2回
2020/02 訪問
【黒漆】すべてが超一流!おもてなしフレンチで至福の時間を約束
**短評**
京都の祇園にこれほどのフレンチレストランがあるなんて!素晴らしいおもてなしに感動連発。
一流のシェフによる四季折々の特別な料理、ソムリエが厳選するワインや日本酒でマリアージュ。
店名になっている【呂色=黒漆】、まさに違いが分かる大人たちのために用意された至極の空間だ。
まさに非日常感と至福、スタッフ一丸でつくるおもてなしの時間に心が満たされる。超絶でした。
<ざっくりまとめ>
おすすめポイントを以下にまとめます!
メニューなどは投稿画像も参考にして下さい。
☑ 毎日ランチ&ディナー各1部のみ!オーナーシェフ小霜氏による絶品フレンチコース13品
☑ 食材や調理法にこだわり抜き、皿の上で表現される料理の枠を超えた作品
☑ シニアソムリエ佐橋氏のワインセレクトがすごい!大人の愉しみを与えてくれるマリアージュ
☑ 黒漆のシック&モダンな至極の空間、食器やグラスにまで想いやストーリーが宿る
☑ 東京の星付きレストランなどと比較しても、断然のコスパ◎と自信を持って薦めたい
<メニューセレクション>
「ディナーコース(20,000円)」シェフおまかせコース、苦手な食材があれば事前申告
「マリアージュ(1杯1,000円~×杯数)」
【お品書き × 合わせたワイン or 日本酒】料理とドリンクのメモを参考までに記載します!
※一部誤認可能性あり!メモと記憶の限りにつきご容赦下さい
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■キャビア チョウザメ × ①Dom Perignon Vintage 2008
不純物を取り除いた塩分の少ないキャビア、昆布締め&レモンでアクセント
■本モロコ × ②丹 -ni- アルコール度数が低い希少な日本酒(山廃)
フキノトウと金柑のソースと共にいただく
■蛤 × ②丹 -ni-
くさみが一切なく肉厚な甘栗を透明なトマトジュースを使ったジュレで。
北欧シェフ御用達のオイスターリーフはその名の通り口に運ぶとふんわり生牡蠣風味。不思議!
■新玉葱 × ②丹 -ni-
上澄みからすくい上げていき濃厚な玉葱の味わいから、トリュフが現われ風味が変化
■寒鰤 × ③a-iuto! 北イタリアのアンバー(オレンジ)ワイン
美しすぎる鰤大根、大根をパウダー状にしたシャーベットを添えて
■ビゼリ × ④Pirouettes アルザスワイン
薄皮を剥ぐ繊細な手仕事、さやでダシをとり仕上げたえんどう豆のリゾット
パウダーにまですべてえんどう豆から。与謝野のお米を厳選、自然な甘みが引き立つ
★スペシャルカクテル※コース内に含まれるドリンク
りんごジュース、酒粕のムース、アーモンドリキュールなどを使用した大人のスイーツドリンク
■ジャルダン ブラン
カブ、山芋、カリフラワーのピクルスにポワロー葱、チーズを削ってふんわりと
■ハタ 白子 × ⑤Nicolas Joly ロワール20年の熟成ワイン
旬魚のハタで白子をくるんでいただく
■七谷鴨 × ⑥Marcelle de Changey 鴨にはピノノワール、1996年モノ
この日の厳選食材!圧倒的なやわらかさとふくよかな肉質の鴨
■但馬牛 × ⑦Domain La Gange 南仏ラングドッグ
この日の厳選食材!火入れ最高の極上肉、甘みの強い金時人参を添えて、ソースが格別
■本日の結び × ⑧DARUMA 五年古酒
キャラメリゼした金目鯛とひとくちご飯に卵黄の塩漬けをふりかけた彩りあるひと皿
■ブランマンジェ
大葉のグラニテでお口直し
■ショコラ × ⑨Domaine Saint Jean d'Aramon デザートワイン
とにかく繊細、丁寧に作られた焼きチョコは濃厚でビター&スイート
・苺
アスカルビーを使用したフレッシュないちごのアイスクリーム
・小菓子
表面がサクッとした上品な甘さのフィナンシェ、エルダーフラワーの紅茶
あっという間の2時間半、感動連発のプレゼンテーションだった。
心もお腹もたっぷりと満たされ、もはや何も言うことはない至福の時間を過ごさせて頂いた。
<予算目安/CP評>
@20,000円~
<混雑予測>
★★★★☆(完全予約制でランチ&ディナー各1回転のみにつき)
予約困難になりつつあると思うが、知る人ぞ知る隠れ家なので今ならまだ間に合うかも!?
