グアルデリコさんが投稿したFlorilege(東京/神谷町)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

グアルデリコのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、グアルデリコさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

Florilege神谷町、六本木一丁目、御成門/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク-
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

美味と創造性を高次元で両立させたフランス料理

連れの要望により、記念日にネット予約させていただき初利用。

それにしてもこれだけオリジナルな料理をこれだけ美味しい料理に仕立て上げるって本当に恐るべき料理人だな、というのが初利用後の第一印象。

普通なら多くの料理人によって歴史的に磨かれ、改善され、お客さんに支持されて誕生する定番料理は、それだけで美味しい料理としては完成しているわけです。

なので、定番料理を極めるだけでも一流の料理人であるし、さらに自分なりのオリジナルを加えれば、その料理人のスペシャリテになります。

ところがオリジナルな料理は、そういうわけにはいきません。オリジナルを作りたい気持ちはどんな料理人にもあると思うのですが、それが本当に美味しいかどうか、となるとこれは相当に困難を極めるはず。

なぜなら定番料理は、あらゆる料理人が長い時間をかけて改善しまくって誕生しているわけで、それではじめて「美味しい」となっている一方、オリジナルの料理は、そうやって様々な料理人やお客さんに鍛えられて誕生した料理ではありません。

そのレストランのシェフ&スタッフによってだけのものであって定番料理とは比較すべくない。そんな不可能を可能にしてしまう料理人が何人かいるはずで、ここの料理人=川手寛廉はまさしくその一人というわけです。

▪️料理・味
二名で伺い、夜のコース税別サ込25,300円2名分=50,600円を予約時にネットにてクレジット決済したうえで、当日シャンパン4,200円、各種ワイン&ノンアル1,600円〜3,200円にガス入り水2本×800円に、総額66,440円でした。

ちなみに今回私は車だったのでノンアル対応。

料理自体はこのクオリティーにして破格的に安いのですが、ドリンク代はそこそこだったので値段はそれなりになりました。またアルコールペアリングに関しては12,000円からなので、お酒に弱い人はシャンパンは高額ではあるものの個別に頼んだほうが安上がりになるのでは、と思います。

料理はアミューズ&ミニャルディーズ除き、全7品。全般的に高級和食的な仕立てで特に野菜の旨みを生かした料理が多い。でも和食のような出汁ではなく、フレンチベースのソースが基本になっているのがやっぱりフランス料理、というイメージ。

*すいか、ぐジュール:ひんやりしたゼリー状の中にスイカの旨みが凝縮されたもの。

*白菜:鯵のマリネとチーズの旨みと香りに白菜のエキスが絡まり、これは究極に美味。

*稚鮎:鮎ならではの苦味がしっかり生かされている

*茄子:個人的にはこれが一番美味しかった。茄子のふんわり感とエスニック風の味付けとシラスのさっぱりした食感など、様々な味や食感が絡み合った料理

*大根:キャビア風の植物(名は失念)に大根餅を揚げたピッツアみたいな生地をパイ包風にした料理。これも究極に美味

*とうもろこし:日本料理のお椀のスタイルで登場したとうもろこしのねっとり感と甘みが際立つ

*兼ね合い(メイン):私は肉(エゾジカ)、連れは野菜(ビーツ)を選択。ここだけはフレンチの王道といった感じ。

エゾジカは冬瓜と根セロリのクリームと一緒に食べるとお肉の旨みが引き立つ感じ。ここだけは赤ワインとともにいただきたかった一品。

*梨:ファーストデザートの梨(幸水)。

*赤紫蘇:ホワイトチョコにあわせる酸味に赤紫蘇を合わせるというのが画期的。確かにこのパターンはあり。

▪️サービス・雰囲気
シェフ自身は、このような商業施設に入る意図はなかったそうですが、オーナーの森ビルのコンセプトに共感したことも大きいとのこと。

車で来訪したので、麻布台ヒルズのP6駐車場に駐車したのですが、左ハンドル用の発券機があってこの辺りは都心の最先端の高級施設ならでは、か。合計3時間半ほど滞在したのですが、サービス券くれたのでたった200円の出金で済みました。

レストランのレイアウトは独特で「ターブルドット」というスタイルだそう。大きなテーブルにオープンキッチンが張り付いたようなテーブルレイアウトで、幸運にも私たちは川手シェフの目の前の席。

高級和食屋のように料理人たちの最後の調理の様子が目の前で楽しめます。

見ていて印象的だったのは、料理人や給仕のスタッフたちの連携がまるで一つの生き物のように有機的に無駄なくシームレスに繋がっていること。まるでW杯の日本代表のチームのように全員の動きが定位置に固定しつつ役割を超えて動いている、といえばいいのか、サッカー選手が柔軟にポジショニングを変えていくようなそんな感じなので、見ていて心地よい。

スタッフは明るく丁寧で、高級フレンチらしく目配りもよく行き届いています。たまに厨房の方自身が料理を提供するなど、この辺りの柔軟性がレストラン全体の臨場感を醸し出していて面白い。

全般的にはカジュアルにシフトした感じのレストランなので、緊張せずにリラックスして楽しめるレストラン。

お客さんは外国人のおひとり様から、カップルの記念日に友人同士に、接待系、そしてインバウンドまで、ありとあらゆるお客さんがいる点も、ちょっと他のレストランでは見られない顧客傾向でした。

  • すいか グジュール

  • 白菜

  • 稚鮎

  • 茄子

  • 大根

  • とうもろこし

  • エゾジカ

  • ビーツ

  • なし

  • 赤紫蘇

  • P6駐車場

  • エントランス

  • カウンター席

  • 白葡萄ノンアル

  • シャンパン

  • 伊万里鍋島焼「畑萬陶苑」

  • 白菜

  • パン

  • ビーツの塩釜焼

  • エゾジカ

2025/09/05 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