1回
2016/01 訪問
”Mr.パーフェクト” 成清ワールド
バースデーケーキ(＠500円×4で別注) 2015.1.2x
イベリコ豚プルマのロースト サツマイモ 牛蒡 栗のニョッキ 2015.1.2x
南フランス産仔牛ランプ肉のカルパッチョ 冬トリュフ 焼いた松の実 水菜 2015.1.2x
前菜2 鳥の巣をイメージして トロトロ卵黄 ジャガイモのピューレ トリュフ 2015.1.2x
カラビネーロス(スペイン産の海老) クレソンのムース 各種野菜 トマトピューレ 2015.1.2x
卓上にあるロゴ入りガラス製レリーフ 2015.1.2x
テーブル・セッティング 2015.1.2x
グラス・シャンパーニュ 1,900円
アミューズ 二種類のチーズを使ったオニオングラタンスープ 2015.1.2x
アミューズ 二種類のチーズを使ったオニオングラタンスープ 2015.1.2x
前菜1 蛸とビーツのタルタル 2015.1.2x
前菜1 蛸とビーツのタルタル 2015.1.2x
前菜2 鳥の巣をイメージして トロトロ卵黄 ジャガイモのピューレ トリュフ 2015.1.2x
前菜2 鳥の巣をイメージして トロトロ卵黄 ジャガイモのピューレ トリュフ 2015.1.2x
カラビネーロス(スペイン産の海老) クレソンのムース 各種野菜 トマトピューレ 2015.1.2x
カラビネーロス(スペイン産の海老) クレソンのムース 各種野菜 トマトピューレ 2015.1.2x
カラビネーロスの残り半身を炭火焼で 2015.1.2x
カラビネーロスの残り半身を炭火焼で 2015.1.2x
帆立貝の器 下には殻付きのヘーゼルナッツと松の葉が 2015.1.2x
ヘーゼルナッツオイルでコンフィした帆立 ピエドムートン 冬トリュフ 2015.1.2x
この料理も二度楽しめます 乾燥帆立の出汁を使ったコンソメを注いでスープに 2015.1.2x
パン 2015.1.2x
バター 2015.1.2x
和歌山県産活け〆鮃のオーブン焼き モンサンミッシェルのムール貝 2015.1.2x
和歌山県産活け〆鮃のオーブン焼き モンサンミッシェルのムール貝 2015.1.2x
南フランス産仔牛ランプ肉のカルパッチョ 冬トリュフ 焼いた松の実 水菜 2015.1.2x
南フランス産仔牛ランプ肉のカルパッチョ 冬トリュフ 焼いた松の実 水菜 2015.1.2x
メインディッシュ用の肉切りナイフ
イベリコ豚プルマのロースト サツマイモ 牛蒡 栗のニョッキ 2015.1.2x
イベリコ豚プルマのロースト サツマイモ 牛蒡 栗のニョッキ 2015.1.2x
紅茶・ハーブティーのサンプル 2015.1.2x
バースデーケーキ(＠500円×4で別注) 2015.1.2x
バースデーケーキ(＠500円×4で別注) 2015.1.2x
カシスのムースのケーキ ドラゴンフルーツのソルベ添え 2015.1.2x
ヴァローナのブラックチョコレートムース アーモンドのキャラメリゼ 完熟柿のソース 2015.1.2x
焼き菓子 抹茶のクッキー オレンジのマドレーヌ 柚子のマシュマロ 2015.1.2x
コーヒー 2015.1.2x
5.かぼすで〆た大分産の鯖と2種のチーズの黄金皿 2014.4.2x
4.イカ墨のパスタ春巻き風 2014.4.2x
9.南フランス産仔牛 ロッシーニスタイル 2014.4.2x
7.肉厚なアカハタのポワレ 春の山菜を添えて 2014.4.2x
1.サフランの花をイメージしたフィンガーフード 2014.4.2x
1.サフランの花をイメージしたフィンガーフード 2014.4.2x
2.活〆平目とエシャロットのセビーチェ 2014.4.2x
2.活〆平目とエシャロットのセビーチェ 2014.4.2x
3.不思議玉！ 2014.4.2x
3.不思議玉！ 2014.4.2x
