4回
2022/03 訪問
ホルモン料理と豊富な焼酎はやはり随一
【2022年3月 再訪】
関西から知り合いが上京。都内で行ってみたいお店を聞いたら場所的な関係もあって日南が希望とのこと。
圧倒的な焼酎の品揃えとホルモン料理で昔から人気&有名な同店。私が昔から通っている大好きなお店です(^_^)
昔は骨髄焼とかブレイン刺しといったアングラメニューもありましたが、今はやや大人し目。
これまでも思い入れもあって評価は満点としていますが、その辺はご勘案ください(^_^;)
同じく関西出身のもう1人を誘って、とある平日の夜に3名で訪問しました。人気店につき事前予約です。
お店に通じる細い路地は裏寂れてなんとも怪しいです。建物は渋い洋館風で入口引き戸には毛筆で日南の文字。
店内は焼き場に面したカウンター数席とテーブル数卓。2階もあってそちらは個室風の空間になっています。
年季の入ったお店特有のオーラを放ちまくりで、壁や天井やトイレ等の至る所に常連のメッセージが描かれています。
カウンター内にびっしり並ぶ焼酎の一升瓶を含めてなんとも圧巻の風景です。この雰囲気だけで酔えそう(^_^)
メニューは牛ハラミ・タン・レバー等を使った串焼きや炒め物や煮込みに一品料理も結構豊富に揃います。
ハンバーグやオムレツといった洋食系に珍味や韓国料理までイイ感じになんでもアリなのが特徴でしょうか。
注文はこの店をよく知る私に一任されたので、名物料理は抑えつつボリュームも考慮して目一杯注文。
日南で飲む酒といえばやはり焼酎です。かなり呑みまくったので何を頼んだか忘れてしまいました(^_^;)
お通しにポン酢味の蒸し豚(ナンコツ)?出てきましたが、コレが既に旨くていきなり呑みがスパークしました。
・牛ハラミ串 900円×3串
・牛レバ串焼 700円×3串
・牛タンスジ串焼 ※サービス×3串
日南といえばコレ!という大名物がこの牛ハラミ串です。ステーキみたいになっていてポテサラ付き(^_^)
ハラミが市民権を得る遥か前からこの店ではメインの扱いでした。そこら辺のお店とは年季が違います。
肉の旨味が濃くてジュワッと肉汁が溢れてきます。肉質の良さに加えて火入れも完璧。やっぱウメーよ(T_T)
毎度コレばっか食ってますが今回はレバーも頂いてみました。アリャ⁉︎こっちも物凄く旨いんですけど!
臭み皆無で艶やかな張りがあります。カットが大ぶりなので噛み潰す時の弾力が堪りませんね〜^m^
メニューに無い牛タンスジがサービスで出てきました。量を取れる部位じゃ無いのでコレは嬉しい‼︎
筋と脂身の多い部位で食感的には焼き鳥のボンジリに似てますが味わいは牛系統。実に乙な味わいです。
・サラダ ※値段失念
トマト・スライスオニオン・クレソンのサラダ。野菜の組み合わせと旨味を含んだドレッシングが秀逸。
口直し的に頼んだ品だったんですが、これ自体で酒が飲めてしまいますね(^_^;)
・牛ハツユッケ 1000円
数量限定品。細長くカットした牛ハツに甘口の醤油ダレと卵の黄身をたっぷり絡めて頂きます。
脂がなくてあっさりした生のハツにこのコッテリ味付けがよく合います。焼くより断然こっちが好み^m^
・レバーパテ ※サービス
洋食系メニューにも定評がある同店ですが、サラッとこんなお洒落な一品が出てきました(^_^)
ワイン向けっぽい(実際合う)ですが、焼酎とも素晴らしいマリアージュです。よく分かってるよな〜
・牛ナンコツハンバーグ2個 800円
3人なので3個に調整(値段不明)してもらいました。こういう融通を利かせてくれるのも嬉しいですね。
粗挽きでしっかりした歯触りの牛肉にプチプチしたナンコツ。そこに超濃厚なデミグラスソース^m^
食感と味わいががっちりハマった名作です。そこらの洋食屋より断然旨い!
