29回
2018/09 訪問
【1251-8】厚岸産の生牡蠣が250円!竹岡産の太刀魚を750円で楽しめます!
1,103文字★
ツブ煮(お通し)
北海あんこう肝(750円)
自家製いかの塩辛(200円)
刺し盛り
たちうお塩焼(750円)竹岡産
かぶと焼(550円)カンパチ
カラ付カキ(1ヶ 250円)厚岸産
いかげそ焼(150円)
あなご焼(半皿 900円)
新さんま塩焼 大(400円)
白子ポン酢(750円)
玉子焼(350円)
寒さば(500円)、カンパチ(450円)、本鮪赤身(550円)、本鮪中トロ(1,100円)
本鮪中トロ(握り)
子持ちシャコ(握り)
エゾイシカゲ貝(握り)
江戸前あなご(1貫190円)
イクラ軍艦
特上ネギトロ(1,750円)
蛤のお吸い物(サービス)
フルーツ盛り(サービス)柿、ナガノパープル、シャインマスカット
本日の刺し盛りは、本鮪赤身、赤貝、ボタン海老、カニ爪肉、カツオ、アジ、玉子焼、子持ちシャコ、
ウニ、タコ、マツカワガレイ(エンガワ付)、イカ、本鮪中トロ、エゾイシカゲ貝、ツブ貝の15点盛り。
鰈の王様とも呼ばれる高級魚「マツカワ」まで入った豪華盛り。
本鮪は冷凍ものとは一線を画するフレッシュさと爽やかな風味を感じられて、
赤身はネットリした食感が素晴らしく、中トロは口の中でバターのように蕩けていきます。
客単価5,000円の大衆的なお鮨屋さんとは思えない凄まじい仕入れ力。
アンキモは北海道産でキロ10,000円以上。
この価格帯の鮨屋では中国産を使うのが原価的に当たり前なのですが、
中国産は(国産に比べると)不味いからとプライドで国産を仕入れています。
太刀魚もキロ4,500円の竹岡産(四国あたりの太刀魚はランクが落ちるようです)を提供。
スーパーで売っているような太刀魚とは身の厚さが全然違います。
脂ノリノリでフワフワな身の美味しさが堪りません。
厚岸産の生牡蠣は1個250円という異常な安さ。
仙鳳趾(昆布森)には劣るかも知れませんがクリーミーで美味しい。
都心であれば500円、あるいはもっと高値になるのではないでしょうか。
雲子(鱈の白子)も登場、走りということで旨味こそ弱めでしたが、ネットリ感は凄かったです。
自家製の柚子が効いた塩辛は200円の出血価格。
大サイズの秋刀魚は他店であれば650円以上となるでしょう。
ゲソ、カブトなども相変わらずコストパフォーマンス突き抜けていました。
中トロ、子持ちシャコ、エゾイシカゲ貝が特に良かったので握りでもリクエスト。
高級鮨店で扱うエゾイシカゲ貝よりは少しサイズが小さいかも知れませんが、
貝特有の臭み無く爽やかさと仄かな甘みを感じるエゾイシカゲ貝に舌鼓。
安くて美味しい下町の良心です。
2018.9 本鮪中トロ、子持ちシャコ
2018.9 エゾイシカゲ貝、江戸前あなご(1貫190円)、イクラ軍艦
2018.9 刺し盛り
2018.9 新さんま塩焼 大(400円)
2018.9 カラ付カキ(1ヶ 250円)厚岸産
2018.9 特上ネギトロ(1,750円)
2018.9 あなご焼(半皿 900円)
2018.9 たちうお塩焼(750円)竹岡産
2018.9 寒さば(500円)、カンパチ(450円)、本鮪赤身(550円)、本鮪中トロ(1,100円)
2018.9 ツブ煮(お通し)
2018.9 メニュー
2018/10/25 更新
2018/05 訪問
【1251-7】日によってブレもあります
605文字★
ツブ煮(お通し)
刺し盛り
生ホタルしょう油(450円)
コノワタ(450円)
いかげそ焼(150円)この日は白イカ
