imosaさんが投稿したマータラ(徳島/徳島)の口コミ詳細

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imosaの日本全国食べ歩(る)記

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移転マータラ阿波富田、徳島、二軒屋/スリランカ料理、カレー、パスタ

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/08 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

メニューに載っていないアペーキャーマは絶品

徳島に来たらここは外せないと思っていました。
今回の四国訪問で、事前にこの時期の営業をしているかどうか、唯一お店に確認をしていたお店です。

市街地からは徒歩でも30分程度はかかるような川沿いの一軒家のレストランです。
徳島駅辺りからはバスも出ているようですが、宿泊先が駅と店の中間くらいだったので歩いての訪問です。
レストランは1階だけのようで、2階は事務所あるいは自宅、もしくは大人数の宴会上などとして使用しているのかもしれません。
ランチ時はキッチンに2人のスリランカ人男性がいて、ホールも同時にこなしていました。
ディナーは更に日本人女性がホール専門として加わっての体制のようです。

ランチで訪問した時、店頭のボードに「アペーキャーマ1,500円」の文字が見えます。
「アペー」(私達の)「キャーマ」(食事)という意味だそうですが、どういうものだろうと思いメニューを手繰りますが、載っていない。
店員さんに聞くと、その料理の載った雑誌を持ってきてくれ、コレだと言うのでお願いしてみました。
ちなみに辛さが選べて、普通だと加算なし、中辛だと30円増し、辛口だと50円、激辛だと100円増しとなります。
どうやらグリーンチリを投入する量によって額を変えているようですが、そのためグリーンチリを使う料理ごとに選択が必要となるようです。

出てきた料理は、中央に短粒米が配置されパパダムが刺さっています。
写真では分かりづらいですが、イエローライスと言えるほどではありませんが若干黄色がかっているようです。
辛味を加えるためのペーストがその横に配置されます。スリランカ人店員さんは漬物と言ってました。

カレーは奥から時計周りに、ポークカレー、茄子、海老、ゴーヤ、キャベツ、ダルとなっています。
まず一通り一口ずつ食べてみますが、どれも旨い。
ココナッツミルクを使っていることは何となく分かりますが、モルディブフィッシュの風味は感じず、少なくともこの料理自体には使われていないように感じました。
あるいは隠し味として、非常に少量使用している可能性はありますが。
比較的スパイスの存在がよく分かる作り方のようで、クミンの香り、カルダモンの香りなどと個々のスパイスの風味を楽しむことができます。
辛さは中辛でもあまり気にならず、食べ終わった後に舌にヒリヒリする感覚がある程度です。

スリランカ料理は全てのカレーを混ぜて食べるのが真髄ですので混ぜてみますが、これが絶品!
複雑に絡んだカレーはまさにスパイスマジック。
スパイスに限らず素材の旨みも相まって、単品で楽しんでいた時より更に2段階、3段階上の味に変化します。
付いてきたやや酸味と辛味のある玉ねぎのサンボールを加えながら食べてもまた良し。
独特の変化も楽しむことができます。

これは感動しました。
常に用意されているメニューではないのかもしれませんが、あれば是非食べてみられることをお薦めします。

そしてチキンビリヤーニ。
これまた日本の米のようです。
炒めてある鶏肉入りのビリヤニの上には焦がした玉ねぎ、カシューナッツ、パセリなどがたくさん散りばめられていました。

食べてみると、これまたスパイスの輪郭をしっかり把握できる味ですが、それだけでなく焦がし玉ねぎやパセリ、ナッツの旨みが加わってきます。
この素材の組み合わせが実に良くてシェフの非凡なセンスを感じさせられます。鮮やかな味わいのするビリヤニでした。
一言でビリヤニと言っても、実にいろんなタイプがあるんだなぁと改めて思い知らされました。


更に夜の再訪時。
まずはギザという砂肝のスパイス炒め。
独特の料理かと思いきや、どうやら塩、胡椒あとは軽くジンジャーも加わっているように思いますが、基本この味付けです。
ビールのツマミとしてスタートするには良い選択肢だったかもしれません。

そしてスリランカ・オムレツ。
じゃがいも、玉ねぎ、ピーマンなどを細かく刻んだ具を卵でとじて、チリソースをかけているようです。
スパイスは特段目立ったものを感じませんが、チリソースのピリッとした辛さと卵の甘みがよく合います。
オムレツは南アジアの家庭料理を提供する店ではたまに見かけますが、レストランで出てくることは珍しいですね。
でもこの料理について言えば、充分レストランで出しても恥ずかしくないレベルのものだと思いました。
これは結構気に入りました。

デビルド・えび。
名前からして辛さを売りにした料理のように思いました。
これは思い切って辛口で注文です。
野菜と海老を炒めたものですが、案の定結構辛い。
グリーンチリもピーマンのような顔をしてあちこちに入っています。
単に辛いだけではなくて、甘みなども何らかの素材できちんと加えて作られているようです。

お店も推しているカリーボール。
じゃがいもとツナのコロッケなどと解説されていましたが、食べてみるとツナというのはモルディブフィッシュですね。
鰹節に近いものですが、これとジャガイモを練りあわせてコロッケにしているようです。
シンプルな料理ですが、モルディブフィッシュの食感と味がアクセントになってます。
このソースはどうもケチャップのような味。チリソースのように辛くはありませんでした。

最後にラワリヤというスイーツを注文。
ココナッツ繊維にパーム椰子の蜜を和えてクレープ状の生地に包んだもの。
更にパーム椰子の蜜を上から回しかけています。
インドのスイーツと言うと過度な甘みを感じることも多いですが、これは日本人にも合いそう。
スイーツが食物繊維というのも何か健康的で良さそうですし。

徳島訪問を決めた後にこのお店の存在を知ったのですが、この地で驚きのレベルのスリランカ料理をいただくことができました。
まだまだスリランカ料理は詳しくない私でもかなりのレベルにあるお店であることだけは確信が持てます。

この店の魅力を表現しきれない知識の無さがもどかしいところではありますが、今後関東でもスリランカ料理店をいくつか訪問して、いずれまたこのお店に訪問したときに今回見つけきれなかった魅力を発見することができるかもしれませんし、ぜひそうありたいと思っています。
それまでいろいろと勉強していきたいと思わせてくれるようなお店でした。
ごちそうさまでした。

  • アペーキャーマ(1,500円)中辛加算で30円追加

  • チキンビリヤーニ(1,100円)中辛加算で30円追加

  • ギザ(砂肝のスパイス炒め、500円)

  • スリランカ・オムレツ(650円)

  • デビルド・えび(850円)辛口加算で50円追加

  • カリーボール(400円)

  • ラワリヤ(350円)

  • ライオンスタウト(550円)

  • スリランカのココナッツウイスキー(ロック、500円)

2013/08/17 更新

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