・松阪豚生ベーコン 1000円
・生ハム 1000円
提供時点で1人づつ別皿に分けてくれる配慮。クレソンとプチトマトもちゃんとそれぞれに添えられています。
牛ホルモンが名物の同店ですが実はこのベーコンと生ハムも昔から提供し続けている人気メニューです(^_^)
透き通るような透明感が普通のベーコンとは全くの別物です。しっとり食感で脂身もサラリと蕩けます。
生ハムの方も舌触りがしっとりしていて旨味の塊。日南は豚肉系もホルモン料理に負けない旨さです。
・プレーンオムレツ 700円
焼き色の美しいふんわり仕上がりのオムレツをポン酢で頂きます。こういうヒネリが居酒屋って感じ(^_^)
ハンバーグなんかもそうですがこのオムレツも完成度が高いです。日南は洋食メニューもオススメ。
・もろみとうふ 800円
発酵系のほのかな甘みと香りがありますがキツさはなく丸いです。質感はウォッシュチーズのよう。
ペーストみたいになっているので箸で突き崩して舐めるようにして頂くんですが、コレが最高に旨いです(T_T)
発酵系珍味ですが味わいは相当上品です。旨味の深さと優しい甘い香り。コレだけで酒が何杯でも呑めてまう。
・牛煮込み 1000円
関東の煮込みは味噌味が多いですがこれはホルモン自体の旨味に塩を加えたシンプルな煮込みです。
小鍋仕立てでネギどっさり。ホルモンにしっかり脂がついているのであっさり仕立てでも食べ応えがあります。
・牛すじナンコツカレー 1000円
・牛テールスープおじや 1000円
毎回〆はカレーにするかおじやにするか悩むんですが、今回は3人いるので両方頼みました^m^
カレーにはナンコツ以外にタンやハラミも入っていています。なので実態はメッチャ濃厚なビーフカレー。
欧風カレーの店でも中々ここまで濃厚な味わいにならないと思います。味も香りも格別ですね。
おじやの汁はコラーゲンたっぷりテールスープです。ニンニクもガッツリでインパクト絶大な味わい。
〆で頼んだはずなのにこの濃厚な味わいで思わず酒に手が伸びてしまいます。ぬぅう旨いぜ^m^
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【最後に】
やや久々だったことと同行者のウケが良かったことからめちゃめちゃ沢山飲み食いしてしまいました(^_^;)
牛ホルモン料理だけじゃなく洋食や珍味系もハイレベルです。雰囲気とサービスも申し分なし。やはり名店ですね。
3人のうち1人は飲んでいないのでお勘定は飲んだ2人が多めに払っていますが、単純割りだと1人1万円弱でした。
ご馳走様でした。
牛ハラミ串
牛ハラミ串
牛ハラミ串
牛ハラミ串
牛レバ串焼
牛レバ串焼
牛タンスジ串焼
サラダ
牛ハツユッケ
レバーパテ
牛ナンコツハンバーグ
松坂豚生ベーコンと生ハム(取り分け後)
プレーンオムレツ
プレーンオムレツ断面
オムレツ用ポン酢
もろみとうふ
牛煮込み
牛テールスープおじや
牛すじナンコツカレー
お通し
白菜キムチ
芋焼酎♪
芋焼酎♪
芋焼酎♪
芋焼酎♪
芋焼酎♪
店内の様子(1階)
店内の様子(1階)
カウンターの様子
2022/04/10 更新
2021/02 訪問
コロナ禍に対応して昼からの通し営業に!
【2021年2月 再訪】
こってり濃厚なデミグラスソースが食いたくて、久しぶりに五反田のグリルエフに来ました。
でも、メディアで紹介されたのか店頭に結構な人数の行列が出来てます。残念ながら今回は断念(T_T)
で、すぐそばの日南を見るとなんと昼営業しているじゃないですか!気持ちを切り替えすかさず入店です。
この店のイメージは圧倒的に夜だったんですが、まさか昼から利用できるとは思いませんでした(^_^;)
店内の様子はいつもの通り。でも外が明るい時間だと思うとなんとも不思議な感覚です。
緊急事態宣言を受けて昼営業を開始、夜は20時閉店。そのかわり昼からの通し営業になってます。
※緊急事態宣言明けの昼営業は14時までになるそうです。2021.3.19追記
ランチメニューもありますが夜のメニューも昼から注文できます。そしてもちろん酒も可^m^
というわけ?で八幡(芋焼酎・800円)とちょこっと料理を注文。もちろんハラミ串はマストです!
