銀座の夜の物語さんが投稿した温味(北海道/すすきの)の口コミ詳細

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夜な夜な都心部を徘徊するチョイ悪オヤジの”食物語”

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銀座の夜の物語 (男性・東京都) 認証済

この口コミは、銀座の夜の物語さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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移転温味すすきの(市営)、すすきの(市電)、狸小路/日本料理

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2014/10 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

すすきので素晴らしい日本料理をいただきました

【夜】[料理・味]5.0*40%+[サービス]4.0*15%+[雰囲気]4.5*10%+[CP]5.0*30%+[酒・ドリンク]3.5*5%=4.73(4.7)


基本、出張など縁のない人生を送る私。
常に都心部でぷらぷらしている、そんなつまらない人生です(笑)

そんな私が、超久しぶりに札幌へ。
間もなく200万人都市になろうかという札幌ですが、その目覚ましい発展ぶりに驚かされました。
東京との大きな違いは、緑との調和が図れていることと道路が広く、また碁盤目状に整備されていることでしょうか。
いずれにしても、計画性の高い都市設計が伺えますね。

2ヵ月程前からスケジュールが決まっていたので、初日夜の会食は私みずからチョイス。
いつも通り、まずは「ミシュランの☆と食べログ4点台を兼ね備えるお店」をピックアップする作業から始めました。
会食は4名なので、カウンター一列もナンですし、テーブル席だと興ざめなので寿司はパスすることに。

結果的にミシュランガイド北海道の三ツ星店で食べログ4.21点の『温味』が、候補の筆頭に浮上しました。
取り急ぎ受話器を取って電話をし、詳細を確認して個室をお願いしました。
わざわざ札幌まで行くのですから、自分が一番行きたいと思ったお店で食事したいですからね。
札幌のグルメ事情は全く分かりませんが、とりあえず早めにアクションを起こして正解でした。

当日は夕方からあいにくの雨。
宿泊先のホテルでビニール傘を借り、車寄せからタクシーに乗って行き先の住所を告げたところ、運転手からビル名を尋ねられました。
スマホを見ながら答えると、無言でビルの前まで送り届けてくれました。

ビルの看銘板でお店が3階にあることを確認し、エレベータに乗り込みました。
エレベータを降りると正面が『赤から』(笑)
こちらのビルは幅に比べて奥行きが異常に長く、一直線に伸びた通路(廊下)沿いに幾つもの飲食店が並びます。

そのかなり奥の方に、それらしき雰囲気が…
暖簾を見ると瓢箪のマークと『温味』の二文字が白く染め抜かれています。
様子に気付いた着物の似合う美人女将がすぐに入口の扉を開け、我々を招き入れてくれます。

お店は入ってすぐ右側が6~7席のカウンター。
左側がトイレ、その先が個室2部屋となります。

私たちは奥側の広めの個室にご案内。机の上に「予約席」の札が。
6名は普通に使える感じの広さで、ゆったりとしています。
もちろん掘り炬燵式ですね。
真っ白なカバーが掛けられた座椅子も、清潔感があり、また安定感もあって座りやすいものでした。

先ずはスーパードライ(小瓶 600円)を2本もらって乾杯。

この後、メニューから皇室献上酒「梵 超吟」(ぼん ちょうぎん)を発見してしまい、思わず頼んでしまいました。
以前『たんや又兵衛 銀座店』で飲んだことのある、とめどなく透明感のある最上級の日本酒のひとつ。
精米歩合が20%と、日本酒の中で最高クラスであることでも有名ですね。

このお酒が何と1本18,000円(四合瓶)ですから、東京ではちょっと考えられない値段です。
それで…という訳ではありませんが、結果的にこれをお替り!
一本目を頼んだ時「置いてはいても中々出ません。」と言っていた女将さんは、二本目をお願いしたらさすがに目を丸くしていましたね(笑)

この日のお料理は@15,000円のコース。
普段と変わりなく、電話予約の時に一番高いコースをお願いしました。
サービス料5%と消費税が別途とのことで、一人あたり17,010円との説明がありました。

コース内容は以下のとおり。

 1.無花果(いちじく)のふろふき

 2.カマスの雲丹焼き 石川小芋 銀杏

 3.新物の筋子 味噌・醤油漬け もち米 すり胡麻

 4.お造り 北海道産 秋刀魚のたたき メジマグロ 鮃(ひらめ)

