はもう秋♪
誰もいない海♪ですよ!(←古すぎて反応できないって!)w
あと、日本茶にも拘っておられます。
ちょっと珍しいメニューもありますが、奇を衒ったようなメニューは全くなし!
全部本物です!
もちろん、個々に好き嫌いはあるでしょうから、絶対に全部美味しいとは言えませんが…
まず、店内の雰囲気が和やかでイイ!
それもこれも、すべてケーキおばさんこと外山桂子さんの人柄が成せる業でしょう。
ずっと話していたい。
上品だが冷たくない、最高の明るさを持ち合わせたケーキおばさん♪
ケーキの中身については直接尋ねてみましょう!
丁寧に答えてくださいますし、その拘りにきっと驚く事でしょう。
出来合いの材料は使用しません。
何から何まで手作りで、オーガニックにも拘っておられます。
中でも、日本茶を使用したスイーツは外せませんよ!
今回は「抹茶マドレーヌ」「煎茶パウンド」「煎茶クッキー」の3種類を購入しましたが…
「煎茶クッキー」の香りとお味にはぶっ飛びますよ!
ちなみにお値段は「抹茶マドレーヌ」160円「煎茶パウンド」200円「煎茶クッキー」150円です。
生菓子にもやられちゃった!(笑)
「秋のショートケーキ」480円には笑っちゃう!
なのですが、実は一番美味しかったのは「すだちロール」360円です。
「和」と「洋」の見事な融合で、とても優しいお味でありながら、ちゃんとスイーツしてます!
全体的に大人好みのお味だと思います。
ガツンと甘いものはなく、あっさりした甘みの中に旨味が凝縮されている感じ!?(←この表現でイイの?)w
とにかく優良店です。
自由が丘によくあるスタイリッシュな洋菓子店とは一線を画し…
とってもアットホーム。
ですが、中身は本物です。
探してでも訪問する価値あり!
スイーツ好きならずとも、コチラの「和」スイーツは食べておかないと!
6位
1回
2010/01訪問 2010/01/31
まずは私事で恐縮ですが…
とうとう1000件目のレビューと相成りました。
2010年に入ってから「☆4つ」以上のお店と出逢わなかった為…
1000件目は「もっとも紹介したいお店を」と思い、1件目にアップした蕎仙坊を予定していました。
その為に、東名高速に乗って再訪問してきたのですが…
1000件目に相応しい、とても素敵なお店と出逢えたので予定を変更しました。
この日は仕事がお休みで…
引っ越しの片付けも少し落ちついたので、はじめて都立大学駅まで散歩しようと出掛けました。
目的としていたそば屋は残念ながら閉店しており…
部屋から都立大学駅までの道すがら、とても気になったお店があったので引き返しました。
ちょっと考えにくい場所で営業しています。
東横線都立大学駅と大井町線緑が丘駅の真ん中あたりです。
中根小学校通り沿い、中根小学校の真正面なのですが…
双方の駅から徒歩だと7~8分、歩く時間はさほどではないのですが…
都立大学駅で栄えているのは駅のまわりだけで…
緑が丘駅に至っては、駅のまわりでも飲食店は数えるほどしかありません。
失礼にも「こんな場所でやっていけるのか?」と勝手にお節介…
逆に「この場所で営業しているという事は、かなり支持されているのか?」とも…
いろんな想像が頭の中を巡りましたが…
数千軒も食べ歩きしてきた自分の「勘」を信じる事にしました。
外観から「優良店」のオーラが出ていました。
店内の暖かい雰囲気もイメージ出来ていました。
しかし実際は想像以上でした。
手作り感たっぷりの暖かい店内から、満面の笑みの笹本さん(店主)が迎えてくれました。
この日、カウンター席は満席。
「テーブル席で宜しいでしょうか」と案内されました。
間接照明に照らされたテーブルは雰囲気十分。
竹垣が素敵な和洋折衷の店内、あとで笹本さんに聞いたところ、ほとんど手作りとの事。
ショットバーを自分で改装してオープンしたそうです。
内装も自分でされたとの事で、そう考えるとかなりセンスがある方だと言えます。
お料理のセンスもいいですよ。
中華料理で12年修行した笹本さん、現在提供しているお料理から「中華」の匂いはあまりしない。