・お通し
プチトマトのおでん?みたいなヤツが出てきました。トマトの酸味って和風出汁と案外合います(^_^)
味の良さに加え見た目のオシャレさも好ポイント。こういうのがサッと出てくるあたり流石です。
・もやしナムル ハーフ ※値段不明・1人前は500円
出汁と胡麻に程よくニンニクも効いた味付け。焼肉屋のナムルとは一味違う居酒屋アレンジのナムル(^_^)
味付けも秀逸ですがもやし自体が結構いいやつだと思います。甘みとシャキシャキ触感が秀逸。
・塩らっきょハーフ ※値段不明・1人前は600円
ピクルス液に使ったヤツじゃない硬派ならっきょ。これまたシャキシャキで添えてある削り節がいい仕事してます。
素材勝負の逸品ですがちょこっと加えたアレンジがなんともオツです(^_^)
・ハラミ串 900円
ハラミ自体の肉質の良さに炭火で炙った香ばしさが加わったこの一品は日南を代表する大名物の一つ。
表面の焼きがちょい強めでカリッとしてます。で、中はめさめさジューシー。ぬうぅ、やっぱり旨い(T_T)
訪問の度に必ず頼んでますが、やっぱり最高の逸品です。
・カレーハーフ&ハーフ 900円
こちらはランチメニューからのチョイス。呑み終わった頃合いで登場。相変わらずちゃんと見てるな〜(^_^)
牛すじなんこつカレーはこれまでもあった定番料理ですが、バターチキンカレーはお初。で、どっちもかなり旨い!
牛すじなんこつカレーはデミグラスソースっぽい濃厚な味わい。そこらの洋食屋では太刀打ちできないクオリティ。
ところどころでプチプチした触感が加わるアクセントも最高です。このカレーを昼食えるとか超贅沢^m^
バターチキンも負けず劣らすのこってり系。チキンの旨味とバターの風味が濃厚です。これは甲乙つけがたい旨さ。
最近流行りのスパイスカレーとは真逆の洋食屋系こってりカレー。この盛り合わせ超オススメです!
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【最後に】
いや~まさか日南が昼からの通し営業になってるとは思いませんでした。たまたまの発見ですがラッキーです(^_^)
これは出の料理の旨さを再確認できただけでなく、新たに手掛けたランチも相当お得で旨いことがわかりました。
コロナ禍の現在にあっては昼からの通し営業ってのもポイント高いです。これはまた来なければいけませんネ^m^
本日のお勘定は〆て3500円。ご馳走様でした。
※この店は私的な思い入れが強いので常に満点です
ハラミ串
ハラミ串UP
カレーハーフ&ハーフ
牛すじなんこつカレー
牛すじなんこつカレーUP
バターチキンカレー
バターチキンカレーUP
島らっきょハーフ
もやしナムルハーフ
お通し
福神漬け
芋焼酎♪
ランチメニュー2021.2
ランチメニュー2021.2
メニュー2021.2
メニュー2021.2
カウンターの様子
2021/03/19 更新
2013/10 訪問
アングラ感と洗練が同居する、大人のための居酒屋
【2013年11月 再訪】
この日は男女5人での利用です。日南は1人でフラッと立ち寄ることが多いので、数名で利用するのはかなり久しぶりです。
団体だと大体は2階に通されます。二階も酒あり落書きありと雰囲気満点です。上品と下世話が良い感じに調和しています(^_^)
お酒は焼酎をボトルでもらって各自ロックや水割りで飲むことにしました。肴は皆が気になった食べたいものを適当にどんどん頼みます。
注文は以下の通りです。
野菜系からもやしのナムルとキムチです。
ここのナムルは素材も良いのでしょうがシャキッとした歯触りが最高です。この後は肉メニューが多くなるので出足にお勧めです。
キムチも甘味噌っぽいコクがあって旨いのですが、乳酸菌の利いた酸っぱ味のあるタイプが好きな人だとこれは駄目だと思います。
まあ、この辺りは好みですね。私はここの味に慣らされているので大好きなんですが(^_^;)
珍味系からはもろみ豆腐とこのわたとフォアグラの味噌漬けをいってみました。
もろみ豆腐やこのわたは昔からあったメニューですがフォアグラまであったのは知りませんでした。
高級食材も味噌漬けになるとあっという間に乙な珍味に大変身です。ちなみにこの三品だともろみ豆腐が味わい的にも値段的にもオススメかな。
