1回
2015/06 訪問
納得、満足、至福 そして一言 ”流石” です
焼物 早掘り筍 穴子酒盗焼 2015.2.x
食事 のどぐろの釜炊きご飯 味噌椀 香の物 2015.2.x
煮物 牛鍋 椎茸 筍 2015.2.x
造り 鯛 雲丹 2015.2.x
造り(2) 海鼠このわた和へ 2015.2.x
日高見(宮城) 弥助 純米大吟醸 ”ひょうたんボトル” 2015.2.x
日高見(宮城) 弥助 純米大吟醸 ”ひょうたんボトル” 2015.2.x
先付 津合蟹 菜の花 土佐酢掛け 2015.2.x
揚物 甘鯛と鮟肝の蓮根挟み揚げ 2015.2.x
椀物 地蛤 かぶら 2015.2.x
造り 鯛 雲丹 2015.2.x
造り(2) 海鼠このわた和へ 2015.2.x
焼物 早掘り筍 穴子酒盗焼 2015.2.x
中皿 鰆 蚕豆 里芋 2015.2.x
煮物 牛鍋 椎茸 筍 2015.2.x
食事 のどぐろの釜炊きご飯 味噌椀 香の物 2015.2.x
のどぐろの釜炊きご飯 2015.2.x
おかず 2015.2.x
香の物 2015.2.x
デザート 小豆 柚子寒天 焦がし砂糖のムース 抹茶のシャーベット 2015.2.x
石かわ ”おせち” 2015(一の重) 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015(二の重) 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015 二段重+黒豆(瓶詰) 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015(一の重) 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015(二の重) 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015(右:一の重 左:二の重) 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015(一の重) 2014.12.3x
石かわ ”おせち” 2015(二の重) 2014.12.3x
白味噌椀 ふぐ白子 鯨ころ 冬瓜 柚子 2014.12.1x
お造り(2) 伊勢海老の焼霜 海老味噌 二杯酢 2014.12.1x
鰻の地焼き 里芋 銀杏 醤油餡 2014.12.1x
津合蟹のつみれ 小鍋仕立て 白菜 葱 豆腐 2014.12.1x
甘鯛の酒盗焼き くるみ麩 2014.12.1x
鯛の身茶漬け 2014.12.1x
テーブル・セッティング 2014.12.1x
田酒 純米大吟醸(青森) 2014.12.1x
ふぐ細引き つくね芋 鮟肝 ポン酢 2014.12.1x
ふぐ細引き つくね芋 鮟肝 ポン酢 2014.12.1x
鴨と椎茸双身揚げ みぞれ掛け 2014.12.1x
鴨と椎茸双身揚げ みぞれ掛け 2014.12.1x
白味噌椀 ふぐ白子 鯨ころ 冬瓜 柚子 2014.12.1x
白味噌椀 ふぐ白子 鯨ころ 冬瓜 柚子 2014.12.1x
お造り(1) 九州の鯛 2014.12.1x
お造り(1) 九州の鯛 2014.12.1x
お造り(2) 伊勢海老の焼霜 海老味噌 二杯酢 2014.12.1x
お造り(2) 伊勢海老の焼霜 海老味噌 二杯酢 2014.12.1x
甘鯛の酒盗焼き くるみ麩 2014.12.1x
甘鯛の酒盗焼き くるみ麩 2014.12.1x
鰻の地焼き 里芋 銀杏 醤油餡 2014.12.1x
鰻の地焼き 里芋 銀杏 醤油餡 2014.12.1x
津合蟹のつみれ 小鍋仕立て 白菜 葱 豆腐 2014.12.1x
津合蟹のつみれ 小鍋仕立て 白菜 葱 豆腐 2014.12.1x
釜炊きごはん 2014.12.1x
香の物 山芋 昆布 胡瓜 2014.12.1x
鯛の身 海苔 あられ 胡麻 山葵 2014.12.1x
つやつや 2014.12.1xの炊き上がりご飯