類稀なセンスで創作料理を提供されています。
元中華料理人の私もビックリ、秀逸な出来のお料理ばかり。
「日本で飲食店をやらせてもらう限り、日本料理を知らないと」…
笹本さんの料理に対する真摯な姿勢が生んだ創作料理と言えるでしょう。
ちなみに、テーブルには「お飲み物メニュー」しかありません。
お料理は「黒板メニュー」のみとなるのですが、初訪問時はおまかせにするといいでしょう。
個々のお客に合ったお料理を提供するのが暖流。
笹本さん曰く、お客の顔色や会話の流れから「食べたい料理」を探って提供していきたいとの事。
私の友人が料理長を務めていた、神楽坂『松』とダブりました。
まだ37歳という若さの笹本さんです、必ずやその高みに立つことでしょう。
「食べログ」に有るまじきレビューになってしまいますが…
お料理の感想に関しては、私の拙い知識でどうこう言うよりも実際に食べていただいた方が良いかと存じます。
ちなみに、おまかせにして4品出していただきました。
提供された順に「カニとアボカドサラダ」「ハマチ湯引きポン酢仕立て」「すきやきコロッケ」「ブリ大根とゴボウ煮」です。
〆に「おいしいチャーハン」を追加しました。
アルコールは2人で3杯、それでもって5000円の勘定はかなり安い。
それもそのはず、最初の「生ビール」はサービスでした。
ポスティングしているチラシには「無料券」が付いているのですが…
チラシ持参でなくとも、初めてのお客様には生ビール一杯無料との事。
ただし、1人様1回限りのサービスですのでくれぐれもお間違えのないようにお願いします。
もうひとつ驚いた事がありました。
近所へのポスティングも笹本さんご自身がなさっているとの事。
さらに、投函する際に一礼してから投函したいので自分でやりたいとの事。
止まるところを知らない「志」、どこまで高みに登りつめるのか見届けたいお店です。
本当に頑張ってもらいたいお店です。
心より応援するとともに、常連になりたいお店です。
なぜ満点を付けなかったかって?
満点を付けてしまうと、自分の中で完結してしまいそうな気がしたからです。
私の好みから言うと、満点を付けても足りないぐらいです。
どんなシチュエーションにも対応できると言えるほど大きいお店ではないので、少人数でしっとり楽しんで下さい。
唯一、気になった事を書かせてもらっていいですか?
って、自問自答しながら、元ミュージシャンとして一言。
この日のBGMは「コブクロ」だったでしょうか?
元ミュージシャンと言いながら、最近の流行歌に疎くてスミマセン(汗)
この近辺は高年齢の富裕層が多い住宅街です。
きっとそういう客層がメインとなっていくことは間違いないと思います。
もう少し邪魔にならないジャンルを選択されてはどうでしょう?
間接照明にJAZZなんてありきたりですので、オールディーズなんていかがでしょうか。
オールディーズと言っても、ロカビリーとかはちょっとしんどい。
そうなると有線のチャンネルも選びにくくなるので、「THE BEATLES」なんてどうでしょうか。
私の友人が京都で営むダイニングバー和食 Dining Kin・Taもそうなのですが…
有線の「ビートルズチャンネル」で、エンドレスに「THE BEATLES」の曲を流しています。
老若男女、誰にも耳あたりがいいと思います。
ボリュームさえ間違えなければ、食事の邪魔にもならないと思います。
偉そうな事を書いてスミマセン。
いい事ばかりを書いて、「嘘くさい」と勘ぐられるのも嫌だったので…(汗)
とにかく、最高の時間を提供して下さって有り難う御座いました。
今後の暖から目が離せないと同時に、「のりさん」と愛称で呼べる日まで通い続けたいと思います。
7位
1回
2010/02訪問 2010/02/16
珍しい事もあるものです。
「何が?」って、私がフレンチレストランのレビューをアップします!(汗)
東急大井町線緑が丘駅の真ん前。
お店は2階ですが、駅から徒歩10秒としておきましょう!
