H.M.スカイさんが投稿した鬼平せんぎょてん(千葉/北小金)の口コミ詳細

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鬼平せんぎょてん北小金/居酒屋、海鮮丼、寿司

1

  • 昼の点数:3.8

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.9
      • |サービス 3.4
      • |雰囲気 3.6
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/01 訪問

  • 昼の点数:3.8

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス3.4
    • | 雰囲気3.6
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

夢のようなGENJITSU丼。

テラスモール松戸での用事がてら北小金エリアでランチ先を探すと、熱気を帯びた口コミを集める店が目にとまる。

その名も「鬼平せんぎょてん」。
豊洲市場の現役仲買人が店主を務めるという海鮮料理店だ。
アップされた海鮮丼の写真をいくつか見てるだけでも胸が高鳴ってくる。

多少の行列を想定して早めに向かい、11時5分前に到着。
すると、店内での食事は11時半からとの掲示物があり、この不意打ちに一瞬、呆然とする。

今の気温は6℃。
北西の風4mが吹いてて、強風注意報が出てるほどだ。
この寒空の下で30分以上待つのはさすがにキツいと思い、先にテラスモールで用事を済ませることにする。
とんぼ返りして戻ってきたのは、開店10分前。

どうやら一番乗りの座を死守できたようだ。
ほかに客が現れず、肩透かしを食らったような気分だけど、開店1、2分前には2組の客が立て続けにやってきた。

定刻に先立って店員さんに出迎えられ、注文を聞かれる。
ここは迷うことなく、1日限定3食の「GENJITSU丼」(1,480円)にする。
並盛りのご飯の量を聞くと、「200gくらい」で「ネタの量に対して少ないかもしれない」とのこと。
であれば、100円追加して大盛りにしておこう。

先払いのシステムに則り、店内のレジに移動してPayPayで支払いを済ませる。

テイクアウトが中心の店なのかと思いきや、テーブル7卓、カウンター2席となかなか広い。
カウンター席は手狭だから、奥のテーブル席に落ち着く。

ノリのいいJ-POPが流れる店内は、魚モチーフを多用してるせいか、なんとなくお祭りみたいな雰囲気がある。

しばらくすると、3組目の常連らしい客がお茶や鯛だしを取りにいく様子が見える。
水やお茶がセルフサービスというのは最初に案内してほしかった。

気長に待つこと15分ほどで、「番号札12番でお待ちのお客様ー」と呼び出しがかかる。
完成した丼が見えた瞬間、目を疑った。
これが丼?
重みのあるお膳を持ち帰り、改めて対峙すると、そのボリューム感に圧倒される。

とりあえず味噌汁をすする。
あら汁に変更する前の味噌汁には具がないと店員さんから聞いてたけど、ワカメもネギもあるし、何より出汁にしっかりとあらを感じる。
シンプルだけど、おいしい。
これならあら汁にする必要はまったくない。

海鮮丼のネタはご飯を覆い尽くすどころか、丼からはみ出す勢いで盛られてて、どこから手をつけていいのかわからない。
お手上げ状態で店員さんに助けを求めると、取り皿を持って来てくれた。
「刺身みたいに」食べればいいんだそう。
そうなると、もはや丼じゃなくなるけど、ネタの山を切り崩しながら食べ進めることにする。

ネタは、コハダの酢じめ、鯛の炙り、マグロの赤身とトロ、甘エビ、赤エビ、イカ、イクラ、ウニ、サーモン、卵など、それぞれが鮮度を競うかのような存在感を見せ、どれもがおいしい。

手がかじかんで箸がうまく持てないけど、そんなことは気にしてる場合じゃない。
てんこ盛りのネタの中でも、やっぱりマグロの赤身が際立つ。
厚切りで歯触りがよく、ほどよく柔らかくて絶品。
マグロのほかにも準主役級のネタが脇を固めてるから、食感と味わいの変化を丼の中だけで堪能できる。

丼の左にマグロのハラミ炙り、右にマグロのメンチカツ、手前に小鉢の3種の盛りといった布陣。
小鉢はたくあん、煮豆、アジの醤油漬けで構成され、おかずの供給量がすごい。

ただ、ハラミ炙りに味付けがされてないのが残念。
これは醤油よりも塩で食べたい。
そうすれば、醤油、塩、ソースと、味を切り替えながら食べられ、さらによくなるような気がする。

ネタの下に掘り起こした酢飯も抜群においしい。
これだけ食べ続けてもいいくらい。
量は1合かそれ以上あるだろうか。
ネタとのバランスという意味ではたしかに大盛りのほうが釣り合うけど、ネタだけでかなりお腹がふくれるから、並盛りでもよかったかもしれない。

最後はご飯を少し残し、店のおすすめに従って鯛だしを注ぎ、お手製のお茶漬けをつくる。
トッピングとして塩昆布、かつお節、刻み海苔、練り梅、柚子胡椒が用意されてるのがうれしい。
昆布とあわせた出汁に、酢飯と少々のマグロ。
これがおいしくないわけがない。

腹がふくれる前に食べきろうと、かなりハイペースで食べて30分で完食。
他の客のように会話しながら食べるなら、1時間くらいは見込んでおきたい。

今日食べた丼は、単なる海鮮丼の域を超えて、海岸に近い旅館のおもてなし料理とでも言いたくなる。
これだけのネタがそろって1,480円というのは破格。

ちなみに「GENJITSU(現実)丼」という名前は、日曜日限定の「幻丼」と対をなすように考案されたと思われる。
こういう引きのあるネーミングセンスも店の魅力のひとつだと思う。

新鮮な刺身はもちろん、揚げ物を含めた豊富かつ多彩なラインナップも魅力的で、何回でも通いたくなる。
接客やオペレーションには改善の余地があるものの、料理だけでこれほどまでに心と体を喜ばす店も珍しい。

次回は王道のアジフライにしようかな。

[2024.1.16訪問]

  • GENJITSU丼のネタ

  • GENJITSU丼

  • マグロのハラミ炙り

  • マグロのメンチカツ

  • 小鉢

  • 鯛茶漬け

  • 鯛だし

  • トッピング

  • 店内の様子1

  • 店内の様子2

  • ドリンクコーナー

  • 鯛だしコーナー

  • テーブル席

  • カウンター席

  • 外観

  • 立て看板

  • 店頭の品書き1

  • 店頭の品書き2

  • お客様へお願い

  • 店頭の品書き3

  • メニュー(特上海鮮ちらし)

  • メニュー(いくら丼など)

  • メニュー(トッピング)

  • メニュー(上刺身定食など)

  • メニュー(もつ煮込み定食など)

2024/01/17 更新

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