映画・海猿をDVDレンタルで借りて観ました。
毎回先が読めてしまうストーリーですが感動をしてしまいます。
私は海猿や同じフジTVで放映したコードブルーなどを見て、
これほど仲間や家族や仕事や人間関係を大切に思う事を
映像を通して表現し、それがヒットしたり視聴率が良かったりする事に
嬉しく思います。それは多くの方がそれらに共感するので
その様な結果が出るのだと思うからです。しかし現実は
そうした人を思い、仲間や家族を大切にする人が多いのかと思いきや
実際の社会といえば人間関係や仕事に対して
雑な人が増えたと思います。酷い話では、
親が亡くなっても年金欲しさに死亡を隠して
年金を受取っていた人の話もありました。
そんな海猿で妙な話を聞きました。どうやらもう続編は
少なくともフジTVでは放送されないとか。何やらフジTVの製作関係者の
態度が作者の逆鱗に触れたとかという内容でした。
私は海猿が漫画である事を知りませんでした。それなりに漫画で
人気があったので実写化をされたと思うのですが、
実写化された事で相当の利益が作者にも入ったのでは
ないでしょうか。TV局の製作関係者の態度が悪かった。
作者がいたから実写化が出来たのではないでしょうか?
何故に作者を怒らす様な態度をTV局の関係者
とったのでしょうか?ふとした事でバランスは崩れて
取り返しのつかない事になったり
遺恨が残ったりしてしまうのだと思います。
過日に食べログにUPした私の日記に対する
コメントを頂きました。そこには東北で起きた
東北大震災で生じた福島の原発被害について、
私が書いた内容に対する意見でした。
福島の原発被害は今後も長引く悲しく辛い被害だと思います。
私は日記に『上空からヘリで視察して何が分るのでしょうか?
その行動により原発への対応が遅れて爆発を起こしました。』
と書きました。実際国家の指導者であり最高責任者が
緊急対策本部を離れて専門家でもないのにその必要が
あったのかと私は疑問に思いました。意見では原発を推進してきた
自民党だったらもっと酷い災害になっていたと思うと書かれ、
逆に民主党で菅総理だったからあの程度の災害で
済んだのではないかと書かれていました。
あの程度もこの程度も災害にはないと私は思います。
現実に帰宅出来ない地域があるのですから。また、
その様な意見や考え方を福島の方々へ直接言えるでしょうか?
誰がどうしたからどうなったとか、誰だったらもっと
悪くなったとかの次元ではない話だと私は思います。
いわば物事の着目点が違えば考え方や対応の
バランスが崩れるのだと思います。
過日に美容室をしている知人からある相談を受けました。
それはもう5年以上も前に販売をしたサービス券への対応でした。
今までにも何回か今でも使えるのかとの問い合わせが
あったそうです。しかしそのお店はそのサービス券を
販売したお店から営業権を買って新たに営業をしていたので、
以前の経営者が販売したサービス券は使用出来ないと
説明をしていたそうです。大半は購入をしてから数年経っているし
経営者が変わっているのならしょうがないと納得をしたそうですが、
数名は納得をせずにサービス券には
有効期限が明記されていないとか、
経営者が変わったと聞いていないのでそちらの事情だろと
引かなかったそうです。法律的には分かりませんが、
有効期限を明記していなかったのは以前に販売をした経営者の
落ち度だと思います。また、サービス券の利用状況も確認せずに
その事についての引継ぎをしなかった事は、今の経営者にも
落ち度があると思います。経営を引き継ぎ、以前からの
常連客も引き継いでいるのですから曖昧な進め方が生んだ
以前の経営者による負の遺産だと私は思いました。
率直に言ってどっちもどっちな事案です。聞けば1回1,000円程度の
サービス券だそうで、きちんと明確にしなかった前経営者と、
営業権を金銭で購入したとはいえ、引き継いだ顧客ででも
収益を上げている現経営者、5年以上も前のサービス券で
1,000円程度のサービスを今でも受けたいと思う方。
これは全体のバランスが完全に崩れているのだと思いました。
バランスは何故にどちらかに傾くのか?傾いた結果は
どうなるのか?意見がぶつかり合うのであれば充分に議論をして
最良の結果を出せば良いのですが、そうでなければ
遺恨が残ります。バランスが崩れる、若しくは傾く、
一定ではないのは軸がしっかりしていないからだと私は思います。
前出の美容室の話で唯一軸がしっかりしているのは
5年も前に購入したサービス券をどうしても使いたいという
考え方の方だけだと思います。世間からどう見られようと
お構いなしにサービスを受ける。有効期限が明記されていない券を
販売するのも購入するのも珍しいですが、仮にその様な券を持っていたとして
5年も前の券であったら私は必然的にもう使用は出来ないだろうと
思い使用しません。また、先に述べた様な現在の状況を聞けば
尚更使用しません。聞けば、問い合わせは「これって使えないですよね」から
始るそうです。先に述べた様な説明をすると
「じゃあ、何で有効期限が無いんですか?私は状況を
知らなかった」と言うそうです。どれほど軸がしっかりしているので
しょうか。絶対に使う。この軸は曲がっていません。
使えないですよねと言いながら使うつもりであり、
想定問答も出来ている様に思えます。結構言い合いに近い状況に
なる事もあったそうですが、それでも押し切られて
そのサービス対応をしたそうです。そこまでしてサービスを
受けたいのでしょうか?私はそう思わずにはいられません。
飲食店で店員さんに横柄で偉ぶった態度をしたら
何かゴミでも入れられるのではないかと思う私は、
ごり押しに近い問答をした上にサービスを
受けに行ける方に驚くばかりです。
最初に書いた海猿についても私はこう考えます。
良い作品を放送して儲けたいと思う軸があれば
もめないのではないでしょうか?原発被害が菅元総理が在任中で
民主党政権だったから現状の被害で済んだのではという意見も
被害や被災についての考え方が違い、何故に程度と
決めれるのか?被害や被災はあってはならないけど
生じた場合はどうすべきかという視点に軸を置いていないから
その様な考え方が出来てしまうのではないかと思いました。
バランスは大切です。しかしそのバランスを保つためには
ある意味信念に近い軸が必要で大切だと思います。
軸がしっかりしていればバランスがそう変化する事はありません。
日々いろいろな事が生じて起きます。辛い事も楽しい事も
起きます。私は自分なりの軸を曲げずにいたいと思います。