実は2週間ほど前…
こちらの前を通りがかった時…
以前から気になっていたのでランチメニューを見ていました。
すると、ちょうど2階からお店の方がおりてきて「よろしければどうぞ♪」と声を掛けられました。
ただ、この日はランチを済ませたところで…
「今度、伺います♪」と言ってその場をあとにしたのですが…
その時のお店の方の柔らかい物腰と笑顔がとても印象的で…
ホームページを拝見したりしながら訪問する機会をうかがっていました。
その時の方が店長の森さんでした。
10も歳の離れた勇太シェフとの凸凹コンビで2周年を迎えていました。
現在38歳の森店長と、現在28歳の勇太シェフ。
なんとも若い!そんな2人がアットホームな雰囲気で出迎えてくれます。
少なくとも、年間500食は外食する私ですが…
ことフレンチとなると、ここ20年で3回目という少なさです。
約20年前は、小田急線の経堂にあるフレンチレストランで…
約10年前は、ちょっとした祝い事で世田谷美術館に併設されているフレンチレストランで…
今回は、約10年ぶりのフレンチレストランという事になります。
ですが、カジュアルフレンチという事で気負う事無く訪問できました。
まず驚いたのは…
雨の月曜日、とっくにランチタイムを過ぎているにも関わらず満席だった事。
これは期待できそうです。
丁度、1組の食事が終わったところで、待ち時間は2~3分で済みました。
店内はまさにカジュアル。
無駄な緊張感もなく、自然体で食事できる雰囲気です。
フレンチビギナーの私にとって、もうひとつ良い点が…
基本的にランチメニューは1種類で、メインディッシュを選ぶ程度でオーダー出来る事。
ついでに、現在は2周年という事で…
スープが「ブイヤベース」になると共に、「フォアグラのテリーヌ」がサービスだった事はラッキー!
さて、フレンチを知らない私がお料理の評価をするのはいかがなものか。
しかし、ここは「食べログ」ですので、日本料理メインの私の舌で感じた事を書かせていただきます。
私が思うフレンチのイメージと言うと…
「美味しいけど高い」「ソースで食べさせる料理」などです。
こちらのフレンチ…
素材が活きていると思います。
メインディッシュに敷かれた野菜。
鉄板で焼かれた素朴でシンプルな野菜が、なんとこんなに美味いとは…
バルサミコ酢をメインに使ったソースも秀逸な出来。
なにより、フレンチらしく盛り付けが美しく、目にも美味しい。
中でも、前菜の盛り合わせにあった「ラタトゥイユ」は抜群。
それよりも驚いたのが、メインディッシュでもあった「エゾ鹿フィレ肉ロースト」。
鹿肉は初めてではありませんが…
ここまで美味しいと思った鹿肉は初めてです。
パンの食べ方も面白い。
オリーブオイルをかけて、さらに長崎県五島列島産の岩塩をつけて食べる。
素材に拘る。
これは、私が愛する日本料理と通ずるところがある。
しかも美味い!
そうなれば、他に言う事などないでしょう。
これで1680円は安い!
「小笠原産レンコダイのポアレ」は、ソース代150円プラスですが…
それでも2000円未満です。
しかも、内税なので、ポッキリ価格です。
ホールを仕切る店長の目配りもイイ!
厨房とのコンビネーションも良く、カウンター越しに調理する姿が見えるところもイイ!
隣の客が個別会計していたのですが…
嫌な顔ひとつなく、当たり前に対応する姿もGOOD!
