ハイダウェイさんが投稿したお宿　のし湯（熊本/南小国町その他）の口コミ詳細

“水のカーテン”で有名らしい小国町の鍋ヶ滝をあとにし、　再び来た道をちょいと戻り、
楽しみにしていた　黒川温泉　に到着～～ぅヽ(・∀・）ノ

お世話になるお宿、「お宿　のし湯」
20～30軒ある温泉旅館は　どれも魅力的で甲乙つけがたいんだけど、　迷った末にここにしました。
実は、　本当は本命があったんだけど、　そこが予約取れなくてねぇ～( ･ﾉω･)ｺｯﾁｮﾘ
でも　感想としては　ここ「のし湯」で正解だった！(*^∇^)ノ

黒川温泉の中心を流れる田の原川に面してるんだけど、　道路の向こうなんで残念ながら川は見えず。
外観もだけど、中も　田舎の村を再現したような、いい具合にしなびた感じが風情あってヨカッタ。
美しい苔が生すアプローチを左に歩いていくと、　母屋？があります。

やっぱ　農家みたいでしょ。　時代劇に出てきそうな。
ピカピカの旅館よりは　こういうコンセプトの宿の方がテンションが上がる
では、ドキドキを抑えつつ　中に入ってみましょう。

内側から撮ると狭く写っちゃってるけど、　間口の広い玄関。
下駄がいっぱい並んでる。
すぐ右手が　フロント。
小ぢんまりとしてるね。　左手に少しだけ土産物も売ってる。
その向かい側には　年季の入った薪ストーブが。
いいね、　バリバリの和の農家っぽいのに、　ちょっとしたところに洋のテイストが効いている。
フロントの横は　少し高くなった　ロビー？のような役割を果たすスペースになっている。
緑豊かな中庭が見渡せて、　屋内にいながら　森林浴っぽい気分が味わえる。
ここで　チェックイン の手続きをします。
温かい、　梅こぶ茶（だったかな？）と、　滝を散策してきただけに　おしぼりがうれしい。　さっぱりっ
テーブルには　自由に食べられるお菓子が置いてあります。
コンペイトウや　これはレーズンやドライトマト？　ちょっと洒落てるよね

では、　お茶とお菓子をポリポリっとして一息ついたところで、さっそく部屋に案内してもらう。
囲炉裏やコタツ、ウッドテラス＋ブランコ、ロフトなど　個性的で面白い離れ（露天風呂付き）もあって、
本当はそこに泊まりたかったんだけど、　お財布の都合で、一番ベーシックな部屋に・・・
おぉ、　奥に広い。
手前に　こんな不思議な空間があります。
部屋の説明には　『ソファーベッド付』 と書いてあるんで、　この板の間の腰かけみたいなのが、それかな？
特に使い勝手のないスペースなんだけど、　なんとなく部屋が広く感じるやね。
見上げれば、　天井が高くて　立派な梁が見える。
玄関を入ったところと同じで　風情がある。
ゆっくりするのは　その奥の座敷なんだけどね。　こっちは８畳くらいかなぁ～～
テレビや設備もショボいし、この座敷だけは　特徴のない地味な印象だったな。
窓からの景色も　駐車場だったし^^;
ソファーベッドのスペースの裏側は　こんなスッキリとした水場になっている。
まっ、茶を飲むわけでもないんで、ほとんど使わないんだけどね。
洗面所もすっきりとしている。
和というよりは、ロッジ風だな。　新しさを感じる。
ちょいと写真が暗いんだけど、　ソファーベッドのスペースの端っこには　タンスとストーブがある。
ここのも薪ストーブか？
点けたいところだが、　点けるほど寒くもないんだよね～～
タンスの中には、浴衣やパジャマや足袋などが。
着心地の良さそうな　パジャマもあるってのがうれしいね。
部屋はこんな感じで、　一番安い部屋でも　けっこう広い。　使えるスペースは限られとるけど。

ちなみに、部屋のすぐ隣は、娯楽室 になっている。
本やネットがつながるノートパソコン、　セルフのコーヒーマシーンもある。
レトロモダンな調度品がいい雰囲気だ。
居心地が良さそうな　小ぢんまりとした空間だけど、　小ぢんまりしてるだけに、他の客がいるとね・・・
それに、　なぜかWiFiがつながらんくて、　じゃぁ　ここのパソコンで！　と思ったけど、　これも繋がらない。
ちょっと　ネット環境に限っては　不満大だったなぁ～～