煮ほたて(300円)
銀ダラ照焼(650円)
あなご焼(850円)
紅トロサーモン(1貫90円)
マゴチ
ホタルイカ
中トロ巻き
この日の刺し盛りは、本鮪赤身、本鮪中トロ、ウニ、イサキ、サヨリ、マゴチ、カツオ、タコ、
ホタルイカ、白イカ、赤貝、鳥貝、ボタン海老、カニ爪肉、蒲鉾、玉子焼きの16点盛り。
前回の感動的に美味しかった本鮪とイサキに比べると、今回は凡庸に感じてしまいました。
どうしても日によって素材にブレが生じてしまうのでしょう。
今回はイサキよりマゴチのほうが良かったです。
もっとも同価格帯の他店の刺し盛りと比べれば相変わらずコストパフォーマンス突き抜けています。
凡店とは比べ物にならない高い次元でのブレということになります。
メニューの幅が狭いので短期間に再訪を重ねると飽きやすいという欠点もあるかも知れません。
(同じく東向島に在るうを徳では訪れるたびに出てくる料理をガラリと変えて飽きさせない工夫。)
初めて注文したコノワタ(ナマコの内臓)には鶉の卵の卵黄を添えて。
かなり塩が強いので、まさに酒のアテといったイメージでしょうか。
江戸前としては邪道ですが1貫90円の紅トロサーモン、1貫90円であれば値段以上の価値を感じます。
2018.5 刺し盛り
2018.5 紅トロサーモン(1貫90円)、マゴチ、ホタルイカ、中トロ巻き
2018.5 コノワタ(450円)
2018.5 銀ダラ照焼(650円)
2018.5 煮ほたて(300円)
2018.5 ツブ煮(お通し)
2018/06/04 更新
2018/05 訪問
【1251-6】巡って分かるこの凄さ
1,179文字★
イカとキュウリのタラコ和え(お通し)
刺し盛り
アワビの肝(350円)
大カラガキ(1ヶ 250円)
白海老の唐揚げ(サービス)
いかげそ焼(150円)
のどぐろ煮付け(1,200円)
かぶと焼(550円)カンパチのカブトとシマアジのカブト
あんきも(650円)
柳ガレイ一夜干し(450円)
天ぷら(1人前 1,000円)
天然いさき(1貫200円)
江戸前あなご(1貫190円)
特本鮪中トロ(1貫380円)
特上ねぎとろ(1,750円)
子持ちシャコ
中トロ巻き
フルーツ盛り(サービス)キウイ、オレンジ、チェリー、メロン、スイカ
食べログ3.58の鮨家 旬彩(小竹向原)、食べログ3.56の寿司幸(上野)など、
客単価5,000円ぐらいであろう食べログ高評価の鮨店にも何軒か巡って食べ比べてみましたが、
この価格帯の鮨屋としてはやはり同店が異常なレベルで突き抜けています。
(鮨は資本主義なので10,000円を惜しまない人はわざわざ同店でなくても良いと思います。)
この日の刺し盛りは、本鮪赤身、本鮪中トロ、ウニ、イサキ、シマアジ、アオリイカ、ホタルイカ、タコ、
トリ貝、赤貝(赤貝のヒモ付き)、カニ爪肉、ボタン海老、子持ちシャコ、玉子焼き、計14点盛り。
大トロのように脂が乗った本鮪の中トロが以前の倍盛りになっていたりと、
訪れるたびに刺し盛りが豪華になっているような気もします。
某店で食べたミナミマグロの中トロとは桁違いな美味しさの「大トロ級」に脂の乗った中トロ。
旬ということで白身から旨味をビンビン感じるイサキ。
カラスミのような卵の入った子持ちシャコなどが特に光っていました。
鮨屋として当たり前ですがカウンター禁煙なので煙に邪魔されることもありません。
生牡蠣は1粒のお値段が150円から250円にアップしていましたが大粒に。
他店であれば1粒500円~600円になっていてもおかしくありません。
