やっぱりモツが好きさんが投稿した馬刺・馬焼肉 らむ(熊本/熊本城前)の口コミ詳細

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春は山菜・夏は川魚・秋は茸・冬は獣肉・モツは一年中

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馬刺・馬焼肉 らむ花畑町、辛島町、熊本城・市役所前/焼肉、馬肉料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2012/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

【0279】驚嘆の馬焼肉

2,137文字★

東京から熊本に旅行で来ております。

桜なっとうを商標登録しているというらむ
昭和34年創業の老舗馬肉料理店のようです。
個人的には桜納豆より馬焼肉で真価を発揮するお店と思います。

現地での情報収集や食べログを見て気になっていた同店。
評判の高い馬焼肉を食べに訪問してみました。
明るい店内にはカウンター8席とテーブル5卓30席。

2人での訪問でしたがテーブル席に案内されます。
赤い革張りのソファ椅子に着席。
テーブル中央にはガスコンロが設置されています。

飲み物は生ビール中(525円)を注文。
日本酒、焼酎、ワインとアルコールは一通り揃っています。

お通しに馬のスジと大根の煮物。
澄んだスープをしていて、塩煮込みのようです。
とろとろに煮込まれた馬スジがアッサリ塩味で美味しいです。
お通しから味にセンスを感じ、これからの料理に期待を持てます。

料理はやはり焼肉盛合せ(3,150円)を注文。
馬焼(特)、馬焼(並)、ミノ(ホルモン)、心臓の根、
これら4種盛合せが約3人前入るとのことです。
焼肉を注文すると黄色い皿に入ったタレを出されます。
焼肉用の塩ダレで、これが馬焼肉には合うそうです。

焼肉の準備が整うまでは刺身を楽しむことにします。
レバー刺し(1,365円)はブツ切り馬レバーに最初から胡麻油と塩。
コリコリで濃厚な旨味の馬レバ刺しは熊本旅行の楽しみ。
禁止された牛レバーと違って馬レバーは堂々と刺身で食べられます。
まず馬レバ刺しを食べて悦に入るのが熊本での定番です。

コウネ刺し(525円)は馬のタテガミの脂の刺身。
大きいサイズのコウネが厚切りカットで出てきます。
脂なので大量に出てくると困惑する人もいるかも知れませんが、
コッテリ好きな自分としては嬉しい限りです。
コウネ自体も良質で、口の中でとけていく甘い脂の旨味がたまりません。

入口に登録商標と大きく書いてある桜なっとう(840円)も注文。
納豆の上に小さく刻まれた霜降り馬刺し、卵黄、刻みネギ、からしが乗ります。
よく混ぜてから頂きますが、納豆は別に要らないかも知れません。

〆にとろ馬さしフレークご飯を食べましたが、そちらのほうが好みでした。
同じく細かくカットされた馬肉を掻き混ぜて食べる料理ですが、
納豆よりご飯と合わせるほうが個人的には美味しいと思います。

卓上のコンロにジンギスカンで使うような黒い鍋がセットされます。
いよいよ馬焼肉の準備が整ったようです。
皿の上には4種類の焼肉とニラ、タマネギ、ナス。
店員がトングで中心に肉を置き、鍋の周りには野菜を配置します。

馬焼(特)はレアな焼き加減で取り皿に渡されます。
塩ダレにつけて食べますが、これは素晴らしい美味しさ。
今回の熊本旅行で一番感動したのはこの馬焼肉です。
火が通って活性化した馬の旨味と脂が塩ダレとマッチしています。

菅乃屋むつ五郎といった馬刺しの名店でも、
焼き物に関しては馬刺しほどの美味しさではありませんでした。
ところがこの馬焼肉は同店の刺身より美味しいかも知れません。

馬は牛より淡白な肉質なので馬刺しで食べるのが一番かと思っていましたが、
そんな既成概念を打ち崩す美味しさです。
焼肉の味に関しては間違いなく菅乃屋を凌駕しています。
(馬刺しは菅乃屋に軍配が上がりますが。)
これは新しい発見でした。

店員が焼き方を見せてくれた後は自分たちで焼きます。
馬焼(並)は馬焼(特)より脂が少ないですが、
肉の旨味を感じてこちらも美味しいです。

ミノ(ホルモン)はその名前からすると馬の胃なのでしょうか。
クセが少なくホルモン焼きとしては熊本トップクラスかも知れません。
精肉部位だけでなく内臓部位もきっちり美味しいです。

心臓の根は大動脈の部分でしょう。
コリコリしてイカに似た食感、これもまた乙な味です。
野菜もさりげなく美味しく、焼肉を堪能。

もう少し食べようと、馬ホルモン味噌煮込み(840円)を注文。
お通しのスジ煮込みが秀逸だったので味噌煮込みも試してみました。
馬ホルモン特有のクセは少しあるのですが、
とろとろに煮込まれていて美味しいです。

味噌がホルモンの臭みを上手く抑えています。
東京下町の牛や豚のモツ煮込みのほうが安くて美味しいかも知れませんが、
馬の煮込みでここまでレベルの高いものにはなかなか出会えません。

〆は前述のとおり、とろ馬さしフレークご飯(840円)。
ご飯の上に脂の乗ったピンクのフレーク、卵黄、ネギ、海苔と乗っています。
醤油をかけて混ぜると、おじやのように水分が出てしまっています。
しかし脂が乗って渾然一体となった旨味が口の中でとろける美味しさを感じます。
一緒に行った友人はこのご飯が一番のお気に入りだそうです。

お通しから〆までどの料理もレベル高し。
特に馬焼肉の美味しさは、久しぶりに感動を伴う発見でした。
馬肉は刺身こそ至上と思っていましたが、価値観が揺るぎました。
馬は焼いても美味しいのです。
熊本旅行の際はこちらも外せないお店となりそうです。

  • 2015.5 まとめ用再掲載

  • 2012.11 焼肉盛合せ(3,150円)馬焼(特)、馬焼(並)、ミノ(ホルモン)、心臓の根

  • 2012.11 店員が焼き方の見本を

  • 2012.11 まずは鍋の中央に馬焼(特)を置きます

  • 2012.11 鍋周辺に野菜やネッコを配置して、中央で肉類を焼きます

  • 2012.11 馬レバー刺し(1,365円)

  • 2012.11 コウネ刺し(525円)

  • 2012.11 商標登録桜なっとう(840円)

  • 2012.11 桜なっとうを混ぜてみました

  • 2012.11 とろ馬さしフレークご飯(840円)

  • 2012.11 とろ馬さしフレークご飯を混ぜてみました

  • 2012.11 馬ホルモン味噌煮込み(840円)

  • 2012.11 お通しの馬スジと大根の塩煮込み、生ビール中(525円)

  • 2012.11 馬焼肉用の塩ダレ

  • 2012.11 メニューその1

  • 2012.11 メニューその2

  • 2012.11 メニューその3

2017/05/23 更新

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