くうのむわらうさんが投稿したウナ カサ デ グビグビ エルヌビチノ(神奈川/桜木町)の口コミ詳細

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ウナ カサ デ グビグビ エルヌビチノ日ノ出町、桜木町、関内/ビアバー、立ち飲み

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2012/11 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

理系の牛魔王

野毛の都橋商店街には素敵な店も多いけれど、独特の雰囲気で一見が入りにくい空気があるのも事実。そんな場所にホッピー仙人と並んで万人におススメできる店がある。もともとホッピー仙人の常連だった方が開いた店。

立ち飲みビアバー。15時から開いていて、そのぶん閉店の時間が早いので注意。スペイン語の意味不明な店名は店主に聞くと意味を教えてくれるらしいけど、聞くのを忘れた。たぶん次も忘れる。通称は「ぬびちの」

漫画『ドラゴンボール』の牛魔王にそっくりな店主は、自身を「ひげアロハと呼んで」と言っていた。店主の人柄の魅力も相まって、店内は排他的な空気が皆無で、一見にも常連にも等しく穏やかで優しい時間が流れる。

酒を文系・理系の括りで強引に分類すると、ビールが文系でワインや日本酒が理系のような気がする。こだわりの方向性で。ビールは最初の一杯で感覚的に楽しむ。ワインは作り手の方向性まで研究する。というような。

巷にあるビアバーの多くも、そういう文系的な思想の延長線上でビールを楽しむのが大前提だったりする。で、実際にビールが好きな人も、ワインや日本酒のマニアほどに強い嗜好性を持っているわけではない場合が多い。

ぬびちのの魅力を一言で表すならば、それは「温度管理の妙」だと思う。それは極めて理系的な。お燗したクラフトビールを飲んだ。同行した友人曰く、缶ビールならぬ燗ビール。寒い日に燗ビールは深く体に染み渡った。

燗ビールの後にきっちりと温度管理されたクラフトビールを飲む至福。日本酒の熱燗と冷やの関係のように、味や香りの広がりの違いが面白い。ビールの種類はそれほど多くは無いが、店主のセレクトで定期的に変わる。

ホッピー仙人ではじめて生ホッピーを飲んだとき、店主のホッピーへの愛が生み出すホッピーの魅力を強く感じた。同じようにuna casa de gb gb El Nubichinomは店主のビールへの思いが感じられるのが嬉しい。

8人程度の客で満席になるであろう店内は狭い。長居するような店ではない。野毛でハシゴするときに必ず候補に入れたい店。否。この店を訪問するために、野毛に行きたい。それくらいの唯一無二の存在感がある。

野毛らしい店でありながら、一見にも優しい。子供の頃、都橋商店街を見て衝撃を受けた。あのときの自分に「20年後はこの界隈で楽しく飲んでるんだよ」って教えてあげたい。笑 また野毛で大好きな店と出会ってしまった。

  • お燗をしたビール

2012/02/16 更新

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