ikukoさんが投稿したアルギュロス(東京/六本木)の口コミ詳細

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閉店アルギュロス乃木坂、六本木、広尾/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2024/07 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

西麻布交差点で体験出来る唯一無二の“コンテンポラリーフレンチ”:『Argyros.(アルギュロス)』

交差点直ぐ近くにオープンした『Argyros.(アルギュロス)』。美食友達のおかげで 早々にお伺いすることが出来ました。

コンセプトは「最幸の時間の提供」。陣頭指揮を執るのは「レストラン サンパウ (RESTAURANT SANT PAU)」や「ラ メゾン ディセットゥドゥグレ (17℃La maison du caviar Dix-sept degrs)」でシェフを務めた岡崎陽介氏と 星付きレストランをはじめ多くの飲食店をプロデュースしてきた塩谷茂樹氏。どんな一夜になるのか?扉を開ける前から楽しみで仕方ありませんでした。




お出迎えをしていただき中へ進むと…照明を落としたシックな空間に、輝くシルバーテーブルのカウンター。ナプキン1つ取っても美しく整えられ、フルオープンのキッチンもビシッと気持ち良い、ここから作り出されるお料理はまさに作品ですね! コースは「Les collection de saiso」のみで、18時一斉スタート。食材ハンターの塩谷氏が 日本全国の産地&生産者を巡り、選び抜いた食材を惜しげもなく使い、さらに岡崎氏のテクニックが加えられると言う贅沢!

いよいよ 舞台の幕が上がります。

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Les collections de saison

*今夜の始まりの一品
<ガザミ>

*冷たいクロケット
<大原産天然黑鮑、黄ワイン>

*天城黒豚の旨煮
<金子畜産天城黑豚、南国フルーツ、タイバジル>

*スッポンとハーブ
<長崎のスッポン、広島梶谷農園のサラダン

*極上シマアジ
<五島列島林鮮魚店から編、千葉不動丸の蛤>

*ガスパチョ
<西瓜、トマト、ゆきやぎ、純菜>

*時不知
<小西鮮魚店より日高産トキシラズ、福島小椋さんの椎茸>

*いぶさな牛炭火焼き
<宮崎より和牛の中の和牛、福鳥大竹さんのビーツ>

*氷菓

<人石早生>
*旬の素材で作る菓子

<宮崎マンゴー、フィナンシェ、紅茶>
*ひとくち小菓子

<4つのお楽しみ>

Chef de cuisine Yousuke

Okazaki

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スタートを切るのは「ガザミ」。渡り蟹のコンソメで 心地よいカニの風味が香ります。途中 内子の塩漬けを少し溶かし味変すると、先ほどよりも濃厚な海の香りを感る 始まりの一杯。


ワタシ的にお気に入りだったのが「スッポンとハーブ」と「ガスパチョ」。

まずは ハーブの鮮烈な香りを放つ、広島梶谷農園の15種類のハーブやエディブルフラワー。直送してもらっているのだそうで、ボックスに並べられた姿は ニコライバーグマンのフラワーBOXのような美しさ。こちらに下拵えを丁寧に行なったスッポンの煮凝り。シェリー酒などを使い洋風なアレンジを加え、さらに柑橘等の爽やかな酸味で臭みは全く感じません!(ローズマリーとの相性が◎)


「ガスパチョ」は、西瓜ベースの優しい甘さの味わいに 北海道音部産紫雲がを惜しげもなく一人前乗っている!!そして 中に潜んでいたのは 茹で時間18秒と言う極細のゆきやぎ素麺。なんとも言えない 滑らかさがこのガスパチョにベストマッチしていました。ペアリングで唯一のノンアル「ジャスミンティー&ライチ」のカップリングもよく、印象深い一品です。


この他 囂々しいほど大きな450g!天然千葉産黒鮑を使った肝ソース和えとサフランソースと酢橘のエスプーマ合わせ。これほど滑らかで爽やかな肝はなかなか出会えないかと! フィンガーフード的に手でいただく中華の包子風饅頭は、金子畜産の黒豚肩ロースにタイハーブをプラス。一口目で唸り、気がついたら手の中から消えていました。

魚の旨みが濃いぃ 五島列島からは 林鮮魚店の縞鯵がやってきて、そこに千葉不動丸の蛤の合わせ技。身の火入れの完璧さに加え、海の幸が溶け出した濃厚なスープは フォカッチャに浸して 一滴残らずいただきました。

ミキュイ仕上げの時知らずは、小西鮮魚店より日高産のトキシラズ。皮はパリッと実はふっくら、カットされた面が虹色に光ります。添えられた濃厚な椎茸ソースは 変態級に素晴らしい福鳥小椋さんの権茸!干し椎茸にしたのか?!と思うほど旨味が濃く、シェフに言わせてもこれ以上の椎茸は日本にないと言い切るほど。


希少ないぶさな牛は 炭火でシンプルに焼き上げ。噛み締めるごとに じゅわ〜と口の中に広がる肉汁。お肉自体のポテンシャルもだが 食事のタイミングにぴったりと焼き上がりを合わせてくるのも素晴らしい。付け合わせのビーツも フルーツを思わせるほど甘さが引き立っていました。

メニュー外 シークレットで、〆の特製ケランチム。小ぶりな石鍋に一人前づつ仕上げられる韓国風TKGは、熱々のほかほか!美味しくてつい気が早ってしまうので 猫舌さんは気をつけてく下さいね。


デザートは、プラムがそのまま氷菓に返信したジェラードを挟み、沖縄マンゴーと アールグレイの香り引き立つミルフィーユ。そして楽しい仕掛けの一口菓子に続きます。



一皿ごとに魅せてくれた「アルギュロス」 約2時間半でテンポよく食べられるので、あっという間に時間が過ぎ去ったように感じました。気がつけは お腹も心も満腹に♡ 食材により自在に変わるコース編成は、何度も通いたくなること間違いなし!!今回の構成も お伺いした明後日には変わってしまうのだそう。まさに一期一会。高級店なので特別な日に行くべきレストランですが、メニューが変わり次第すぐにでも再訪してしまいたくなる!そんなお店でした。

2024/07/17 更新

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