3回
2017/11 訪問
【0505-2】赤提灯系の焼鳥は「亀」の付く地に名店が在る
365文字★
至福の三点盛り(1,200円)白肝、ささみ、砂肝
心臓串(160円)
白肝(160円)
つくね(160円)
トマト巻(230円)
つなぎ串(250円)
若鶏ちょーデカ太モモ一本揚げ(880円)
今回も「至福の三点盛り」で至福のひと時。
豚のレバーであれば久遠の空(中野)の闇盛りや網レバーも超絶な美味しさでしたが、
同店のハイレベルな鶏の白レバーも堪りません(お値段もお手頃です)。
火入れ絶妙でミニトマトの酸味とジューシーさが豚バラ肉を昇華させるトマト巻、
そして今回特に良かったツナギ(ハツモト)など相変わらずの満足度の高さ。
赤提灯系の焼鳥では亀有の海舟、亀戸の鶏嘉と、亀の付く地が熱いです。
日本酒のラインナップが増えたので、酒・ドリンク評価3.3→3.5
2017.11 至福の三点盛り(1,200円)白肝、ささみ、砂肝
2017.11 トマト巻(230円)
2017.11 若鶏ちょーデカ太モモ一本揚げ(880円)
2017.11 心臓串(160円)
2017.11 つなぎ串(250円)
2017.11 白肝(160円)
2017.11 つくね(160円)
2017.11 メニュー
2017.11 鶏嘉の厳選日本酒
2017/11/23 更新
2016/12 訪問
【0505】亀戸の路地裏に凄い焼鳥屋が隠れていた
4,131文字★
至福の三点盛り(1,200円)白肝、ささみ、砂肝
心臓串(160円)
トマト巻(230円)
白肝(160円)
ボンジリ串(200円)
つなぎ串(250円)
スモークチキン(480円)
フォアグラのごとき白肝(レバー)刺しの濃厚な旨味と蕩ける食感が堪りません。
厚切りボリューミーなササミも滑らかさと肉の旨味があって至福のひととき。
串ではジューシーさ迸る心臓串(ハツ)がこの日の白眉でした。
新メニューのスモークチキンはモモ肉のようですが自分の好みにはあまり合わず。
モモの一本揚げにしておけば良かったです。
とはいえ3,000円ぐらいで鶏を色々な調理法で堪能出来て相変わらずの満足度。
赤提灯系の焼鳥としてトップクラスの優良店ではないでしょうか。
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朝挽き地養鶏の焼鳥、揚げ物、刺身などを楽しめる鶏嘉。
同店の特長は鮮度高く良質な地養鶏を使用していること、
焼鳥が大串でどの料理も盛りが良いこと、
串も揚げ物も火入れが抜群に上手いこと。
ボリュームがあって美味しい赤提灯系の焼鳥屋。
お酒のラインナップが少ないのは弱点ではあるのですが、
自分の理想とする焼鳥屋に一番近いお店かも知れません。
この日食べた料理は以下の通り。
心臓串(160円)
トマト巻(230円)
つくね(160円)
至福の三点盛(1,200円)白肝、ささみ、砂肝
白肝(160円)
つなぎ串(250円)
骨付焼(200円)
砂肝竜田揚げ(480円)
若鶏ちょーデカ手羽半身揚げ(980円)
若鶏ちょーデカ太モモ一本揚げ(880円)
前回も食べたレバー、ハツ、ツナギなどは相変わらず。
つくねは軟骨入りで肉の旨味を感じてジューシー。
骨付焼は手羽の部位のようですがボリューミー。
串で一番感動したのは何故か鶏ではなく豚。
ミニトマトに豚バラ肉を巻いたトマト巻。
トマトの甘み、酸味、旨味が火入れによって昇華。
脂っ濃い豚バラ肉とマッチして凄まじい美味しさ。
こういう野菜巻き系の串では過去最高と思いました。
そしてメニューに「ちょーデカ」と書いてある揚げもの。
地養鶏は普通の鶏よりサイズが大きいそうですが、
半身揚げのサイズが本当に巨大で驚きました。
しかも火入れ良くジューシーで味も抜群。
前回の唐揚げより気に入りました。
1年前に比べると少し値上げしているようですが、
この内容であれば十分安いです。
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ホルモン焼きの街として有名な江東区の亀戸。
亀戸ホルモンをはじめホルモン焼きの名店が多いのですが、
駅からすぐの路地裏に焼鳥の名店も隠れていました。
鶏は朝挽きの茨城県産地養鶏を使用。
問屋を通さず柏から自社便で仕入れているそうです。
神田時代から2代50年続く老舗焼鳥店とのこと。
1串150円~と串の値段は中級店クラスですが大串。
串のサイズを考慮すれば下町ならではの安いお店と思います。
そして鶏を引き立てるは大将の焼きの技術の高さ。
美味しい焼鳥や鶏刺しをリーズナブルに楽しめます。
お店の立地はJR総武線・東武線の亀戸駅から徒歩2分ほど。
