2回
2015/08 訪問
【0377】サヘラの跡地も凄かった
4,897文字★
クンチェーナンプラー(980円)天然有頭海老のカルパッチョ
トードマンクン(750円)海老すり身のさつま揚げ
ガイヤーン(850円)鶏もも肉のタイバーベキューローストチキン
カオマンガイ(980円)匠の大山鶏のタイチキンライス
ココナッツミルクシェイク(550円)
カノムモーゲン(300円)
クンチェーナンプラーの海老は有頭甘海老でしょうか。
ミント、ゴーヤ、刻んだ唐辛子やレモングラスなど。
激辛カルパッチョといった料理でしょうか。
タイ人の作るクンチェーナンプラーのほうが尖った味という印象で、
日本人シェフらしく穏やかな味にも感じるのですが美味しいです。
レモングラスを効かせたガイヤーンもマイホーム(小岩)には負けますが、
2種類のタレも鶏肉に塗したスパイスも美味しくて優等生。
タイ人より美味しいと思うのはやはりトードマンクンとカオマンガイ。
パクチー入りのトードマンクンは天才タムさんのトードマンクンより美味しいです。
カオパッドやトードマンクンは日本人のほうが得意なのかも知れません。
カオマンガイの鶏肉に大山鶏を使い、血の滴るような火入れも日本人ならでは。
人気なので日曜日限定から日・月限定となったようですが、
シットリした鶏肉と鶏の旨味を感じるジャスミンライスと甘めのタレが渾然一体。
都心のカオマンガイ専門店より遥かに美味しいレベルの高さだと思います。
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日曜日限定のカオマンガイ(950円)を注文。
1,000円でカオマンガイとのハーフ&ハーフも可能。
カオマンガイとガパオ、カオマンガイとグリーンカレー。
そんな組み合わせも魅力的だったのですが、
今回はカオマンガイをフルサイズで食べることに。
パクチー大盛り50円、ライス大盛り100円でしたが、
とりあえずデフォルトのカオマンガイに。
ランチなので生春巻き、サラダ、スープ、ドリンク付き。
ドリンクはジャスミンティーにしました。
生春巻きは自分で巻くタイプのもの。
挽き肉、キュウリ、ニンジン、カイワレを、
ライスペーパーではなくクレープのような生地で。
スイートチリソースを付けて食べます。
サラダのドレッシングは自家製でしょうか。
ショウガが効いているような酸っぱい味付け。
スープは鶏スープにセロリの葉やパクチー。
中に細かくカットした絹豆腐も入っており、
意外とスープと相性が良かったです。
カオマンガイの美味しさは相変わらず。
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食べログのレビュアー様ら4人でオフ会を開催。
ヤムガポムー(830円)豚ガツ刺しとタイセロリのスパイシーミントサラダ
ヤムアボカド(850円)海老とアボカドのスパイシーレモングラスサラダ
プーニムトードカティーム(930円)ソフトシェルクラブの大蒜黒胡椒炒め
トードマンクン(580円)海老すり身のさつま揚げ
カオマンガイ(930円)日曜日限定メニュー匠の大山鶏のタイチキンライス
カオパット(890円)タイチャーハン
デザート3種盛り(480円)カノムモーゲン、カノムトゥーイ、カノムチャン
4人でお会計9,670円、1人あたり2,418円。
ヤムガポムーは同店で食べたサラダ系料理の中で一番美味しかったです。
辛さマーク☆2つ付いていましたが鬼のような辛さ。
辛いだけでなくタイセロリやミントの香りと豚のガツ(胃袋)が合います。
日本人シェフでありながら香草使いと味付けのセンスの良さに脱帽。
ヤムアボカドはアボカドがまだ少し青かったのが残念。
この料理はいなかむら(小岩)、ロッサイアム(五香)でも食べましたが、
やはりタイ人シェフのほうが1枚上手のように思いました。
ただ無難に美味しい1皿ではあります。
プーニムトードカティームは意外と盛りが良いです。
原価の高いソフトシェルクラブだけでなく舞茸、ゴーヤも一緒に揚げています。
しかし舞茸やゴーヤが意外に美味しく良いアクセント。
こういうタイ料理の揚げ物は日本人シェフのほうが得意なのかも知れません。
同じく揚げ物のトードマンクンは相変わらずの絶品。
カオマンガイは他の参加者には普通だったようですが個人的には好きな味。
カオパットは鶏挽き肉と黒胡椒のチャーハン。
パラパラの仕上がりでこれも日本人らしい教科書通りのチャーハンといった印象。
ベッショリとしたリゾット状でありながら凄まじい旨味を感じた、
ロッサイアムのカオパットネームには負けますがこれもレベル高し。
黒胡椒が大量に入っていてスパイシーなチャーハンです。
添えられた小皿にはナンプラーやレモンジュースを混ぜたという酸味の効いたタレ。
これをチャーハンにかけても味が締まって良かったです。
デザートは3種類ともアツアツの状態での提供。