3.不思議玉！くずすのがもったいないです 2014.4.2x
4.イカ墨のパスタ春巻き風 2014.4.2x
4.イカ墨のパスタ春巻き風(巻き巻き中) 2014.4.2x
4.イカ墨のパスタ春巻き風(最終形) 2014.4.2x
5.かぼすで〆た大分産の鯖と2種のチーズの黄金皿 2014.4.2x
5.かぼすで〆た大分産の鯖と2種のチーズの黄金皿 2014.4.2x
6.アーティチョークを器に見立てたサラダ 2014.4.2x
6.アーティチョークを器に見立てたサラダ 2014.4.2x
7.肉厚なアカハタのポワレ 春の山菜を添えて 2014.4.2x
7.肉厚なアカハタのポワレ 春の山菜を添えて 2014.4.2x
8.フランス産最高級シャラン鴨の胸肉のソテーと白菜の芽 2014.4.2x
8.フランス産最高級シャラン鴨の胸肉のソテーと白菜の芽 2014.4.2x
9.南フランス産仔牛 ロッシーニスタイル 2014.4.2x
9.南フランス産仔牛 ロッシーニスタイル 2014.4.2x
10.デザート① 2014.4.2x
10.デザート① 2014.4.2x
11.デザート② 2014.4.2x
11.デザート② 2014.4.2x
12.デザート③ 2014.4.2x
ハーブティー各種 2014.4.2x
13.ハーブティー＆自家製焼き菓子 2014.4.2x
13.ハーブティー＆自家製焼き菓子 2014.4.2x
2014.4.2x
2014.4.2x
2014.4.2x
2014.4.2x
2014.4.2x
テーブル・セッティング 2014.4.2x
グラス・シャンパン 1,600円 2014.4.2x
１．アミューズ①ラディッシュ（上半分オリーブオイル・下半分バター）2014.1.1x
１．アミューズ①ラディッシュ（上半分オリーブオイル・下半分バター）2014.1.1x
２．アミューズ②蕪（蕪の葉のムース・蕪のスープ）2014.1.1x
２．アミューズ②蕪（蕪の葉のムース・蕪のスープ）2014.1.1x
３．前菜①卵（黄味とオニオンの色々コンビネーション焼きチーズかけ）2014.1.1x
３．前菜①卵（黄味とオニオンの色々コンビネーション焼きチーズかけ）2014.1.1x
４．前菜②鰯（柑橘類で〆て燻った鰯のプラチナ箔コーティング）2014.1.1x
．前菜②鰯（柑橘類で〆て燻った鰯のプラチナ箔コーティング）2014.1.1x
皿の模様もプラチナ箔で描かれています。2014.1.1x
５．前菜③フォアグラ（イカスミ・トーストでサンドしたフォアグラのテリーヌwithトリュフに見立てたトースト）2014.1.1x
５．前菜③フォアグラ（イカスミ・トーストでサンドしたフォアグラのテリーヌの断面）2014.1.1x
６．前菜④鴨（鴨のカルパッチョ）2014.1.1x
６．前菜④鴨（鴨のカルパッチョ）2014.1.1x
パン＆バター2014.1.1x
７．魚介料理①ホウボウのソテーwithパリパリほうれん草2014.1.1x
７．魚介料理①ホウボウのソテーwithパリパリほうれん草2014.1.1x
８．肉料理①ハトのソテーwith万願寺唐辛子2014.1.1x
８．肉料理①ハトのソテーwith万願寺唐辛子2014.1.1x
９．肉料理②トリュフを挟んだ雛鳥（胸・もも）のグリルwithトリュフソース2014.1.1x
９．肉料理②トリュフを挟んだ雛鳥（胸・もも）のグリルwithトリュフソース2014.1.1x
１０．デザート①パッションフルーツのミルフィーユとオレンジ・パイナップルのシャーベット2014.1.1x
１０．デザート①パッションフルーツのミルフィーユとオレンジ・パイナップルのシャーベット2014.1.1x
１１．デザート②マロングラッセ入りモンブランwith抹茶のメレンゲ2014.1.1x
