ikukoさんが投稿した鮨 不二楼(東京/茅場町)の口コミ詳細

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鮨 不二楼茅場町、八丁堀、日本橋/寿司、海鮮

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2019/08 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

鮮度と熟成を見極めた ”極上鮨” を堪能できる:『鮨不二楼』茅場町

茅場町にある『鮨不二楼』は、紹介制&完全予約のお寿司屋さんで、手間ひまと技術が必要な ”熟成鮨” を味わえます。ワタシ自身、お寿司は大好物!都内で数件お気に入りのお店がある訳ですが、一気にmyランキングを駆け上がって来た一軒となりました。
 
 
『鮨不二楼』が入っているビル、茅場町の駅から1分ほどと近い上、独特の外観をしており、もしかしたらこの辺りに務めている人は見かけたことがあるかもしれません。階数ごとに、1階 炭火焼鳥フロア・2階 鉄板焼き/天麩羅フロア・3階 鮨/日本食フロア、4階 会員制BARラウンジ、と分かれています。

コンセプトは、総大将の高取さんが ミラノ万博の日本ブースを体験したことがきっかけの一つだったそうです。「せっかく日本をアピールする場なのに、食事はナショナルメーカーのものばかり、これを日本の代表として発信して良いのか」「日本食を代表するような店を作りたい、誰かを連れていきたいとみんなが思える、ビル1棟でいろいろな体験ができる、まさに日本食のパビリオンを作りたい」と言う考えから完成しました。その中でも3F『鮨不二楼』は、最高峰が体験できる場所。


3階『鮨不二楼』。座席は白木の大きなカウンターのみで、BGMもなし! 目の前に出される ”江⼾前✕博多前✕熟成”の鮨を存分に味わうための舞台とも言える贅沢な空間になっていました。 
 
コースは「おまかせの¥18,000」一本となります。


スタートはシャンパーニュ。お寿司なので日本酒からでも良かったのですが、この雰囲気ならワインもあり♡
 
 
「前菜:三種盛り」。クリームチーズ味噌漬け、タコの柔らか煮、丸十と黒豆の甘煮。 タコは茶葉で煮込みホロリと崩れる柔らかさ 職人の仕事ですね。ちなみに丸十とは、日本料理でサツマイモのことを指し、薩摩藩島津氏の家紋が丸に十字であることに由来しています。


「おつまみの小鉢」。400年前のレシピで作られたイカの塩辛、芋焼酎で漬けた自家製明太、子持ち昆布、モロヘイヤのお造り。衝撃を受けたのは塩辛です、想像しているモノとは全く食感も味の濃さも違い、一本ずつ口に運びお酒との相性を確かめ合う。そんな一品でした。


「茶碗蒸し」。雲丹載せの茶碗蒸しは、見た目の豪華よりも ふるふる滑らか火通りや 優しい出汁の風味がたまりません。


ここから芸術品とも言える 握りが始まります。


「3週間熟成のカンパチ」。はじめに心を射貫かれたのが、こちらの熟成カンパチ。うま味と滑らかな風味が加わり、今まで食べていた鮮魚のカンパチとは別物になっています。魚は鮮度が一番!と思っている人がいたら、この一貫を口に入れてあげたい気分。ww
   
  
「ボタン海老 3日熟成」。甘さが全面に溢れるようなボタン海老。ねっとりと絡みつく。

  
「新子」。夏に食べたい江戸前のシンコ。この日は5枚が乗っていました。〆加減も好みの塩梅。

  
「ヤリイカ」。飾り切りの美しさに目が奪われます。


「石垣貝」。貝に関しては鮮度が命。握りの上から刺激を与えると、ピンっと反り返る元気な子。

 
「西京焼き」。生ものの間に入る焼き物が、良い口直し。甘さが引き立ちます。 
  
 
「あか鯵」。普段あまり出ない種類らしく、裁く前の魚も見せて頂きました。普通の鯵よりも大ぶりな身体で、一瞬サバ?と思うくらいの大きさ。脂のりがたっぷりです。
  
 
「伊佐木」。今が盛りのイサキ。ワタシは皮目がパリッとするムニエルが一番好きだったのですが、握りも好きにならずにいられない。

 
「車エビ 4日昆布締め」。いつもの車エビが、別の次元へ行ったな!と思えた一貫。昆布のうま味が染みこみ、海老自体の味わいもグンと濃くなっていました。
 
 
「クエ 4日熟成」。さっと塩と酢橘をかけ、爽やかさを前面に出したクエ。
 
 
「マグロ赤身ヅケ 一ヶ月熟成」。艶やかでみているだけでも幸せになれそう。ヅケって醤油が効きすぎていたりで塩気が強いことがあるのですが、滑らかな味わいにノックダウン! マグロ自体は一ヶ月熟成熟成させた後、出す直前に漬け込むのですって。


「マグロ中トロ 一ヶ月熟成」。マグロで一番好きな部位が中トロ。いつまでも口の中からなくなって欲しくない!と願ってしまいます。
 
熟成って だた一ヶ月冷蔵庫に置いておくだけではありません。毎日状態を確認し 温度帯を変え 予約に合わせて最高の状態に持って行くには、高い技術が必要であり、その努力と手間ひまは、値段では換算できない物があると私は感じました。


「エボダイ 昆布締め」。水分を少し押さえた昆布〆、エボダイの身が締まり歯ごたえが良い。
 

「ハマグリの吸い物」。身を一切出さず、エキスだけを味わう贅沢さ。
 

「雲丹巻き」。ラストスパートに入り、目が♡になった雲丹の細巻き。ひと箱入ってしまうのでは?と思うくらいたっぷりと雲丹が入ります。キュッとまとめられた細巻きは、最近 流行っている 手乗せの雲丹握り(軍艦せずふんわりと雲丹だけ)とも違い、力強い海の香りがしました。もともと 雲丹を海苔で挟んだモノが好きな私は、この細巻きかなりLove♡です。


「マグロ大トロ炙り 一ヶ月熟成」。ラスト1品は裏メニュー。炙った大トロの上に、おろしとゆず胡椒がON。脂たっぷりの部位ですが、薬味の刺激が良い具合に緩和し、忘れられない一貫となっています。
 
 
最後にまとめて本日頂いた日本酒のご紹介。 その時々で入荷も変わり、出される鮨との相性もあるので、女将と相談しつつオススメを頂きました。「出雲富士」「鍋島」「あべ スターシリーズ」。どれも出して下さるタイミングがバッチリ♪ ワイングラスで少量づつ出して下さる心遣いにも感謝です。(思い返すと 多分ワタシと女将の好みが似ているのかも?!阿部酒造のあべシリーズが入荷したらまたお邪魔しますね!)


じっくり約3時間、最上エンターテイメントを楽しんだような気分にもなった『鮨不二楼』。味に関して間違いなく誰にでもお勧め出来るし、友人達に知って貰いたく!連れて行きたくなりました。正直、この内容で18,000円は かなりお得かと! 出来ることなら月1で通いたい。

2020/07/09 更新

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