2回
2020/01 訪問
料理界の大谷翔平
和食は京都 和久傳で野口さん(京天神 野口)や木山さんに鍛えられ、
鮨は六本木 海味で長野親方の元で腕を磨いた大将の石橋さん。
輝かしい経歴に負けず、天才肌の料理センスと丁寧な仕事ぶりが際立つ、若き孤高の料理人。
二兎を追いながら和食も鮨もメジャー級。
木山さん直伝の3種の節を合わせ引いた出汁は、深く心に染み渡る味わい。
その出汁を生かした鰤大根は、洗練された味わいの至高の鰤大根。
途中に入る握りは酢や塩気を抑え、料理の流れに調和した仕上げ。
特筆すべきは舎利の完成度と握りの技術。
米の輪郭がはっきりした味わいの舎利は、米の香りと甘味がフワッと広がる。
崩れ落ちそうな程までにふんだんに空気を含んだ舎利は、口の中ではらりと解ける。
両者とも一流。
その一流が掛け合わさり、調和し、相乗効果で昇華し、唯一無二の境地へ。
コラボイベントではなし得ない、鮨と和食の完全なるマリアージュ。
唯一の欠点は、毎月通えないロケーション。
紹介者様に深謝。
2020/01/13 更新
福岡に行くなら必ず寄りたい、大好きな割烹×鮨店。
大将と女将さんのお人柄も素敵で、今回も素晴らしいお料理でした