脂ノリノリのノドグロの煮付けが1尾丸ごとで1,200円なのも嬉しいです。
天ぷらは、サツマイモ、レンコン、インゲン、ナス、海老、穴子、イカゲソ、メゴチ。
サクサク感の強い衣で、名店の天ぷらほどフワリ感は無いのですが、1,000円はお値打ちと思います。
そして揚げ物ではサービスで貰った白海老(唐揚げと思います)が光っていました。
食べログ3.55の某中華料理店で食べた白海老の紅麹揚げより美味しい。
刺し盛りで良かったイサキ、子持ちシャコを握りで。
隣のお客さん注文の「中トロ巻き」も試してみましたが、やはり同店のスペシャリテは「特上ねぎとろ」。
しかしこの価格帯とは思えないぐらい中トロが素晴らしかったです。
最後はサービスでフルーツ盛りまで堪能して本日も大満足。
2018.5 天然いさき(1貫200円)、江戸前あなご(1貫190円)、特本鮪中トロ(1貫380円)、特上ねぎとろ(1,750円)
2018.5 大カラガキ(1ヶ 250円)
2018.5 子持ちシャコ、中トロ巻き
2018.5 のどぐろ煮付け(1,200円)
2018.5 刺し盛り
2018.5 天ぷら(1人前 1,000円)
2018.5 柳ガレイ一夜干し(450円)
2018.5 イカとキュウリのタラコ和え(お通し)
2018.5 白海老の唐揚げ(サービス)
2018.5 フルーツ盛り(サービス)キウイ、オレンジ、チェリー、メロン、スイカ
2018/10/31 更新
2018/04 訪問
【1251-5】「アワビの肝」争奪戦!
726文字★
アスパラガス タラコマヨネーズ(お通し)
アワビの肝(350円)
生ホタルしょう油(450円)
地ホタルボイル(350円)
刺し盛り
いかげそ焼(150円)
タイラギ磯辺
かぶと焼(550円)シマアジのカブトとヒラマサのカマ
かにみそ(450円)
あんきも(650円)
かぶと焼(550円)カンパチ
生子ポン酢(350円)
あなご焼(850円)
干瓢(サービス)
筍と油揚げの煮物(サービス)
特本鮪中トロ(1貫380円)
タイラギ(握り)
カツオ(握り)
特上ねぎとろ(1,750円)
先着1名の限定アイテムであろうアワビの肝を初ゲット。
銀座であれば10倍を超える値段になりそうなぐらいアワビの肝が盛られていて、
これが350円とは相変わらずコストパフォーマンス最強です(モツラーにとっては)。
本日の刺し盛りは、天然シマアジ、天然ヒラマサ、本鮪赤身、本鮪中トロ、ウニ、真鯛、カツオ、
ツブ貝、鳥貝、赤貝、スミイカ、タコ、ズワイガニ爪肉、ボタン海老、玉子焼きの15点盛り。
訪れるたびに内容が豪華になっているような気がします。
シマアジ、ヒラマサ以外に平貝(タイラギ)も入荷しているとのことでタイラギの磯辺をお願いしました。
餅のようなムッチリした食感を楽しめて、例えれば「ヘルシーな餅」といった趣きでしょうか。
レモンを絞ってサッパリと味わうのもまた良し。
かぶと焼は定番のカンパチ以外に、シマアジのカブト、ヒラマサのカマも楽しませてくれます。
サービスで干瓢や筍と油揚げの煮物まで出てきて、常連になるほど満足度が向上。
近所にある「うを徳」もそうですが、何度も通ってこそ真価を発揮するのが下町の名店です。
2018.4 刺し盛り
2018.4 自家製梅酒ハイ(390円)、アスパラガス タラコマヨネーズ(お通し)
2018.4 特本鮪中トロ(1貫380円)、タイラギ(握り)、カツオ(握り)、特上ねぎとろ(1,750円)
2018.4 かぶと焼(550円)シマアジのカブトとヒラマサのカマ
2018.4 アワビの肝(350円)