<〆のひとこと/備考(ひとことコメント、店舗メモ、サービス評など)>
気さくで笑顔が素敵な小霜シェフ。その人柄やスタッフの皆さんが呂色の最大の魅力だと思う。
本来評点を付けること自体が恐縮なのだが、マイベストレストランTOP5とさせて頂いた。
そして来る2020年5月、ついに東京銀座に姉妹店がOPENするとのこと。これは大注目だ!
Julien Thurel Cidre
Dom Perignon Vintage 2008
キャビア チョウザメ
本モロコ
丹 -ni-
蛤
新玉葱
a-iuto!
寒鰤
ビゼリ
Pirouettes
スペシャルカクテル
ジャルダン・ブラン
本日の厳選食材:ハモ
Nicolas Joly
ハタ 白子
本日の厳選食材:七谷鴨
Marcelle de Changey
七谷鴨
但馬牛
最高の状態の火入れ
Domain La Gange
DARUMA 五年古酒
本日の結び
ブラマンジェ
ショコラ
Domaine Saint Jean d'Aramon
苺
小菓子
2020/03/10 更新
**ここへ行け!**
名店揃いの京都祇園の中でもイチオシ!奥へと一本に伸びるカウンター席で過ごす優雅なひと時。
料理・空間・サービスが織り成す非日常感。スタッフが一丸となって取り組む一流のおもてなし。
事前にテーマを打ち出して食べる者を楽しませるシェフ渾身のコースはひと口ごとに感動がある。
ワインや日本酒とのペアリングも秀逸。食の愉しみを追求する大人たちに是非オススメしたい。
<コースメモ>
「Menu Diner(20,000円)」シェフおまかせコース、苦手な食材があれば事前申告
「Wine Paring(5,000円~)」
【温石】与謝野米 ほたるいか
【昇華】フォアグラ トリュフ
【大地と海】キャビア たまご
【芽吹】季節の野菜
【威勢】伊勢海老 カリフラワー
【余韻】海老ロワイヤル
【清々】すだち グラニテ
【生命】但馬牛 大黒しめじ にんにく
【結び】七谷鴨 中華そば 九条葱
【共鳴】苺 フロマージュ・ブラン
【金塊】フィナンシェ ハーブティー
各テーマを五感でイメージさせる皿上のプレゼンテーション。見惚れるほど美しく清廉。
キャビアとたまごの発想、繊細すぎる季節の野菜バスケット、気絶レベルの伊勢海老の旨み、
但馬牛はため息が出るほど絶品。ペアリングのワインや日本酒が料理をさらに引き立てる。
相変わらず絶妙なペースとボリューム感で構成されふるまわれる計算し尽されたコース料理。
気付けばあっという間に2時間。終わって欲しくないという想いと至福の余韻を残して終了。
最後にテーマだけが記載されたメニューに、【答え=料理名】をかぶせるという素敵な演出も!
<〆のひとこと(備考など)>
前回訪問から早1年、緊急事態宣言明けの関西方面への出張に合わせて待ちに待った再訪。
会食目的で利用したが、同行者が気絶レベルと舌を巻くほど。コスパも加味して最高評価!