14回
2022/06 訪問
ひやむぎに感動したのは初めて
普段ランチで利用していますが今回、満を持して友人を誘い、3名で夜利用。そして夜に関しても全てに完成度の高いのは期待通りでしたが、友人お勧めのひやむぎに関しては、期待を大いに上回る美味さで、料理に関しては満点をつけざるを得ませんでした。
■味・料理
3名で伺い、合計金額19,540円。注文したのはニシンの山椒煮、肉どうふ、モツ煮、だし巻き卵、鴨焼き、天ぷら盛り合わせ(さいまき海老1本追加)、むぎめおと(蕎麦と冷麦のざる)に日本酒数合プラスアルファ。
「優秀な料理人の方は、基本的に何を作っても美味しい」ということが最近、常に感じることなんですが、ここもその仮説に違わず、なんでも美味しいのです。本当にありきたりですが。。。
肉豆富(豚)や、もつ煮込みのスープの旨味は、本当に旨味が口の中に広がるような感じ。ニシンの山椒煮も雑味がないというか、ピュアで上品な味付け。
天ぷらは、本格天ぷらや並のクオリティーで、素材の旨味がしっかり極薄の衣にくるまっている。
鴨焼きはネギと共に、鴨ならではの脂の旨味が素晴らしい。」
そして今回何といっても出色は、ひやむぎ。店員さんに聞いたら、小麦を店内にある石臼で挽いて手打ちしているそうです。ひやむぎなんて大したことないな、と思っていてこれまで50年以上生きてきましたが、ひやむぎがこんなに美味しい麺類だとは思いませんでした。
なんともいえない、ざらつき感のある食感とツルッとした食感が絡み合って喉越しが絶妙。そして歯応えもしっかりしていて、小麦の麺としては最高峰なんではないか、と思うぐらい。
■雰囲気・サービス
昼と違って夜は、スタッフも多くいつものように厨房の方含めて本当に手際がいい。
ココは人の動きを見ているだけで飽きないというか、ここのスタッフたちの連携プレーというか、チームワークはいつも感心してしまうのですが、夜も同じメンバープラスアルファなので、同じ印象。
今回は、天ぷらの出てくるタイミングが遅すぎたのと、夜に関しては注文数が多いので明細で金額を確認したかったのですが、明細がないのは唯一残念ではありました(昼は不要ですが)。
とはいえ、なかなか出会えない、全てに手抜きのないパーフェクトに近いお店なのは「昼夜関わらず」でありました。
2022/06/24 更新
2020/11 訪問
神楽坂の上品で完成された蕎麦屋
飯田橋駅からだと神楽坂を登りきった角を左に曲がり、Y時路の右手にあります。すでに4回目の昼利用。
●料理・味
天ぷらも天ぷら専門店並みに美味しいのですが、値段的に相当高くなってしまうので、今日は2色そば大盛り税込1,370円(大盛りなので220円プラスになってます)。
2色蕎麦は、ノーマル蕎麦と黒い十割蕎麦の組み合わせ。どちらも十割で、どれだけ蕎麦の身を削ったかの違いなのかなと思いますが違いはよくわかりません。HPによると蕎麦粉は会津産で店名の通り毎日石臼で挽いているそう。
ここの蕎麦は、そば独特のざらつきのある食感と均等にカットされた細身の蕎麦で見た目も実に美しい。上品な味わいと粉っぽくないところが気に入っていて繰り返し利用しています。
擦りたての生ワサビが実は意外に大事で、香り高いワサビで蕎麦の味変が楽しめます。ネギも薄く切ってあって、この食感がネギらしい混じり気のない上品なネギ。蕎麦だけでなく蕎麦を彩るパーツパーツがちゃんとしているところも気にいています。大根おろしも丁寧におろしてあってざらつき感一切なし。
なので、順番的には
ノーマル蕎麦を
「そのまま食べる」→「つゆだけで食べる」→「つゆ&大根おろしで食べる」→「つゆ&ネギで食べる」→「生ワサビで食べる」→「つゆ&生ワサビで食べる」
という順に平げ、十割蕎麦にうつって、またノーマル蕎麦→十割蕎麦という順に箸を進めます。
そして最後に鉄瓶に入ったねっとりとした蕎麦湯で締める。
値段的には高めですが、東京のお店にしては蕎麦もたっぷり入っており、大盛りにしなくても十分満足します。
●サービス・雰囲気
厨房も4名ぐらいで給仕の方も2名程度だったか、相当人数多い中で対応してくれるので、混んでいても案内のタイミングから給仕のタイミングまでスムーズ。
蕎麦の茹でるタイミングと天ぷらを揚げるタイミングも、二人の職人さんの見事な技でぴったりなところが厨房を見ていて楽しい。
カウンターもテーブル席もバランスよく配置してありますが、カウンターの方が職人さんの見事な動きが楽しめておすすめです。
2020/11/13 更新
ひやむぎとそばのあいもり(大盛り)1700円