まさにカジュアル♪
誰でも利用できるスタイルです。
なのに…
会計を済ませた客に、お見送りまで…
なんと!シェフまで厨房から出てきて…
なんとさらに!階段下までお見送りって…
オススメするしかないでしょう。
フレンチレストランの入門編に利用するのもいいでしょう。
2階の窓に書かれた「フランス食堂」の文字に偽りなし!
そう言えば、帰り際に少しお話させていただいたのですが、2週間前の出来事も憶えてくれてました♪
とにかく気持ちよい時間を提供してくれるお店です。
飲食店飽和状態の昨今、厳しいとは思いますが、末永く頑張って欲しいお店です。
気軽にどうぞ♪
とってもカジュアルなフレンチレストランですよ!
8位
1回
2014/03訪問 2014/04/01
【2014年3月】
4年ぶりの訪問でした。
もう何度目の訪問か忘れました。
それぐらいリピートしたそば処です。
これまでは毎年のように訪れていたのですが…
特に理由はないのですが、なぜか空白だった4年間。
その分、またフラットな気持ちで評価出来るかもしれません。
この4年間に訪れたレストランの数は2000店以上。
自ずと飲食店に求めるハードルも上がっていると思いますので…
前フリしておいて、それでも評価を下げることはないです。
やっぱりこのロケーションはそんじょそこらにあるもんじゃないでしょ!
今回は初春ということもあり、野鳥が飛び交う姿も見られました。
土曜日の昼時だったにも関わらず、待ち時間は15分程度というラッキーも!
いろんな条件が重なってこのような高評価となっているわけですが…
なんと言ってもそばのお味だけは良くないとこのような評価にはつながりません。
舌が肥えたのか、今回の「鴨焼き」1575円は普通に思えましたが…
田舎とせいろに天ぷらを付けた「天付二色そば」1575円は健在で、文句はない。
今回は「三色そば」の中で異彩を放っていた桜そばが絶品だった。
変わりそばはあまり食べない私ですが、今回の桜そばはオススメ出来る逸品です。
そばつゆのクオリティも落とす事なく、今回も美味かった。
そば猪口の中に多めに入れられたそばつゆは、そば湯で飲み干すことでしょう。
近隣には評価の高いそば処が点在しているのですが…
総合的に見たらコチラが一番好きかもしれないなぁ~(『草季庵』は別格)
また精力的にそばの食べ歩きをしたくなった。
まだ見ぬ名店と出逢いたいという気持ちが沸々と湧いてきました。
そんな気持ちにさせてくれるそば処です。
ここまできたら言うまでもありませんがオススメのそば処です。
いつかはココでそば前を楽しみたい。
ということで、そのうちきっと運転手付きで…(笑)
そう、車がないとキツイ場所です。
そこだけはお伝えしておかないとなので…(^^;)
【2010年1月】
約1年ぶりの訪問でした。
相変わらず文句なしのロケーション。
残念ながら、この時期に野鳥の姿はありませんでしたが…
この建物の中に居るだけでヒーリング効果があるのではないかと思う。
思えば、こちらを紹介したくて「食べログ」に登録したようなもの。
私が「食べログ」ではじめて書いたレビューでもあり、何やら感慨すら覚える。
今回も、同僚を「そば」の世界に引き込もうと連れてきました。
いまや定番となりつつある「三色そば」と「きぬかつぎ」を紹介しました。
素朴の中に深みあり。
「きぬかつぎ」はその真髄かもしれない。
「そば」は相変わらず秀逸な出来。
同僚は「富士のしらゆき」にとても感動していました。
前回のレビューにも書かせていただいた通り…
やはり、こちらの「そばつゆ」はずば抜けていると思う。
「そば湯」もなかなかのものなのだが…
この「そばつゆ」であれば、お湯で割っても最後まで美味しくいただけるだろう。
もう、私が多くを語る必要もない名店。
そば好きであらば、無理矢理に機会をつくってでも訪問する価値のあるお店だと思います。
【2009年2月】
何度目の訪問になるだろう…
初めて訪れたのは2006年初夏だったか
当時は「せいろそば」と「田舎そば」の二枚看板でした 。
どちらも甲乙つけ難い美味さで、大方の客が「二色そば」を注文したのではないでしょうか?
