imosaさんが投稿した南インド料理 なんどり(東京/荒川遊園地前)の口コミ詳細

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南インド料理 なんどり荒川遊園地前、荒川車庫前、尾久/インド料理、インドカレー

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2013/08 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

ここには味だけでは量りきれない魅力がある

【再訪】2013年8月
またまたマイレビュアー様たちとともに再訪しました。
8月下旬の訪問ですが、レビューが遅れてしまいました。

注文したものは以下の通りです。
・インドなオードブル三点盛り(500円)×1
・茄子の詰め物(150円)×4
・イドゥリ(4個、チャトニ、サンバル)(1,000円)×1
・ワダ(2個、チャトニ、サンバル)(500円)×2
・緑豆のドーサ(チャトニ、サンバル)(750円)×2
・マイソール・ラッサム(200円)×4
・カレーリーフペーストのチキンカレー(にんじんサラダ、ポリヤル2種、パパド、ライス付きで1,200円)×1
・夕顔のココナッツ・グリーンカレー(にんじんサラダ、ポリヤル2種、パパド、ライス付きで1,200円)×1
・マドラス・コーヒーのフルサイズ(300円)×4
・クルフィ(400円)×4
その他飲み物


茄子の詰め物は意外と小さな茄子です。
中にガラムマサラを詰めて焼いたようで、やや硬さの残る茄子の風味と相俟ってなかなか美味しいものです。

イドゥリは豆の粉と米の粉を混ぜて発酵させてから焼いたものらしく、酸味のある蒸しパンという食感。
これにサンバルという豆を煮込んで作ったカレーやココナッツ味のチャトニをつけながらいただきます。
サンバルの中にはドラムスティックスという表面が非常に硬い植物の茎が入っていて、外皮は食べられないので歯でこそげるように中身だけをいただきました。
美味しいものかと言われると、まぁビミョウなんですけど、これはこれで面白い体験をさせてもらったと思います。

今回特に感動したのがクルフィ。
デザートのアイスなんですけど、これまではマンゴー味のものしか提供されなかったんですが今回初めてミルク味のものが出てきました。
何でも一日がかりで牛乳を煮詰めたものを使って作られるらしく、その手間故か、デザートは今回これ一品しか用意されていませんでした。
でも逆に言えばそれで充分というほど、濃厚な牛乳の味を感じるクルフィでした。
多分これだけの手間をかけてこういうものを提供してくれるような店は日本中探してもここしか無いんじゃないかと思います。

こちらのお店はデザートだけでなく、ビーフンなど多くのものを手作りされるので安心して食べられるものばかりです。
今後も長く営業していただきたいものです。
ごちそうさまでした。


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【再訪】2013年7月
前回のサタデーナイトから1ヵ月後のサタデーナイトに訪問しました。
通常は土曜は昼のみの営業ですが、月の最終土曜だけは18時から21時までの営業があります。

今回も4名での訪問です。
やはり稀少な土曜夜の営業となると、徐々に知名度が上がってきたようで既に予約でいっぱいのようです。
その上で飛び込みのお客さんが3組来られ、最初の1組は辛うじてお座敷席に入られましたが、他のお客さんは入れませんでした。
平日はかなり空いているようなんですが、普段来られない方はどうしても土曜に集中してしまうのでしょう。

めいめいドリンクを注文しての乾杯ですが、最初はお店の売りのひとつである自家製ジンジャーエールのジン割です。
スパイスの香りが豊かで私はこれがとても好きなんです。

さて、フードメニューですが、いつも注文するインドなオードブル三点盛り(500円)は写真を撮れてなかったようです。
感想は以前のレビューに書いていますのでご参照ください。

ラッサムは来るたびに変わっていますが、今回はチェティナドラッサム。
チェティナドとはインドの特定の地域を指す地名のようですが、スパイスをかなり豊富に使う料理に付くイメージの言葉でした。
シェフいわく、どうやら商人が多い地域でもあるようですが、高価なスパイスをふんだんに使う風潮があったりするのかなぁと勝手に想像したりしました。

このラッサムも多くのスパイスを使っているように思います。
辛味は強くないものの、多くのスパイスのエキスが染み出たラッサムは素晴らしい味わい。
スパイスが主役になってる印象です。

