2回
2014/11 訪問
ネパール料理も印度料理も旨い。バターチキンは相当旨い
【2014年11月 再訪】
エスニック好きが5人集まって、平日の夜に利用しました。
念願だった夜の部にようやくの訪問です(^_^)
酒はネパールビールとかもありますが、外国産ビールは雰囲気こそでますが大抵割高です。
というわけでホッピーにしたのですが、こういうお店でホッピーを見かけるのは極めて珍しいです(^_^;)
ちなみにお通しはパパド(豆粉で作ったスナック)。普通の居酒屋ではちょいとお見受けできない奇妙な組み合わせです。
料理は食べた順に以下の通りです。
マサラカジュ
粉っぽいサラサラのスパイスを纏ったカシューナッツ。ホッピーに凄く良く合います^m^
カルビーとかのお菓子メーカーが販売しそうな味わいですが、ここのはもっと本格的。
なんどりやカッチャルバッチャルでも似たのがありますが、多分これが原型ですね。
マライティッカ
スパイスも使われていますが全く辛くありません。マイルドで食べやすいチキン。
鶏肉はヨーグルトかなにかの効果なのかムニムニと柔らか仕上げ。これ旨いです(^_^)
以前頂いたタンドリーチキンもかなり旨いですが、こちらも双璧をなす旨さ。
トマトのアチャール
ラタトゥイユみたいな野菜のごった煮ですが、トマトのコクが加味されて思いの外旨い^m^
野菜の煮え具合といい味つけといい、見た目の地味さを覆す素晴らしい料理です。
ちなみにこれは日替わりですが、ランチでも食べたことがあるので多分頻繁に登場するっぽいです。
玉ねぎのアチャール
激辛だよとお店から注意されましたが注文を敢行。そして本当に物凄く辛い(T_T)
生の玉ねぎが唐辛子と合体するとスーパー辛さ増し増しになります。
味わい自体はサッパリしていて口直し用っぽいんですが、これはマニア向けかな。
モモ
餃子みたいなネパール料理の定番。これはランチでも頂きましたが安定して美味しい(^_^)
餃子よりも優しい万人向けの味わい。
本日のおつまみ
鶏肉とサイコロ状の人参と山芋が具になったカレーみたいなやつ。というか、カレーだな(^_^;)
肉じゃがを連想させる煮物っぽい素朴な味わいで辛さは程々。鶏肉の旨みと人参の甘味が結構いい組み合わせです。
こういうのが美味しいお店は意外に少ないかも。ここの調理人は何気にセンスあります。
グサウテ・ラ・カレズコブトゥワ
なにやら凄い名前ですが砂肝と鶏レバーのスパイス炒めです。
結構辛口ですがトマトが上手く作用していてあとを引く旨さ。こっちの方がおつまみっぽいです。
使われているスパイスの種類は少ないと思いますが、散らした葱とメティが全体の風味を高めています。
ここの料理はこういうシンプルな組み合わせに光るものが多いですね(^_^)
ツォエラ
酸味が利いていて鶏肉で作った酢豚みたいな料理。これは冷ました状態での提供です。
タンドリーチキンやマライティッカとは大分趣の違う鶏料理ですが、まあまあ旨い。
いろいろ食べる中の一品として楽しむにはこれもアリですね。
バターチキン
ランチでも頂いた極上のバターチキン。クドさを感じるくらいの濃厚なバター感がたまりません(T_T)
トマトのほのかな酸味が重ったるい風味を緩和していて、グイグイ食わせる極上の味わいになっています。
鶏肉はあまり入っていませんが、このカレーソース自体がメチャメチャ美味い。これはライスよりナンが向いてます。
素朴な感じの料理が続いたので、こういうドスの利いた重めの料理がでてくるとインパクトがありますね。
ダルバート
一人前を皆でシェアしたのですが、ランチで食べたダルバートよりも品数が多く十分な量でした。
カレー3種(ダル・タルカリ・よくわからないヤツ)にアチャールとマンゴーヨーグルト、ライスは日本米です。
ダルは豆の自然な甘味と質感が生きた優しい味わい。タルカリは野菜と鶏肉のスパイシー煮物って感じ。
風味が独特なカレーが一品ありますが、これは発酵野菜を使っているんだとか。へぇー、初めて知りました。
ライスはいったん冷まされていて少々ポソッとしていますが、カレーやアチャールにはむしろこういう方が良いかも。
ヨーグルトは風味豊かで物凄くフレッシュです。これはかなり上質のヨーグルトです。