わかり難い場所にあるにも関わらず、休みの日には大行列で…
そんな人気店にも関わらず「二色そば」が735円とリーズナブルな価格でした。
この度、久しぶりに友人を連れて訪問
なんと、蕎麦が3種類になっているではないですか!
追加された蕎麦は「しらゆき」だったかな?(汗)
蕎麦の実の中心部分だけを挽いて打つ白く繊細な蕎麦です。
蕎仙坊を語る際、蕎麦が美味いのは当然の事…
山形から古民家を移築したというこだわりも評価されて良いと思う。
混雑時に待たされる際も…
土間をあがった先にある部屋の装飾品が客を飽きさせない
客席に置かれた一輪の花にもおもてなしの心を感じ…
古びた窓の外を覗くと、店が設置した巣箱を飛び交う野鳥たち
東京から2時間足らずで辿り着く…
都会の喧騒を忘れさてくれる日本の原風景
味については…
なんと言っても「そばつゆ」ではないだろうか?
とにかく「かえし」が一味違う!
他の名店も及ばない「そばつゆ」だと思う。
サイドメニューも侮れない
里芋を蒸した上に甘めの味噌と山葵がのる「きぬかつぎ」は逸品。
時代とともに少しずつ値段は上がっているが…
自信を持って蕎麦好きに薦められる名店だと思います。
まだまだ関東近郊の蕎麦屋しか訪問できてない私ですが…
現時点では、御殿場草季庵・沼津ふく田・練馬法師人と並び蕎麦四天王です。
中でもこちら蕎仙坊は大人におすすめ
世知辛い世の中を一瞬忘れさせてくれる空間です♪
9位
1回
2014/03訪問 2014/04/18
【2014年3月】
4年ぶり?
もうそんなに?
いや、そんな筈は…
前回、更新し忘れたかな?
まぁ、いずれにせよ久しぶりです。
少なくとも2年ぶりぐらいにはなると思う。
今回は「寄せ豆富」と「絹生揚げ」を購入。
「絹生揚げ」は2個入りを購入した方がお得。
いやぁ~、相変わらずの美味さでしたねぇ~
お値段も変わらずに頑張っているようでしたしね。
試食も変わらずに続けてくれていました。
ただ、あたたかい「寄せ豆富」はなくなってた。
それはそれで仕方ないとして…
若女将の元気がなかったのが気になった。
大女将は元気なのかな?
なにかと気になるお店なんですよねぇ~
これからも通います。
末永く続けてくれることを願います。
【2010年1月】
最低でも半年に1度は訪問せねば…
禁断症状が出てしまうほど大好きな豆富です。
この日は朝一番にお邪魔しました。
朝の8時台とあって、ショーケースはまだ疎らな状態。
だと言うのに…
「試食してネ」と相変わらず気前がイイ!
通いはじめて軽く10年以上の月日が流れ…
さすがに顔は憶えてくれたらしく、「今日はずいぶん早いねぇ~」なんて言われたりして。
出来たての「寄せ豆富」は言うまでもなく美味い。
今回は朝一の訪問という事もあり、「生揚げ」もGETしました!
昼過ぎには売り切れている事も多い「生揚げ」です。
表面に焦げ色がつく程度に網で炙り、しょうが醤油で食べたら最高!
とにかくオススメです!
わざわざ訪れる価値のあるお店ですよ!
そう言えば、前回は書き忘れましたが…
お店の入口には「富士の伏流水」が汲める水道も用意してくれてますからネ♪
【2009年5月】
山梨県は山中湖に程近い…
忍野村にある美味しい「豆富」のお店です。
必ず「試食」をさせてくれます。
カウンター5~6席と4人掛けのテーブル席が2つあります。
初訪問は10年以上前になります。
温かい「寄せ豆富」を試食させてもらってから虜になりました。
現在では、年に10回は訪問するようになりました。
クール宅急便で地方発送もしてくれるので、友人などに送ってあげたりもしています。
過去に何人の友人を連れてきただろうか…
「豆腐」を食べられなかった友人すら唸らせましたから間違いないです!