そして豚肉のスパイス炒め。
インドではなかなか無いので作ってみた、というようなことをシェフはおっしゃってました。
確かにインドって豚はまず食べないんですよね。
食べるとすれば数少ないクリスチャン辺りでしょうか。

豚肉のインドカレーと言えば、コアのポークヴィンダルーくらいしか食べたことがなかったのでこれは新鮮な感覚です。
日本ではあまり宗教によるタブーというのは関係ないですから、こういうものを提案される柔軟さは良いんじゃないでしょうか。

今回初めて食べるマサラワダ。
ワダとは豆を電動の石臼で挽いたものを揚げて作るドーナツ状のもの。
横に添えられているのはトマトチャトニで、横の器に入っているカレーは豆を煮込んで作るカレー、サンバルです。

ワダも豆の香り豊かで非常に美味しいと思いましたが、やっぱり個人的にはサンバルが秀逸だなぁと思います。
今回のサンバルは以前のものよりもサラサラなタイプのようで、敢えてこういったように作ってこられたのかもしれません。
サンバルにもいろいろとバリエーションがあるのでしょう。

アダイ&アヴィアルは個人的に初めて食べます。
アダイは左のクレープ状のもので、米粉と豆をフードプロセッサーで挽いたもので作っているそうです。
アヴィアルは見たところクリームシチューという印象ですが、具はジャガイモ、ニンジン、インゲン。
材料をシェフに教えていただいたところでは、ヨーグルト、ココナッツミルク、少量の米粉、グリーンチリ、クミン辺りがベースとのことでした。
ここにカレーリーフを加え、最後にココナッツオイルを加えるようです。

食べ方も教えていただきましたが、アヴィアルをアダイにかけて、混ぜて食べるのが良いようです。
アダイが若干粗く残る程度に混ぜて食べてみますが、アヴィアルを吸いながらも豆の食感を残したアダイは美味しい。
何も知らなければアダイをちぎってアヴィアルに付けては食べていたと思いますが、このようにかけてしまった方が両者が馴染んで良いと思います。

そしてビーフンのココナッツ炒め。
驚くことにこちらではビーフンは自家製なんです。
これを使ってココナツ風味に調理していただけました。
塩が主体の味付けのようですが、ココナッツ風味に加えて固めの豆が入っているのが良いアクセントです。
ビーフンだけでは歯応えが無くて退屈してしまいますが、そういう意味でもこの豆は良い役割を果たしていると思います。

そして今週のカレーは魚のカレーです。
昼間は味のカレーを提供されていたようですが、どうやらそれが切れてしまったらしく、夜には鯖カレーを提供されていました。
鯵のカレーのグレービーだけは残っていたようで、少しずついただくことができました。
なるほど、確かに似たようなカレーでも違いますね。
やはりきちんと素材からグレービーを作っておられるんだなぁと実感しました。

鯖はインドっぽく、ぶつ切りで投入されています。
何だかこの方が現地風で良いですね。
グレービーに鯖のエキスが染み出ていて美味しいです。
また前回も感じた茄子のポリヤルも秀逸。

そして今回特別に用意してくださった、海老のココナッツ炒め。
殻が全て丁寧にむかれているので食べやすいです。
海老の弾力のある歯応えにココナッツの香り、スパイスの味わいが重なってとても美味しい。
海老がこれだけ入っていながら1,300円という値段は良心的。
ちなみにこれは特別に用意してくださったメニューなので、正式にメニューに載ったときには量、価格などは変わる可能性はありますのでご注意ください。

最後に恒例のマドラスコーヒーとデザートで〆て終了。
今回も楽しませていただきました。
これで一人あたり4,500円強。
前回は調子に乗って酒をグイグイいってしまったので予想外の値段になってしまいましたが、今回は一人あたり3杯前後。
このくらいだと値段も手頃感が出てくるんじゃないでしょうか。

ちなみにシェフは今回ややテンバリ気味(笑)。
提供までに多少時間がかかっていたようです。
効率に走らず、ひとつひとつのものを丁寧に作るシェフの頭の中には、いい加減に済ませるという考えは無いのでしょう。
デザートやドリンクも手作りするくらいですからそれも当然です。
そこがこのお店の大きな魅力のひとつでもあると思ってますから、これは仕方ないところ。

