imosaさんが投稿した旅人酒場 武蔵(東京/阿佐ヶ谷)の口コミ詳細

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旅人酒場 武蔵阿佐ケ谷、南阿佐ケ谷/焼き鳥、もつ焼き、居酒屋

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/12 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.4
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

全てが期待を上回る!謙虚な姿勢と飽くなき探究心が生み出した自己流の奇跡

【再訪】2012年12月
今後は再訪レビューは減らそうと思っていたのですが、ちょっと事情があっての再訪レビューです。
前回のレビューで刺し盛りと串以外はほとんどメニューが無いという記載をしましたが、その日によって日替わりのお薦めメニューがあるようです。

まずはお通し。
左がイカの身でイカワタを巻き、凍らせたイカのルイベ。
程よく溶けつつある状態の食感がなかなかいいと思います。
ひとつはそのまま、ひとつは山葵をつけて食べてみましたが、山葵にも非常に合います。

そして熊本の名産品で、豆腐をもろみに半年漬け込んで作ると言う豆酩(とうべい)。
これは「おかしら」がやたら褒めているだけあって、美味しいです。
これだけをツマミに酒を飲んでいられそう^^)
イカゲソは通常ありがちな茹でたもの。

刺身三点ハーフ盛りも前回に続き注文してみましたが、何だかんだ言って少しずつ5種類盛ってくれました(笑)。
中でも秀逸だったのが、鳥取産大山鶏の上ハツ刺し。
脂が付いた部位なのですが、これもあってかなり旨いです。
鹿児島の甘口醤油に付けて食べると絶品ですね。

純正カニ味噌は実は缶詰を使っているらしいのですが、これは高級寿司店でも使うようなものを使っているらしく、ここまで美味しいものはあまり見ないかもしれません。
これもチビチビやっててもずっと楽しんでいられそうです。

特に気に入ったのが、白レバのフォアグラ仕立て。
鳥取産大山鶏のレバを、おかしら曰く「水タバコの原理で茹でた」と言ってまして(笑)。
おそらく何だか低温で長時間煮たのかな?
ただでさえ旨い大山鶏の白レバがトロットロになっています。
数あるメニューの中でも個人的にはこれが一番好き。

そして極上もつ煮こみ。
ラーメンでも出てきたのか?と思うような大きな器に入ってきました。
もつが大きく切り分けられている上、過度に煮込まれておらずしっかりと脂身の部分を蓄えています。
それでいて味もよく染みこんでいるという、もつ煮こみとしてはかなりレベルの高さを感じる一品です。
鹿児島の味噌を使っているらしいですが、ややあっさりした味噌の風味は絶妙な加減です。
ただ予め柚子胡椒を入れて出てきましたが、これは好みで入れさせてもいいかもしれない。

おかしらはどうも以前九州料理のお店にいたことがあるらしく、それで九州の素材を多く取り入れているようです。
今回調理系のメニューもあることが分かり、これも結構レベルの高いものでしたので点数を若干変更しました。
味だけのレベルで見るとおそらく中央線の西側エリアでも最高レベルかもしれないと思います。
週一くらいで通いたいお店です。
ごちそうさまでした。


【初訪】2012年11月
阿佐ヶ谷の北側に延びる旧中杉通り。
ここにもつ焼きの店があるのを知ったのは、中野の久遠.ゼロに伺ったのがきっかけでした。
私が阿佐ヶ谷に住んでいることをお話すると、「阿佐ヶ谷で友達がやっているお店があるので、よければ行ってみてください」と隊長(久遠では社長のことをそう呼ぶそうです)の遠山さんより教えていただきました。

間口は狭く、厚手の透明なビニールが外と中を遮る扉代わりになっているようです。
奥に伸びるカウンターは10席程度。
まだ30代も前半かと思われる店主さんより名刺をいただくと、そこには役名に「おかしら」とあります(笑)。
どうやら久遠の遠山さんのことを尊敬しているらしく、それに倣ったようです。

メニューを拝見すると、おつまみは野菜焼きなど3点ほどありますが、あとは鶏、豚、牛の刺しと焼き鳥、焼きとんのみという潔さ。
それにしてもお店の規模の割りに刺しがかなり充実しているようです。

まず注文したのが刺身三点ハーフ盛。
おかしらがおっしゃるには、初めて来てくれたお客さんには何か一品サービスされているようで、ひとつ追加して四点にしていただけるとのこと。
そうして出てきたのがハラミ(豚)、レバ(豚)、薩摩軍鶏の砂肝、ハツ(牛)、動脈(牛)の五点(笑)。
調味料はごま油に塩を混ぜたものと鹿児島の甘い醤油の2つが出てきます。
薬味も山葵、すりおろしにんにく、すりおろししょうがと小口切りのネギなどがついてきました。