ただ味は凡庸でした、もしかしたら冷凍品を温め直しているのかも知れません。
スイーツまで美味しいタイ料理店はなかなか無いように思います。
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食べログのレビュアー様ら3人でオフ会を開催。
コカレストラン、マンゴツリーで修行したという日本人シェフのタイ料理店。
日曜日限定のカオマンガイを、3人前注文するということで特別に作って頂きました。
食べた料理は以下の通り。
ポーピャトード(450円)豚挽肉と春雨入り自家製揚げ春巻き
ヤムタレー(850円)タイハーブとシーフードのサラダ
トードマンクン(580円)海老すり身のさつま揚げ
カオマンガイ(930円×3)タイチキンライス
黒霧島720mlボトル(2,500円)
ジャスミン茶デキャンタ(500円)
1人あたり約2,640円
ヤムタレーは現地人の作るヤム系料理に比べると荒々しさは無いです。
前回食べたソムタムもそうでしたがサラダ系はやはり日本人の味という印象。
逆に揚げ物はタイ人シェフより美味しいかも知れません。
個人的に一番好きなのはカオマンガイ。
大山鶏とジャスミンライスを使って、かなり手間かけて作っているのだと思います。
パクチーやセロリの葉も添えられ、相変わらず米が美味しいカオマンガイ。
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東京のタイ料理ファンの間では伝説の名店とも呼ばれている、
堀切菖蒲園のアジアンダイニングサヘラ。
いなかむら(小岩)で腕を奮う天才タムシェフの前の職場でした。
餃子ファンには哈爾濱餃子の2階にあるお店と言っても通じるでしょう。
そのサヘラが入っていたテナントでは現在もタイ料理店が営業しています。
タイ人ではなく日本人シェフなのですが、センス光る料理を下町価格で楽しめます。
堀切菖蒲園のチャイタレーです。
お店の立地は京成線の堀切菖蒲園駅から徒歩1~2分。
堀切菖蒲園駅の改札口から左手の南口を出て直進。
堀切菖蒲園駅前交差点を左折すれば道路沿い左手に哈爾濱餃子。
その2階にお店はあります。
店内はテーブル席で26席。
南国レストラン風の落ち着いた雰囲気でオープンキッチン。
いなかむら(小岩)と違って誰でも入れると思います。
ドリンクメニューを見るとエビス中瓶650円、黒ラベル中瓶600円。
タイビールのシンハー、チャン、レオがそれぞれ小瓶600円。
ビールの値段は安くないですがワインが2,000円台から揃います。
焼酎のボトルは鏡月2,100円、黒霧島2,500円
人数が集まるのであればボトルを入れるとお得に飲めそうです。
カクテルやシェイクなど女性向けドリンクも充実していました。
フードメニューを見ると前菜メニューが300円と安いです。
300円メニューが4種類あって少し惹かれたのですが、
トードマンクン(580円)も安かったのでそちらを注文。
タイ料理の定番ソムタム(790円)を忘れずに。
日曜日限定というカオマンガイ(930円)も注文しました。
どのメニューも1,000円未満というのが良心的です。
中にはプーパッポンカリーのように1,000円以上のメニューもありますが、
平均金額はタイ料理店として下町価格と言えるでしょう。
まず出てきたのはソムタム。
メニューにはフレッシュ青パパイヤーのスパイシーサラダとの併記。
青パパイヤのカットが太めで大根サラダのように見えます。
他店で食べたソムタムはもっと細かった記憶があります。
他にニンジン、ミニトマト、生インゲン、ナッツなどが入るのですが、
干し海老の姿は見つかりませんでした。
ナンプラーは入っているのでしょうが魚介の旨味が物足りなかったです。
味付けは上品で日本人シェフの味のようにも感じたのですが、
辛さも意外ときっちり辛くて侮れません。
いなかむら(小岩)の1,000円のソムタムに比べると満足度では負けますが、
790円という値段を考慮すれば値段相応でしょうか。
ソムタムは平凡に思ったのですがトードマンクンはヒットでした。
メニューには海老すり身のさつま揚げとの併記。
さつま揚げというより海老カツにしか見えないのですが、
なんと中に刻んだパクチー(香菜)を入れているようです。
プリップリの海老ミンチを噛み締めると香菜の香りがフワァーっと襲ってきます。
この香りが海老カツのレベルをワンランク引き上げます。
海老カツとパクチーの相性がこんなに良いとは驚きました。
添えられているソースは梅肉入りの甘酸っぱいソース。
個人的には甘さと酸っぱさが強烈で好みの味ではなかったのですが、
このトードマンクンにはそもそもソースなど不要。
ソースにつけると香菜の香りが薄まるのでそのままが一番美味しいです。
トードマンクンに感激していたらカオマンガイも到着。
メニューには日曜日限定メニュー匠の大山鶏のタイチキンライスとの併記。