水~金の平日夜は比較的空いているようですから、こちらに訪問できる方はそちらをお薦めします。
シェフとの会話も楽しみながら食事ができることと思います。

是非また訪問させていただきたいと思います。
ごちそうさまでした。


【再訪】2013年6月   
前回から10日ほどで再訪しました。
今回は行きたいとおっしゃっていただいた方3名との計4人での訪問です。

土曜日とあってオープンと同時に訪問。
間もなくして満席。
営業時間はランチはともかく夜は3時間程度となるため、一度お客さんが入ったらまず回転はしないと思った方がよいです。
席数はカウンターで4~5席の他、2名テーブルが2つなので事前確認か予約を取っておかれることをお薦めします。

まずはビールで乾杯。
写真を撮っていなかったようで、プレミアムモルツ(550円?)でした。

まずは前回もいただいたインドなオードブル三点盛り、そしてスパイシーチキンドライ炒め。
詳細は今回初めていただいたものだけ触れます。

スパイシーチキンドライ炒めは鶏肉の皮を取り除いたものが使われているようです。
以前アーンドラダイニングでいただいたミリヤラコーディウェブドゥのような、スパイスなどで炒めたような印象。
鶏肉は割りとサクサクした食感なので、胸肉あるいは笹身のような部位を使用しているように思われます。
辛さも適度で美味しいです。

前回の生ラッサムとは変わったようで、トマトラッサムがありました。
割と王道なラッサムですが、トマトの尖ってない酸味が絶妙です。
スパイスや香草などもふんだんに入っていて値段以上の満足度があります。

そしてワダカリ。
個人的には初めて食べるメニューですが、ワダという豆から作ったドーナツ状のものを崩して作るカレーのよう。
一般的にはそのためのワダを作ってわざわざ崩し、この料理を作るそうですが、こちらでは料理にも出されているものを使われるようです。
豆が粗く挽かれているのでカリカリとした食感が小気味良いです。
これまた水分少なめに調理された料理で、カレーリーフなどもふんだんに入っていて風味が良く美味しい。

そして自家製のビーフンを使って作るインド麺なるものが登場。
調理の途中で小さくちぎれるので、一見バスマティでも使っていそうに見えますがそうではありません。
色づけにはターメリックなどのスパイスを使っているようですが、カレーリーフやマスタードシードなどで軽く味付けされています。
ところどころ入っている固くて小さな豆が妙に良いアクセントになります。
しかしビーフンまで自家製にされるとは驚きです。

この日はドーサが2種類ありました。
セモリナ粉を使ったものとエッグ・ドーサという、ドーサに卵を塗ったもの。
今回はエッグ・ドーサにしてみました。このメニューは他の方々も注文されておられたようで、さながらドーサ祭りのようになってました。

見るからにふわっとしていながら、もっちりとした印象。
付いているのは、白いのがココナッツのチャトニ、隣がトマトのチャトニ、豆が煮崩れるくらい煮込んだサンバルというカレーです。
片面に卵が塗られた形跡が見られ、風味も卵の香りがほのかに漂います。
ナイフで切ってみるとかなりもっちり。ほんとにクレープという印象のドーサです。
前回いただいたドーサのような、ふちがパリッとした食感ではなく、全体に厚みがあってもっちりした印象。
少しくらい時間が経ってもほとんど固くなりませんし、これでチャトニにつけたりしながら食べると非常にうまい。
ちなみに隣のマイレビュアー様はトマトチャトニがいたくお気に入りのようで、追加チャトニをお願いされていました。
サンバルは相変わらず絶品。都内でも指折りかと。

カレーで用意されていたのは、この日は幸運なことにマトンカレー。
6月では27日から29日までの限定だったようです。
ここにポリヤルという野菜炒めが2種とライス、パパド、ニンジンサラダが付きます。
通常はどうやら一皿に盛って提供されるようですが、この日は人数もいて一皿を2人ずつでシェアしたいという事情も考慮いただけたのか、個別に皿に盛っていただけました。

そしてこの日偶然残っていたマンゴーカレー。
何日か前の限定メニューだったそうですが、この日のランチにベジタリアンの方が来られる予定だったので作っておられたそうです。
それを我々のために残していていただいたようで。ありがとうございます。