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素朴な村のような佇まいが落ち着つかせてくれるし、　中はちょっとモダンな要素もあって　これはアタリかも
部屋をひとしきりチェックしたところで、　まずはさっそく　ひとっ風呂浴びることにしょう！

本館（？）の中には、　宿泊者専用大浴場　とういのもあるんだけど、
とりあえずは　ウリの一つである　いくつかの個性的な家族風呂をおさえておきたいところだっ！
とういことで、　敷地に入る玄関を本館とは逆に行ったところに　「のし湯番所」　という建物があります。
囲炉裏もある風情な建物で、　さしずめ銭湯の番台ってところだね。
この建物を抜けると　いくつかの家族風呂や　大露天風呂があります。

この「のし湯番所」は　「わらべ」という喫茶と隣接していて、　湯上り後にゆっくり過ごすこともできるみたい。
レトロな雰囲気のいい喫茶店だけど、　普通に有料なのがね (｡-∀-)
番台の前に貸切風呂のカギが吊り下げられていて、　勝手に持ってって入っていいというシステム。

では、そのうちの一つを手に取り、風呂へ・・・
おぉ～～、　立派な庭が広がってる。　この中に家族風呂が点在してるんだなぁ～
右の小道を道なりに進んでいくと・・・
お目当ての家族風呂　「宙ろく」　がある。
カギも付いとらんし、　開いとるガネ(；ﾟДﾟ)

入ると、　小さな座敷になっている。
お風呂は　奥の階段を上った先なんだけど、　このカギもついてない座敷はどう使うん？
まさか　ここで湯上りにのんびり？？
2階に上がった引き戸にカギが付いていて、　開けると　チョー狭い脱衣所の奥に・・・
おぉ～～～！　宙ろく～～～～ぅヽ(・∀・）ノ
そう、名前から察するとおり　2階に造ったお風呂で、　半露天風呂になっている。
なんと、４本の栗の木の上に風呂を設置してるんだって！！
開け放しの窓からは　緑をいっぱい望めて、露天風呂よりも　解放感がある気がするっ！！
お湯の良し悪しは分からんけど、　なめらかなイイ湯の気がする。
そよぐ風に揺れる木々や鳥のさえずりが　すごく近くに感じられて、これは癒される風呂だなぁ～～

さて、　少しして夕方に入りに来たのが、　「宙ろく」とは反対の場所に位置する
露天風呂の　「野天風呂」
雑木林に囲まれていて、　極力手を入れず　自然のままの状態を活かした露天風呂らしい。
この写真だけ男湯なんだけど（入替はなし）、　女湯の方が広いんじゃないかな？
確かに「野天」というワイルドさも感じたが、　もっと広くいスケール感もほしかったな。

とりあえず、家族風呂の「宙ろく」 が一番のお気に入りになった♪
あと、４つ風呂があるんだけど、　それはまた今度・・・


ヨシ、　次は　噂に名高い黒川温泉の町を　そぞろ歩いてみっかっ！


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黒川温泉街をそぞろ歩いて　宿に戻ってきたら　ちょうど夕日が綺麗な時間
もう一度ひとっ風呂浴びたら、楽しみにしてた夕食だっ

夕食は、　フロントの奥にある　食事処でだ。
最近　部屋食よりも 食事処の方が好きかもしんないなぁ～～、　雰囲気が楽しめれるでね。

ここは　限定２組で　オープンキッチン前のカウンター席で食べることができる。
チェックインの時に希望したんだけど、　もう満席だった・・・
部屋と同じような造りで、　天井が高く　立派な梁が何本も見えて　風情がある食事処だ。

（食前酒）　梅酒のソーダ割り
風呂あがりにはサイコーですなっ

（先付）　菊菜の焼き豆腐　菊菜、胡麻豆腐、生雲丹、菜の花
ちんまりしてるけど、手の込んでそうな一皿だ。
焼き豆腐？胡麻豆腐？　お麩のようにねっとりしてて、菊菜の風味がする。
ウニの甘みとワサビの花の爽やかさが　いいアクセントになってる。

せっかくの温泉宿でおいしい料理だから、飲まずにはおれんでしょっ！
熊本の地酒の・・・　ほしらい？　とか言うのを少々

（前菜）　春の前菜・・・ 栄螺（さざえ）の香味焼き、烏賊の子 腸漬け、鯛子とブロッコリーの煮凍り、紅心大根の寿司、牛の時雨煮、筍の蕗（ふき）味噌田楽、飯蛸の旨煮
派手さはないけど、　どれも手が込んでておいしい春のおいしさでした。
特に　烏賊の子 腸漬け（手前の小鉢）が珍味っぽくて 酒の肴に最高だったな。
サザエもバジル？の風味が効いてて、アツアツおいしい。