日南は焼酎がメインですが日本酒も充実しています。ここらの肴は日本酒の方が多分合うと思います。
串はハラミ串とナンコツ串。ハラミ串はもちろん人数分です。
ナンコツ串は挽肉とプチプチの軟骨の食感が気持ちの良いオツな一品です。対するハラミ串は肉汁ヒタヒタで重厚な味わい。
ここのハラミ串はやっぱり旨いです。何回食べても旨いよなあ(T_T)
無菌豚メニューもいってみます。ここの生ハムと生ベーコンが何気に串メニューと同じくらい好きです^m^
この無菌豚はしっとり・・・というかねっとりした生肉のような滑らかさがあります。この熟成具合は素晴らしいですね。
フレンチやイタリアンの生ハムやベーコンよりも日本人向けの味わいだと思います。塩気も控えめだし体にも良さげです。
日替わりメニューから馬モツ煮を注文です。トマトとハーブで煮込まれたちょっと意表を突く一品でした。
これはイタリアンとかでありそうな感じですね。馬のモツをこんなにおいしく食べさせる技術には脱帽です。
何気にここの洋食系メニューはどれもまちがいがないです^m^
定番中の定番、ナンコツハンバーグも注文です。これも昔から食べ慣れた味。
このデミグラスソースはそこらの洋食屋では歯が立たないほどの旨さです。
〆にミニサイズのテールスープおじやとナンコツカレーをダブルで食べてました。
ちなみにテールスープおじやは昔よりも玉ねぎとにんにくの風味が強くなった気がします。
これはこれで美味しいですが、テールの味が前面に出ていた頃の方が個人的には好みです。
ただし、更に酒を飲みたくなってしまう味だったのが困りものでしたが(^_^;)
今日もよく呑んで食べました。楽しい時間はあっという間ですね。本日のお勘定は1人約6700円です。
支払額は高額になりましたが満足です。たぶんまた来てしまいます(T_T)
ご馳走様でした。
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【2013年10月 再訪】
この店は個人的な思い入れもあって贔屓にしています。五反田の近くで仕事があったので、その足で約一年ぶりに訪問しました。
ほぼ開店時間同時だったので、予約なしですがカウンター席に滑り込みできました^m^
この店でハラミ串は外せません。早い時間なので品切れもまだありませんね。数量限定のレバーステーキも頂きましょう^m^
ドリンクは六台目百合をロックで頂きます。久しぶりですが、昔何回も繰り返した注文の仕方です。
六台目百合のロックにはチェイサーもちゃんと付いてきます。お通しはレバーペーストです。
レバーペーストにかかっているのはじゃがいものピュレでしょうか。いつも思うのですが、この店のお通しは超旨いです。
一口で食べてしまいましたが、何とも名残惜しいです。このペーストは是非レギュラーメニューになってほしいなあ(^_^;)
お通しを一気に食べてしまったことをいじいじ後悔しているうちにレバーステーキがきました。
予め一口サイズに切られてたレバーにガーリクチップが添えられています。いかにも旨そうです。この店は料理の見せ方が上手いですね。
レバーには完全に火が入っていてちょっとフワ(肺)みたいにふかふかした食感です。
ここまで焼き切ったレバーは大抵バサついて旨くないのですが、ここのはそんなことはありません。相当上質なレバーを使っているのでしょう。
レバ刺しがあったころが懐かしいです(T_T)
続けてお楽しみのハラミ串。ここの看板メニューです。いつ見てもこのハラミ串は美しいですね。
ミディアムレアで肉汁がヒッタヒタ。噛み締めるとじゅわっとうま味が口中に広がります。もう何回も食べてますが、やっぱり最高です^m^
付け合わせのポテサラも単品でどっさり頂きたいほどのクオリティです。いやー、良いですなあ。
ホルモン系が続いたので違うものも摘まみたくなりました。悩みつつも自家製もやしナムルを追加です。
実際に来たナムルはほうれん草のナムルと相盛りです。もやしは普通よりも随分細長いです。
このもやしは凄いしゃきしゃきしていて甘味があります。これはかなり旨い。肉やホルモンの合間に食べるのに良いですね^m^
〆はなんこつカレーにします。あれ?昔はホルモンカレーって名前だったような・・・。記憶違いですかね。まあいいか(^_^;)