マトンカレーは大きなマトンがごろごろ。
グレービーもマトンと馴染んでいて非常に美味しい。
こちらのお店ではカレーメニューも限定的なので、ちゃんと肉からグレービーを作っておられると思います。
これはいくらでも食べたくなるような衝動にとらわれます。
一般的には辛くする傾向の強いマトンカレーですが、あまり辛くするのは塩分も多くなってしまうというご主人の考えからなのか、辛さが適度に抑えられているのも個人的には良いです。
マトンという素材は、マニアを除いた一般的な日本人にはまだまだ受け入れられにくい食材だと感じていて、こういった土地柄だと尚更その傾向は強いのではないかと思ってます。
なのでそれが今回食べられたというのは非常にラッキーだったと思います。

マンゴーカレーは初めての感覚。
甘みと軽い酸味を感じるこのカレーはフィリピン産のマンゴーを使用されているそうです。
中にはマンゴーの果肉繊維がところどころ残っていて、ぷるっとした食感が面白い。
スパイスが果たしてどの程度入っているのかは分かりませんが、非常にマンゴーの良さを活かしたマイルドなカレーでした。
最初はマンゴーがカレー?というのもあったんですが、カレーという概念自体インドの方は持ってなくて、海外の人がスパイスなどの入った汁物などをまとめてカレーと呼んでいるに過ぎないと思っているので、こういうカレーもアリだと思いました。
先入観を持たずにいろいろと試してみると、新しい味覚を知ることができるように思います。

ちなみにお米はタイ米を使用されているそうです。
現地ではバスマティはビリヤニなどにしか使わないらしく、このような食べ方では使わないそう。
なのでそれに似たタイ米を使っておられるとのことでした。

そしてポリヤルとニンジンサラダ。
特に気に入ったのがなすのポリヤル。
辛味などはほぼ皆無で、何だかなすの煮びたしのような食べなれた味わいです。
これは気に入りました。

飲み物については今回は前回に引き続き、ジンジャーエールも注文しましたが、ソフトドリンクはラッシーとチャイ以外一通り注文してみました。
フレッシュレモンのソーダ割りは、砂糖で甘くするのと塩でソルティーにする2通りがあるようで、今回は塩でお願いしました。
レモンの新鮮な酸味と夏場に不足しがちな塩分の合わさった味は、何だか元気を得られるような気がします。

面白かったのはローズミルク。
牛乳にローズシロップとローズオイルを加えたというのをラージサイズで注文してみました。
ちなみにラージで出たのは初めてだそうです(笑)。
イチゴなどを使ったイチゴミルクなどのローズ版という優しい味わい。
元々個人的には甘党なので、この味は好きです。

酒を飲めない方にはラッシーだけ、という思いをしてほしくないというご主人のお考えからこういったものも充実させておられるようで、こういった配慮は下戸の方にも嬉しい限りでしょう。
横の方で度数の高い酒ばかりカックらっているマイレビュアー様にも聞かせてあげたいくらいです(笑)。

こちらのご主人ina(いな)さんは料理のことにとどまらず他のインド料理店のことなどいろいろとご存知ですが、そういったものを出し惜しみをされない方なので、お話していても非常に楽しい方です。
ちなみに前回のレビューで顔バレしてしまっていたので、レシピも素材も何でも教えるので、間違ったことだけは書かないようご注意くださいと言われました。
真剣にやっていればいるほど、間違った解釈が広まってしまうのは耐えられないのでしょう。
それはこちらのお店に限ったことではなく、他のお店にも言えることではありますけど。

きちんとした知識があって、現地のものを忠実に提供されたいというinaさんの料理、インド料理ファンなら一度は行っておかれることをお薦めします。
いろいろと勉強にもなりますし、何よりこのお店の魅力をもっと多くの方が知るべきだと思います。
そういう私も次回訪問の予約を早速取らせていただきました。
行く度にメニューが変わっていたり、その場に応じて作っていただける料理を食べていると何度訪問しても飽きることはないでしょう。
ちなみに可能な限り、平日が狙い目のようです。

また訪問させていただきます。
ごちそうさまでした。

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【初訪】2013年6月
未訪のお店の中でも特に気になっていたお店がこちらでした。
南インドが大好きな日本人のご主人が始められたお店なのですが、一際派手な外観写真がどうにも気になっていました。

私はいずれもやっていないので知らなかったのですが、FacebookやTwitterなどでは有名な方だったようです。
元ITエンジニアだったというご主人ですが、人当たりは非常に爽やかで話しやすい。
インド始めアジア系のお店を食べ歩くのが元々の趣味だったらしく、私が先日訪問したアチャラナータの店主さんとも友達だそうで、いろんなお店の話で盛り上がりました。