かなり自信があります。
ここの「寄せ豆富」以上のものに出逢った事はありません。
富士山の伏流水を使い…
通常の豆腐より濃い大豆エキスから作られます。
美味いワケです!
なのにスーパーマーケット程度の価格!
絹豆腐 \137
木綿豆腐 \158
寄せ豆腐 \162
豆乳入り寄せ豆腐 \190
黒胡麻豆腐 \210
黒胡麻豆腐(小) \183
しそ豆腐 \183
ゆず豆腐 \183
一味豆腐 \183
にがり豆腐 \163
絹生あげ \187
したらき \136
油あげ \100
こんにゃく(小) \168
なまあげ \90
どうですかこの価格!
最近、少し値上がりしたのですが…
「試食」は5~6品。
これを食べたら手ぶらでは帰れないはず。
店内は、おばあちゃんと娘さんの2人が切り盛りしています。
とっても明るいこの2人、忙しくない時間帯なら是非とも話をして欲しい。
この人柄がこのお店を支えているのだと確信するはず。
この場所で長く人気を維持するにはそれなりの理由があるわけです。
お店からは雄大な「富士山」が望めます。
保冷パックも販売してますので、是非お土産にしたい逸品です。
食べ方は…
湯煎で暖めた「寄せ豆富」を何も付けずにどうぞ♪
あとは個々の好みという事になるでしょうが…
変わり豆富の中では「ゆず豆富」がイチオシです。
最近、お店が力を入れている…
「天然にがり」使用の「もめん」「絹ごし」も絶品です!
とにかく、どれを食べても美味い!
ただ、「寄せ豆富」は絶対におさえておいてもらいたいです。
10位
1回
2010/08訪問 2010/08/11
8月10日は「やきとりの日」。
なのですが、「やきとり」のレビューではなく…
やきとり屋さんの「うどん」のレビューです。
しかも、かなりイレギュラーな営業で「うどん」をいただきました。
最初に、読んで下さる方にお願いがあります。
このレビュー、本当にイレギュラーなレビューですので、誤解なきよう必ず最後までお読み下さい。
何故こんなお願いをするかと言いますと…
2010年8月10日現在、ワケあって「定休日」「営業時間」等が不確定だからです。
どのようなワケかと言うと…
先月、お店を切り盛りするご夫婦共に交通事故に遭われまして…
2週間ほどお休みしていたそうです。
現在は常連さんの期待に応えるために営業は再開しているのですが…
基本は水曜日のお休みも不定休。
お昼の「吉田のうどん」に関しても、しばらくの間は日曜日のみ営業するとの事。
「とにかく夜営業は頑張る」との事なので…
遠方から訪問する際は、「電話で営業確認して下さい」との事です。
東京から訪問した私は、以上のような理由を知るよしもなく…
月曜日のお昼に「吉田のうどん」をいただく為にうかがったワケです。
そういうワケですので、お店は開いていませんでした。
しかし、仕込み中だったご夫婦に「どちらから?」と尋ねられ、「東京からです」と答えると…
ご主人であるしゅんちゃんから「20分待ってくれたら作るよ」って!(涙)
奥さんも「出汁の仕込みがまだなので、夜限定の温たまぶっかけうどんで良ければ」って!(号泣)
実はこの日、コチラに辿り着くまで不運続きで…
まず、週間天気予報が見事にハズレ1日中雨で…
予定を大幅に変更。
「観る」がダメなら「食べる」という旅に変更したのですが…
下調べしておいたお店にことごとく嫌われること嫌われること。
最初に訪れた天下GO!麺が臨時休業で、保険をかけておいたてっちゃんも臨時休業。
用心深い私は、まだ保険をかけていました。
3軒目は渡辺うどんでしたが、こちらも臨時休業。
どのお店も月曜は営業のはずなのに…
心が折れそうになりながらも携帯サイトで検索。
木曜定休のあんめうどんをチョイス。
なんとまぁ、こちらも臨時休業ってどういう事なんだってば!(怒)
意地でも「吉田のうどん」が食べたかった私。
営業時間が極端に短い「吉田のうどん」のお店の中、時間と戦いながらさらに検索しました。
そういうワケでコチラに辿り着きました。
なんと、5軒目に辿り着いたワケなのですが…
なんと、コチラもお休みだったんですネ。
こんなに不運が続いた事って、この10年ぐらいは思い出せない。
しかし、「吉田のうどんの神」は私を見捨てなかった!(笑)
「不幸中の幸い」と思ったのですが、それどころか「災い転じて福となす」でした。
こんなに温かみあるお店と出逢えるなんて…
さらに、こんなに素敵なご夫婦と出逢えた事に感謝です!
