銀座の夜の物語さんが投稿したShin Harada(東京/銀座一丁目)の口コミ詳細

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夜な夜な都心部を徘徊するチョイ悪オヤジの”食物語”

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銀座の夜の物語 (男性・東京都) 認証済

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Shin Harada銀座一丁目、銀座、有楽町/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2016/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

さすが「美味しい!」と言わせる術(すべ)を心得ていますね

【夜】[料理・味]5.0*40%+[サービス]4.5*15%+[雰囲気]4.5*10%+[CP]4.0*30%+[酒・ドリンク]4.0*5%=4.53(4.5)


今回は、とりあえずひとつの節目となる300件目のレビューです。途中ヘタれた時期もありましたが、皆様のお陰で何とかここまで来ることができました。
日頃のご声援にあらためて御礼申し上げます。
私『銀座の夜の物語』としましては、やはり ”銀座” らしい ”銀座” を代表するお店をチョイスさせていただきました。
以下、お読みいただければ幸いです。


もともと余り縁のなかったイタリアンですが、最近意識をして足を運ぶようにしています。
食の幅を広げてみようか…という動機は聞こえがいいですが、和食ばかりだとモテない…なんて下心もゼロではありません(笑)

そんな中、『銀座』を名乗っている私としては是非一度早めにお邪魔してみたいと思っていたのが『アロマフレスカ』です。
イタリアンが日本に定着し、あちこちにイタリアンのお店を見掛けるようになって久しいですが、ミシュランガイドを見ると星の付いているお店って思ったほどないのですね。最新版で数えてみると10店舗のみ。二つ星以上のお店はありません。ビブグルマンはたくさんありますが…。
その中で銀座にあるお店は『レストラン ファロ 資生堂』と『ブルガリ イル リストランテ』とこちら『アロマフレスカ』の3店舗のみです。

場所は銀座2丁目の中央通り沿い、松屋の先のティファニーの斜向かいあたりになります。
飲食店が数多く入るエレガントなビルの12階。
エレベータを降りると右側(中央通り側)が『アロマフレスカ』で左側がそのカジュアルバージョン『サーラ アマービレ』となっています。

店内は白色基調で、明るく天井も高く開放的な空間。壁面のところどころにあるウォーター・ウォールから泡がブクブク浮き上がっていて、それを眺めているとなんとなくリラックスできる気がします。
ダイニングの中央にシャンデリアが下がり、その真下には植物の大きなオブジェが飾られています。
客席と客席の間は、銀座ではありえないくらい離れていて、ゆったりと快適に過ごすことができました。
また中央通り側はガラス面が広く、より一層開放感が得られますし、ビルの12階ということもあり銀座の街の夜景も眺めることができますね。
でも想像していたよりははるかにカジュアルな印象で、全然堅苦しくない雰囲気なので、とりあえず安心しました(笑)

ホールスタッフは比較的若い方が多く、高級店にありがちなガチガチのサービスというよりはフレンドリーと言ったら言い過ぎかも知れませんがとても親しみやすい空気を醸し出していてくれていて、自然と緊張感もほぐれました。
もちろん冒頭のコースの流れの説明も、料理を運んできた時の一品一品の詳細な説明も、その他合間のちょっとした言動も…さすがと思わせるスマートさでした。

ディナーコースは定番コース14,800円とシェフおまかせコース Menu Speciale17,800円(いずれもサービス料10%・消費税別)の2種類。これと別にパン・ミネラルウォーター代として@500円が掛かるとのことです。
この日はお祝い事での利用だったので、電話予約時に17,800円のコースをお願いしておきました。

当日のシェフおまかせコースの内容は次のとおりです。

 1.最初の一皿 鰻の燻製キャビア添え
 ふっくらとした鰻にほのかに香る薫香。鰻の上にはキャビアとジャガイモのフィルムが。全体が白っぽ過ぎる色合いが少々残念に感じました。

 2.赤座海老のクルード
 片面(殻側)のみをサッと炙った赤座海老。半生というかもはや刺身に近い食感で、海老のとろける甘みと味噌のコクとフレッシュトマトの程よい酸味が三位一体となった逸品。今日イチと言えるほどの印象に残る素晴らしいお料理でした。