訪問は平日の夜オープンと同時に入店。
ディナーは、オープンが17時30分で20時閉店という営業時間のためか、お客さんは私を含めて3名のみ。
しかもうち一人は雑誌の取材のお願いを兼ねての食事だったようです。
でも客として勝手なことを言えるなら、このくらいの方が店主さんとのお話もできて楽しいですね。
ランチはどのような状態か分かりませんが、土日で何人もお客さんがおられるような状態よりは、可能な限り平日のこの時間帯に来られることをお薦めします。

まずは自家製ジンジャーエールをジン割にしてもらいます。
ちなみにお酒で割ると200円増しとなります。
自家製ジンジャーエールにはシナモンやクローブを加えたスパイス風味を備えています。
この絶妙なスパイス感がまた良いんです。
あまり同じ飲み物をお替りすることは無い私がもう一杯注文してしまいました。

そしてインドなオードブル三点盛り。
乾き物的なものではありますが、それぞれタッパーに入ってるところを見るとこれもそれぞれ一手間加えているようです。
スパイスライスパフはライス(バスマティではないそうです)のパフにフライドガーリックを合わせたもの。
スパイスの香りもさることながら、ガーリックの強い風味がまた素晴らしい。
ひよこ豆にココナッツをあわせたというものは、ココナッツのような甘いものではなく、おつまみという味わい。
料理名もうかがったんですが、忘れてしまいました。これも美味しいです。
マサラカシューナッツは文字通り様々なスパイスで和えたカシューナッツ。
こういうものは一品だけ注文しても量が多くて困るので、こうやって三点盛りにしてくれるのはありがたい。

そして変わり種だったのが生ラッサム。
いわゆるラッサムに火を通してないものらしく、暑くなってきたので、ということのようです。
冷製という特徴を活かすためもあってか、辛さはかなり抑え目に作っておられるのですが、この複合的なスパイスの旨味は素晴らしい限り。
王道のラッサムもよいものですが、暑い時期になってきたから、という気の利いたアレンジ、いいですね。

そしてドーサ。
米と豆を粉にしてクレープ状に焼いたものですが、サンバルという豆を溶け込ませた野菜カレーと3種類のチャツネが付きます。
チャツネはそれぞれココナッツ、グリーンチリ、トマト。
ドーサは周りがパリッとしていて美味しい。
特に旨いのがサンバル。
店主さんは淡々と会話しながら提供してくれますが、このレベルのサンバルは都内でも数えるほどしか味わえませんよ。
チャツネも単体で味わっても良いですが、混ぜてもまた良し。これも良いですね。

最後に何かデザートを・・・と思っていると、盛り合わせもできます、というご主人。
迷っている人には盛り合わせをお薦めするようです(笑)。
この店は多くのものがそうですが、このデザートも全て手作りだそうです。
ラヴァ・ケサリはセモリナ粉?を使ったプディング状のものですが、適度な甘さが良いですね。
パヤサムはナッツを炒めて、セモリナ粉の極細パスタを加え、牛乳や砂糖などで味付けしたものですが、インドのデザートでは牛乳やフルーツを使ったものがよりグレードが上らしい。
これまた適度な甘さで美味しいですね。
マンゴークルフィはああいう形状で出てきたのは初めてですが(笑)、なかなか美味しかった。
もっと滑らかな食感にされたいそうで、いろんな方にも聞いたりしたそうですが、あれは機械を使って常に攪拌しないと出せない食感だそうです。
確かにシャリシャリした氷の食感はありますが、この値段ならこれで充分だと思います。

最後に注文したマドラスコーヒー。
デミカップで出すものとこのようなフルサイズが選べるようです。
これ、かなり旨いです。
泡立ったミルクたっぷりのコーヒーという印象のマドラスコーヒーですが、これまであんまり飲んだことはありませんでした。
他のお店のレベルがどれほどのものか分かりませんが、これからはちょっと飲み比べでもしてみようかな。
これには結構力をいれておられるらしいのですが、なかなか出ないそうでご主人も嘆いておられました。
私もお薦めの一品です。