１１．デザート②マロングラッセ入りモンブランwith抹茶のメレンゲ2014.1.1x
１２．デザート③オレンジマフィン・洋梨のタルト・山葡萄のマシュマロ・ジンジャーチョコレート他焼き菓子2014.1.1x
１２．デザート③オレンジマフィン・洋梨のタルト・山葡萄のマシュマロ・ジンジャーチョコレート他焼き菓子2014.1.1x
食後茶6種（オレンジ・アールグレイ・アッサム・ハイビスカス・レモングラス・マテ茶）
マテ茶
エントランス
エントランス（ロゴ）
テーブル・セッティング
鳥の巣のオブジェ
グラスワイン＆シャンパン
ノンアルコール・スパークリング900円
グラスシャンパン1,500円
グラスワイン1,600円
グラスワイン1,400円
グラスワイン1,400円
2016/05/18 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
【夜】[料理・味]5.0*40%+[サービス]4.5*15%+[雰囲気]4.0*10%+[CP]5.0*30%+[酒・ドリンク]3.5*5%=4.75(4.8)
■2016.1.2x再訪
いつ行っても盛況の『ライラ』
最大の要因は、ディナー7,800円（サ5％・税別）と入口のハードルが低いことだとは思いますが、乃木坂・青山一丁目駅から徒歩10分弱の分かりにくいマンションの中という立地を考えれば凄いことです。
私はいつも12,800円のコース。
記念日なので、追加のケーキもお願いしました。
この日も料理だけで10品。
毎回その美しさとバリエーションに驚かされます。
しかも何度来ても同じ料理を見たことがありません。
成清シェフの研鑽と懐の深さにはホント脱帽ですね。
お陰様で今年も思い出に残る記念日を過ごすことができました。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■2015.1.2x再訪
ご近所のフレンチ『ライラ』
食べログ上でも4.2点台を常にキープしている名店です。
普段ほとんどフレンチを食べない私にとって、かなり珍しいリピート店となります。
さて、この日は家内の誕生日。
コースは7,800円と12,800円（いずれも消費税別・サービス料5％）の2本ですが、当然高い方のコースをお願いしました。
ネットでホームページを見ると、一人500円で記念日デザートの用意ができるとのこと。こちらもお願いしておきました。
暫く来ないうちに、特徴的な男性スタッフがいなくなっていました。
小声で確認したところ、「旅に出た」とのこと(笑)
代わりに新しい男性スタッフが入店していました。
若いのに物腰の柔らかい素敵な方でしたよ。もちろんイケメン！
この日のコース内容は下記のとおりです。
１．二種類のチーズを使ったオニオングラタンスープ すりおろした玉葱をトロトロに煮込んで
２． 蛸とビーツのタルタル
３．鳥の巣をイメージして 卵の殻を器に下から トロトロ卵黄 ジャガイモのピューレをエスプーマにかけて トリュフ
４．カラビネーロス(スペイン産の海老) クレソンのムース 紅芯大根 黒大根 ラディッシュ トマトピューレのソース
４-２．カラビネーロスの残り半身を炭火焼で 味噌の濃厚な旨みを感じながら
５．帆立貝の器に ヘーゼルナッツオイルでコンフィした帆立 ピエドムートン(フランス産少し苦みのあるキノコ 日本ではカノシタとも言う) 冬トリュフ 貝殻の器の下には生の殻付きヘーゼルナッツと松の葉が
５-２．ソースや刻みトリュフが残っているところに…乾燥帆立の出汁を使ったコンソメを注いでスープに 旨み、甘み、香りを楽しめます
（パン・バター） ※無くなればパンもバターも足してくれます。
６．和歌山県産活け〆鮃のオーブン焼き モンサンミッシェルのムール貝 食感にニンジン 紫大根とカリフラワーのおろしとムール貝の出汁を使ったソースを掛けて
