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【先付】蒸鮑 蓮芋 隠元 花穂
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【小付】みやこ南瓜揚げ出し 赤おろし
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【日本酒】手取川
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【お椀】鱧 松茸 青柚子
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【八寸】毛蟹 巨峰 枝豆 石川小芋 揚銀杏 玉濁黍すり流し
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【強肴】赤茄子焼き浸し 薬味
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【炊合】冬瓜 山科唐辛子 鰻
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【焼物】赤むつ
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【止肴】白芋茎 酢煮凍
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【食事】季節の炊込ご飯(穴子)
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【甘味】抹茶焼菓子 胡麻あいす最中
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広尾駅から広尾商店街を歩き徒歩3分程度でたどり着く
好立地にある割烹の「広尾一会」を紹介します。
霞町すゑとみ出身の渡部純一さんが2008年7月に開いた
店です。ミシュランの一つ星を獲得しています。
店名の由来は多くの方が想像する通りで「一期一会」からです。
名は体を表すと言いますが、本当に名前の通りの一期一会の
素晴らしい体験をする事が出来ました。
飲食店の新規開拓の喜びを感じさせてくれた店です。
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☆ バー・ラ・ユロットとの出会い ☆
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こちらの店を知ったのはよく行く素敵バーのマスターからです。
麻布十番のバー・ラ・ユロットの川瀬バーテンダーの紹介です。
私は自分が大好きな店の店主によくおススメの店を聞きます。
大好きな店が紹介してくれた店は嗜好が一致するからなのか、
これまた大好きになる可能性が結構高いです。
効率のよい新規開拓方法だと思っています。
「お造りの無い1万円割烹」との情報です。
それぞれの皿の素材感を高めるため、あえてお造りを外して
の流れとの事です。考え方には賛同します。
和食の主要顧客はやはり江戸前鮨にも結構行くという仮説に
基づいて考えると、この価格帯で入るお造りで満足いく水準の
ものを提供するのはかなり難しいのではないでしょうか。
お造りは鮨屋に任せる、それはひとつの真っ当な考えです。
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☆ 吉田酒造店との出会い ☆
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清酒は吉田酒造店の「吉田蔵」「手取川」のブランドのみです。
都内で唯一蔵元よりの直送だと聞きました。
ここにも店主と吉田酒造店の一期一会の出会いがありました。
渡部氏が塩を求めていろいろと探していたときに「たまたま」
こちらの蔵元にたどり着いて蔵元に惚れ込んでしまいました。
相思相愛とでもいうのでしょうか。蔵元も都内で唯一直送を
しているようにこちらの店を応援しています。
だから店主は吉田酒造をメインで展開する判断をしました。
もちろん、「吉田蔵」「手取川」のなかにもいろいろな種類が
あるので、品揃えが少なすぎるということはありません。
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☆ 霞町すゑとみとの出会い ☆
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渡部さんは霞町すゑとみで働いていました。
しかも店を立ち上げた一番大変であろう時期です。
末冨さんは料理人として厳しい方で有名です。
私は意地悪な質問を渡部さんにしました。
「霞町すゑとみで働いていて大変じゃなかったですか?」と。
渡部さんはハッキリとこうおっしゃいました。
「末冨氏のもとで働いて食材や調理に対する真摯な姿勢を
学び本当によかったと思っています。感謝しています。」と。
ただ、渡部氏はこうも言いました。
「味は必ずしも末冨氏と一緒ということではありません」と。
末富氏への感謝の気持ちと一国一条の主としての矜持。
私はとても爽やかな風を感じました。
私は1万円前半レベルの所謂「カジュアル割烹」において、
霞町すゑとみは最高水準の店だと思っています。
末富氏の厳しさの先にこの高みがあったということです。
ちなみに、写真に写っているお盆は末富さんから開店当初に
贈られたものだそうです。かなり高価な代物です。
渡部さんは実は末富さんの5歳年上です。第三者の立場から
修行時代の大変さを勝手に妄想することは出来ます。
でも、渡部さんも末富さんも本物の料理人であるという事実が
あればそれだけでいいと私は思っています。
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☆ 一日3組との出会い ☆
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夜は一日で3組に限定しているということです。
実際、当日予約の電話をそれを理由に断っていました。
満席感を演出しているのではありません。
大将と女将のふたりでやっている店ゆえ、満席に客を入れると
満足のいくおもてなしが出来ないという判断のもとです。
渡部さんは「料理を出すのが遅くなって申し訳ございません。」
と何回か私に言いました。私はそれほど待っているという感覚
はありませんでした。少し気にしすぎだなあと思いましたが、
そういう風に気をかけてくださるのは嬉しいことです。
一期一会の精神で客に接してるんだろうなと感じました。
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☆ 真っ当な食材との出会い ☆
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大将は言いました。
「家庭では作ることの出来ない料理をお出ししたい。」と。
ちなみに夜は10,500円のおまかせだけです。
先付の蒸鮑。いきなり驚きました。お造りを無くした必然性を
強く感じる素材感。既にこの時点で確信しました。
こちらの店は「当たり」だと。
鱧のお椀でクライマックスに到達します。
鱧の素材が良質なのは勿論の事、出汁が本当に素晴らしい。
この価格帯の割烹でこのレベル感の椀が出てくるとは。。。
一皿一皿から大将の熱い想いが伝わってきます。
赤ムツの焼物。これもかなりコストかかっている素材感で且つ
絶妙な味付け、焼き加減の逸品です。
こういう魚を味わうと、「やっぱり魚に関しては和食だなー。」と
感じてしまいます。日本酒との相性も最高です。
ご飯は白ご飯と玉子、所謂玉子ご飯と季節の炊き込みご飯が
選ぶことが出来ます。炊き込みご飯は鱧、じゃこ、穴子など。
今の季節は鱧を選ぶ客が多いのかなと勝手に考えていました
が、いろいろのようです。若い客は案外玉子ご飯を選ぶ方が
多いし、年配の方はじゃこを選ぶ方が多いとの事でした。
私は穴子ご飯にしました。江戸前の穴子は適度なふっくら加減
とシッカリとした味わいでとても好ましいものでした。
10,500円というと場合によっては家庭料理の延長線上の料理
を出す店も多いですが、なるほどこちらの店は大将が言った
通りの矜持を持った割烹でした。
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☆ これからの若者との出会い ☆
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私は和食が大好きです。
大学卒業後、関西に住んでいた私は背伸びをして京料理の店
にいろいろ行きました。私は肉よりも魚のほうが好きですが、
やはり魚の調理に関しては和食が一番であると思っています。
この日、他の客は年配の方ばかりでした。
私は若い人に和食に触れて欲しいなあと思います。
敷居が高いというイメージがある和食ですが、こちらの店では
お酒をたくさん飲んでもふたりで3万円で行くことが出来ます。
和食の入門編としてまさに最適な店です。
私は最後に大将にこう言いそうになりました。
「末富さんの店と同じくらい食後感が素晴らしかったです。」と。
それは無粋なのかなと思って言うのは辞めました。
これから何回通ってから言いたいと思います。
「末富さんの店より美味しかったです。」と。
そのときに満を持して満点をつけたいと思います。
広尾には素敵フレンチがたくさんありますが、和食もこれから
が楽しみな店があります。定期的に通うことになりそうです。
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