2018.4 タイラギ磯辺
2018.4 生ホタルしょう油(450円)
2018/05/03 更新
2018/03 訪問
【1251-4】スーパーで買うより安い値段で絶品魚介を
1,237文字★
自家製梅酒ハイ(390円)
たけのこの煮物(お通し)
いかげそ焼(150円)
刺し盛り
生ホタルしょう油(450円)
かぶと焼(550円)真鯛
地ホタルボイル(350円)
カラガキ(1ヶ 150円)
毛ガニ 大(3,300円)
あなご焼(850円)
天然ひらめ(600円)
北海ウニ 特(850円)
本まぐろ赤身(550円)
かぶと焼(550円)カンパチ
特上ねぎとろ(1,750円)
ナマコ軍艦
釣りアジ(1貫190円)
江戸前あなご(1貫190円)
桑名の蛤のお吸い物(サービス)
鮨屋なのに自家製の梅酒ハイが390円という居酒屋のような価格設定。
氷入りとはいえ中ジョッキでの提供ですし、梅酒に漬け込んでいたのであろう梅も1個入っています。
このお店を知ると魚介がウリのチェーン居酒屋にはもう行けなくなってしまうかも知れません。
お通しの筍も下町にしては上品な味付け。
ゲソ、カブト(この日は真鯛とカンパチ、個人的には可食部の多いカンパチのほうが好き)と定番はもちろん、
今が旬のホタルイカを醤油漬けとボイルで注文。
近所のスーパーで特選品として扱われていた富山産の大粒ボイルホタルイカが1パック398円。
同店では目や中骨を丁寧に取り除いた大粒のボイルホタルイカが350円(量も大して変わりません)。
外食なのにスーパーより安くてスーパーより美味しいって、一体どういうことなのでしょうか。
醤油漬けのホタルイカも醤油の塩分が強すぎずホタルイカの味噌や官能的な食感に舌鼓。
本日の刺し盛りは、本鮪赤身、本鮪中トロ、北海ウニ、車海老、カツオ、アジ、サヨリ、
トリ貝、ツブ貝、ミル貝、赤貝、スミイカ、タコ、玉子焼きの14種類。
17種類だった前回より種類こそ少なくなっていますが原価の高そうな本鮪と雲丹が光ります。
本鮪の赤身と中トロは前回の1.5倍盛りとなっていて相変わらず圧巻の内容。
殻付きの生の牡蠣が1個150円、大きな毛蟹が1杯3,300円と、こちらもスーパーで買うより安そうな価格設定。
チュルンと純な旨味を感じる牡蠣は間違いない美味しさで150円を遥かに超える価値。
毛蟹は食べやすいよう包丁を入れてあって、蟹酢(土佐酢)も一緒に出してくれます。
カニミソもパンパンに詰まっていて堪りません。
他店で食べようと思うと1杯6,000円ぐらいにはなるのではないでしょうか。
同じく東向島に君臨する高級鮨店うを徳では雲丹を平目など白身魚で巻いて食べることが多く、
こちらでも同じ食べ方をしてみようと「北海ウニ 特」と「天然ひらめ」を注文してみたのですが、
平目がまさかの超厚切りで巻きにくいという嬉しい悲鳴。
他のお客さんの注文を真似してナマコを軍艦巻きで。
アンキモ、白子、カニミソ、ホタルイカ、牡蠣なども軍艦巻きにして貰うことは可能なのでしょうか。
スペシャリテ(と勝手に思っている)ネギトロ巻きで〆て本日も大満足。
2018.3 刺し盛り
2018.3 毛ガニ 大(3,300円)
2018.3 釣りアジ(1貫190円)、ナマコ軍艦
2018.3 かぶと焼(550円)真鯛
2018.3 カラガキ(1ヶ 150円)
2018.3 地ホタルボイル(350円)
2018.3 自家製梅酒ハイ(390円)、たけのこの煮物(お通し)
2018.3 メニュー
2018/05/01 更新
2018/03 訪問
【1251-3】客単価5,000円の魚介料理としては都内最高かも
