くうのむわらうさんが投稿した赤坂 詠月(東京/赤坂)の口コミ詳細

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くうのむわらうの痛飲記

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赤坂 詠月赤坂見附、赤坂、溜池山王/日本料理

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.2
  • 昼の点数:-

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク -
1回目

2014/11 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人
  • 昼の点数:-

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

青き炎

2012.03

再訪。写真を追加。

前回の夜の訪問では箸休め的にコロッケが出てきたりして、よくも悪くも試行錯誤している印象があったが、今回は直球勝負に覚悟を決めた印象を受けた。直球でも客を満足させることが出来るとご主人が認識したのでは。私には極めて真っ当な進化に思えた。食材のコスト以外に妥協が無い、それが何より私が赤坂詠月を好きな理由。カウンターでご主人と女将さんと会話しながら食べる時間がとにかく楽しい。出汁を味わうとご主人の和食に対する想いが理解出来る。何もかもが心地いい。料理のボリューム感は客に対する心意気。それを全力で楽しめばいい。

「炎」というと赤色をイメージすると思う。見た目も赤い炎のほうが熱い気がする。でも実は赤い炎よりも青い炎のほうが温度は高い。まさに「青き炎」を持った料理人。和食の初心者でも上級者でも、全ての人におススメする和食店。料理が美味しくて幸せになり、ご主人と女将さんの気持ちが素敵でさらに幸せになる。これからもずっと訪問したい大好きな店。

■■■
※昼は休止中との事。夜のメニューで穴子茶漬けは要相談。

2011.02

夜に再訪。写真を追加。既に昼は予約無しでは入店が難しい人気になっている。昼の予約は11:45~と13:00~の2回で受け付けているとの事。1,200円で食べられる昼食として最高水準の内容だと思う。

夜は8,400円からのおまかせ中心。単品での注文も出来るし食材の希望や酒飲み放題の設定も追加料金で柔軟に対応するとの事なので、酒の希望を含めていろいろと相談してみるといい。

東京和食に慣れた人には弱く感じるかもしれない出汁の味わい。ただ、京料理を知っている人にとっては、この値段帯の和食でこの淡く深い出色の出汁を味わえることに驚きを感じるのではないか。ご主人は京都の複数の店での修行経験がある。原点は京料理。

まだコースの組み立てとして完全に完成しているとは思わなかった。試行錯誤もしている印象だった。それでいても、出汁の魅力とCPの高さは現時点でずば抜けていると感じた。CPにおいては中善までではないにしても、花邑と同等かむしろ上回っている印象。

和牛コロッケが出てきたりと若干遊びを出そうとしていたが、私はむしろ正統派として当たり前のものを当たり前のように出す方向性に進んで欲しいと思った。東京において1万円割烹で真っ当な出汁を味わえるのは貴重な事だから。

昼も夜も素晴らしい。今は昼が注目されているが、むしろオススメはご主人と女将さんの魅力をいっそう味わえる夜のカウンター。この界隈に地縁がある人は今のうちに常連になっておくべき。

非常に使い勝手のいい店なので知っておくと何かと使える。接待でもデートでも仲間との気軽な会食でも。それほど遠くない時期に夜も簡単には予約出来なくなる気がする。

隣のクラブから音が漏れるのは抜群のCPの高さでカバー出来る。この立地であえて店を開いたのは、自分の料理に対する自信があるから。それが自信過剰にならずにとにかく誠実にこちらに向き合ってくる。

やはり夜も素晴らしかった。これからの成長が楽しみ。

2010.12

真っ当な和食店がある雰囲気の場所ではなかった。会員制クラブが目立つ界隈でフロアの奥のほうにひっそりと佇んでいた。一応1階にはランチの内容が掲示してあるが、知らない人がフラっと入る店ではない。

私は所謂1万円割烹が昼に夜とは違う1,000円程度の軽いランチを出すのはあまり好きではない。それにはある種の割りきりが見えてしまうからだ。要はその店の本気を味わえないというか。その考えを根底から覆されてしまう料理に出会ってしまった。

魂がこもった料理。香の物からご飯にいたるまで全てに全力投球でコストの制限の中で最良のものを出そうと努力しているのがはっきりと伝わってくる。一期一会の真剣勝負。ご主人の本気がとにかく心地いい。

私はご主人がどういう経歴の持ち主なのか全然知らない。でも、料理人は経歴よりも何よりも作った料理を見れば分かる。そういう意味で素晴らしい料理人だと思う。女将さんの接客の真面目な雰囲気も佳い。

昼は穴子茶漬けと本日の定食の2択。どちらも1,200円。

穴子茶漬けを選択。穴子利久造り。定期的に変わる炊いたんと小鉢。香の物。薬味。おかわり自由のご飯と出汁茶。ご飯は最初に穴子を刺身として一緒に食べて、ご飯をおかわりして残りの穴子とともに茶漬けにする流れ。

千利休が胡麻を好んだことから胡麻を使う料理を利久と呼ぶことがある。穴子利久造りはその名の通りで穴子を味噌と胡麻で合えたもの。あまり生の穴子は食べる機会がないけど面白い食感で若干甘めの味噌ともよく調和していた。

「出来たばかりなので若干やわらかいかもしれません」と言われて供されたご飯は過不足ない絶妙な炊き上がりだった。しみじみと日本料理っていいなあ、出汁の力ってすごいなあと感じることが出来る料理。それが1,200円を支払うことによって味わえる。

この類の店が1,000円程度のランチを出すのはくろぎとかもそうなんだけど、有料試食というか、店のエッセンスを少しでも客に伝えて夜の集客につなげたいという思惑があると思う。

そう考えると最高のプレゼンテーションなのでは。ランチとして抜群の完成度を誇ってランチで完結しながら、夜も面白いだろうなあと感じさせる料理。夜は8,400円からのおまかせとのことだが、どんな料理が出てくるのか。

こじんまりした店内でこの値段でこのスタイルで続けられるのか分からない。むしろ客が来すぎてくろぎのように完全予約制になったり、構成そのものを変えてしまう可能性だってあると思う。

だけど、私が1,200円の至福を味わったという事実に何の間違いも無い。そしてその至福は何よりこれからの未来を期待させるものだったというのは食べ終わった後に幸せな余韻に包まれていたことで分かる。

夜の再訪が楽しみな店。

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

  • 2012/03夜のおまかせ

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  • 2012/03夜のおまかせ

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  • 夜のおまかせ【14】

  • 夜のおまかせ【15】

  • 風呂吹き大根

  • 穴子利久造り

  • ご飯(おかわり自由)

  • 出汁茶(おかわり自由)

  • 穴子茶漬け

  • 小鉢と香の物

  • 薬味

  • テーブル席

  • 外観

2014/12/25 更新

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