 3.フォアグラのコトレッタ ポーチドエッグとレンズ豆添え
 フォアグラのカツレツ仕立てと色は違えどほぼ同じ大きさ同じ形に仕上げたポーチドエッグ。いわゆる揚げ物ですが、見た目もステキです。黒胡椒が掛かった卵を崩して、ブドウを濃縮させたソースを付けて食べると「なるほど」と納得させられました。

 4.冷たいパスタを少し 生雲丹とトロトロ赤茄子の冷製カッペリーニ

 5.空豆とミモレットのスパゲッティ
 基本ペペロンチーノ風のスパゲッティですが、時にあっさりにも感じたりこってりにも感じたりする空豆の存在感が際立つ料理。大きなニンニク1片がオレンジ色が鮮やかなミモレットの下に隠れています。

 6.ホワイトアスパラガスのシンプルリゾット
 太く立派なホワイトアスパラはとても口解けの良い状態に仕上がっています。シンプルリゾットとはいっても味はとても複雑に感じます。絶妙の火入れで米の仕上がり具合はパーフェクトでした。

 7.甘鯛の片面焼きとグリーンアスパラガス オレガノと白ワイン風味
 皮目だけをパリッと焼き上げ、身の部分はふわっと仕上げた魚料理には、甘鯛のカマも添えられておりダブルで楽しめます。フィンガーボウルが用意されたので、カマは手掴みでしゃぶり付きます。敢えてビネガーの酸味を効かせた白ワインのソースは、くどくはありませんが後味がクリーミーで絶妙でした。残りは全てパンのお供に…笑

 8.柑橘のシャーベット レモンとパッションフルーツの酸っぱいシャーベット

 9.乳飲み仔鳩の炙り焼き 花ニラと夏トリュフ風味
 しっかりとした弾力のある鳩肉がとてもジューシーに焼きあがっています。胸肉と骨付きのモモ肉にプラスして砂肝やレバーも散らしてあるのがオツですね。たっぷりの花ニラとサマートリュフの香りが食欲をそそる豪華なメイン料理でした。

10.季節の野菜 イタリア産ニンジンのソテー
 たかが人参、されど人参。目をつぶって食べたらカボチャかサツマイモと間違えてしまうくらいめちゃくちゃ甘くて美味しい人参でした。こんな人参初めてです!

11.お楽しみの皿
 (1)ジェノベーゼのミニパスタ
 (2)4種のチーズ盛り合わせ
 (3)ミルクプリン
 献立を見た時「お楽しみの皿」ってなんなんだろう?と思ったのですが、全くカテゴリーの違う3皿からのチョイスでした。おそらく、お腹の具合やその時の気分でパスタ・おつまみ・デザートの中からお好きなものを…という配慮なのでしょうね。ホント気が利いています。

12.デザート
 (1)黒糖のスフレ
 (2)コーヒーゼリー バニラジェラートのせ
 (3)パイナップルのコンポート
 (4)コーヒージェラートのカフェモカ仕立て
 (5)マンゴープリン
 (6)メロンづくし

13.食後のお飲み物 コーヒー or 紅茶 or ハーブティー お茶菓子

コースを通しての印象は、まず第一に味付けが抜群!ということ。
原田シェフは、客に美味しいと言わせる、美味しいと思わせる、美味しいと感じさせる術やツボを心得ているのでしょう。
さすがと言うか、ある意味ずる賢いと言うか。。。笑
もちろん最上級の褒め言葉ですよ。

更に品数もポーションもしっかりしていて、ボリュームもしっかり。
その上、先述の「お楽しみの皿」のようなアイディアというか気配りで、お腹の具合に対する個人差を ”微調整” してくれたりも。ホント素敵です。

この夜、イタリアンってこんなに美味しいんだ!と、今更ながらに教えていただいたと言っても過言ではありません。
連れもみんな感動していました。
お陰様で想い出に残る素晴らしいお祝いの会となりました。ありがとうございます。

2016/06/09 更新

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