（煮物椀）　浅利真蒸　浅利、おこげ、うるい、梅肉、木の芽
おっ、美しい椀だ。
ふわぁ～～～　ほっこり癒されるいいお出汁だ。
真じょうも 控えめながらアサリのいい風味

（造り）　旬の魚の造り　妻一式
真鯛、貝柱、鮪、烏賊、　おっ、つま代わりにか　水前寺海苔と湯葉が添えてあるじゃん。
真鯛がしっとりしてウマイなぁ～～
鮪も小さいけど濃厚だ。　もち酒に合うね。

ってことで、　めずらしく冷酒をおかわりしちゃう(*´艸`*)
瞬（しゅん）という福岡の吟醸酒だ。　さっきのよりもすっきりキレがあるね。

（炊き合わせ）　鰤大根　鰤、大根、小松菜、空豆
甘めの味付けで　ウマイな。
かつら剥きっぽく薄く切った大根で鰤を巻いてることで一体感があるね。

（揚げ物）　甘鯛の黒酢餡かけ　甘鯛、エリンギ、パプリカ、アスパラ
サクサクですな。
鯛とあんのダブルの甘味がいいね。

（焼き物）　和牛の石焼き
おぉ～～！　きれいな石だなぁ～～！　迫力あるっ
上に乗ってる赤いのは　にんじんのピューレで 牛とよく合って、甘みを引き立ててる。
「いまきん食堂」で食べたあか牛よりも　柔らかいかも( ･ﾉω･)ｺｯﾁｮﾘ

（温飯）　季節の炊き込み御飯
うひょっ、　最初にお釜のまんまで見せてくれて、　鮮やかな黄色のサツマイモがそそるやん
安納芋の御飯だって。
混ぜてよそっていただきましてぇ～～
まずは、味噌汁・・・　おっ、おいしい。
「入船」の味噌と同じだと思うけど、　九州はこの甘い白味噌っぽいのがスタンダードなんだってね。
気に入って、土産で買ってしまった。
いもご飯は、ほんのりとした塩気で　より安納芋が甘く感じる。
おこげは好きじゃないが・・・
梅干し、きゅうり、大根、セロリ、コンブ、ナスと　漬け物がバラエティー豊富でうれしい♪
梅干しがチョーすっぱかったっ

（デザート）　ヨーグルトムースとりんごのコンポート
デザートは予想外に洋な感じだった。
ヨーグルトベースってのは　さっぱりしてて締めにはサイコーだな。　一気食いできるっ

（紅茶）　アールグレイ
最期もほうじ茶とかじゃなくて、アールグレイとは洒落とんな。

ふ～～～～～～～ぅ、大満足の夕食だったっ！
給仕をしてくれた長崎の子（熊本じゃないのかよっ！と思ったが^^;）も　愛想がよくて楽しかったし。
風呂だけじゃなく、料理のレベルも高くて、いい宿だなっ！
こりゃ明日の朝食も楽しみだぜぃ♪


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晩飯を たら腹食べたところで、　やっぱもうひとっ風呂
前にここ「のし湯」にある個性的な家族風呂の一つを紹介しました。
せっかくだから、すべて制覇したいしねっ

で、　興味津々だった家族風呂の一つが・・・　「めおと　たち湯」
なんでも、黒川温泉って“立ち湯”が名物っぽいんですよね。
　“立ち湯”は、その名のとおり　立って入るお風呂。
黒川温泉の宿の中には、　深さ１６２ｃｍのものもあるんだとか。
だから、風呂の真ん中に渡された丸太につかまって入るのが一般的らしんだけど・・・
で、ここの“立ち湯”は　家族風呂だからか、　ちょっと小ぢんまりしてる。
深さもなぁ～～　立つとおへそくらい？　膝立ちで　ちょうど肩まで浸かれるくらい・・・
中途半端ぁ～～　ちょっと期待してあのに違うんだなぁ～～　(*´∀⊂)ﾍﾟﾁｯ

おまけにこの日は源泉が熱かったらしく（気温によってわずかに変わるんだって）、お湯、めちゃ熱っ！
そしたら案内してくれた おばちゃんが　裏ワザで水で薄めてくれました。
源泉かけ流しじゃなくなっちゃうね？　　内緒で・・・だって　( ･ﾉω･)ｺｯﾁｮﾘ