ハラミとレバは普段もつ焼き屋さんにうかがったときによくいただくものなのですが、こちらのものは色味もよく、味も全くクセのない新鮮なものです。
薩摩軍鶏の砂肝は歯応えのある新鮮なものですが、これを鹿児島の甘い醤油でいただくと最高に相性がいいです。
やっぱり同じ産地で育った素材同士の相性というのはいいものですね。

サービスいただいた牛ハツと動脈刺し。
食べ比べてみてくださいと言われますが、牛の刺しはしばらく食べていなかったこともあって比較する対象も無く、美味しいという意外に表現するボキャブラリーが無いのが悲しいところ(泣)。
でも久々に食べた牛の刺しはやっぱり素晴らしい。

ちなみにそれぞれ単品で注文すると700円の牛ハツ刺し以外は全て650円。
量こそどれほど出てくるのかは分かりませんが、ハーフとある以上、それぞれあの量の倍程度となるのでしょう。
これは芝浦から遠いエリアであるが故もあるのでしょうから、あまり責めるつもりはありません。
むしろやや金額は高めではあるものの、満足度は高いので個人的には気になりませんでした。

続いて串に入ります。
串は300円の網ハツ以外は全て210円という設定。
今まで訪問した中では最も高額ではあります。
おかしらの串盛り(5本)だと1,000円なので、5%であれそちらを選択しました。
結果的にはそれを2回注文しましたので計10本です。
写真は出てきた順番通りに掲載しました。

最も出ているという鶏レバとテッポウを最初にもってきているようです。
ただそれも納得です。
非常にもろい鶏レバは噛むと口の中で旨味を残して崩れていきます。
テッポウは久遠.ゼロに倣ってか、表面をカリッとなるまで炙ったもの。
中のフワッとした感触がきちんと残っていてなかなか見事です。
あくまで個人的な感想ですが、このテッポウは久遠.ゼロのそれを超えてますね。
相当なレベルだと思います。

焼き鳥は全て鳥取の大山地鶏を使っているらしく、どれも秀逸です。
中でもハツは非常に柔らかい焼き上がりで旨味が凝縮しています。
普段は焼き鳥があっても豚を注文してしまってほとんど注文することはありませんでしたが、これは美味しいです。

また網レバは、以前清水Aburiでいただいた網脂をぐるぐる巻いたような感じではなく、薄く1枚を纏わせたようなイメージです。
必要以上に脂が主張しないのでレバの旨味を引き立てているように思います。

こちらのおかしら、どうやらどこかでちゃんと修行をされたわけではないようで、元々は久遠.ゼロに客として通っているうちにいろいろ食べ歩くなどして研究されたそうです。
逆にそれが変な先入観を持つことなく良いものを取り入れてこられたことが良い結果につながっているのかもしれません。
ここ最近だけでもマイレビュアー様のお誘いなどもいただき、都内のお店を複数回らせていただきましたが、全く引けをとっていません。
若い割りに非常に謙虚な姿勢の方なようで、今後も更なる成長が期待できそうに思います。

若干値段は高いもののそれだけの高い満足度が得られるお店だと思います。
何より阿佐ヶ谷にこういった高いレベルの串焼きの店があったことが嬉しいです。
是非今後も利用させていただきたいと思います。ごちそうさまでした。

  • 鶏汁ぞうすい

  • レバテキ(750円)

  • もつカレー(小、500円)

  • 十二六(どぶろく、800円)

  • 十二六の瓶

  • ブレイン刺し(豚、値段不明)

  • 豚ハツ刺しひたひた(値段不明)と獺祭(だっさい、800円)

  • ささみとアボカド刻みわさび(値段失念)

  • 白レバのフォアグラ仕立て(550円)

  • 刺身三点ハーフ盛り(手前 大山鶏上ハツ刺し、左奥 牛動脈刺し、中央奥 軍鶏もも刺しと皮刺し、右奥鶏わさ、1,200円)

  • 純正カニ味噌(400円)

  • 極上もつ煮こみ(600円)

  • 奥 シロ(210円)、手前 テッポウ(210円)

  • お通し(左 イカとイカワタのルイベ、中央 トウベ、右 イカゲソ、300円)

  • 角玉梅酒(600円)

  • コーンハイ(550円)

  • 刺身三点ハーフ盛(1,200円)※左下豚ハラミ、左上豚レバ、中央下薩摩軍鶏の砂肝、右上牛ハツ、右下牛動脈刺し

  • レバ(鶏)

  • 左ハツ(鶏)、右テッポウ(豚)

  • ハラミ(豚)

  • ヤゲンナンコツ(鶏)

  • 左チレ(豚)、右せせり(鶏)

  • ぼんじり(鶏)

  • 網レバ(豚)

  • キクアブラ(豚)

  • 樽詰サワー(500円)

  • お通しの高菜炒め(計算上は300円)

  • 刺しメニュー

  • 串メニュー

2012/12/08 更新

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