駅北口を出て明治通りを京葉道路方面へ。
歩道橋で京葉道路を渡り、明治通り沿いの次の路地。
(有)いずみやと松江堂薬局の間の細い路地へ左折。
路地沿い左手に小さなお店があります。
店内は厨房前にカウンター6席、テーブルが2卓6席ほど。
合わせて11~12人で満員となる小さなお店です。
テーブル席はかなり狭かったです。
入口にテレビもあるので1人まったりと飲むことも可能。
大将と奥さんの夫婦2人で切り盛りしています。
焼き台はおそらく炭火。
メニュー表はなく壁に貼ってあるだけです。
飲み物はキリンサワー(380円)を注文。
キリンビールの公式HPによればウォッカをベースに、
富士山麓の天然水で仕上げた樽詰サワー。
甘酸っぱさと爽快さを感じて結構気に入りました。
2杯目はキリン一番搾り生(480円)を注文。
中ジョッキでの提供で480円は妥当なところでしょう。
ドリンクの値段は下町の焼鳥屋として普通と思います。
前述の通りドリンクメニューは壁に貼ってあるだけ、
他に確認できたのは日本酒や焼酎のボトルぐらいでした。
お通し代は値段表示が内税だとすると計算上500円。
値段表示が外税だとすると計算上200円。
レシートや明細書は出ないので詳細は不明です。
焼鳥は縛りなく1串から注文可能。
注文を受けてからカットして串打ちしているそうで、
料理人が1人なので提供まで時間がかかる場合もあります。
食べた料理は以下の通り、【】内は個別の採点。
【2.0or3.0】お通し(200円or500円)
生キャベツをカットしたものに味噌を添えて。
焼鳥屋でよく見る定番とも言えるお通し。
脂っ濃い串の口直しに最適なのですが原価は安いです。
鶏に比べると味のクオリティは凡庸でした。
スーパーで安売りしているキャベツと同程度の印象。
【3.6】ハツ串(150円)
鶏の心臓、大ぶりカットでジューシーな焼き上がり。
ミディアムレアーな火入れで焼きの技術の高さを感じます。
ちょっとモツ臭さを感じた点はマイナスポイントでしたが、
150円とは思えない大串で最初の1串としては十分満足。
添えられているマスタードはオリジナルだそうです。
辛さが尖っていないまろやかなマスタードで美味しいです。
【3.5】ぼんじり串(200円)
鶏の尻尾、ぼんぼちやテールなどと呼ばれることも。
中骨を完全にカットしているのではなく少し骨を残して。
1串200円ですが大ぶりカットで不満はなし。
少し残っている骨は容易に噛み砕けて食感を邪魔しません。
脂好きにはマストアイテム。
【4.5】白レバー串(150円)
火が入りながらトロトロふわんな焼き加減。
これは凄いレバーです。
焼鳥のレバーでここまで火入れが理想的なものには、
興(三ノ輪)以来久しぶりに出会いました。
中心までほんのり温かくなりながらこのソフトさ。
白レバーということでフォアグラに近い脂の乗りを感じ、
大串という点も考慮すれば興以上の味かも知れません。
壁メニューによれば人気No.1だそうですがそれも納得。
同店のスペシャリテと思います。
天城軍鶏など高級鶏に比べるとレバーの旨味に少し弱さ。
旨味がもっと強ければ5.0満点とも思いました。
地養鶏のレバーとしては魅力を限界まで引き出しています。
タレはサラサラタイプで甘辛さの塩梅良し。
あまりの美味しさに塩でおかわりも注文しました。
【4.7】刺身三点盛り(1,100円)
白レバー、ササ身、砂肝の三点盛り。
1,100円とは思えないボリューミーさに圧倒されます。
特にササミの分厚さには驚愕しました。
朝挽きをその日に仕入れているからこそ出せるのでしょう。
ササミはやわらかネットリ食感で分厚くもソフト。
官能的な食感と圧倒的な食べ応えに恍惚となります。
醤油に柚子の皮を浮かせているのも心憎い演出。
鶏に臭みは無いのですが柚子の香りが爽快さをプラスします。
胡麻油塩で味わう鶏の白レバー刺しは濃厚とろとろ食感。
レバー特有のクセや臭みは感じません。
火を入れた串とは異なる生のダイレクトな魅力を味わえます。
砂肝はササミや白レバーほど味に感動はないですが、
臭みなくサイズの大きさには大満足。
これだけ味わえて1,100円はちょっと信じられません。
質も量も安さも備えた化物クラスの鶏刺し盛りでした。
こういうボリューミーで美味しい料理が大好きなのです。
【4.1】つなぎ串(250円)
レバーとハツを繋ぐ部位、ハツモトと呼ばれることも。
うなぎの肝にも少し似ています。
希少部位で臭みの出やすい場所のためお店の実力が出ます。
こちらは大ぶりながら臭みなく純な味を楽しめます。
ジューシーさを残す焼き加減でクニュリとした食感が快感。
鶏モツならではの旨味も強く、これなら250円も納得。