やはりここのダルバートはレベルが高いです。ランチも良かったですが、品数が多いディナーは更に上ですね^m^
マトンビリヤニ
野菜から出た水分なのか、かなりベショっとしてます。
味つけは悪くないんですが、これはどうもイマイチでした(^_^;)
ラッサム
最後はラッサムでサッパリ〆ます。
このラッサムも旨いですね(^_^)
この店はベースの出汁の良さに加え、根菜類やトマトの扱いが非常に上手いです(^_^)
しかも、印度料理の良さもちゃっかり取り入れているので、食事全体の幅が大変広く感じます。
ここまでのレベルのネパール・印度料理店ってちょっと他に見当たりません。改めて凄さを再認識しました。
本日のお勘定は1人3200円。中々リーズナブルに収まりました。
ご馳走様でした。
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小岩駅南口から商店街沿いにひたすら歩いて10分ほど。ネパール・印度料理のお店です。
サンサールは東新宿店に訪問したことがありますが本店はこちらと聞いて、ここ最近で立て続けにランチ利用しました。
それにしても小岩の商店街がこんなに奥行きがあって広いとは思いませんでした(^_^;)
お店はちょっと地味な入口ですが、近づくとスパイスの良い香りが漂ってくるので直ぐ分ります。
二回訪問した両日とも開店11時から間もない早い時間でしたが既に先客がいます。結構人気みたいです。
店内は意外に奥行きがあってカウンター席も少々。照明は薄暗く内装もエスニックな感じです。
新宿店はカフェみたいな造りでお洒落でしたが、本店は大箱のスナックを居抜きした感じです(^_^;)
厨房の様子は分かりませんが、ホールはネパール人(多分)の女性が担当しています。日本語は普通に通用します。
東新宿店もそうでしたがこの店は印度料理とネパール料理が混在しています。そしてそのどちらも中々評判が良いようです。
最初の訪問時はダルバート(ネパールランチ)、その次はBランチセットを注文しました。
ダルバート(ネパールランチ)
タルカリ(ネパールカレー)とダル(豆カレー)にトマト味のアツァールがご飯と一緒にワンプレートになっています。
これはネパールで一般的に食べられている定食みたいな組み合わせで、この組み合わせをダルバートと呼ぶようです。
ご飯は少しポソポソした感じですが、全体に汁気の多いおかずなのでむしろこういう具合の方が良いですね(^_^)
この組み合わせは正に定食といった感じで良くできています。
・タルカリ
お店の表記ではネパールカレーですが、カレーというより野菜と鶏肉のカレーごった煮です。
スパイスよりも塩胡椒が前面に出た味わいですが、さほど辛くは無く野菜たっぷりでどこかやさしい味わいです。
柔らかく煮込まれた鶏肉からもいい味がでていて、確かにコレはご飯にピッタリですね(^_^)
・ダル
豆がやや粗く挽かれていてサラサラのスープ状。インド料理のダルよりも素朴な感じです。
こちらも塩気は強めですが豆の甘味と相まってご飯とよく合います。
・アツァール
トマトの酸味が加わっていて、アツァールだけで結構ご飯が食べられます。
これはタルカリやダルに混ぜて食べても結構イケます(^_^)
モモ
ランチメニューにはありませんがモモを単品で追加しました。
やや小振りですが肉汁もあってジューシー。皮のむっちり具合も上々で旨いです(^_^)
ネパール料理の定番なので試しに注文したのですが、これはヒットでした。
Bランチセット
後日、印度料理の方も試しに再訪しました。カレー2種にタンドリーチキンが付くセットを注文です。
カレーは数種類用意されていますが、バターチキン(150円プラス)とマトンカレーにしました。
ダルバートはご飯でしたがこちらのセットにはナンです。ご飯もちょっとだけついてきます。
・バターチキン
バターのどっしりしたコクにトマトのほのかな酸味が加わってメチャメチャ美味いです(T_T)
個人的にはシタールに次ぐ旨さ。久々に高いレベルのバターチキンに出会いました。
全く辛くないのでお子様ランチはこのカレーになるようです。
・マトンカレー