 5.今年最後の地物の松茸 土瓶蒸し

 6.八寸 クラゲの胡麻ソースがけ 鮑の肝ソース 車海老クリームチーズ挟み 黒豆 かぼすを器にしたシメジのみぞれ和え にんにくチップ 蓮根チップ

 7.揚げ物 鯨の竜田揚げ ゆりね揚げ インゲン豆

 8.炊合せ 鴨がん(自家製鴨のがんもどき) 海老芋素揚げ 人参

 9.食事 キンキの炊き込みご飯 なめこ汁 香の物

10.甘味 南瓜のプディング

まず一品目の無花果のふろふきで心を奪われましたね。
トロトロの無花果、上品な甘み。
そして鉄器にジュージューでの提供。
女将が「今日は冷たい雨も降っている中、東京からお越しいただきましたので、まずは身体を温めて下さい…」との言葉を添えて。
まさに『温味』の面目躍如ですね。

更には、筋子や秋刀魚など地元の鮮度の高い魚、車海老クリームチーズ挟みや鴨がんのような独創的で新鮮味のある料理が印象に残りました。
〆のキンキの炊き込みご飯も ”見た目が豪快、食べて繊細” と言える素晴らしい料理。
ご飯を炊く出汁と脂の乗ったキンキの相性が抜群で、皆お替りを二度、三度としてしまい、お蔭でお土産は無しになってしまったくらいです(笑)

正直なところ、すすきのでこんな素晴らしい日本料理をいただけるとは思いもよりませんでした。
地の魚、食材を多く取り入れながら、基本に忠実で安定感のある料理の数々に感動。
個室だったので、ご主人とゆっくり会話をする時間がなかったのが残念なくらいですね。

また偶然にも前日が神楽坂『神楽坂 石かわ』での会食でしたので、二日続けての東京-北海道を股にかけてのミシュラン三ツ星紀行となりました。
まさに ”食道楽冥利” に尽きますね。

お会計は4名で11万円あまり。
「梵 超吟」を2本いただいていますから、この料理内容も含めて、とてもリーズナブルに感じます。
多少は都心とは違う ”札幌価格” という部分もあるかも知れませんが。

帰りはご主人ほか何人ものスタッフのみなさんに見送られながらのお別れとなりました。

いただいた店主山本真樹さんの名刺の裏には次の言葉が…

 良い食材との出会いが、
 良い料理を生む。
 良い料理が、
 良い出会いを生んでいく。

本当にこの言葉通りの夜を過ごさせてもらいました。
また札幌に来ることがあったら、必ずお邪魔してみたい…そんな素敵な想い出をありがとうございます。

  • キンキの炊き込みご飯 炊き上がりぃ~

  • 今年最後の地物の松茸 土瓶蒸し

  • 八寸 クラゲの胡麻ソース 鮑の肝ソース 車海老クリームチーズ 黒豆など

  • カマスの雲丹焼き 石川小芋 銀杏

  • 無花果(いちじく)のふろふき

  • 筋子 味噌・醤油漬け もち米 白胡麻

  • 北海道産 秋刀魚のたたき メジマグロ 鮃(ひらめ)

  • 鯨の竜田揚げ ゆりね インゲン豆

  • 炊合せ 鴨がん 海老芋素揚げ

  • 食事 キンキの炊き込みご飯 なめこ汁 香の物

  • 南瓜のプディング

  • 梵 超吟 18,000円

  • 素敵なグラス

  • 皇室献上酒『梵 超吟』 を2本

  • 無花果(いちじく)のふろふき

  • 無花果(いちじく)のふろふき

  • カマスの雲丹焼き 石川小芋 銀杏

  • カマスの雲丹焼き 石川小芋 銀杏

  • 筋子 味噌・醤油漬け もち米 白胡麻

  • 筋子 味噌・醤油漬け もち米 白胡麻

  • 北海道産 秋刀魚のたたき メジマグロ 鮃(ひらめ)

  • 北海道産 秋刀魚のたたき メジマグロ 鮃(ひらめ)

  • 今年最後の地物の松茸 土瓶蒸し

  • 今年最後の地物の松茸 土瓶蒸し

  • 土瓶に付属した猪口に取り分け

  • 八寸 クラゲの胡麻ソース 鮑の肝ソース 車海老クリームチーズ 黒豆など

  • 八寸 クラゲの胡麻ソース 鮑の肝ソース 車海老クリームチーズ 黒豆など

  • 鯨の竜田揚げ

  • 鯨の竜田揚げ

  • 炊合せ 鴨がん 海老芋素揚げ

  • 炊合せ 鴨がん 海老芋素揚げ

  • キンキの炊き込みご飯 炊き上がりぃ~

  • 食事 キンキの炊き込みご飯 なめこ汁 香の物

  • キンキの炊き込みご飯

  • 香の物

  • なめこ汁

  • 南瓜のプディング

  • 南瓜のプディング

  • ビルの看板

  • エントランス 暖簾

  • 入口脇の看板ロゴ

  • カウンター席

  • 完全個室が2部屋 掘りごたつ式座敷

  • 床の間 素敵な雰囲気です

2014/10/31 更新

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