お食事 2014.12.1x
〆の鯛の身茶漬け 2014.12.1x
丹波小豆 柚子の寒天 クリームチーズのムース 焼き最中 2014.12.1x
丹波小豆 柚子の寒天 クリームチーズのムース 焼き最中 2014.12.1x
4名用の個室 2014.12.1x
個室内の装飾 2014.12.1x
牛タン 蓮根餅 2014.10.1x
甘鯛 2014.10.1x
鰻地焼き 淡路島産玉葱 2014.10.1x
イクラ 雲丹 2014.10.1x
マナガツオのかき揚げ 銀杏 2014.10.1x
お椀 鱧しんじょ 鮑 2014.10.1x
お造り 鯛 2014.10.1x
蟹ジュレがけ 2014.10.1x
新潟県産 こしひかり新米 2014.10.1x
お食事 2014.10.1x
デザート マスカット シャーベット 2014.10.1x
テーブル・セッティング 2014.10.1x
イクラ 雲丹 2014.10.1x
イクラ 雲丹 2014.10.1x
マナガツオのかき揚げ 銀杏 2014.10.1x
マナガツオのかき揚げ 銀杏 2014.10.1x
お椀 鱧しんじょ 鮑 2014.10.1x
お椀 鱧しんじょ 鮑 2014.10.1x
お造り 鯛 2014.10.1x
お造り 鯛 2014.10.1x
蟹ジュレがけ 2014.10.1x
蟹ジュレがけ 2014.10.1x
鰻地焼き 淡路島産玉葱 2014.10.1x
鰻地焼き 淡路島産玉葱 2014.10.1x
牛タン 蓮根餅 2014.10.1x
牛タン 蓮根餅 2014.10.1x
甘鯛 2014.10.1x
甘鯛 2014.10.1x
新潟県産 こしひかり新米 2014.10.1x
お食事 2014.10.1x
新潟県産 こしひかり新米 2014.10.1x
鯛のペースト ご飯のお供 おかずにしても出汁茶漬けにしても 2014.10.1x
香の物 山芋 昆布 胡瓜 2014.10.1x
デザート マスカット シャーベット 2014.10.1x
デザート マスカット シャーベット 2014.10.1x
美しいカウンター 2014.10.1x
白い龍の絵 2014.10.1x
焼物 鮎の炭焼
椀物 すっぽん沢煮
中皿 茹で鱧 梅肉
食事 ますのすけ釜炊きご飯
温物 牛みすじ 茨城の新蓮根
煮物 鯨ころ玉〆 冬瓜 豆腐 三つ葉
先付 岩手の生雲丹 毛蟹 焼茄子
造り 玄界灘の鯛
テーブル・セッティング
〆張鶴 大吟醸 金ラベル 四合瓶12,800円
錫の徳利と切子の猪口
先付 岩手の生雲丹 毛蟹 焼茄子
先付 岩手の生雲丹 毛蟹 焼茄子
温物 牛みすじ 茨城の新蓮根
温物 牛みすじ 茨城の新蓮根
椀物 すっぽん沢煮
椀物 すっぽん沢煮
椀物 すっぽん沢煮
造り 玄界灘の鯛
造り 玄界灘の鯛
焼物 鮎の炭焼
焼物 鮎の炭焼
造り 南房総千倉の蒸し鮑
造り 南房総千倉の蒸し鮑
中皿 茹で鱧 梅肉
中皿 茹で鱧 梅肉
煮物 鯨ころ玉〆 冬瓜 豆腐 三つ葉
煮物 鯨ころ玉〆 冬瓜 豆腐 三つ葉
釜炊きご飯
食事 ますのすけ釜炊きご飯
食事 ますのすけ釜炊きご飯 香の物 味噌椀
ご飯
味噌椀
香の物
デザート 西瓜 洋酒のゼリー 椰子の実スープ
デザート 西瓜 洋酒のゼリー 椰子の実スープ
厨房
仕事中
ご主人 石川秀樹さん
ドリンクメニュー①
ドリンクメニュー② 日本酒・焼酎
ドリンクメニュー③ ワインリスト
早稲田通りから善国寺(神楽坂 毘沙門天)角を曲がってすぐ
遠慮がちな看板
外観&エントランス
表札
坪庭
番傘
2015/11/04 更新
【夜】[料理・味]5.5*40%+[サービス]5.0*15%+[雰囲気]5.0*10%+[CP]4.5*30%+[酒・ドリンク]4.0*5%=5.00(5.0)
※「料理・味」を特例で5.5ptで採点しています。ご了承下さい。
■2015.6.x再訪
初めて家族揃ってお邪魔しました。
4人なので個室です。
今年の正月にこちらのお節が抜群に美味しかったとの家族の評で、一度連れて行け!というプレッシャーを受け続けていたので、ちょっとホッとしました。
