この口コミは、gentle24さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:4.3
-
¥1,000~¥1,999 / 1人
-
-
料理・味 -
-
|サービス -
-
|雰囲気 -
-
|CP -
-
|酒・ドリンク -
-
-
[ 料理・味-
-
| サービス-
-
| 雰囲気-
-
| CP-
-
| 酒・ドリンク- ]
【冷やし2025】冷しラーメン 〜切れ味と円味の素敵な共存〜
-
冷しラーメン 並(限定) 1,000円
{"count_target":".js-result-ReviewImage-314945585 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-314945585","content_type":"ReviewImage","content_id":314945585,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2025/09/26 更新
六甲道の本店ではつけ麺をいただいたが、こちらは初めてである。検索でよい御顔をした冷やしを見つけたので伺った。
8月盆明け平日の13時ごろである。モダンな外観の扉をくぐり、少し驚いた。カウンターのみの店内には男子中高生のグループが2つ。瀟洒な今風ラーメン店の客層としては珍しいなあと思いつつ、冷やしの食券をカウンターに置いた。
待つことしばし、冷やしが着丼。薄め色合いの冷製スープに具材の合間からやや幅広のストレート麺が覗く。最近細ストレートの冷やし麺を食べることが多かっただけに、新鮮に感じた。
さらに目を引くのは、鉢の中央に配されたスープを凍らせたものと思しき黄金色のシャーベットである。スープの温度を冷たく保ちつつスープ濃度を下げないための仕事であろう。その仕事が、一杯全体の相貌にも均衡を与えており、微視的にも俯瞰的にも期待のできる一杯である。
スープ。冷たく、煮干しの切れ味が走り抜けていく。冷やしらしいスープである。
おや?
待て、これはそんな単純な味ではなさそうだ。
その切れ味を追いかけるように、円みのある甘みが追いかけてくる。先の切れある風味と相まって、実に質の高い複雑さを含むスープに仕立て上げられているではないか。
麺。やや幅広で、存在感を持ちつつ、品の良さを感じさせる食感である。むやみに硬すぎない。コシを感じさせつつ、スープと融和し噛む心地よさを感じさせる茹で加減である。ジャストのところを狙って実現されている麵だと感じた。
実に、良い。今年の冷やしとしても上位に、好きだ。夏終盤で良いのに出会ったなあ。
それにしても、このスープから感じる甘み、何の甘みだろうか…。どこかで味わった気もする。
記憶の箱をひっくり返してみる。そういえば…「真鯛そば はなたば」の冷やしに同種のコクある甘みを経験した気がする。
鯛なのだろうか…。
ま、下手の考え休むに似たり。素人があれやこれや考えたところで詮無いことだ。
大変に美味い冷やしだった。それだけは声を大にして言える。