1,221文字★
海老と胡瓜のマヨネーズ和え(お通し)
いかげそ焼(150円)
刺し盛り
かにみそ(450円)
かぶと焼(550円)カンパチ
キンキ煮付け
銀だら西京焼(650円)
ナマコ酢
本まぐろ 中とろ(1,100円)
平目エンガワ(サービス)
天然まだい
淡路釣りアジ(500円)
サーモン(300円)
かにマヨ巻(1,160円)
特上ねぎとろ(1,750円)
蜆の味噌汁
豚のモツ(モツ焼き屋)とは異なり、和牛の肉(焼肉屋)や魚介全般(鮨屋)って美味しさが資本主義です。
客単価30,000円の鮨屋に客単価5,000円の鮨屋が美味しさで敵うことはまずありません。
美味しい食材の入手には相応の対価(つまり大金)が必要となるのです。
それゆえ食べログで「寿司」ランキングを検索しても上位には平均予算2万円3万円のお店がズラリと並び、
平均予算1万円未満で食べログ4.00以上の鮨屋は日本全国を見渡しても0軒。
トップは築地の場内市場で日の出から大行列となっている寿司大の3.93(寿司ジャンル全国99位)です。
純粋に美味しさだけを追求すると何万円もの散財を覚悟しなければならない鮨の世界ですが、
そんなお店に頻繁に通えるのは一部の富裕層だけで一般人は記念日でもないと利用できません。
前述の寿司大も安さの代償としてディズニーランドより過酷な行列に並ぶ必要があります。
(しかもそんな地獄のような行列に並んだ割に筆者はイマイチという感想でした…。)
さて客単価5,000円でありながら客単価10,000円クラスに魚介のクオリティが高く(原価率7割)、
寿司大とは異なりフラッと訪れても並ぶことなく楽しめるのが同店。
大手チェーン居酒屋でも飲み放題付きコースで5,000円ぐらいになってしまうというのに、
こちらは普段使いの延長といった客単価なので満足度が非常に高いです。
この日の刺し盛りは、煮ホタテ、ホタテ、スミイカ、サヨリ、天然まだい(桜鯛)、アジ、とり貝、
ツブ貝、赤貝、カニ、タコ、カマボコ、玉子焼き、ボタン海老、マグロ中トロ、マグロ赤身。
更に今が旬のホタルイカも追加されて相変わらず驚愕の17点盛り。
ゲソとカブトも不変のコストパフォーマンス5.0満点。
450円のカニミソもタップリ、ナマコ酢もお店のHPでは300円となっており同店の珍味系はコスパ高いです。
キンキの煮付けも下町にしては薄味で居酒屋とは一線を画す美味しさ。
お隣のカップル客はボトルを入れていることもあってか1人あたり3,000円台のお支払いでした。
高級鮨店ばかりが高評価となる食べログですが、普段使いで美味しいお店のほうが庶民にはありがたい存在。
筆者には鮨さいとう、日本橋蛎殻町すぎたより価値あるお店です。
(さいとう、すぎたは予約の電話すら繋がらない惨状ですし…。)
2018.3 刺し盛り
2018.3 かにマヨ巻(1,160円)、特上ねぎとろ(1,750円)
2018.3 キンキ煮付け
2018.3 生ビール 中ジョッキ(580円)、海老と胡瓜のマヨネーズ和え(お通し)
2018.3 天然まだい、淡路釣りアジ(500円)、サーモン(300円)
2018.3 かぶと焼(550円)カンパチ
2018.3 ナマコ酢
2018.3 銀だら西京焼(650円)
2018.3 かにみそ(450円)
2018.3 本まぐろ 中とろ(1,100円)、平目エンガワ(サービス)
2018.3 いかげそ焼(150円)
2018/04/19 更新
2018/03 訪問
【1251-2】ゲソやカブトを好むモツラーにはコストパフォーマンス最強!