次は『虎白』だと皆が言うので、帰りがけにお願いして予約を取りました(笑)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■2015.4.1x再訪
前年10月から12月、今年の2月、4月と、きっちり2カ月刻みで再訪を重ねています。
盛夏にお邪魔した初回を合わせ、これで四季折々の『神楽坂 石かわ』を一通り堪能することができました。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■2015.2.x再訪
この日は池袋の超有名店のオヤジさんとサシでの利用。
カウンター越しではなく、横並びでどんな話ができるのかワクワクしての訪問です。
そしてカウンター内には石川さんがいるわけですから、なんとも緊張感溢れるシチュエーションですね(笑)
実際に席に着いてみると、仕事場でのいつものオヤジさんとは違って、かなりリラックスムード。
あの ”毒舌” もありません(笑)
やはり日本酒が好きなようで、日高見(宮城) 弥助 純米大吟醸 ”ひょうたんボトル” を飲み交わしながら楽しい時間が流れます。
時に石川さんも交えて、いろいろ話が盛り上がりました。
相変わらず安定感抜群の『神楽坂 石かわ』の料理。
初めて来たオヤジさんもとても喜んでくれて、ご案内した私も鼻が高いですね。
何せ、次回ご自身の誕生日に奥さんを連れて来たいと予約していましたから。
それに触発された訳ではありませんが、私も次は家族揃って来てみようと4月に個室で予約して帰りました。
お見送りの時に撮った石川さんとオヤジさんと三人並んだ記念写真は宝物ですね。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■2014.12.3x再訪
大晦日の昼前、宅配便で『神楽坂 石かわ』のお節が届きました。
ご主人の石川さんはもとより、普段は『虎白』にいる統括総料理長の小泉さん以下、グループ総力を挙げてお節の準備にあたるそうです。
前々回10月半ばに『神楽坂 石かわ』にお邪魔した時に注文し、その時の飲食と一緒にお会計をしたので正確な金額は分かりませんが、逆算してみると5~6万円くらいでしょうか。
ちなみにお重の中身はこんな感じです。
<一の重>
車海老塩茹で 数の子醤油漬 かに袱紗焼 牡蠣の黄味焼 烏賊すり身磯辺焼 慈姑カステラ 鯛南蛮漬け いくら粕漬 酢蓮根燻製鮭挟み 干し柿胡麻酢和え 合鴨ロース 双身椎茸 伊達巻玉子 もって菊酢漬 蕪甘酢玉 はじかみ チーズ玉子 マイクロトマト
<二の重>
伊勢海老旨煮 鮑酒煮 穴子柔らか煮 松茸旨煮 銀鱈の漬焼 鰊の旨煮 海老芋白煮 昆布旨煮 筍土佐煮 子持ち鮎甘露煮 梅人参 粟麩旨煮 くるみ胡麻和え 鶏松風 絹さや 黒豆蜜たき 菜の花 赤こんにゃく
通常は家族で旅行に出掛けますが、諸事情で久しぶりに自宅でゆっくり過ごす今年の正月。
他に『うち山』、『メゾン・ド・ユーロン』のお節もお願いしているので、食道楽としては、これはこれで楽しみな正月休みとなります。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■2014.12.1x再訪
年末につき、大好きなお店にはご挨拶を兼ねての訪問が多くなります。
それ故、最近は再訪のお店が多くなっています。
この日は『神楽坂 石かわ』さんへ3名でお邪魔しました。
プチ忘年会みたいなものです。
こちらは先日発売の「ミシュランガイド2015東京」でも、見事に三ツ星をキープされている名店です。
前回来た時に、年内はカウンター席が取れなかったので、個室へご案内いただきます。
先ずはカウンターの方へ二、三歩足を向けてご主人にご挨拶を。
今日も店内は満席で活気がありますね。
カウンターはたったの7席ですが、個室はなんと4部屋もあります。
内訳は4名用が3室、6名用が1室。
シンプルですが、上質で、清楚な空間。
そしてゆったりとした間取りとなっています。
この日の献立は、冬の季節感が満載!