７．南フランス産仔牛ランプ肉のカルパッチョ 冬トリュフ 焼いた松の実 水菜
８．豚肉とは思えないイベリコ豚プルマ(肩から首の部分 牛肉ではリブロースのマキに相当)のロースト サツマイモのロースト 牛蒡のキャラメリゼ 栗のニョッキ 野生のペッパーキャビアの強い香りをお好みで
９．誕生日のケーキ カシスのムース ホワイトチョコレート メレンゲ ベリー系のフルーツ各種 カット後にドラゴンフルーツのソルベを添えて
９-２．ヴァローナのブラックチョコレートムース アーモンドのキャラメリゼ 完熟柿のソース
９-３．焼き菓子 抹茶のクッキー オレンジのマドレーヌ 柚子のマシュマロ とコーヒーor紅茶orハーブティー各種から
今宵も「目で楽しみ」「発想と食材に驚き」「食べて納得し」、そしてトータルとして ”笑顔” が溢れるステキな会食となりました。
『ライラ』はフレンチでありながら、家族でも気軽に楽しめる雰囲気というか空気が流れているのがとても良いですね。
堅苦しくなく、リラックスできるのは嬉しいことです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■2014.4.2x再訪
約3ヵ月ぶりの再訪です。
1ヵ月ほど前に予約の電話をしたところ、ハーフっぽい彼が覚えていてくれました。
嬉しいですね。
この日も12,800円のスペシャル・コースを予約。
季節も冬から春へ、成清シェフがどんな料理を食べさせてくれるのか、楽しみにして伺いました！
今宵のコース料理はこんな感じで…
１．サフランの花をイメージしたフィンガーフード 花びらは薄～いポテトをサフランで色付け 中心には金魚草が添えられています 食べるのがもったいないほどの一品ですね
２．活〆平目とエシャロットのセビーチェ 平目の歯応え、素晴らしい状態ですね
３．不思議玉！ トリュフバターの器で卵黄を包み込んで揚げた、手間のかかった逸品 くずして、下に敷かれたほうれん草と一緒に食べると、ホント最高です
（パン＆バター）
４．イカ墨のパスタ 蛍烏賊・ガーリック・春のハーブを巻いて… 黒いパスタに映える春らしい具材を見せてから、目の前で一つ一つ巻き上げてくれる逸品 春を巻くので春巻き！ 最後に野菜とミルクの泡状ソースを
５．黄金皿！ かぼすで〆た大分産の鯖に金箔 沖縄産の島人参 2種のチーズ 細かく削ったミモレットとスイスのエメンタール その下にはフランスの根菜パースミックを食感に加える芸の細かさ…
６．斬新！アーティチョークを器に見立てたサラダ 茹でてあるので、あの独特のイモのような食感の付け根の部分もそのまま食べられます
７．肉厚なアカハタのポワレ 春の山菜（タラの芽・ウド・ウドの芽）を添えて
８．フランス産最高級シャラン鴨の胸肉のソテー 白菜の芽 何とも言えない強烈な弾力と、噛むとスーッと入っていく柔らかさを兼ね備えた素晴らしい肉質
９．南フランス産仔牛ロッシーニスタイル 柔らかくヘルシーな仔牛にフォアグラとトリュフ 更にちょい苦(にが)山菜アマドコロを湯通しして
１０．デザート① 飴細工 刻んだイチゴ フランボワーズ ピスタチオとアボカドのクリーム
１１．デザート② チョコレートいろいろと焼きバナナ＆バナナのコンポート キャラメルアイス添え
１２．デザート③ イタリアン・オレンジの小さなデザート
１３．ハーブティー各種（エスプレッソ等もあります） 自家製焼き菓子
何一つ無駄のない、見て感動、食べて感動の素晴らしいコースを堪能しました。
完全に ”Mr.パーフェクト” 成清ワールドにハマりまくりですね。
これでお会計は4名で7万円弱、一人当たり17,000円ほどですよぉ～
一番高いコースを頼んで、ですからね。
4月からコース料理（ランチ4,800円・ディナー7,800円・スペシャル12,800円）は別途消費税8％となっていましたが、どんどんもらって下さい(笑)