このカレーはカテゴリーとしては欧風カレーでしょうか。とろみが強めでスパイス感は控えめ。そしてめちゃめちゃうま味濃厚です。
私はカレーを相当食べ歩いていますが、ここのカレーは専門店が裸足で逃げ出すレベルです^m^
なんこつは細かくて小さいのでほとんど感じません。その代わり歯ごたえのある細切りの肉(ハツ?)がゴロゴロ入ってます。
量が少なめで何とも悲しいのですが、〆にはこのくらいがいいのかもしれません。でも、一度は腹いっぱい食べてみたいです(T_T)
ちなみに〆にはテールスープおじやもオススメです。こっちもめちゃ旨です^m^
久しぶりでしたが、相変わらずレベルは高いです。雰囲気も良いし料理も旨い。お店の人も感じが良いです(^^)
私は小一時間程の滞在ですが、その間に予約客がどんどん入ってきました。人気は健在のようですがそれも納得ですね
本日のお勘定は〆て4700円です。うーん、やっぱりちょいと高いかなあ。でも凄く旨いし居心地も良くて大好きなんです(T_T)
また来ますね。ご馳走様でした。
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ここは思い出や思い入れも含めて、私のとっておきの店です^m^
私の食べ歩きは、今から15年ほど前にこの店と出会ったことがきっかけです。
正当な評価はもやは不可能ですが、ご容赦ください(^_^;)
この店は牛ホルモン類を食材のメインに据えた居酒屋のパイオニアです。
一昔、ホルモンといえば、癖があって臭くて何だか食感もいまいちで安いだけが取り柄のさえない食べ物でした。正直私は嫌いだったのです。でも、「ちゃんとしたホルモンはこんなに美味しい」と初めてこの店で知ったのです。
以来、モツの類を食べ歩くまでになった私は、ハンドルネームの「ハラミ串」もこのお店の名物料理から頂いています。
単純なモツ焼きのお店は昔からいっぱいありましたが、モツを使った「料理」というのはちょっと見かけない代物でした。
極上の素材を使っているのが分かる串焼きも相当なレベルですが、レギュラーメニューの軟骨ハンバーグや牛タンのシチュー、ホルモン炒め、テールスープ等は、初めて食べた15年前から今に至るまで輝きを全く失わないクオリティの高い一品です。
今はもうなくなりましたが、牛レバ刺しや牛タン刺しといった生物の旨さを覚えたのもこの店が最初です。
加えて焼酎の品ぞろえも特筆ものです。カウンター内の壁面にズラッと並んでいる様は圧巻です。
これだけあると、よほど焼酎通の人でないと選びきれません。こういうときは、お店の人に自分の好みや予算を伝えて選んでもらったり、注文した料理に合いそうな焼酎をお勧めしてもらうと良いです。お店は薄暗くてめちゃくちゃ怪しい感じですが、店員の方々は皆とても親切ですし、かつ親身になってくれます。
そして、〆のテールスープおじや。大蒜が強烈に利いたマスト注文の品です。これがあるから、このお店では最後の最後までお腹いっぱいにできません。
名前からして旨そうなこの一品ですが、本当にヤバいです。テールからにじみ出た旨みと大蒜のインパクトがもうたまりません^m^
・・・ただし、ホルモンカレーもヤバい代物なので、5回に4回がおじやで、1回がカレーにしています。
先代のマスターは大変世話好きの人で、ラストオーダーがはけた後、ド素人の私の横にどっしり腰かけ、グラス片手にあれこれ教えてくれました(^_^;)
終始言われたのは、「お兄ちゃん、自分の好きな焼酎は自分で見つけなよ」です。その後、百合(現在は六台目百合)・櫻井・さつま寿・不二才・三岳といったマイフェバリット焼酎を見つけることが出来たのは、ひとえに先代のマスターのおかげです。自身の好みを深堀できた貴重な体験でした。
今回は超久しぶり(10年近く!?)に訪れました。カウンターに並ぶ大皿料理がなくなっていましたし、そもそも代替わりしていました。でも、名物料理やお客さんに気を配るママは健在でした。苦い思い出のある裏メニューの「焼酎の赤ワイン割」もまだあるとのこと。
・・・これは、また近いうちに来ないといけないよなぁ(^^)
【NEW】ハラミ串
【NEW】ナンコツ串
【NEW】無菌豚の生ベーコン
【NEW】無菌豚の生ハム
【NEW】フォアグラの味噌漬け