家族風呂が点在する庭には　こんな温泉地らしい　惹かれるものも。
地鶏温泉タマゴ　だって。
そそるいいサービスだ！　と思ったら、　『１回五十円』 って書いてある・・・
風呂入るのに小銭なんて持ってきとらんよぉぉ～～～
仕方ないので　翌朝に食べてみました。　５０円にぎりしめてネｗ
あ゛、　また完熟玉子じゃん・・・
温泉玉子ってこういうもん？　温たまとは違うの？？
その横には　飲用泉　もあります。
玉子でパサパサになった時にちょうどいい♪　（そういうことじゃない？ｗ）

家族風呂は他に　「こなら」　と　「もみじ」　という２つがあります。
聞けば、この２つは　普通の手狭な内風呂らしいんで パスしました。
家族風呂で気に入ってるのは　「宙ろく」　だけど、　
宿（本館？）にある　宿泊者専用大浴場　も風情があって気に入りました 。
客室や大浴場、食事処などが　この中庭を取り囲むように配されていて、
σ(･ω･。)の部屋とちょうど反対側に大浴場があります。

大浴場にしては　脱衣場は狭め。　“大”じゃない？？
洗面台も少ないのが嫌だなぁ～～～
けど、　朝晩２回入りに来たけど、　一度も他のお客さんと合わんかったんだけどね。
これが　大浴場　男湯！
男湯と女湯との入れ替わりはないようで、
HPの写真を見ると　男湯の方が　窓が多く明るくて　いい雰囲気に見えるなぁ～～
湯船だけじゃなく　床も木造（檜？）で　すごく渋いっ！！　いい雰囲気だっ！
もちろん　お湯もなめらかで　気持ちイイ～～
天井も　梁がむき出しで　極太の立派な梁っ！！
これがまた雰囲気アリアリだなぁ～～(*ﾟДﾟ)
二面が窓になっていて　昼間は明かりがふんだんに入ってくる。
木のつい立で作った目隠しも　雰囲気を良くしてるよね。
残念ながら、　窓からの景色は空き地や民家しかないんだけど・・・
ちなみに大浴場と言っても　洗い場は１つしかなくて、　かわいいシャンプーが置いてあった。
自然に優しいよもぎ石鹸なんだって。

「のし湯」、　いや黒川温泉って　本当にお風呂にこだわってて個性的で楽しいなぁ～♪
ホント　温泉のテーマパークみたいだっ！！


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一夜明けて　黒川温泉「のし湯」の朝～～～ぁヽ(・∀・）ノ
すでに朝イチで　ひとっ風呂浴びてきたぜっ

で、　楽しみにしていた　朝食のお時間
昨夜の夕食も　すごくヨカッタから　これはますます期待が高まりますなっ
昨夜と同じ食事処の同じ席。　自由席だったけどね。

座れば　あっという間に　ずらずら～～～～～っと出てきましたよっ！！
おほっ、　テンションが上がる。

ジャージー牛乳は、やっぱ上手いねぇ～～　さっぱりしてる。　さすが酪農王国！

サラダはシンプルながらも、酸味のきいたドレッシングが爽やか。

そして　この 籠盛りっ！
不思議だよね～～、　籠に入れるだけで 高級感が出るもんなぁ

厚切りの焼き鮭が　脂がのっててウマイなぁ～～

大根とひじきの煮物も　地味にうまい。

こっちは厚揚げの煮物かぁ～～、　厚揚げって好きなんだよねぇ♪

小さな小鉢は、白和えで・・・

納豆もあるのがうれしいな。　九州は納豆OKな土地柄なのかな？
ただ、味はちょっと薄めだな・・・　　もうちょい出汁か卵がほしい。

漬け物の大根はおいしいが、　梅干しは色からも分かるように　酸味が強めっ、　スッパっ

牛乳もおいしいんだから、ヨーグルトも間違いないやねっ

九州のこの白味噌のような甘い味噌汁は　すっかり大ファンになっちゃった！
この日の具は、もずくとなめこでした。

朝食のあと　もう１回　大浴場に入って　いよいよチェックアウトだ。
実は、ここ「のし湯」も第一希望の宿じゃなかったんだけど、　大満足だったな。
料理も素晴らしかったが、　やっぱテーマパークのような個性豊かなお風呂が最高だった！
これで　１人１７，０１０円　は　かなりお得でしょ！　（ポイント使ってもっと安くなったしね～）

やっぱ黒川温泉、いいなぁ～～