特に良かったのは、心も身体も温まる「白味噌椀」ですね。
炭火で焼いたふぐの白子と鯨のころ、白子の下には冬瓜が顔を出します。
甘みと深み、そしてコクのある白味噌に、鯨ころの香りと旨味の強い脂が効いています。
そしてほんのり柚子の香りが、その脂っぽさをスッと洗い流してくれるのです。
文句なし、この日のナンバーワンの逸品ですね。
その他、先付の「ふぐの細引き」、いきなり皆のハートを鷲掴みでした。
ふぐと同じように切り揃えられたつくね芋との食感の妙、その下から現れるとろける鮟肝。
幸せな気分にさせてくれますねぇ。
また唯一肉(肉と言っても鴨肉ですが)が使われている「鴨と椎茸双身揚げ 霙掛け」は、一枚肉の鴨と、挽いた鴨肉を椎茸に詰めて揚げたものの二種類が楽しめる手の込んだ一品。
お造り二品目の「伊勢海老の焼霜」は、甘みが凝縮された伊勢海老の身と雲丹と見間違う味噌がたっぷり。
久しぶりに本当に旨いと感じる刺身をいただいた気がします。
煮物は津合蟹の身と味噌で作ったつみれ(真丈?)の小鍋仕立て。
ひとつでは寂しすぎる最高に贅沢なつみれですが、脇役の白菜の芯も甘くて美味しいですね。
命の出汁は言うに及ばずです(笑)
そしてツヤツヤの白いご飯を更に引き立てる「鯛の身」は激ウマ!
天然の鯛のほぐし身とすり胡麻、そして醤油だけのシンプルなもののようですが、特に胡麻の風味とマイルドさが半端なく効いていて、そのまま食べても、ご飯に乗せても、出汁茶漬けにしても…ホント美味しいですね。
残りのご飯をおにぎりにしてくれると言うので、おにぎりの中に鯛の身を入れてもらえるよう、ずうずうしくもお願いしてしまったくらいです(笑)
そんなこんなでこの日も美味しく、楽しく、盛り上がりました。
個室でしたが、ポイント、ポイントで石川さんが顔を出してお話をしてくれるのも嬉しかったですね。
また、なかなか見ることのない「田酒 純米大吟醸(青森)」も透き通った喉越しで、バランスが良く、何杯でも飲めちゃう旨さでした。
お会計は3名で8万円余り。
非常に満足度の高い内容と言えます。
『神楽坂 石かわ』が初めてだった同席者二人もとても喜んでいて、主催者としては鼻が高い思いです。
帰りにカウンターのご主人に声を掛けようと思ったら生憎見当たらず、もしや!?と外に出てみたら、お忙しいのに既にお待ちいただいていました。
思わず一緒に記念撮影(笑)
曲がり角で振り向くと、いつもと変わらず最後の最後まで見送ってくれていました。
大晦日には、前回お邪魔した時にお願いしたお節が届きますから、これまた楽しみですね。
ご主人、来年もひとつ宜しくお願いします。
二次会はこの日も『歯車』へ。
”神楽坂の夜の物語” は、まだまだ続きます…笑
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■2014.10.1x再訪
カウンター席にこだわったので2ヵ月待つことになりました。
お蔭で、前回は夏、今回は秋。
楽しみは広がります。
この日も、食材、手法のバリエーションを堪能。
バランスがいいと言うか、流れが素晴らしいと言うか…
次の料理がホント楽しみ。そして期待を裏切りません。
年内、忘年会を兼ねてお邪魔したいと、無理を言って予約をいただきました。
次は冬の『神楽坂 石かわ』を楽しむことができます。
そうそう、何で石は感じで川はひらがなか知ってますか?