【NEW】ナンコツハンバーグ
【NEW】馬モツ煮
【NEW】もろみ豆腐
【NEW】このわた
【NEW】ナムル
【NEW】キムチ
【NEW】テールスープおじや・ミニ
【NEW】ナンコツハンバーグ・ミニ
【NEW】お通し:ズワイガニとマッシュポテト
ナムル
ハラミ串
ハラミ串
牛レバー串
レバーステーキUP
レバーステーキ
軟骨ハンバーグ(ハーフ)
軟骨ハンバーグ(ハーフ)とバケット
テールスープおじや
テールスープおじやとキムチ
なんこつカレーUP
なんこつカレー
お通し(冷やしトマト)
お通し(レバーペースト)
六台目百合ロックとチェイサー♪
2階の酒棚
2階の酒棚
天井の書き込み(2階)
卓上の調味料
飾り物
外観1(日中)
外観2(日中)
外観1(夜)
外観2(夜)
看板
2014/11/23 更新
【2022年6月 再訪】
大阪から友人が仕事で上京。かねてより私が素晴らしさを説き続けていた日南にエスコートします(^_^)
大体いつも頼む料理に日替わりのおすすめ品を絡めつつ適当に注文。今回はチキン南蛮も頼んでみました。
店名が日南(宮崎県)なので、ご当地名物のチキン南蛮が今までなかったことの方が不思議なくらいです。
酒は最初ビールからスタート。すぐに芋焼酎に切り替えます。酒は値段が書いてないので店員に都度確認。
うっかりプレミアム焼酎とかを知らずに頼んでしまうと支払額は一気にヒートアップするので要注意です(^_^;)
今回はキンミヤ焼酎をワインで割ったワイン割(赤・白共に550円)も頼みました。実に20年ぶりです。
乙種焼酎にワインの味わいと香りが加わってグッと飲みやすくなりますが、酒を酒で割っているのでめっちゃ酔います。
飲みやすさからクイクイ吞んでしまって派手に潰れた古い記憶が久しぶりによみがえりました。これ危ないです(^_^;)
・もろみ豆腐 800円
もろみで一年熟成させたチーズみたいな豆腐。もろみってちょっと癖があったりしますがこれは実にまろやか(^_^)
ちょこっとした量でもしっかり味と香りが楽しめる、まさに酒の肴って感じの料理。毎度頼む私的な定番です。
・牛ハラミ串焼 900円
・牛レバ串焼 700円
串焼きから2品をチョイス。どちらも数量限定品ですが、牛ハラミ串焼は今まで注文を欠かしたことがありません。
ハラミは表面がカリッと香ばしく焼き上げられています。中はミディアムレア。肉の旨味が活性化しまくり^m^
レバーも表面がカリカリですが中はしっとり。直の炭火で丁寧に炙ったレバーって食感が普通の焼肉と全然別物です。
・牛ナンコツハンバーグ 800円
軟骨にタンやハラミもはいったスーパー贅沢なハンバーグ。デミグラスソースに至るまで旨味が凝縮^m^
赤身系の肉を多用しているのか歯触りはムチムチと強め。肉の味が濃くてそこに軟骨のプチプチが絡んできます。
先代のマスターが「そこらの洋食屋より旨い」と豪語しただけある本格洋食路線のハンバーグ。旨いです!
・チキン南蛮 850円
こちらは今回初めて注文しました。今までなかったような? まあ、日南は宮崎だしこれもアリ。
この店の味付けは全体にチョイ濃い目なんですがこれはちょっと甘口。イイ感じにジャンクです(^_^)
これは酒にも合いますがご飯と合わせたらさらに真価を発揮したと思われます。
・牛テールおじや 1000円
・牛すじナンコツカレー 1000円
1人だと毎回どちらで〆るか悩むおじやとカレー。でもなんということでしょう。2人ならダブル〆が可能です^m^
牛テール出汁に玉ねぎ(多分)の甘味やニンニクの風味ががっつり効いた、超ジャンクな味わいのおじや。
そして牛肉の旨味が溶け出しまくった濃厚なカレー。どちらも旨味が溢れまくって最高に旨いです!
下手するとこの〆でさらに酒が飲めてしまうんですが、さすがにそれは自粛。大人しく〆ました(^_^;)
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【最後に】
焼酎の品揃えが素晴らしく、料理もマニアックなものやB級感あふれる遊び心のあるものまで色々(^_^)
隠れ家のような年季の入った建物も味わい深く、これぞ正に居酒屋といった感じ。ここに来ると毎回心が華やぎます。
本日のお勘定は1人約8500円。ご馳走様でした。