そうそう、まもなく1周年とのこと（正確には5/10です）、本当におめでとうございます。
これからも更に素晴らしいレストランとして、更なる進化を遂げることを期待しています！
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
家からこんなに近くに食べログ4.14（今日現在）のフレンチがあるんだ…と気付いたのが1週間ほど前。
『みんみん』に行くときに、隣のリキマンション（力道山が建てたことで有名な古いマンション）とこの店が入るインペリアル赤坂の敷地内を何度も歩いて通ってました（笑）
家内に連絡して再確認。
しばらくして、確かに『ライラ』という店があるとメールが返ってきました。
昨年の5月にオープンしたようですが、全然気づきませんでした。
まっ、いつも車通勤ですし、近所を歩くなんてたま～に犬の散歩に行くくらい。
かなりメジャーなブロガーの皆さんが、早くも数多くの口コミをアップしているのでビックリです。
自分の「お気に入りレビュアー」の方も12名が投稿しています。
席数12とありますし、予約はなかなか難しいと決め込んでいましたが、ホームページに付設されている予約システム「Open Table」に恐る恐る仮入力してみると今晩4名取れるではありませんか。
私はそのシステムに登録していないので、あわてて店に電話しました。
予約取れました！
あんまりというかほぼフレンチに行かない私ですが、こんな近くに高得点のお店があるなんて、何だかとても嬉しくてワクワクしてきます。
まさに”灯台下暗し”ですよね。
しかも通常ディナーは7,800円（サなし・税込）のおまかせコース（menu carte blanche=白紙のメニュー）のみのこのお店、ホームページの最新Newsに3日前予約で12,800円（サなし・税込）コースを始めたとあるので、これをダメ元でお願いしてみると一旦シェフに確認の上「食材の準備がありますので、お受けできます。」とのこと。
更にテンション・アップ～！
実は二日連チャンで中華（昨日は『筑紫樓 銀座店』でした。）はなぁ…と思いつつ、日曜日は定休日ですが通常祝日は営業している、やはり超近所の『メゾン・ド・ユーロン』にまず電話してみたのですが、定休日＋臨時休業で連休を告げるテープが流れており、「さて、どうしようか」と一拍考えこちらを思いついた次第なのです。
ホームページによると、成清毅シェフは『オテル・ドゥ・ミクニ』で修業後に渡仏、ビストロから三ツ星レストランまで5年間の更なる修行を積んで帰国し、昨年5月こちらの『ライラ』をオープンしたとのこと。
尚、店名の由来については下記の通り記されています。
料理を作る上で素材を感じる（フィーリング）とそれを論理的に思考していく（ロジック）の２つが重要だと思っています。
その２つを象徴するLyrique(詩的な、感性を表現する）という言葉とLaboratoire(実験室）という２つのフランス語の頭文字をつなげてLyla(ライラ）という店名にいたしました。
さて店に着いてみると、ドアの脇に小さな店名のロゴのみ。
これでは今まで気づかなかったのも合点が行きました。
通路を抜けて右に曲がるとメインダイニング。
今日のセットは丸テーブル2名×4卓＋私たちの4名掛けテーブル（長方形）の計12席。
最終的には1卓が空いたままで客は総勢10名でした。
店内は基本的にコンクリートの打ちっ放し。
壁は2.5ｍくらいの高さまで明るめの色の板張り。
装飾という装飾はそれだけなので、スタイリッシュと言えばそれまでですが、私にはいささか殺風景に感じました。
天井もエアコンが1台設置されているだけで、あとはコンクリート色です。
広い店ではないので、一か所でいいので華やかな置物か花（今は造花だって相当優秀ですよ。）でもあればいいと思います。
今日のおまかせ12,800円コースは次のとおり。