2,213文字★
浦霞(220cc 800円)
出羽桜(220cc 800円)
蟹と胡瓜と若布の酢の物(お通し)
あんきも(650円)
しらこポン酢(750円)
刺し盛り(3,000円)
いかげそ焼(150円→100円)
あなご焼(850円)
かぶと焼(550円)カンパチ
生とり貝(1貫160円)
江戸前あなご(1貫190円)
特上北海うに(1貫370円)
特本鮪中トロ(1貫380円)
特上ねぎとろ(1,750円)
初めて訪れた前回は鮨屋なのだから握りを注文すべしと特上寿司を食べてしまい、
いかげそ焼(150円!)、かぶと焼(550円!)といったモツラー垂涎の料理をスルーする羽目に。
前回の反省から今回は「おつまみ」中心に楽しんでみたのですが大正解。
原価率7割を誇る同店の魅力を余すところなく堪能できたのではないでしょうか。
お通しの酢の物に入る蟹はカニカマではなく本物の蟹。
アンキモは中国産ではなく国産、白子(雲子)もネットリ濃厚クリーミーで素材力が光っていました。
客単価5,000円のお店とは思えないほど魚介のクオリティが高いです。
ポン酢も高級店ほど穏やかな酸味ではないですが大衆店より上品な味わい。
そして驚愕だったのが3,000円で盛ってくれとリクエストした刺し盛り。
本鮪赤身、本鮪中トロ、カンパチ、車海老、玉子焼き、スミイカ、カツオ、シメサバ、エンガワ(ヒラメ)、
ツブ貝、ミル貝、ホタテ、トリ貝、赤貝、カニ、タコ、カマボコの17点盛り。
前回の刺し盛りも4.0級とは思いましたが、リピート効果なのか、雨で他にお客さんおらずサービスなのか、
3,000円の刺し盛りとしては5.0満点ではないかと思うほど凄まじいボリューム。
もちろんボリュームだけなら安い酒場でも盛りだけタップリの刺し盛りはありますが、
原価率7割を誇る同店の刺し盛りは10,000円クラスの高級店が扱うレベルの魚介。
マグロは本鮪の赤身と中トロをドカーンと厚切り、口の中で爽やかな本鮪のアブラが蕩けていきます。
貝が色々と盛られているのもモツラーな筆者の好みにストライク。
モツが好きな人って貝も好きなことが多いです(モツと貝は食感など通ずるものがあります)。
トリ貝はペラペラ薄いボイルしたものではなく「生とり貝」。
都心の超高級鮨店が扱う最高級のトリ貝には劣るとしても大衆鮨店で扱うタネとしては上物。
美味しかったので握りでも注文してしまいました。
カマボコも高級なカマボコだそう、出汁巻き風のジューシーな玉子焼き(自家製でしょう)も美味しい。
そして量が少ないから100円で良いやと出されたゲソわさ(いかげそ焼)。
お店によってはこれで500円ぐらい取るところもあるのではないでしょうか。
客単価10,000円クラスの魚介を扱うお店だけあってゲソも100円とは思えないほど抜群に美味しいのです。
これが100円とは何というコストパフォーマンスの高さでしょう。
季節の問題で前回より味は落ちていましたが穴子焼も爆盛り、旬の時期が今から楽しみになります。
そしてゲソと並ぶコストパフォーマンス最強アイテムがカブト(かぶと焼)。
本日はカンパチのカブトでしたが、カブト(半割り2切れ)にカマまで付いて(計3切れ)凄まじいボリューム。
お店によっては1切れで550円を取るところだってあるでしょうに何というコストパフォーマンスの高さ。
コストパフォーマンスだけでなく味も抜群に美味しいのがこのカンパチのカブト焼。
鱗を丁寧に取り除いてあってパリパリに焼き上げられた面の皮まで食べられてしまいます。
コラーゲンのようなネットリ食感と皮目のパリパリ食感が最高。
目玉の周りのゼラチン質やグジュグジュとやわらかい身、頬肉の弾力ある身など旨味が強烈。
食べやすく処理された刺身とは異なり手も口の周りもベトベトに汚れてしまいますが、
魚の真の美味しさはここにあるのではないかと思うほど旨味が複雑かつ鮮烈。
モツラーには味、ボリューム、コストパフォーマンスの高さで5.0満点のカブト焼。
〆に握りを食べて刺身で食べたときと比べてみると、やはり刺身で食べるほうが美味しく感じます。
鮨屋として評価すると点数はどうしても3点台半ば~後半ぐらいとなってしまうでしょうか。
