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ラープ・ガイ
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カオクラパオカイダオ
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タップ・ワァン
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サイウア
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トムセップ
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ヤムタクライ
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ヤム・カイモッデーン 赤蟻の卵のサラダ
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サービスでくれたモミジ(鶏の足)のヤム
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竹蟲
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ジンロの抹茶割とジャスミン茶割
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ジンロのジャスミン茶割り
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カオクラパオカイダオを混ぜたところ
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浅草は浅草でも吉原に程近い、ディープな飲食店が点在するエリア。
ここに一際輝きを放つタイ料理店がありました。
店内はカウンターのみ僅か5席の小さなお店です。
タイのコラート地方出身のママさんがお一人で切り盛りされているようです。
ママさんは比較的日本語が堪能なようで、こちらの話もよく理解してくれるようです。
ちなみにコラート地方とは、タイの東北部であるイサーン地方の玄関口のような位置。
今回は予約してくれたマイレビュアー様の手配で、食事と飲み含めて一人あたり4,000円です。
何皿かはこちらの希望を伝えておられたそうですが、それ以外はママさんにお任せです。
ジンロがどうやら一本サービスで提供されるようで、これを水、抹茶、ジャスミン茶で割って好き勝手に飲ませてもらいます。
まずはタイ北部の料理サイウア。
いわゆるソーセージですが、黄色いのはターメリック(ウコン)の色です。
他にはバイマックルーの葉、レモングラス、カティーム(ニンニク)などが入っているよう。
これを一緒に提供されたパクチーと一緒に食べると刺激的なハーブが効いていて非常に美味。
肉の旨みも生きていて、見かけの印象よりも非常に楽しめる料理です。
そしてタップ・ワァン。
豚レバを半生にさっと湯通ししたサラダです。
山と盛られたパクチーが印象的。
バイマックルーとレモングラスが強烈に個性を出していますが、レバの質もよく美味しいです。
以前小岩で食べたものに迫るクオリティを感じます。
そしてヤムカイモッデーン。
赤蟻の卵とか孵化したばかりの蟻の幼虫を使ったサラダです。
タイの奥地では蛋白源として昆虫も食べるということですから、こういう料理も一般的なんでしょう。
ちなみにこの素材自体は現地では高級という位置づけのようです。
食用として繁殖させているのか、卵を見た印象はつやもあって非常に衛生的な感じ。
虫と雖も海老や蟹の類と考えれば食べられなくもないです。
食べた印象としては、クセもなく非常に食べやすい。
素材自体に目立った味は感じず、ほんとに蛋白源として食べるという印象です。
それもあってか、蛋白源の豊富なこの日本にあって、この赤蟻の卵にこだわる必要も逆に無いようにも思えました。
現地では貴重な蛋白源でしょうし、在日本タイ人が郷愁を感じるために食べるなら理解もできますけど、日本人が食べるとなるとやっぱり興味本位なんですよね。
面白い経験ではありましたが、いただくのは一度で良いかな、と感じたのも事実です。
豚の内臓で作ったスープ、トムセップ。
具はタン、シロ(小腸)、フワ(肺)、コブクロ(子宮)などの他、スジらしき部位なども入っているように思います。
ややレモングラスなどの酸味が強く出たスープはクセもなく非常に美味しい。
以前別の店で食べたものとは突出したものは感じませんが、家庭的な味という意味では上出来。
そしてヤムタクライ。
レモングラスのサラダです。
当然ながらレモングラスが具の中心とは行きませんので、メインには海老を選択しているようです。
でもって上にはサクラエビが大量にふりかけられています。
コラート出身の方ならば豚肉を使うものかと思ったんですが、これまでのラインナップに豚肉が多かったので気を遣ってくれたのかもしれません。
他のメニューに比べると傑出したものは感じませんでしたが、異なる海老の風味はなかなか良いんじゃないでしょうか。
カオクラパオカイダオ。いわゆるガパオです。
ただし今回はガイ(鶏肉)ではなくムー(豚肉)で作ってもらいました。
一見して分かる通り、挽肉ではなく薄切り肉を使っています。
ママさん曰く、良い肉を使っているので挽肉よりこちらの方が美味しいとのこと。
ママさんに混ぜてもらい食べてみますが、やや汁気多めのように見えながら混ぜてみるとご飯が汁をまとったことでちょうど良い具合。
ガパオ(バジル)の香りもちゃんと漂い、これまた質の高さを感じられます。
豚肉もご指摘通りジューシーで非常に美味しいです。
これまた素晴らしい一品。
そしてラープガイ。
今回はマイレビュアー様が砂肝などの鶏モツも入れて作ってほしいとお願いされていたようです。
見ると砂肝以外にもレバーも入っているようです。
火の通し加減が非常に絶妙。挽肉のみならず、レバーはレバーのベストな状態に仕上がっているように思います。
この料理は私が個人的に最高評価を付けているタイ料理店にも並ぶクオリティだと思います。
そしてサービスで作ってくれたモミジ(鶏の足)を使ったサラダ。
タイのものは予めほとんどの骨は取り除かれているようです。
これと白キクラゲを合わせて香草などとともに和えていました。
骨があると周りを歯でこそげとる感じになってあまり食べる部分が無いのですが、これならほとんど食べられます。
ところどころ骨も残っているので食べづらいと言えば食べづらいのですが、サービスだしこれはいいです。
そしてこれもサービスの竹蟲。
名前の通り竹の中にいる虫だそうです。
見た目は芋虫の細いやつのようですが、揚げるとピンと伸びるんですね。
周りの部分がちょっと硬くなっていて殻のように口の中に残るのが気になります。
味に特徴らしい特徴が無いようで、特に美味しいものでもないですが、これも良い経験になりました。
これだけ飲んで食べて一人4,000円きっかり。
非常に良心的なお店だと思います。
私が最高評価を付けている小岩のタイ料理店もそうですが、日本人向けの意識があまり無いせいでしょうか、味もさることながら値段やサービスも現地仕様な印象です。
やっぱりこういうお店にこそ本当の良店が潜んでるんですね。
味は他のタイ料理店に比べて傑出しているものの、香草使いでは調和を重視しているように感じました。
ミントやレモングラス、パクチーにセロリなど個性の強い素材を使いながらどれも大きく突出させることは無く上手にまとめているという感じ。
小岩のお店はどちらかというと遠慮無い香草使いで一種の芸術性を感じましたが、こちらは家庭の味と言えばいいのか。
でも非常に高いレベルにあるのは事実だと思います。
傑出した素晴らしいタイ料理店は例外なく不便な場所にあるように思いますが、これまた通いつめたくなる味でした。
ごちそうさまでした。
お誘いいただきましたマイレビュアー様、ご一緒させていただきましたマイレビュアー様、ありがとうございました。