実は書いてみた感じ、バランスが一番良かったからだそう(笑)
もちろんご主人談ですよ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今宵は『神楽坂 石かわ』にお邪魔しました。
ミシュラン☆☆☆にして、食べログも今日現在4.40点という高評価です。
最高峰の日本料理店のひとつであろうことは、全く疑いの余地はありません。
もとはと言えば、系列店の『虎白』の予約が取れた(6月末に利用)ので、それならばご本尊『石かわ』の予約もチャレンジしてみよう!と思ったのがきっかけです。
約2ヵ月待ちで、念願のカウンター席をお願いすることができました。
飯田橋駅、外堀通り方面から早稲田通りを来ると結構坂を上ります。
私はいつもと変わらず銀座から客人と一緒にタクシーで来ましたので、善国寺(神楽坂 毘沙門天)の角で車を停めました。
お寺の脇の路地を入って、お寺のすぐ裏にあるビル1階が『石かわ』となります。
真っ黒い板張りの外観。
一見クラシカルのようで、モダンな雰囲気を醸し出しています。
神楽坂という街にシックにとけ込んでいるにもかかわらず、オーラがあるというのでしょうか、「ああ、ここだ!」とすぐに気付かせてくれる感じでしょうか。
入口脇には番傘。
奥には広くはありませんが坪庭があり、池に金魚の姿もチラホラ。
何かとても良い雰囲気です…。
店内に入ると、美しい着物女性に出迎えられ、カウンターに案内されます。
カウンター、厨房周りの白木の美しさが目を引きます。
透けるような白さですね。とっても素敵です。
連れの先生は、先ずはビール、特に瓶好きなのでサッポロ黒ラベル<小瓶>650円 から。
私は日本酒のリストから〆張鶴 大吟醸 金ラベル 四合瓶12,800円をお願いしました。
もちろんビールの後は手伝ってもらう前提ですが(笑)
ちなみにメニュー上、日本酒、焼酎は各1ページずつで日本料理店としてはそこそこ悪くない品揃え、ワインは見開きで3枚(6ページ)ビッシリありましたのでかなりのストックだと思います。
ご主人石川秀樹さん(新潟出身の49歳巳年)と「よろしくお願いします」のご挨拶を交わし、料理のスタートです。
電話予約時に15,000円と19,000円の2種類のコースがある旨説明があって、この日は19,000円のコースをお願いしています。
1.先付 岩手の生雲丹 毛蟹 焼茄子 ・・・保存料、型崩れ防止に使われるミョウバンを使っていない岩手の手詰め雲丹。その裏返しでドロッと溶けているそうです。とても香ばしい焼茄子と雲丹、毛蟹(蟹味噌も)がそれぞれ主張し合いながらも全体として一つにまとまっている感がスゴイですね。
2.温物 牛みすじ 茨城の新蓮根 ・・・炭火で焼いた蓮根は甘めのタレ、和牛のみすじはシンプルにたたき風。やはり一緒に食べたり、交互に食べたりすると口の中で味に広がりが出る感じがします。牛肉の上部に薄くパン粉の衣が使われており、食感のアクセントになっています。
3.椀物 すっぽん沢煮 ・・・沢煮の「沢」は沢山の沢で、具いっぱいの煮物のことです。餅で包んだすっぽんがメインで、丁寧に極細に切られた野菜たちがお椀を埋め尽くします。すっぽん出汁のスープはしっかりめの味です。柚子が少々。