【3.3】親子串(380円)
つくねと一緒に注文しようとすると、つくねと被るとのこと。
親子串を注文してつくねは止めました。
親子丼のアタマのイメージな串。
タマネギを挟んだモモ串とチーズつくねと卵黄のトリオ。
串で食べるよりご飯の上に乗せたくなります。
なお地養鶏のモモはやはり高級ブランド鶏に比べ旨味が弱め。
モツに比べモモではその差をさらに強く感じました。
そもそも値段が違うので比べてはいけないのでしょうけど。
つくねはアッサリタイプで肉のパサつきが少し気になります。
【3.6】唐揚げ(500円)
自称「城東地区No.1」の唐揚げ。
大将曰く鳥房(立石)より美味しいとのこと。
鶏のモモ肉を大きな塊で揚げてカットして提供。
下味はスパイスだけ。
切り口から肉汁がドバドバ溢れるジューシーさ。
ただ食べるまでに皿に肉汁が落ち過ぎな印象も。
本当は客自身がフォークとナイフでカットし、
肉汁が溢れ出ないうちに食べるのが理想なのでしょう。
小さなお店なので食器をそんなに揃えるのは無理ですけど。
大将は謙虚で寡黙というより自信家タイプの人物。
少し口うるさいですが、きちんと美味しさも伴っています。
実力に裏打ちされた自信なのでしょう。
他のお客さんが美味しいからとお土産を希望しましたが、
テイクアウトはやっていないそうです。
確かにこの美味しさはお店で味わってこそだと思います。
手羽先串(300円)も特大で美味しそうでした。
大将は全メニュー美味しいと豪語。
レバー、ツナギ、刺し盛りは必食メニューとして、
再訪の際は全メニュー制覇を試みたいところです。
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2014年2月初投稿、2015年2月、5月更新、2016年12月更新
2016.12 至福の三点盛り(1,200円)白肝、ささみ、砂肝
2016.12 白肝(160円)
2016.12 心臓串(160円)、トマト巻(230円)
2016.12 つなぎ串(250円)
2016.12 ボンジリ串(200円)
2016.12 スモークチキン(480円)
2016.12 キリンサワー(400円)とお通しのキャベツ
2015.5 至福の三点盛(1,200円)白肝、ささみ、砂肝
2015.5 若鶏ちょーデカ手羽半身揚げ(980円)
2015.5 若鶏ちょーデカ太モモ一本揚げ(880円)
2015.5 つなぎ串(1串250円)
2015.5 トマト巻(1串230円)
2015.5 アスパラ巻(1串230円)
2015.5 白肝(1串160円)
2015.5 心臓串(1串160円)
2015.2 つくね(1串160円)
2015.2 若鶏ちょーデカ手羽半身揚げ(980円)
2015.2 若鶏ちょーデカ太モモ一本揚げ(880円)
2015.2 砂肝竜田揚げ(480円)
2015.2 トマト巻(230円)
2015.2 骨付焼(1串200円)
2014.2 親子串(380円)
2014.2 刺身三点盛り(1,100円)
2014.2 ハツ串(150円)
2014.2 ぼんじり串(200円)
2014.2 白レバー串(150円)
2014.2 白レバー串(150円)、つなぎ串(250円)
2014.2 唐揚げ(500円)
2014.2 お通しのキャベツ
2014.2 メニュー
2017/05/27 更新
564文字★
2019年8月の下書きをアップするの失念していました
キャベツ味噌(お通し)
心臓ハツ串(160円)
トマト巻 豚バラ(230円)
つくね(160円)
至福の三点盛(1,200円)白肝、ささみ、砂肝
ボンジリ串(200円)
白肝レバー(160円)
砂肝(160円)
白肝のたたき カルパッチョ(600円)
城東一もも唐揚げ(580円)
つなぎ串(250円)
高級レストランばかり高いスコアになる食べログ。
焼鳥屋もハイスコア店や百名店は高級路線の焼鳥屋ばかり。
しかし大衆文化としても発達してきた歴史を持つ焼鳥屋に関しては、
食べログでは評価されていないけど満足度の高い赤提灯系のお店がいくつかあります。
1.三ノ輪(荒川区)の興(3.66)日南鶏を使用
2.亀戸(江東区)の同店(3.54)地養鶏を使用
3.亀有(葛飾区)の海舟(3.46)比内地鶏と大山鶏を使用
4.東向島(墨田区)の鳥megu(3.32)朝〆の国産鶏を使用
以上4軒を筆者は「下町の赤提灯四天王」と評しています。
もちろん赤提灯なので安さに比例して客層や雰囲気がアレなことを否定しませんが、
こういう雰囲気に対応できる人にとっては費用対効果の高いお店ばかりと思います。
予算の関係で高級な地鶏は使えませんが火入れによる食材の昇華を楽しめます。