１．アミューズ…上半分にオリーブオイル、下半分にバターでコーティングされたラディッシュ（2個付）
２．アミューズ…蕪のスープ（白）蕪の葉のムースのせ（緑）
３．前菜…卵の黄身と色々に変化させたオニオンのコンビネーション 焼きチーズのせ（鶏卵カップ）
４．前菜…柑橘類で〆て燻った鰯のプラチナ箔コーティング白人参のソース 削りたてのコンテ・チーズ添え
５．前菜…イカスミ・トーストでサンドしたフォアグラのテリーヌとトリュフに見立てたトーストをのせたサラダ
６．前菜…鴨のカルパッチョ
（パン＆バター）
７．魚介料理…ホウボウのソテー パリパリほうれん草添え
８．肉料理…ハトのソテー2色のソース 万願寺唐辛子添え
９．肉料理…トリュフを挟んだ雛鳥（胸・もも）のグリル トリュフソース
１０．デザート…パッションフルーツのミルフィーユとオレンジ＆パイナップルのシャーベット
１１．デザート…マロングラッセ入りモンブラン 抹茶のメレンゲ添え
１２．デザート…オレンジマフィン・洋梨のタルト・山葡萄のマシュマロ・ジンジャーチョコレート・焼き菓子（クッキー）2種
１３．食後の飲み物…コーヒーまたはおススメのお茶6種（オレンジ・アールグレイ・アッサム・ハイビスカス・レモングラス・マテ茶）
このお店の特徴
１．とにかく美味しい。付け合せもソースも何一ついらないもの邪魔なものがない。だから食べ終わった皿に何も残っていないですね。
２．一皿一皿が美しい（写真を参考願います）。見られることを最大限意識した芸術の域です。食べるのが勿体なくもあり、待ち遠しくてたまらなくもある不思議な感覚です。
３．一品ごとのポーションは抑え目とは言え、料理９品（皿）とデザート３品（皿）はかなりボリューミー。でも完食！
４．高級食材を使わないことでコースの値段を押さえている。とにかく腕、テクニック、知識を発揮して廉価なコースを組み立てている。実際、通常コース7,800円より5,000円高い特別コースでも牛肉を一切使用していない。
５．結果としてコスト・パフォーマンスが異常。これだけのものを食べさせてもらって＠12,800円は空前絶後の体験でした。
６．その上「サービス料」なし。会計時に伝票を見て驚いてそのことを言ったら、「まだオープン半年ちょっとですから、今はお客様に知ってもらうことが先決」とのこと。頭が下がります。
７．男女各1名（女性はソムリエ）でホールを回していますが、サービス・物腰は中の上、商品知識（料理・食材の説明等）や話題、語り口は上クラスと、新しいお店とは思えないスタッフ力。ちなみにキッチンはシェフ＋1名で切り盛りしているそうです。
８．グラスワインはシャンパン1・赤2・白2の5種類で概ね1,500円前後を揃えていました。
９．今日の利用で気になったことは、①おしぼりの交換がなかった。客に言われたからか、別のテーブルでは交換しているのを見ました。②クレジット・カードがＶＩＳＡとＭａｓｔｅｒしか使えない。③食べログ４点台のフレンチとしてはおそらく最安値に近い7,800円コースのお店だからか、客層・服装がかなりカジュアルな印象でした。
久しぶりにこんなに時間を掛けて食事を楽しみました。
時計を見ると4時間近く。
フレンチらしいと言えばそれまでですが、決して長くは感じない至福の時となりました。
帰り際、成清シェフが挨拶に来てくれました。とても小柄な方でした。
見た目も、ホームページ掲載のキャリアからも若いシェフという印象でしたので、失礼ながら年齢をお聞きしました。35歳とのこと。
まだまだ上積みが期待できる年齢ですからね。末恐ろしいです。
時々通って、更に多彩な料理を食べてみたいですし、進化も肌で（舌で）感じたいと思いました。
近所のお客さんがまだまだ少ないそうで、すぐそこに住む家族連れの来店をとても喜んでくれました。
シェフとソムリエの女性店員さんに見送りを受けながら、再訪を確信したのでした。