銀座の夜の物語さんが投稿した銀座うかい亭(東京/東銀座)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

夜な夜な都心部を徘徊するチョイ悪オヤジの”食物語”

メッセージを送る

銀座の夜の物語 (男性・東京都) 認証済

この口コミは、銀座の夜の物語さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

銀座うかい亭東銀座、築地市場、築地/鉄板焼き、ステーキ

1

  • 夜の点数:4.7

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2016/07 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0

鉄板焼きの殿堂で肉尽くしを堪能

【夜】[料理・味]5.0*40%+[サービス]5.0*15%+[雰囲気]5.5*10%+[CP]4.0*30%+[酒・ドリンク]4.0*5%=4.70(4.7)
 ※「雰囲気」を特例で5.5ptで採点しています。ご了承下さい。


うかい亭グループでは最初に伺った『表参道うかい亭』がお気に入りすぎて、その後オープンした毛色の違う『銀座 kappou ukai』以外は中々足を運ぶ機会がありませんでした。
今回、記念日で集まる機会を利用して、こちら『銀座うかい亭』に予約を入れ、お邪魔してみることにしました。

場所は銀座5丁目。
とはいえ昭和通りを越えてワンブロック築地寄りになります。首都高速の環状線沿いの通りです。
その昔、銀座東急ホテルがあった場所ですね。今の若い人には無縁の話かもしれませんが。。。笑
今は時事通信社のビルとなっており、その1階部分に『銀座うかい亭』がテナントとして入っています。

顔がスプーンとフォークの銅像が両脇を固める独特のエントランス。
もちろん高級感はたっぷりですが、一方でユーモアも溢れんばかり。。。笑
写真を1枚撮るか撮らないかのうちに当然のようにお出迎えがあります。

名前を告げ店内に通されると、まずはロビーのソファで一旦ウェイティング。
クラシカルでモダンな素晴らしい設え。調度品も目で見て分かる高級品ばかりですね。
程なく個室の方に案内されました。

中央の鉄板を半円状に取り囲む「うかいスタイル」の個室。4名から詰めて6名くらいのサイズでしょうか。
鉄板の上にはきれいな銅板で装飾された換気扇があり、『表参道うかい亭』と寸分変わらぬ雰囲気で気に入りました。
店内及び個室内の梁や柱は新潟県十日町の古民家を移築したものとのこと。内装だけでなく、ビル建築時の躯体に係る柱もあるそうで、開業前からのその壮大なプランはさすが ”うかい亭” と思わせるに十分なエピソードですね。

こちら『銀座うかい亭』のディナーコースは3種類。
銀座うかい亭コース@19,440円、鮑とうかい特選牛コース24,840円、スペシャルコース29,160円(いずれも消費税込み・サービス料10%別途)となっています。
うかい亭オリジナルで名物の「鮑の岩塩蒸し」が入るのは真ん中のコースからで、スペシャルコースは完全にシェフにおまかせのためホームページにもその詳細は記載されていません。
せっかくなので、電話予約時に ”お楽しみ” スペシャルコースをお願いしました。

当日のコース内容は次のとおりです。
担当シェフから冒頭に、この日は料理長が特別に ”肉づくし” のコースに仕立てたとの説明があり、普段のうかい亭スタイルとどう違うのかワクワクしながらのスタートなりました。

 1.ほぐした毛蟹 コンソメのジュレがけ キャビアのせ
 見るも鮮やかで涼しげな切子の器に盛られた贅沢な冷前菜。季節の枝豆が食感のアクセントになっています。

 2.牛タンの厚切り 実山椒と塩レモン添え 万願寺唐辛子
 タン元からでないとこの厚みは切り出せないという ”ごっつい” 牛タンをいただきました。初めて食べた「塩レモン」との相性が抜群でとてもサッパリと美味しくいただきました。

 3.藁で燻した初鰹のたたき グリーンマスタードソースと燻製塩
 いい鰹が入ったのでシンプルに藁焼きにしたそうです。江戸時代に旦那衆が鰹に辛子を付けて食べていたことにインスピレーションを得たというグリーンマスタードソースが色も鮮やかで、更にはとても爽やかな味でよかったですね。

 4.牛肩ロースと本三つ葉が入ったコンソメスープ
 牛のコンソメを作るには5日~1週間くらいは掛かるそうで、非常に手間が掛かる割には(ネーミング的に?)ポピュラーになりすぎて一般ウケしないそうです。それで最近は一流ホテルでもコンソメを作っているところは減っているとか。この日は、しゃぶしゃぶした肩ロースと香り付けにシェリー酒を加えた本格的で豪華なコンソメスープの繊細で複雑な味と香りを堪能することができました。

 5.青森産鮑の岩塩蒸し 白ワインとバターのソース グリーンアスパラガス
 北で獲れる鮑は小ぶりで肉厚なものが多いそうです。硬いというイメージが強い鮑をどうにか柔らかく美味しく提供できないか、という創業者の思いから生まれた鮑の岩塩蒸しは、34年経った今も色褪せることなくうかい亭のオリジナル名物料理として君臨しています。
 ケッパーと塩漬けのハーブ、レモン、昆布を被せ、塩で覆って水を掛けて鮑を蒸し上げます。白ワインと白ワインビネガーを煮詰めてバターで乳化させたという濃厚かつくどくない絶妙なソースが柔らかく仕上がった鮑によく絡みますね。最後に肝も楽しめます。

 6.田村牛の特上サーロイン クレソンと松の実のサラダ
 うかい亭が指定牧場として30年以上の付き合いとなる田村牧場。鳥取県との県境に近い兵庫県美方郡新温泉町にあり、いわゆる但馬牛(神戸牛)を生産しています。
 キメの細かいサシが入った最高級のサーロインを油を使わずそのまま鉄板の上に。このレベルの肉にはあまり言葉は必要ありませんね。ステーキを楽しんだ後には、脂身をじっくりとカリカリに焼き上げてタイミング良く提供してくれます。一粒で二度美味しい!笑

 7.牛ミスジのすき焼き風御飯
 通常は季節の炊込みご飯が一般的なうかい亭ですが、この日は ”肉づくし” に相応しくミスジを使ったすき焼き風のミニ丼が〆に。パティシエがデザートに使う色の濃い卵黄をすき焼きの割したと出汁に漬け込んで、お肉のお供に添えられています。最高級の牛丼ですね(笑) ミョウガのお味噌汁が〆にぴったりの爽快感でした。

デザートは別室のお洒落なサロンでいただくのもうかい亭スタイル。食事が終わったら、別室に移動となります。
この日は5種類の変化に富んだリストからのチョイスでした。
デザートの後はコーヒー・紅茶に合わせてかわいらしい焼き菓子もさりげなくテーブルの上に登場します。

当日担当していただいたサービススタッフはもとより経験豊富なベテランシェフが付きっ切りで対応してくれ、口調も物腰も柔らかく懐が深いですし、程良い距離感のとても上質なサービスでしたね。
シェフはとにかく話題が豊富な方で、料理の説明や各種エピソードなども巧みな話術でみんなを楽しませてくれました。
お陰様で、本当に素敵な記念日になりました。

コース料理は内容からするとすこぶる妥当な金額。
正直ドリンクはかなり高めの設定だと思いますが、このテのお店では致し方ないかと。

帰りは笑顔でお見送り。
昭和通りまで100メートルはありますが、そこでタクシーを拾うまでずっと手を振り続けていただきました。

2016/07/13 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