しかし「魚河岸料理 ひかり寿司 東向島店」と看板にもあるように「魚河岸料理」として評価すれば4.5級。
原価率7割だけあって客単価5,000円のお店としては圧倒的に満足度が高いです。
もっとも握りではなく巻き物にスペシャリテ級の傑作がありました、それが「特上ねぎとろ」。
前回も握りより鉄火巻きが光っていたので試しにと注文してみたのですが大正解。
ラードで誤魔化さずとも脂ノリまくりなスーパーネギトロが海苔巻にギッシリ詰まっています。
口の中でネギトロの脂がネットリ蕩け、爽やかな酢飯と一体感ある超絶な美味しさに。
ゲソ、カブト、刺し盛りで飲んで特上ネギトロで〆る至福。
客単価5,000円の魚介系のお店で同店ほど満足度の高いお店は都内で他にあるのでしょうか。
握りの美味しさが大衆鮨店としては圧倒的な十条のかわなみ鮨とはまた方向性が違うのですが、
同店もまた大衆鮨店の最高峰と言える1軒でしょう。
評価上方修正3.7→4.5
2018.3 特上北海うに(1貫370円)、江戸前あなご(1貫190円)、特上ねぎとろ(1,750円)
2018.3 刺し盛り(3,000円)
2018.3 あなご焼(850円)
2018.3 特本鮪中トロ(1貫380円)、生とり貝(1貫160円)
2018.3 あんきも(650円)
2018.3 しらこポン酢(750円)
2018.3 かぶと焼(550円)カンパチ
2018.3 いかげそ焼(150円→100円)
2018.3 蟹と胡瓜と若布の酢の物(お通し)
2018/03/27 更新
2017/08 訪問
【1251】粗利3割と豪語する東向島の地域密着型老舗寿司店
2,037文字★
2017年現在で創業31年という東向島の地域密着型寿司店です。
屋号は修業先である浅草のひかり寿司(閉店)から暖簾分け(看板に東向島店と書いてあります)。
齢60に近いご主人が粗利3割(つまり原価率7割でしょうか)と豪語するほどリーズナブルなお店。
お店はご主人と奥さまの2人で切り盛り。
持ち家なので家賃の支払いは無く固定資産税(都市計画税も含めてでしょうか)10万円とのこと。
店舗兼住宅で小規模住宅地の特例を受けているとすると、逆算した土地の評価額は3,000万円強。
建物は木造の法定耐用年数を超えているので税法上はゼロに近い評価額でしょう。
1階2階合わせて80席の大箱ということで、賃貸であれば月30万円以上の支払いになるはずが年10万円。
家族経営ゆえ人件費も事実上ゼロのようなもの。
そう考えると粗利3割というのも現実味を帯びてきます。
■この日の飲食内容■
アサヒスーパードライ 瓶ビール 大(600円)
お通しの北海つぶ貝
刺し盛り(本鮪、天然すずき、淡路の釣りアジ、天然かんぱち、根性がつお)
特上寿司(2,150円)
計 4,800円
まず回らない寿司屋でありながら大瓶600円(内税か外税かは不明)が素晴らしいです。
生ビールは中ジョッキ540円、日本酒は220ccで八海山720円、浦霞800円、出羽桜800円。
真露の720mlボトル1,750円、富乃宝山の720mlボトル2,700円など下町の居酒屋価格。
ビールを注文するとお通しにツブ貝が1つ出されたのですが、これが大粒で非凡な一品。
爪楊枝を手前へ抜くとプリプリと肝付きのままのツブ貝が引き摺り出されて、
口の中に入れると淡い味付けと弾力のあるツブ貝の食感に舌鼓。
単品でアジのお造りを注文しようとしたのですが、好きなものを少しずつ盛ってあげるとのご提案。
カウンターのタネケースを見て、アジ、スズキ、カンパチと旬のものをリクエスト。
マグロ(本鮪との説明書き)がオススメなのかご主人がマグロ、更にカツオも盛ってくれました。
魚介の仕入れ先は千住市場ではなく全て築地市場から仕入れているそうです。
大根のつまがピローンと飛び出ていたりと下町仕様な盛り付けですが、
銀座の鮨屋で出されたとしたら卒倒しそうなほどボリュームがあって、本鮪に至っては超厚切り。
逆算するとお通しのツブ貝と合わせて2,000円ぐらいということになるはずですが、
そんな安さとは思えないぐらい魚介が良質で驚きました(粗利3割も納得)。