生姜とクローブが利いていてビシッと辛いです。マトンの旨味もふんだんに感じられこちらもレベル高し。
ここのカレーは全般にレベルが非常に高いですね。スパイスはそこそこですが豊富な旨味でグイグイ食わせる感じです(^_^)
・タンドリーチキン
印度料理にしては珍しい熱々の仕上げ。しっかり焼いてありますが固くはありません。
ヨーグルトの作用なのか表面がしっとりしていて肉に弾力があります。ジューシーで旨いチキンでした(^_^)
・ナン
ムチムチした弾力のあるナン。これは非常に私好みのタイプです(^_^)
粉っぽさがなく甘みも少し感じます。これだけでパクパク食べられそう。
密度が高いので見た目よりもずっしりとお腹にたまります(^_^;)
ヨーグルト
サラサラ部分と固まった部分が混在したナチュラルなヨーグルト。
これはもしかしたら自家製でしょうか。酸味が何とも鮮烈です(^_^)
ちなみにラッシーは普通のヨーグルトドリンクといった感じでした。
料理用とドリンク用でヨーグルトを使い分けているっぽいですね。
立て続けにランチ利用しましたが、ここの料理は本当に素晴らしいです(^_^)
ダルバートは☆3.8位ですがバターチキンを取り入れたBランチは☆4.2です。
どの料理も一定以上のレベルで旨いですがバターチキンは頭ひとつ抜けています。
他にも美味しそうなものが色々あったので、ここは再訪を重ねて深堀したいですね。
ご馳走さまでした。
【NEW】ディナーのダルバート(ネパール版『定食』)
【NEW】バターチキン
【NEW】ラムビリヤニ
【NEW】マライティッカ
【NEW】モモ
【NEW】ツォエラ
【NEW】グサウテ・ラ・カレズコブトゥワ
【NEW】本日のおつまみ
【NEW】トマトのアツァール
【NEW】玉ねぎのアチャール
【NEW】ラッサム
【NEW】ナン
【NEW】お通しのパパド
ダルバート(ネパールセット)
タルカリUP
アチャールUP
ライスUP
モモ
モモUP
Bランチ※バターチキンは150円プラス
マトンカレー(左)とバターチキン(右)
タンドリーチキン
ヨーグルト
ナン
ラッシー
メニュー2014.8
ランチメニュー2014.8
2014/12/07 更新
【2023年2月 再訪】
かなり久しぶりのサンサール。前回レビューを確認するとなんと2014年11月以来だったんですね(^_^;)
インド・ネパール料理店は多々ありますが、ここはインド料理も出すガチのネパール料理屋です。
訪問は日曜の18時ちょっと前。先客は無く私一人…かと思ったらその後結構客が入ってきました。
この店のインド料理もかなり好きですが久々の今回はやっぱりネパール料理、それも基本のダルバートにします(^_^)
酒も軽めに飲みたいので肴的にモモも追加。合わせる酒はネパールの酒とかじゃなくベタにハイボール(480円)です。
・お通し ※無料
胡椒がしっかり効いててピリッと辛いパパドゥ。スナック的な感じでシンプルですがこれも立派に酒の肴です(^_^)
・モモ 750円
肉はメニュー表記だとチキンとマトンを使用。マトンだけでも私は大丈夫ですがチキンが入ると風味は穏やか。
プルプルの皮を食いちぎると中の餡にはやや強めのムチッとした弾力があります。そしてたっぷりの肉汁^m^
これが1人前6個で750円は中々にお得です。ボリューム感と価格設定のバランスに優れた逸品ですね。
・ミニダルバート 1450円
タルカリ・アチャール2種・サグ・ダル・ライスのダルバート。ミニといいつつ結構なボリュームがあります。
個々のスパイスは優し目で辛さはほぼありませんが旨味と香りはしっかり。これは発酵が関係してる気がします。
単品でも旨いですが全部混ぜ合わせて米と一緒に頂くと旨さが更に膨らみます。野菜の持ち味も増す感じ(^_^)
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【最後に】
こちらはネパール料理をあまり知らなかった黎明期にプルジャダイニングとともに衝撃を受けた一軒です(^_^)
今回10年近くぶりに頂きましたが当時の感動は間違いではなかったことを再確認しました。やっぱり旨い!
本日のお勘定は〆て2680円。ご馳走様でした。