2回
2024/08 訪問
素材の研究に余念がない。高松No.1クラスの必食店。
最高のローアルコール・クラフトビール。選んだヒトが偉い。センスに脱帽。
鳥取県という時点でノーマーク。良く見つけてきましたね。
生マッシュルーム乗せドイツ系パンのオードブル。間にコクのある高価そうなバターが挟まってます。風味のある逸品。
桃が入ったポタージュ。前回の生ハムバージョンよりも濃いめでとろみたっぷりの味わい。桃の甘さに負けない!
いちじくと生ハム。凄まじく合う。よく見るメロンの比じゃない(笑)
生ハム連発攻撃!この順番が今回1番驚いた。ただ、脂身が甘いためさっきの生ハムと違うという技アリの一皿。
白ワイン、これ美味しい。しかし、そんなに価格は高くはない(失礼)。でも、ワインは選球眼が全て。探してきた手腕が光る。
甘い唐辛子withリコッタチーズ(?)。産地失念。ソースが特徴的で何層にも織り成された味わい。
地元香川まんのう町の水茄子のフライ。見た目のボリュームに反してパクパクと野菜の甘さを味わえる逸品。(相方の減らした分を一片多くしてもらっています。)
◯◯鱒(マス)。ボーッとしてて聞き取れなかった。上に乗ってるミョウガとのハーモニーが良かった。
小鳩!初めて食べたかも。まさかのジビエ!レバー風味があり、牛肉にも近く、さっぱりした美味しいお肉。
安定のボロネーゼ。(相方の減らした分を超大盛りにしてもらっています。)
もはや説明の要らないチーズケーキ。これだけで行列の絶えない喫茶店ができるレベルの代物。(相方の減らした分を大盛りにしてもらっています。)
最後の赤ワイン。これも技アリでした。先にカベルネ系の重いモノを飲んでいたのに、最後にグルナッシュ系の軽いモノを紹介してきてそれが絶妙に合っているという展開。格の違いを見せつけられました。
2024/08/26 更新
2024/05 訪問
こだわりとセンスを感じる名店。リピートします。
高松に初めて来た時から気になっていたイタリアン百名店、両忘さん。
ついに来る時がやってきました。期待のハードルを事前に上げまくっておりましたが、それを遥かに上回るクオリティでした!
美味しいと信じたものをポリシーを持って作っておられるとしか言いようのない料理群!
感動の3皿は
・生ハムの冷製スープ
・生マッシュルームのパスタ
・絶品とろとろチーズケーキ
でした。
他の鱧、桜鱒、穴子、メインのお肉も良かったのですが、この3皿の衝撃はさらに凄かったです。
まず、生ハムをこういう風にスープに浸すという発想が斬新。塩味と甘みが絶妙に合うことが計算されています。
何回も味見してイケると踏んだ組み合わせとしか思えないシェフのこだわりがお皿を通してビンビン伝わってきます。
そのこだわりは生マッシュルームにも!
こういう時に「美味しい黒トリュフを載せまして・・・」というパターンは良くある定番なのですが敢えてのマッシュルーム!その口当たりとパスタに載った時の香り・風味に唸らざるをえません。技あり一本!
鱧の付け合わせのキュウリもタダモノではありません。絶妙に隠し包丁が入り、柑橘を思わせるワインビネガー。絶品の塩。
お皿の端まで気を抜けないエンターテイメント。
そして絶品のチーズケーキ。これをパティシエさんではなくシェフが作っておられるのなら驚異のマルチタスク。
溶けて溶けて溶けまくる。これ、毎日食べても飽きないでしょう。
そして奥様の給仕が素晴らしい。こだわりを持ったワイン選び。計算されたマリアージュ。奥様も自分の舌に自信を持ってワインを選んでいることが分かります。お歳は若く見えたのですが開店10年と聞いてビックリ。
たぶん「脂が乗った」という言い方をして良いと思うのですがご夫妻の経験知とセンスがお店にふんだんに活かされています。キャリアとセンス、ベテランと革新、まさにお店全体が旬なのだと思います。
最後に。
実はお店に来る前の体調管理に失敗し途中から腹痛に見舞われていたので、途中から抑え気味にせざるを得ませんでした(笑)
チーズケーキのプチおかわりを泣く泣く遠慮。
グラッパとか飲んじゃおうかな?なんて思っていた構想も途中からは顔に出さずに何とか無難にお店を出ねば・・・という事態に陥りメインのお肉の説明はあまり聞けていませんでした(涙)
しかし、そのトラブルを乗り越えて高松での食べログ最高点!
次回も必ず伺います。
生ハムの冷製スープ。これが前半に胃袋を完全に掴む
アミューズ。溶けるレバーパテ。他店のものとは一線を画す。
「鱧(はも)」のフライ。美味しいお魚攻撃始まる(笑)さらにキュウリが絶品。付け合わせもタダモノではない!
桜鱒(さくらマス)
穴子
ワイン、奥様のオススメがズバズバと料理にハマります
パスタwith生マッシュルーム。これが見た目との落差という意味で1番の衝撃があった。事前の期待の10倍美味しい。
ヒゲまでパクパク食べられるベビーコーンwithグアンチャーレ(パンチェッタが赤身なら、これは中トロ)
美味。なんだか説明は忘れました(笑)もはや写真で分かる世界。右奥で合わせてるの「味噌」です!すごいですねー
最上級、美味美味チーズケーキ。たぶん、パティシエも兼ねてるすごいシェフ。
Simple is best.
2024/05/27 更新
予定通りのリピート。今回も満足でした。
なぜか私の前回訪問記が「ピックアップ・クチコミ」に選ばれてプレッシャーを感じておりますが気にせずに参りましょう。
2回行って分かったのは、このお店は料理の一皿一皿が斬新ではありますが「素材の味を最大限に発揮する」という意味ではとてもオーソドックスだということです。
今回もマッシュルーム・桃・生ハム・いちじく・水茄子・小鳩(ジビエ)・鱒、全てがそうでした。素材の良さを活かす最低限のプラスアルファのソースとか隠し味とかが入っているのでどれも感動を味わえます。
細かい視点で言うと料理の原価率は良いモノを使っておられる分、結構高いと思います。
誰もが感じる部分ですが、それゆえに東京と比べると非常にお得感があります。
そして、特筆すべきはソムリエの奥様が選んでいるワイン。
たぶん、クラフトビール(地ビール)もそうでしょう。
こちらももう脱帽。
アルコール0.5%のローアルコールビールを持ってきたセンス。全然酔わないじゃん!と最初は思いましたがこれがベストチョイス。
返って料理が美味しいし、ワインに進んで行く余裕ができる。
そしてワインも凄いんですよねー。
これを書いたら怒られますが、(お客さんの全体の出費を抑えてあげたいという善意だと思いますが)どのワインもすごく高いモノではないんですよ・・・。でも、美味しい。料理に合うモノを選んでいるからです。
そもそもワインなんて値段が高いから美味しいとは限らなくて、口内でケンカせずに料理を高める味わい・重さのワインを選んでるかどうかで良さが決まります。
この奥様によってその基本は確実に守られているので、もはや赤/白ワインの選択ですら次回は自分の意思を出すのを止めます(笑)
全て任せます。それが1番。
ということで、次回の訪問も私の心の中で決定しました。
皆さんもぜひ行ってみてください。