アジは普通に美味しいですし、カンパチは居酒屋レベルを軽く超えるクオリティの高さ。
ネットリした身質で旨味も強いカツオはミシュラン掲載店で食べたカツオより好みの味。
そして飛び抜けて凄かったのが本鮪とスズキでした(これらは個別に評価すると4.0級)。
マグロは世界的に高騰していて、大手チェーンスシローの薄切りインドまぐろでも7貫1,058円。
同店では推定2,000円以下の刺し盛りなのに本鮪の超厚切りが4カットもドーンと盛られています。
トロのように脂が乗っていて、口の中に入れるとトロッと蕩けて旨味も香りもインドとは別次元。
本当に2,000円以下の刺し盛りにこんなに入れてしまって良いのでしょうか。
味という点で白眉と思ったのがスズキ。
プリプリッと身に弾力がありながら、白身魚ならではの淡く力強い旨味をビンビン感じました。
凡店の水っぽいようなスズキとは別格で、同じく東向島のうを徳で食べたスズキを思い出したほど。
特上寿司は本鮪2貫、白いか、真鯛、海老、海老の頭、あわび中型、あなご、
北海うに軍艦、いくら軍艦、鉄火巻、手焼玉子、生姜(ガリ)という内容。
握りの酢飯は都心の高級鮨店の洗練された酢飯に比べると野暮ったさは否めないでしょうか。
山葵をしっかり入れて作る下町仕様の握りといったイメージ。
刺し盛りの本鮪と握りの本鮪を比べると、残念ながら刺身の本鮪のほうが美味しかったです。
(一方で都心の高級鮨店ではお造りで食べるより握りで食べるほうが美味しいのです。)
玉子焼きは出汁巻き風でツユがたっぷり詰まったジューシーなもの。
鉄火巻は酢飯にやはり弱さを感じるも、握りの本鮪より好印象。
穴子はツメをプラスチック容器から垂らすのが残念でしたがフワッとやわらかく、
同じく東向島のみよ志鮨で食べた穴子の握りより気に入りました。
食べログ活動で寿司ジャンル全国1位の高級鮨店、全国2位の高級鮨店と巡ってしまった弊害か。
同店の握りへの評価は低いのですが、客単価5,000円(ご主人曰く)で美味しい魚介を楽しめる点は感服。
刺し盛りを肴にお酒を楽しんで海鮮丼や巻き物で〆るという戦略もアリかも知れません。
80席の大箱ということで宴会にも使えるお店なので、東向島で知っておいて損は無い優良店でしょう。
2017.8 北海うになど
2017.8 本鮪など
2017.8 特上寿司(2,150円)
2017.8 刺し盛り(本鮪、天然すずき、淡路の釣りアジ、天然かんぱち、根性がつお)
2017.8 アサヒスーパードライ 瓶ビール 大(600円)、お通しの北海つぶ貝
2017.8 カウンター席
2017.8 店舗外観
2017/08/28 更新
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自家製いかの塩辛(お通し)
あなご焼(900円)
いかげそ焼(150円)
メバル空揚(850円)
カラ付カキ(250円)
白子ポン酢(750円)
玉子焼き(350円)
刺し盛り
本鮪中トロ、〆サバ、カツオ
本鮪赤身、シャコ、煮ホタテ
白子軍艦、中トロ鉄火、カワハギ握り、カツオ握り
ウニ軍艦
フルーツ盛り(オレンジ、キウイ、柿)
自家製というイカの塩辛は淡い味付けで美味しいです、単品(200円)でもおかわりしたほど。
しかし塩辛200円、ゲソ250円、生牡蠣250円と立ち飲み酒場より安いレベル。
クオリティは寿司屋のそれということでコストパフォーマンスの高さが異常です。
本日の刺し盛りは、ウニ、アジ、ツブ貝、アワビ、〆サバ、カツオ、本鮪中トロ、本鮪赤身、
カニ爪肉、玉子焼き、イカ、タコ、イワシ、車海老、肝付きカワハギの15点盛り。
本鮪、ウニ、アワビといった高級食材まで含まれていて圧巻の内容。
冬ということで肝の美味しいカワハギ、脂ノリまくりのカツオ(トロカツオ)も良かったです。
メバルは骨と身を切り分けて揚げてくれるので、骨煎餅を含め余すところなく堪能。
脂の乗ってきた穴子、アッサリながら鮮烈な旨味を感じる白子など冬の味覚に舌鼓。
ご主人はギターを弾き語り、厨房では二塁の守備の見本を披露したりと絶好調。
こういうノリを楽しめる人には下町最高クラスのお寿司屋さんだと思います。