4.造り 玄界灘の鯛 ・・・身の引き締まった鯛。ただ個人的にはお造りは鯛でなくても…と思ったりもします。非日常的な感じを期待して、という意味ですが。添えられている青海苔が秀逸。大葉と茗荷の超千切り、山葵。
5.焼物 鮎の炭焼 ・・・活でサイズを指定し、一日100匹そろえるので、産地の特定までは難しいとのこと。ほどほどの大きさですが、頭から尻尾まで骨など全く気にならず2匹完食。パサつきもないので、火の入れ具合が絶妙ということでしょう。
6.造り 南房総千倉の蒸し鮑 ・・・鮑の出汁の煮凝り的なものが掛かっており、より一層鮑の風味を楽しめましたね。柔らかさと歯応えが共存する、美味しい鮑です。
7.中皿 茹で鱧 梅肉 ・・・いやぁ~美味しかったですね。オーソドックスに鱧と梅肉なんですけどね。一口サイズの湯引き鱧にたっぷりの梅肉と茗荷と大葉の千切りを混ぜたもの、山葵がのっています。ただ出された通りに食べる。そのまま食べる。そして旨い。よくよく研究された絶妙のバランスなのでしょうね。
8.煮物 鯨ころ玉〆 冬瓜 豆腐 三つ葉 ・・・あまり見掛けない鯨を使った小鍋ですが、この日の最高傑作でしょうか。鯨の「ころ」は部位の名前。背中から皮にかけての脂身の多いところです。「玉〆」は簡単に言うと卵とじですね。とにかく脂身の溶け出し具合が素晴らしい!これを豆腐や冬瓜といった淡泊めな食材と合わせることで、旨味はあっても決してしつこくは感じない料理に仕上げています。旨い!
9.食事 ますのすけ釜炊きご飯 香の物 味噌椀 ・・・ マスノスケとはキングサーモンの和名で、日本近海では北海道の太平洋沿岸で少数しか漁獲されないため、高級魚として高値で取引されています。何といっても脂がのった身が美味しいですね。生姜が効いていて、そんなに脂っぽさは感じません。お替りをして、更に残りはおにぎりでお土産に。
10.デザート 西瓜 洋酒のゼリー 椰子の実スープ ・・・甘い種無し西瓜にジェルが掛かり、更にココナッツミルクのいい香りが…西瓜がこんなに美味しいと思ったのは初めてかも知れません。デザートまで手抜きなし。幸せな気分になりましたね。”終わり良ければ全て良し” 先人はいいことを言うものです。
全体として目を引いたのは「繊細さ」と「美しさ」
とにかく作業が細かく、手を抜かない、徹底したプロ意識、美意識が根底にあるのでしょう。
美しさには、もちろん盛り付けも器も含みます。
あとは「バランス感覚」ですね。
その一品の主役を引き立てる脇役のキャスティング、主役との相性を考え抜いて、時には主役を最大限ヒーローに祭り上げ、時には助演男優賞、助演女優賞を獲ってしまうような料理も…脱帽ですね。
お会計は2人で6万円余り。
ここに滞在した数時間への対価としては、正直とても安く感じます。
納得、満足、至福の時。こんな言葉がリフレイン(笑)
そして最後に一言 ”流石” です…。
何度かお邪魔すれば、おそらく私の中で最高のお店になるであろう ”予感” を感じつつ、石川さんと女将さんに見送られながら店をあとにしたのでした。
もちろん、次の予約はいただきましたよ(笑)