無理に開けてもらった上に…
まったく手抜きなしの調理とサービス!
待っている間に交通事故のお話を聞き…
「うどん」や「焼酎」へのこだわりも話して下さいました。
本当に心温まるひとときでした。
アッという間に時間は経ち、本来ならば夜しか食べられない「温たまぶっかけうどん」が登場!
「ワサビで食べて下さい」との事で…
コチラの「すりだね」にはお目にかかれませんでしたが…
この反発力は「本物」です。
製麺所に特注しているという拘りが満載です。
「吉田のうどん」にしては珍しく細めの麺です。
少し平たく、讃岐うどんのようなのどごしも楽しめるんです!
ご主人がこの境地に辿り着いたのにもワケがあります。
元々は郵便局にお勤めだったご主人は、地元のうどんを70軒以上も食べ歩いていたそうです。
そんなご主人のこだわりの逸品ですからネ!
350種類も取り揃えているという焼酎についても同じく。
九州の方が定期的に飲みに来るそうです。
長距離トラックのドライバーで、九州~北海道の途中に寄り道して、1泊してまで訪問するそうです。
朝まで話し込む方も珍しくないそうです。
そりゃそうでしょう、このご夫婦の人柄に触れれば簡単に理解できます。
食事が終わる頃…
奥さんが「ダッチコーヒーも飲んでいって下さい」って…(マジ?)
ご主人曰く「喫茶店だって出来るぐらい拘っている」との事。
断る理由なんてどこにもなく、ご夫婦のご好意に甘える事にしました。
「水出しコーヒー」にはちょっとうるさい私です。
喫茶店で調理経験もありますし、自分で「ダッチコーヒー」も仕込んでましたからネ。
いやぁ~
これも美味いです!
どんどん話が盛り上がり…
「ダッチコーヒー」のおかわりまでいただき…
宴も酣の頃…
ご主人が「この後はまっすぐ帰るんですか?」と…
私が「夜まで居ます」と答えると…
ご夫婦して「地元で有名な金運神社に行ってみては?」と勧めて下さいました。
外は雨、富士山も見えませんし…
そう思えば、いつも「観て」「食べて」が忙しく、あまりのんびりした事がないかも。
地図まで書いてくれて…
本当に行ってきましたよ!
かなり山の中で…
とっても小さい神社なのですが…
ご利益あるかな?(笑)
とにかく、何から何まで本当に有難う御座いました!
次回は近所にホテルをとって…
タクシーで飲みに来たいと思います!