既製品を使うのもつまらないので極力自分で作ったものを出したいというご主人のお考えには大いに賛同するところです。
お一人でやっておられることもあり、そのための手間は相当なものだと推測されますが、それを惜しまないのが素晴らしいところ。
これこそ本当の良店だと思います。

いろんなお店にも行かれて人脈の広いご主人とのお話も楽しい限り。
ちなみに雑誌の取材の申し入れで来られていた方以外のもう一人は、偶然にも私が住んでいる阿佐ヶ谷の隣の荻窪に住んでいる同年代の方(笑)。
それがこういう遠く離れた店で出会うというのも面白いもので、新店のNICOや休業中のナーガルジュナ辺りを除いて、都内では大抵の名の通ったようなカレー店を訪問されたというその方と店主さん含めて3人で話が弾んでしまいました(笑)。

結局閉店時間の20時少し前に失礼したので、この日のディナーは3人だけ。
このくらいが楽しいと言えば楽しいのですが、やっぱりこのお店のためにもお客さんにはもっと訪問してもらいたいところ。
営業時間や立地上のデメリットもなくは無いでしょうが、でもあまり無理してもらいたくもないし・・・と悩ましいですね。

このお店は他には無い魅力をたくさん持ったお店で、個人的にはとても好きなお店になりました。
是非今後も機会ある度に訪問させていただきます。
ごちそうさまでした。

  • マイソール・ラッサム(200円)

  • イドゥリ(4個で1,000円)

  • 茄子の詰め物(150円)

  • ワダ(ワダ2個、チャトニ、サンバル付きで500円)

  • 緑豆のドーサ(750円)

  • カレーリーフペーストのチキンカレー(にんじんサラダ、ポリヤル2種、パパド、ライス付きで1,200円)

  • 夕顔のココナッツ・グリーンカレー(にんじんサラダ、ポリヤル2種、パパド、ライス付きで1,200円)

  • カレーに付くにんじんサラダとポリヤル2種(じゃがいも、茄子)

  • マドラス・コーヒーのフルサイズ(300円)

  • クルフィ(400円)

  • ピナコラーダ(700円)

  • 海老のココナッツ炒め(1,300円)

  • 魚カレーのセット(鯖、1,200円)

  • 豚肉のスパイス炒め(800円)

  • マサラワダ(450円)※メニューにはカリカリ豆のコロッケとの記載

  • アダイ&アヴィアル(750円)※メニューにはインドのお好み焼きとの記載

  • 自家製ビーフンココナッツ風味炒め(650円)

  • チェティナド・ラッサム(200円)

  • マドラス・コーヒー(デミサイズ、150円)

  • マンゴー・クルフィ(300円)

  • 昼間の鯵カレーのグレービーの残りをもらいました

  • エッグ・ドーサ(850円)

  • マンゴーカレー(手前、1,200円)、マトンカレー(左手前、1,200円)とセットの茄子のポリヤル(右奥)、ニンジンサラダ(中奥)、じゃがいものポリヤル(左奥)

  • トマトラッサム(200円)

  • インド麺レモンライス風(1,000円)を2皿に分けたところ

  • スパイシーチキンドライ炒め(800円)

  • ワダカリ(700円)を2皿に分けたところ

  • インドなオードブル三点盛り(500円)手前から時計回りにマサラカシューナッツ、豆のココナッツ炒め、スパイスライスパフ

  • カレーにセットのライスとパパド

  • パヤサム(左、300円)、マンゴークルフィ(右、300円)

  • こんなものもあります

  • スリランカのジンジャービスケット(一袋150円)

  • 自家製ジンジャーエール(500円)+ジン割(200円)

  • ハーブなどを入れた飲み物(確認中)

  • フレッシュレモンソーダ(500円)

  • ローズミルク(ラージサイズ、800円)

  • マドラスコーヒーのデミサイズ(150円)

  • ドーサ(750円)

  • 生ラッサム(200円)

  • デザート盛り合わせ(700円)左からラヴァ・ケサリ、マンゴー・クルフィ、パヤサム

  • インドなオードブル三点盛り(500円)手前から時計回りにスパイスライスパフ、豆のココナッツ和え、マサラカシューナッツ

  • 自家製ジンジャーエール(500円)のジン割(+200円)

  • マドラスコーヒーのフルサイズ(300円)

  • ワクワク感のある外観

  • 営業時間は月によっても変わるかもしれませんので、HPでの確認をお薦めします

2014/01/26 更新

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