以下は、地元トルコ人ガイドの食文化に関する言。
興味深かったので、一部前回と重なる所もありますが、簡単に紹介したいと思います。
トルコは、多民族国家。
地域特性もあり、農産物、畜産、漁業が盛ん。食材が豊富なので、あまり冷凍食品は食べないとの事。
毎朝の前菜は、数種類家庭でも用意し、主食はパン。一変して夕食はバターライスが主食。チーズやハチミツは美味しいけど、ハムやシリアルはもともとのトルコ料理にはないので、味もイマイチらしい。
農産物としては、中部アナトリアは小麦畑、エーゲ海周辺は野菜と果物。
イタリアと違って、パスタは前菜ではないそうです。パスタを食べるときはパスタとサラダのみ。面白いのは、トルコ人は「アルデンテ」は苦手。しっかりゆでるのがトルコスタイル。お国柄によって違いますね。日本でも讃岐うどんは腰があってしっかりしているけど、伊勢うどんは、柔らかいのが美味いから、やっぱり地域特性によって、好みも変わってくるということか。
それでここでもヨーグルトが大活躍。パスタソースにもトマトソースのほか、ヨーグルトソースもトルコでは一般的。これは食べたくないですね。
デザート。トルコのデザートは、ミルクと果物が食材の中心。プディングも豊富。トルコのお菓子は甘いので紅茶と一緒に飲むが、高カロリーなので要注意。ちょっと日本人にはきつい味。スポンジケーキをたっぷりシロップに漬けて食べる感じ。独特の甘ったるさです。
食後はトルココーヒー。食前、食中は紅茶と、使い分けているそうです。
更に特に肉料理の時には「アイラン」と呼ばれるヨーグルトドリンクを飲む。ヨーグルトに水と塩を混ぜた飲み物。これも日本人にはつらい。
最後にワイン。ワインも有名。イタリアやスペインなどと同じ地中海性気候なので、ブドウ栽培には確かに適しているでしょう。一般にエーゲ海の方は、白ワイン、内陸の方は赤ワインが有名とのこと。
実にトルコは食文化が発達しています。面白い国です。