鶏肉はモモ肉、ムネ肉ともに入っていて見た目からは大して期待していませんでした。
ところがライスを食べてみたらあまりの美味しさにビックリしました。
パラパラの長粒種の米には鶏の旨味が溢れています。
カオマンガイのライスはお店によってはパサつくケースも多いです。
バンコク(六本木)、ライカノ(北千住)、プアンタイ(錦糸町)と、
いずれもカオマンガイのライスに不満が残りました。
こちらのカオマンガイは心地良いパラパラ感はあるものの、
不快なパサつき感など一切感じません。
ライスだけならいなかむら(小岩)のカオマンガイより美味しいです。
鶏肉は長時間煮てあるようでムネ肉だけでなくモモ肉までシットリ。
モモ肉は皮付きですがプルプルになるまで煮込まれているため、
鶏皮特有のグニャグニャ感も特にありませんでした。
鶏肉はそのままだとあまり美味しくないのでタレ必須です。
カオマンガイのタレはトードマンクンのタレと違って自分好みでした。
久しぶりに美味しいカオマンガイを食べられた気がします。
1人での訪問だったので3品しか楽しめませんでしたが、
それでもお会計2,300円とタイ料理店にしては安い値段。
いなかむら(小岩)のようなハーブ使いの鮮烈さは無いですが、
揚げ物やご飯物にもタイ料理の魅力はあるのだと痛感。
ランチ営業もしているようです。
再訪して色々なメニューを試してみたくなりました。
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2013年5月初投稿、2013年7月、8月、2015年3月、8月更新
2015.8 クンチェーナンプラー(980円)天然有頭海老のカルパッチョ
2015.8 トードマンクン(750円)海老すり身のさつま揚げ
2015.8 ガイヤーン(850円)鶏もも肉のタイバーベキューローストチキン
2015.8 カオマンガイ(980円)匠の大山鶏のタイチキンライス
2015.8 ココナッツミルクシェイク(550円)
2015.8 カノムモーゲン(300円)
2015.3 カオマンガイ(950円)日曜日限定!タイのチキンライス
2015.3 ランチの自分で巻き巻き生春巻き
2015.3 ランチのサラダ
2015.3 ランチのスープ
2013.8 ヤムガポムー(830円)豚ガツ刺しとタイセロリのスパイシーミントサラダ
2013.8 ヤムアボカド(850円)海老とアボカドのスパイシーレモングラスサラダ
2013.8 プーニムトードカティーム(930円)ソフトシェルクラブの大蒜黒胡椒炒め
2013.8 カオパット(890円)タイチャーハン
2013.8 タイのデザート3種盛り(480円)カノムモーゲン、カノムトゥーイ、カノムチャン
2013.7 ポーピャトード(450円)豚挽肉と春雨入り自家製揚げ春巻き
2013.7 ヤムタレー(850円)タイハーブとシーフードのサラダ
2013.5 カオマンガイ(930円)日曜日限定メニュー匠の大山鶏のタイチキンライス
2013.5 トードマンクン(580円)海老すり身のさつま揚げ
2013.5 ソムタム(790円)フレッシュ青パパイヤーのスパイシーサラダ
2017/05/26 更新
765文字★
生ビール(550円)サッポロ黒ラベル
グンチェーナンプラー(1,280円)北海道産殻付き生ホタテと天然海老のカルパッチョ レモングラスソース
タイイサーン地方ソーセージサイグロークイサーンとタイチェンマイ地方ソーセージサイウア2種盛り合わせ(800円)
トードマンクン(750円)海老すり身のさつま揚げ
コームーヤーン(980円)豚上カシラ肉の炙り焼き
タイ料理の「カルパッチョ」と言われるグンチェーナンプラーからスタート。
一番辛くとリクエストした甲斐もあってか、日本人シェフの料理とは思えないほど強烈な辛さで先制パンチ。
鮨屋で扱うような魚介と比べてしまうと海老やホタテにどうしても生臭さを感じてしまうのですが、
タイ人が経営する現地色の強いタイ料理店よりは良い食材を使っていると思います。
2品目はタイのソーセージの2種盛り。
チェンマイ名物のサイウアはドライなタイプで、個人的にはもっとジューシーなタイプが好み。
一方で糯米だけでなく春雨も入ったサイグロークイサーンは春雨が良い仕事をしていてハイレベル。
これはタムさんのサイグロークイサーンより好みです。
同店のスペシャリテと思っている、パクチー入りのトードマンクンも相変わらず秀逸。
バンタイ(新宿)のトードマンクンより海老がたっぷり入っていてプリプリ食感。
爽やかなパクチーも良いですし、甘酸っぱいスイートチリソースも料理を昇華させます。
コームーヤーンは下味のまま食べてもスパイシーで美味しい。
煎り米の香ばしさやタマリンドのような甘酸っぱさを感じるタレにつけてもまた良し。
日本人シェフの良さを感じられるタイ料理店です。
土日祝日はお昼から通し営業(ディナーメニューの注文可)なのも嬉しいところ。