とても長くなってしまいました。
最後まで読んで下さった方に感謝します。
絶対にこのような真似をしないで下さいネ。
お店に迷惑をかけない為ですので是非ともご協力お願い致します。
はじめて1年間通してレビューを書きました。
1年間で約600件のレビューを投稿してきました。
1ヶ月に50件前後のレビューを投稿した事になります。
だいたい自分で想像していたとおりのペースとなりました。
今年は大きな出来事がいくつかありました。
ひとつは八月に、20年以上に渡り吸い続けてきたタバコをやめた事。
そのせいもあってかケーキのレビューが増えた事。
なにより、昨年の11月に麻布十番から自由が丘に引っ越してきた事でしょう。
自分にとって、新しい街を散策するのは最高に楽しかったです。
今年のベスト10は、上記の理由を反映するかのように新しい地元に集中しました。
昨年とはガラッと変わってしまいました。
ここまで変わってしまったもうひとつの理由は、今年は1度も帰郷できなかったって事です。
ですので、神戸のお店がベスト10の対象外になってしまった事。
さらに、行動エリアが大きく変わり、西武線沿いのお店に再訪出来なかった事も理由のひとつです。
今年訪れることが出来なかったお店の中に、ベスト10入りするお店はいくつもあります。
しかし、今年訪れたお店の中でベスト10を選出するという意味ではこの順位で間違いないと思います。
来年はさらなる名店との出逢いがあると信じ…
今年ベスト10に選ばせて頂いたお店に補足コメントを追記し、訪問して下さった皆様へのご挨拶とさせて頂きます。
1位:『自家焙煎 とがし喫茶室』
美味しいお料理との出逢いは勿論の事ですが、この1年は素敵な「人」との出逢いが印象的な1年でした。
その筆頭とも言えるのがコチラのご主人で、今年「満点」を付けた3軒のお店の中でも最も気分良く帰路につけたのがコチラでした。
2位:『SORA』
引っ越してきて初めて出逢ったとても自由が丘らしい素敵な居酒屋です。
コチラでも素敵な「人」との出逢いがあり、このお店と出逢えた事で気持ちよく年を越す事が出来ました。
3位:『Mont St Clair』
「私はケーキがとても嫌いでした」とハッキリ言ってしまいましょう。
子供の頃からケーキが苦手だった私をケーキの世界に引きずり込んだお店ですので当然のベスト3入りです。
4位:『串ステラ』
コチラもまさしく素敵な「人」との出逢いがあったお店で、自由が丘デパートの歴史に触れる事も出来ました。
類稀なサービス精神の持ち主で、ロマンスグレーの少し長い髪を後ろで束ねた素敵なマスターのファンになりました。
5位:『Patisserie Rikyu』
「和」と「旬」に拘った洋菓子を提供するオーナーパティシエ外山桂子さんの人柄の良さに尽きます。
本当に明るくて元気で、ケーキ作りが人生そのものと言っても過言ではない「ケーキおばさん」に心を奪われました。
6位:『暖』
高き志を持ったご主人がひとりで切り盛りする素敵なダイニングバーです。
「えっ!こんな場所で?」というぐらい、お世辞にも好立地とは言えない場所で一生懸命頑張っておられます。
7位:『フランス食堂 フーヴェール』
自宅近辺で頂いたランチの中ではいまだにナンバーワンのランチではないかと思います。
森店長と勇太シェフの凸凹コンビが、誰でも気軽にフランス料理が食べられるようにと日々試行錯誤しながら奮闘しています。
8位:『蕎仙坊』
富士の裾野にある、「本物の古民家」で「本物の蕎麦」を提供する名店。
窓の外を飛び交う野鳥を眺めながら蕎麦を啜れば、都会の喧騒を完全に忘れさせてくれること間違いなし。
9位:『豆ふの駅 角屋豆富店』
もうかれこれ10年以上は通っている豆富店で、いまだコチラの「寄せ豆富」以上の豆腐を食べた事がありません。
コチラの「寄せ豆富」を紹介した友人は数知れず、コチラのお母さんから「おにいちゃん、ウチを継いでよ」という冗談が出る程になりました。
10位:『しゅんちゃんち』
2010年8月、いつも好んで旅する富士吉田で今年一番となる「奇跡の出逢い」がありました。
ご主人のしゅんちゃんと奥さんのご好意に感謝すると共に、こういう出逢いを大切にしていきたいとあらためて思った真夏の1頁でした。